9月12日の雑記。

体のメンテナンスをしてきた。愛車にオイルを補給してから健康診断と歯医者。
マウスピースを作ることになったぜ。
寝ている間の歯のくいしばりを防いで、頭痛解消できる(可能性もある)

頭痛はマウスピースで。
腰痛は靴に入れる中敷きで防げる(可能性もある)。
地盤がゆがめば高層ビルも歪むようなイメージかな。

昔から不思議なんだけど、注射1本も苦手なのに歯医者だけが怖くない。
子供のころから、みんなに見守ってもらって、終わると褒められる場所だったからかな。
けっこう痛い処置をされたはずなんだけど。

病院の待合室で読む用の本として「中学生棋士」を買ってきた。
待合室は図書館以上に読書がはかどる場所だ。
将棋を知らない人向けに書いてあって、
「この年齢で勝つことは、他の競技でいうとこのくらい凄いこと」
と、律儀にたとえてくれるのがいい。見知らぬ世界の頭脳戦で、eスポーツも連想する。

新スター・トレックはシーズン4に突入。じわじわ演出が豪華になって、面白さが落ちない。
連続のドラマやアニメを観る習慣がなくて、シーズン4まで観たドラマはこれと「ブレイキング・バッド」くらい。

ゲーム「フラットアウト4」は、いろいろ奇抜な要素を入れているけど最終的には
スタンダードなレースが一番面白いというのが、いいのか悪いのか。
オンライン対戦では今の時点では不具合が多くて、ヒット作だったら苦情メールがメーカーに殺到するレベル。

ただし、同時発売がNEWみんゴルだったため、オンラインを楽しみたい人はみんなそっちに集中している。
気付かれないうちに修正するのだ、フラットアウト!




熱く熱く推すマンガ、A子さんの恋人新刊15日発売!
作者のこだわりにより電子書籍では出てません。紙が似合う作風です。

あなたはカレーのために安定した職を捨てることができるか! 水野仁輔「幻の黒船カレーを追え」

インドで発祥したカレーは、どのルートで日本に伝来したのか。
サラサラだったカレーに誰がとろみをつけ、いつタマネギは飴色に炒められたのか。
そして、ヨーロッパでは根付かなかったカレーに、なぜ日本だけが反応し、独自のカレー文化に進化させたのか。

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仕事の傍ら多数のカレー本を出版した「カレー博士」の作者によると
「カレーの父はイギリス、祖父はインド」
イギリス人が、植民地化していたインドからカレーを持ち帰って、日本に伝えた。

インドから日本に伝える途中で、どうやらイギリス人はカレーに「ひと手間」くわえている。
カレーを気軽に作るためスパイスを混ぜて、カレー粉を発明したのだ。
だがその後、ヨーロッパ各地にカレー文化は根付かなかった。日本で「欧風カレー」という商品があるが、欧州に日本人が唸るようなカレーは存在しない。


では、日本にやってきたのは、どんなカレーなのか。日本最古のカレーレシピ「西洋料理通」から再現する。
まずい。絶望的にまずい水溶き小麦粉ぶっかけ飯。

まずくても当時の日本人がうまいと思ったのならいいが、具材に

<海老、鯛、赤蛙等ノモノヲ入テ…>


とある。
エビ、タイ、カエルなど。
日本人が初めて口にしたのはシーフードカレーなのか?
どうしてもこれが日本人の心をつかみ、150年間愛されることになる最初の一皿とは思えない。

カレー博士が明らかにしたいのは、「正しいカレー史」

ノーカレー・ノーライフの人生だった。カレーが多くの出会いをもたらし、人生を深みとコクのある味わいにしてくれた。
カレーの歴史が正しく描けないのは、自分が何者かわからないくらい我慢ならないことだった。

もし「西洋料理通」のレシピが、本当に日本に伝わったカレーなら、イギリスの古いレストランや高齢者もこれに近いメニューを知っているかもしれない。

周囲に無理を言って、ヨーロッパ各地でカレーの残り香を追う旅が始まる。
150年前の日本カレーのルーツとなる一皿のために。
(奥さんもいい迷惑である。)


