勇者ああああ「ムジュラとリンダと愛と嘘」の巻

テレ東放送地域以外でも無料で観れます。6月2日まで
勇者ああああ

あの短時間で「リンダキューブアゲイン」の購入報告ツイートを多数見た「勇者ああああ」最新回!大変面白かったです。

司会は、切れのいいツッコミの平子と、芸能界最弱派閥、恐怖の酒井軍団を従える酒井。
新企画「ゲーマーの異常な愛情」では、「リンダキューブアゲイン」と「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」を愛する芸人が、魅力を一方的に語る。
ポケモンの解説が速く、理解が追いつけないほどのヤマグチクエストと、
酒井軍団の刺客、ごりあて柿本。このギャップ!

コメントではヤマグチが絶賛されてたけど、柿本のポンコツ解説は、なんだかんだで今から「ムジュラ」をやれば
「ああ、これ伝えたかったんだ!」
ってわかりそうな気もする。
ふたりに好感を持てたのは、嘘の無さが伝わったからかなあ。

MCのツッコミも的確で、
咲山しほとのグダグダなゲーム対決でも、さりげなくコメントを入れて
「視聴者の皆は、ヘタだなー、盛り上がらねー、とお思いでしょうが、われわれもわかった上でやってますよー」
ってことを補足していた。
「スピッツのPVのほうがマシ」「イオンモールの初売り」は良かった。

つまり、初回以降ちょっと・・・な回も多かった勇者ああああ、今回はぜひ、ということです。

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PSVRの「THUMPER」は未来っぽい

金属ハネムシが疾走する。
金属の虫のような何かが疾走する。

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PSVRで配信中の「THUMPER」は、未来っぽいゲームだ。

1995年に生きる少年に、
「こんにちは!僕は未来から来た2017年の君だよ、証拠にこれが未来のゲームだよ」
とボンバーマンRを出したら信じてもらえず逃げられるだろうが、このゲームを遊んでいる姿を見せても逃げられる。

海外レビュー動画

VRゴーグルをかぶると、レールの上を駆ける一機の昆虫になる。
金属のような光沢の昆虫型のなにかが、凄まじい速さで走る。重低音がずっと響いている。

リズムに合わせて光る床が迫ってくるので、踏むと同時に×ボタンを押す。
カーブする場所では左右にスティックを入れる。
タイミングよく×ボタンを押す、シンプル、かつ超高速、レースのようなリズムゲーム。
超高速で移動するけど、背景がなく、スピードが変化しないのでVR酔いは起こりにくい。


だんだん難易度が上がり、ボタンを押すだけか、押しっぱなしで障害物を突っ切るのか、
瞬時に判断してレールの上を駆けることができるようになる。

反応速度ギリギリでボタンを押す。
限界ギリギリで対処しているところにさらに負荷をかけ、ギリギリのスレスレをいくと、無心になる。

プレイしている姿も、ゲーム内容も「洗脳」っぽい。
まばたきも忘れた機械になっていく快感がある。
金属ハネムシは俺だ。


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「最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション」感想

「水曜日のダウンタウン」で、TSUTAYAで開店以来借りられてないDVDとして紹介された作品。

「最後の1本 ペニス博物館の珍コレクション」
をNETFLIXで鑑賞。ネトフリはモザイクがなく、万人には薦めづらいが大変おもしろかった。


部屋中にペニスがホルマリン漬けにされ、猟師が鹿の首を飾るように壁に飾ってある。
強烈なインパクトを放つアイスランドの隠れ名所、ペニス博物館。

異様な建物の主は元教師。人にものを教えること、驚かせることが大好き。
タブー視されていたことをつきつけ、生物の凄さを教えたい気持ちからコレクション開始。
家族に「捨てろ!」ではなく「博物館にするべき」と言われてこの奇界は誕生した。

虫メガネが必要なものから家具並みのものまで、展示物は揃ったが、博物館の完成には最後の1本、
人間のペニスが無い。
生前に約束が必要な上に、閉鎖的な町で後年まで噂になるのは嫌だと、誰もが断る。