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クーロンズゲートVR体験版で思い出す、ゲームをなかなか渡せなかった店員さん

YOUTUBE「クーロンズ・ゲート」オープニング

プレステで20年前に発売された「クーロンズゲート」がVR専用の新作になって帰ってくる。
体験版を遊ぶと、前作の記憶が蘇ってきた。薄気味悪い路地をうろつくアドベンチャーゲームだった。

ゲームの目的はダンジョンを攻略して風水を正すこと。
街の商売は異常に分業化されていて、「ねじ屋」がいる。
「双子」は離れていても意志が通じ合ったりできて神秘的な力を持っているので、双子の力を研究する「双子センター」があった。
ゲームオーバーになるとモノに変えられる。ゲームの序盤で好きな家電を聞かれて、敵に負けたらその家電になってしまうのだ。
僕の場合は扇風機だったので、敵に負けると古い扇風機がカラカラ回っている映像が流れて


「あなたは扇風機になりました」

VR機能で顔の向きを感知すれば、首振り扇風機にもなれるな。


ディスクも4枚組で、「朱雀ディスク」「白虎ディスク」とかだった。

買った中古ゲームショップのレジですでに、このゲームがなんかとんでもない気がした。
お金を渡しても、店員さんがなかなか渡してくれない。

見てみると、設定資料を集めた冊子が厚すぎるのか、ケースに入らないようだった。
前の持ち主が読みすぎてふくらんでいたのか、なんとか入れても、ケース全体につける「スリーブ」が入らなくて店員の兄ちゃんは四苦八苦しているのだった。

なんとか入ったけど、家に帰るとこんどはギチギチでスリーブがとれなくて開かない。
ディスクケースから表現欲がふくらんで弾け出しそうになっている。
やる前から「えらいものを買ってしまった」と脅えた。


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アマゾンの商品写真見たけど、やっぱりみんなケースが破損しかけてる、ていうかこんな怖い箱に入れなくても。



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今週の「新スター・トレック」感想とティーパックマン

シーズン3 
16話「アンドロイドのめざめ」

いやー、ぶっ飛んだ。「新スタートレック」シーズン3。
これまでアンドロイドのデータ少佐の「人間になるため人間がやってることを体験するシリーズ」はあったけど、

人間らしく楽器をやってみよう、
人間の笑いを学んでジョークを言ってみよう、
人間の感情を知るためシェイクスピアを演じてみよう、と来て。いきなり

スクリーンショット (11)

部屋で勝手に作ったこの子を連れてくる。

「なぜ事前に相談してくれなかった」
「子供をつくるのに、事前に艦長の許可を取っている人間はいません」


ジョークも、絵を描くことも、子育ても。
「人間が人生を充実させるために行うこと」で同じように認識していた。
全ての生命は子孫を残そうとするから、自分もアンドロイドなりに「子供」を作りました。
過去の経験からいって、健康な子供ができた報告をすると祝福されると予想していたようだ。

また、子供の異形感がすごくて感情移入しづらい!
「お人形」だったらほほえましい話で終わるんだけど、人間とアンドロイドの違いをデザインで「ドン!」と突き付けてきた感じ。
ロボットと友達のようになろうって物語はたくさんあるけど、こいつ愛せますか。

外見と役割を作り直して「介護ロボット」なら共存もできそうだけど、このまま子供が子供を製造していったら、ぶっちゃけ厄介。
人間は醜くても働いてなくても、殺していい理由にはならない。でもアンドロイドのスイッチ止めることには、それほど罪悪感がわかなそう。普段考えないことを考えさせられる。
アンドロイド親子の愛情のようなものを見つつも、じわっと恐怖も感じる。

子供はこのあと、自分で自分の外見と性別を選ぶ。
ゲームの主人公設定みたいに、無難に人間目線から感情移入できそうな人間の女の子を選んで、学校やバーを体験していくけど、やっぱりお父さんと同じで、人間より有能だけど人間になれず、生後何週目か何か月か、そのぐらいでもう生きる意味や自分の限界にぶつかってしまう。

スクリーンショット (12)
左側にいるのは、初期シリーズで黒人女性が主要メンバーになったのを見て大喜びした(らしい)ウーピー・ゴールドバーグ。


他にもデータ少佐回は印象に残るものが多くて、宇宙の悪徳商人に「モノ」として奪われ、現存する唯一のベースボールカードといっしょにコレクションされかけたり、

テレパシーで全ての思考を読み取ってしまう男に、「気持ちが入ってこない。静かで落ち着く」という理由で気に入られて、とてつもなく危険な旅に同行することになったり。

今、スタートレックデビューしたばかりだけど、数カ月前の自分に「アンドロイドつっても、単に白塗りの人が演技してるだけやん!」って笑われたらちょっとムッとする。




今週のキン肉マン「スペイン茶会事変!!」の巻
タイトル(笑)

こちらから無料で読めます

人気が盛り上がってからの新シリーズで闘う一人目がこいつって、やっぱり勇気ある展開だなあ。

今回はスノボを思わせる動きを見せるんだけど、この超人が初登場したとき、作者もデザインした子供も、スノーボードの存在を知らなかったはずだ。
今の時代までねばった。
ティーパックマンが、というかゆでたまご先生が。

スノーボードのまま突っ込むんじゃなくて、ワンクッション置いて新技に移行し、出尽くした感じで来週はお休み。
まだ沸騰するのか。出涸らしなのか。
インドが紅茶の国でもあるので、カレクックと共に、頭上に食いもん乗せてる奴同士の友情が見れるものと思っている。

ゲームから馬鹿がうつります。PS4「フラットアウト4」購入!

馬鹿要素に追突事故をおこされてプレイヤーの脳が汚染されるレースゲーム「FLATOut4」。
シリーズの名物要素が「衝撃を受けるとドライバーが車から飛び出す」ということで、馬鹿レース大好きな自分には無視できない一本。

最近、スカッと気持ちよく遊べるレースが少なくなった。
トレンドは「シミュレーター路線」と「オープンワールド化」。もしくはマリオカート路線。
車ごとの挙動や排気音の再現をされても自分にはわからないし、広大な場所を走れることでコースがわかりにくくなったりするのは、気持ちよくない。

そこで破壊系レースゲームの遺伝子を継ぐ「フラットアウト4」
「クレイジータクシー」とか「バーンアウト3」とか、超名作馬鹿車ゲーほどではないものの、充分気持ちいい。
急ブレーキを踏んで外に飛び出たドライバーでカーリングをやるとかの一発ネタに目がいくけど、ちゃんとレースが面白い。
コース中の壊せそうな壁や障害物はバキバキ壊して、派手なことをするほど「ニトロ」が貯まって高速走行。
追撃されて方向を見失っても、ボタン一つで復帰。

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これがオイラの相棒だ。エンジンかかるかな?


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いっしょに走ってくれるおともだちだ。仲良くなれるかな?


ツメの甘さを感じるのは、1レースが長かったり、売りのドライバー飛び出し要素の見せ方がいまいち。
フロントガラスが割れる音もしないし、いつのまにか車が人になってたみたいで。そこは、激しく衝突したら相手ドライバーが「黒ひげ危機一髪」みたいにポーーーッン!!で、飛距離のぶん特大ボーナスがもらえるぐらいにイキきってほしい。このシリーズのアイデンティティなんだから。

それでも、欠点を補ってお釣りがくる豪快なスピード感、やかましいロック、そして自然。
砂漠や森林を走り回ると、砂嵐とガレキのあとにキラキラした木漏れ日が迎えてくれる。
悪質な暴走をしながら自然の美味しいところだけ独り占め。ゲームでしか許されない快感。

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水面シパーッ!気持チィ!

自然の中を走るゲームはロードが長くなりがちだけど、かなり抑えられてる印象。
ヘッドホンで大音量で遊ぶと、快楽物質と馬鹿が脳に注入されていきますどくどくどくどく。危険キケン!
子供を進学校に行かせたいお母さんは買い与えてはいけません!

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行き詰まり感に説得力がある。いましろたかし「新釣れんボーイ」

いましろたかしの「新釣れんボーイ」に、エラー紙幣でいう「耳」発見。
作風とマッチしてて、これはいい耳だ、ちゃんと持っておこうと思った。

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作者本人をモデルにした漫画家「ヒマシロタカシ」の毎日の愚痴と病気、政治、故郷、エンターテイメント、猫。たまに釣りもする。

なんというか、研ぎ澄まされた脱力感。
なんというか、考え抜かれた何も考えてないようなセリフ回し。


釣り具は細かく描きまれて、興味ないことはざっくりした身もふたもない描き方。
貸しマンガ屋の「バキ」の背表紙のやる気のなさとか、作者が笑わそうとしているのかわからないけど笑う。



これは作者30代のころに描かれた前作「釣れんボーイ」1話。

スクリーンショット (13)


顔も環境も、独り言が長いのも、時の流れを感じさせる。「新」1話。
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部屋で飼ってるネコにマンガ論を語るシーンとか最高で、真面目に語ってるのにどうぶつしか聞いてない。
「ある夜 俺はヒマで福本伸行さんのインタビューをネットで観ていたんだ」
俺はヒマで、ってひと言いらないと思うんだけど、さぞヒマだったんだろうなあ。

作者自身の「ちょい自虐系」マンガはネットにもたくさん読めるけど、これは作者の年齢と、しっかり売れなかった経歴がある。行き詰まり感に説得力がある。昼飯代がちゃんと書かれていたり、金の話もリアルでつらい。

昼飯代に悩み、病院代に頭をかかえて、なんとか趣味の鮎釣りで解放される。
釣り具は意外と高い。
魚をすくう「タモ」なんて要は虫捕りアミの水中版だと思っていたが、粋な遊びのための道具だから、けっこうする。

スクリーンショット (14)


どの世界でもあるけど、趣味の世界で職人たちによって磨き上げられてきたこだわりアイテムはおもしろい。
ハンドメイドで軽量、魚を傷つけないように最先端の技術が使われている高級品になると3~5万円ぐらいする。

そのことを頭において読むと、最後にヒマシロ先生がやらかす「痛恨のミス」が、精神的にも経済的にも「痛く恨むミス」なのがわかる。
「持ち手が木で、もう生産していないタモ」
拾った人は大事に使おう。



二十世紀少年のアイデアの元になったと言われた「デメキング」
ボンボン末期に連載された「化け猫あんずちゃん」などが人気高め。

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8月27日の雑記 NETFLIX版デス・ノートに隠れて配信されたマリファナコメディ「ハイ・ライフ」

漫画原作の映像作品ってさ、キャストが似てなくても別にいいですよね?
映画作ってる側は、原作ファン採点のそっくりさんコンテストをやりたいんじゃなくて、映画作ってるんだよ。

そのことを強く思ったのが実写版「アカギ」で、あの時代に銀髪の少年ってもう不思議な奴じゃん。
相当オシャレに気を配ってる奴じゃないか、周りは誰も髪形に触れないのか、とか余計なこと考えてしまう。
むしろ「アカギ」を忠実に再現するなら、ぼっさぼさor坊主にした方が、作品に忠実ということなのでは…とか思ったけど…まあいいや。


ネトフリ版デスノート感想です。
物足りなかった。

シアトル在住の高校生ライトは、死神リュークに、名前を書いた者を殺す「デス・ノート」を渡される。
強大な力を持ってしまった高校生は、テロリストや誘拐犯を次々殺して「神」とあがめられる。

秘密を打ち明けた彼女とネット掲示板を見るシーンが一番興味深かった。
「こいつはこんな罪を犯しました!殺してください!」
ライト信者たちによって、ずらっと犯罪者たちの情報が書かれている。
正義のために片っ端から殺しちゃおう、ぐらいの勢いの彼女に対して、ライトは、いやいや…本当にそんなことをしたのかわからないし、簡単に殺していくってのも…と悩む。

ライトに対して、天才黒人探偵「L」と謎の東洋人WATARIが迫る。
この2人組のビジュアルが強烈。全身タトゥーと変な髪形のワタリが死神よりインパクトあって、「シャーロック」みたいにこのコンビの活躍ならもっと見てみたい。

「L」がライトに会うときの推理は頭脳的というか、笑ってしまうような推理で、
「こいつ、それだけのヒントでよく真犯人まで迫ったな!?」と。
一方的に強いライトを見るだけで面白くないからとリュークがヒントをくれるとかなら納得いくけど、
犠牲者は中継の死角で何かされたとか、検出されない新種の薬物を摂取したとか、常識的な可能性は全て飛び越えてデスノートの力を嗅ぎ付けてくるっていう。

単純に殺すだけから、応用編として行動を書き足したりノートを破ったりするまでも1本の映画の尺に収めないといけないので、ちょっと無理した印象。




実はデスノートと同日、まだ序盤しか見てないけどNETFLIXで強烈な作品が配信されたんです。
「ハイ・ライフ」というコメディ。
ネット配信でしかできない、医療用大麻販売を営む一家のホームコメディ!
おなじみの「HAHAHAHAHA」って笑い声の演出が入ってる。
英語と現地の空気を知らないので、面白さの何割も理解できてないのが悔しい。

題材的なアレなのか、日本版がなかった。
海外版トレイラー


スタッフをまとめるのは、日本人でいえば樹木希林みたいな強烈なかあちゃん。
かつて反抗の象徴として大麻を吸っていた世代。医師の許可さえあればマリファナを買える時代に寂しさも感じている。
(このへん、詳しい制度のことはわからない)

他、イラク戦争に参加した、明らかにアメリカ側じゃなさそうな元軍人、
「いわゆるアジア人枠よ」とメタネタをぶちこむ中国娘、
さらに、有名企業への就職を蹴ったエリートの息子が帰ってくる。

マリファナは合法になったから、ライバル店でひしめきあうはず、
うちみたいに昔から細々と営業している店は潰される、大規模なチェーン展開をしようと息子が提案して、家族で対立する。

「大麻を通じて権力と戦ってきた、自分が権力を持つ側にはなりたくない」
と主張するかあちゃんは、さっそく夫婦間のストレスがたまっている客を大麻で解決。

たまに奇抜な演出はあるけど、テーマの突飛さだけで始まった企画って感じじゃない。フルハウス観てるみたい。
海外でのドラッグと人の距離感みたいなのを学べそうな気もする。これは注目作。



アマゾンって、取り扱い商品なんでもいいのかよ。謎。

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細かすぎて報道されなかった高校野球芸人「サブロクモンキーズ」そうすけの四国アイランドリーグ挑戦記レビュー


元野球選手の杉浦投手。
またはお笑いコンビ「360°(サブロク)モンキーズ」杉浦そうすけの、独立リーグ挑戦記。
野球の話だけど、野球をしてない人の人生と重ねやすい一冊だ。



作者は「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の常連。
「ヴェー、ヴェー、ベーベーベー…」
と応援歌を口ずさみながら、往年の外国人バッターのモノマネをするネタで、番組では人気者になるが、ブレイクしないまま40歳。

子供のころの夢は野球選手で、全国制覇した翌年の帝京高校野球部で3年間をすごした野球芸人でもある。
だが、帝京では名門校の厳しい現実に、1軍にいることさえできず挫折。
卒業文集にこう書いた。
「入学のときはプロ野球選手が夢だったけど、今はお笑い芸人が夢になった。ガンバル。」

今でも芸人仲間の草野球では誰よりも真剣。甲子園で活躍する球児を見ると、憧れと嫉妬でつい熱くなってしまう。


そんなとき、独立リーグの存在を知った。
一般的にプロ野球と聞いて思い浮かぶNPB(日本プロ野球機構)とは別に、全国各地に独立したリーグがある。
今からでも、野球選手になれないだろうか? 考え始めると、自分にウソはつけない。
全力で挑戦して、夢にケリをつけよう。杉浦はテスト費用の20万円をかき集める。


2016年、四国アイランドリーグの「愛媛マンダリンパイレーツ」に入団した杉浦。
待っていたのは、過酷な走り込みと「駅のそうじ当番」。
練習の合間に清掃活動や少年野球のコーチをしながら、月収は手取り7万円。グラウンドが使えず、壁当ての音がうるさいと怒られた選手もいる。

去年までNPBで活躍していた選手も、甲子園で脚光を浴びた選手も、野球にしがみついて生きている。子供のころ憧れた野球選手はこんな生活じゃなかったはずだ。

そして苦労してマウンドに上がった杉浦だが、勝負にならない。1打席に人生をかけているバッターは、こんなにでかいのか。こんなに怖いのか。
球場に来てくれた観衆をがっかりさせるイメージしか浮かばない。
先頭打者にフォアボールを出す最悪のパターンで交代。


弱音を吐いた杉浦に、かつてドラフト1位で日ハムに入団した正田樹が声をかけた。
「バッターの方が絶対プレッシャー感じてますよ」

そうだ!
ここにいるみんなは、夢を諦めるかどうかの崖っぷちにいる。そこに一回り年上のお笑い芸人が出てきたらどう思うか。
「こいつの球が打てなかったら終わりだ」と思うはずだ。怖いのはお互い様だ。
たくさんのチームを渡り歩いた正田選手は「40歳・芸人」と戦うことがどれだけ嫌かわかっていた。


必死で強さを得ようと練習していたけど、最初から持って、コンプレックスだった「40歳・芸人」の肩書きが武器だったことに気付く。

野球選手を目指す人から見れば、芸人になることは回り道でしかない。
子供のころから芸人だけを夢見て専念していれば、今頃売れっ子になれたかもしれない。
だけど、回り道をしたから得た能力もある。経験できないこともある。


毎年、独立リーグのメンバーは毎年大きく変わる。
「自分はプロで通用しない」と受け入れた選手は退団して、野球と離れた人生を歩む。

もう二度と同じメンバーで野球ができない。
そう思ったとき、数試合しかマウンドに上がれなかった「おっさん球児」の目にも、高校球児たちと同じ純度の涙が光るのだ。


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「新スタートレック」シーズン3から一気に面白くなってくる説は本当なのか


25日のハリウッド版デスノート配信の前に、海に行く予定もキャンセルしてNETFLIXで新スタートレック鑑賞だ!

シーズン3に入って、2017年の世界情勢と重なるような「ロミュラン帝国」との一触即発の事態が続く。
制作環境が変わったのか、映像がリッチになって、1話ごとの深刻さが増した。


「守護神伝説」では、文明の進んでない惑星を調査中に、ワープする姿を見られたクルーが神と勘違いされる。
異星の文化に干渉しない方針なのに、このままではやがて宗教として確立されてしまう
神って、ほんとは見間違えひとつが起源かもよ?って宗教に対する皮肉も入ってて面白かった。


緊張状態にある「ロミュラン帝国」関連のエピソードは、よく1話にいろんなテーマ詰め込むなあって感心する。

敵対していた「ロミュラン」から亡命してきた兵士が、
「我々はお前らに大規模攻撃を仕掛ける予定があるから、今のうちにロミュランを先制攻撃しろ」
と情報をくれる。
だけど、もし嘘ならこちらが条約を破ることになる。相手に反撃させる口実を与えることになる。

さあどうする?この亡命してきた奴は信用できるのか?って話なんだけど、ロミュラン星人がシーズン1からずっと感じが悪いのが、ここにきて「効いてくる」。
傷の手当をしても悪口を言うし、出された酒を口にして、食べ物を自動的に作るマシンの性能が劣ってるとか、ひとつひとつ悪口を忘れない。

うわー!こいつめんどくせー!
とは口に出さず、他民族ともわかり合える日が来ることを信じる。

しかし、亡命してきた男の経歴を調べると、単なる一兵士ではなくて、過去にけっこうな数の命を奪ったことがわかるし、追求しても
「初めて子供の笑顔を見て、平和を願うようになった」
とか、正しいようなことは言うけど証拠はないし、やっぱり感じ悪いし(笑)こいつの処遇をどうしたもんか、最終的には艦長のピカードに全て委ねられてるんだけど、
芸術を学ぶアンドロイドとか、元々好戦的だけど冷静に振る舞ってきた民族とか、テレパシーを使える種族とか、
各クルーがそれぞれの立場から意見してくる。

積み重ねてきたエピソードが効いてきた。



プレミアがついていた「ハード・コア」実写映画化により再販。原作者はオールドボーイの人ですよ。
クレイジージャーニー高野秀行回は、人生で初めて仕事として文章を書いた回なので思い入れ有り。買いましょう。買いましょう。

あえて2DシューティングにこだわるHousemarqueの「マターフォール」を一通りクリアして

Housemarqueというゲームメーカーがある。
PS4の発売と同時にダウンロードソフト「RESOGUN」を配信して一躍有名になった。

PS4に期待されていなかった横スクロールシューティング。
「次世代機に、時代遅れのグラディウスみたいなのがあるぞ」と失笑気味の中、配信されたRESOGUNは傑作だった。

「弾撃って敵倒す」だけでも、丁寧に作ればここまで気持ちいい。
音も、振動も、敵が破壊されるときに粉々になって飛び散る表現も、ハイスペックマシンの性能をちゃんと使ってる。基本ルールはファミコン時代から大して変わらないのに、最新の機能を取り入れた最新の快感。

敵の攻撃を避けつつ、たまにいる人間を救助するとボーナスになる。
一度に多くの人を救おうとするとリスクが大きくなる「プロテクターモード」はシューティングゲーム史上有数の出来だと思う。ハイスコアを目指すほどややこしいことを要求されるルール設定が秀逸。


その後「ALIANATION」「Star Strike Ultra」が配信されて、
待望の新作「MATTERFALL」が1620円にて配信されて、一通りクリアしたところ。

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この人たちが作るゲーム、毎回似てるんだ。
横スクロールになったり、戦闘機が人になったりはするけど、荒廃した未来が舞台。
連続して倒すとスコアの倍率が上がって、敵も味方もやられるとコナゴナになる。最初は驚いたコナゴナ表現だけど、今は「おっ、お約束のやつ来たな」ぐらいの喜び。

毎回、生存者を助けるとボーナスが入る。
敵を倒すより人命救助のほうが「いいこと」とされている。このあたりが憎めない。

新しい要素としては、「マター」なる物質をまいて足場や壁を作れる。

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右上の青く見える場所にマターで壁を作る。
通り抜け不可能に見える大量の敵がいる中でも、マターで壁を作って通り抜けたり、レーザー光線が迫ってきてもマター壁で防ぐ。

あと、L1で敵弾を無効化できる。ときに空中ダッシュしながら敵に突っ込んでマヒさせる。
ロックマンの精神的続編「マイティNO.9」を思わせるアクションだ。

相変わらず気持ちいい瞬間はある、平均以上のクオリティはある。
一見無理な敵の攻撃を、慣れるとパズルのように手際よく防いで、少ないライフを維持して突破できる。
ただ、マターで壁を作れる場面が限られていて、操作が複雑になった割に、それに見合う快感がもたらされないというか。
全体的にごちゃごちゃしていて、お得意の敵が砕け散る描写も、画面のごちゃつき感に拍車をかける。

ずっと70点ぐらいの面白さはあるのに、
「RESOGUNで90点取った子なんだからもっとすごい展開があるだろ、もっとできる子だろ!」
と思ってるうちに終わってしまった。

ロード時間中に設定の解説とか入れればいいんじゃない、とか
クリア時間の速さを求められるのに、人が隠れてるから寄り道をして人を探すことになる。どっちかにして、とか
カメラ寄りすぎのエリアとか、ちょっと残念。

ただ、次回作があれば絶対発売日に買うし、相変わらず期待してるけどね。1回傑作を作っちゃった「できる子」なんだから。




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