そこにアイスランドの90代の冒険家と、60代のアメリカ人、
「提供してもいい」と申し出る男が同時に現れた。
記念すべき展示にふさわしいのはどっちだ。


冒険家の男性は、若いころから破天荒な人生を歩み、各国の女性を抱いてきた。
死後もこのように保管してもらえるのがふさわしいと喜んでいる。

アメリカ人のほうは若く、エルモと名付けた自分のペニスが大好き。
エルモを世界一有名にしてあげたくて、展示のほかに「メディアミックス」を考えている。


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僕のエルモを主人公にした漫画を、ユーモアのある漫画家に描いてもらいたいんだ…
本体から分離して、ヒーローになって活躍するんだ。

コスチュームはこんな感じで、飛び回るから靴はないんだ…。
自分が死ぬのを待たなくても、性転換の要領で手術して、エルモを寄贈してもいい。
その際は星条旗を飾ってほしいんだ…。







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「付き合いきれません」

毎日毎日届く「エルモ」の展示案にあきれ気味の館長。だが、すぐ提供してもいいというのは好条件だ。

冒険家のほうの候補者は90を越え、さすがにサイズが小さくなっている。
アイスランドの民話では、旦那のペニスが12.8センチないことで夫婦仲が悪くなる話がある。
もし、それ未満の大きさなら展示物としてふさわしくないのではないか。


3人はどのような結論を出すのか。
驚愕のコレクションはもちろん、映画全体を通して変わり者たちへの愛情が溢れて気持ちいい。
価値観のぶっ飛んだ人を見ると、日常の悩みがどうでもいいことに感じられる。
誰もレンタルしてないまま終わるのは惜しい1本だ。


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「字が汚い!」新保信長





第一章の内容が全部要約されて表紙に書かれている。
「何というか、筆跡そのものが子供っぽくて拙いのだ。」

「東大出身・50代」の肩書きと自分の字が合ってない。
ここぞという場面で、いい感じの字が書きたい。
(今の時代、直筆が求められる場面は、だいたい「ここぞという場面」なのだが)


知り合いの編集者に頼んで「六甲おろし」の歌詞を書いてもらって、字のバランスが悪いと
「バントとか失敗しそう」
と批評したり、

有名人、政治家、犯罪者の文字を見て、字は性格を現すのか観察していったり、80年代に流行った丸文字のルーツを探したりと、あんがい巷にあふれている直筆の文字についての一冊。


ここで調べられた範囲での話だけど、女性のほうが字がきれい。
笑うような汚い文字は全員男だ。
取材をすると、子供のころに他の子の文字を見てマネしたとか、いじめられている子が丸文字を身に着けてコミュニティに加わろうとした話が出てくる。
男子はそもそも授業中に手紙を回したりしないし、他人の字を意識することが少ない。

本作で、政治家より小説家より美文字の使い手として紹介されるのも女性。
連続不審死事件で拘留中の木嶋佳苗だ。
ブログに掲載されている字も文章も、美麗で上品な女性をイメージさせ、著者は「明らかにペン字を習っている」と分析する。
今は違うけど、初期「日ペンの美子ちゃん」も、きれいな字は異性の印象を変えるとアピールしている。

文章と書き方に関する部分もおもしろい。
同じ人が同じ題材について書こうとしても、直筆とパソコンで違う文章になる。絵を描くときにペンと筆では違う絵になるように。

服役中にひたすら文章を書くことでプロになった作家もいるらしい。
字が汚かろうが面倒だろうが、もう一度直筆を試してみたくなり、見つけたペンはタッチペン!3DS用の!タッチペン!
こんな思いをさせた時点でこの本の勝ちな気がする。

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PS4ダウンロードゲーム「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」は廃墟好き必見


アートとゲームの中間を進むジャイアントスパロウの新作「フィンチ家」
購入時には原題「WHAT REMAINS OF EDITH FINCH」だったが、ダウンロードしたら日本語になった。

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家族が次々と怪死したフィンチ家に、生き残りの娘が帰省する。
グロテスクに増築された実家を、主観視点でうろうろ。
放置されたままの本やおもちゃから、祖先たちの最期を追体験する。

子供が死ぬ瞬間を「本人の視点」で体験する。主観視点が生きるのは戦争ゲームだけじゃないのだ。
おだやかな最期に見えても、客観的に見れば痛々しい事故。
悲劇でも本人にとっては、幸福感で満たされていたかもしれない。
一族の死は、呪いか、事件か。視点が限られていることで想像力を生む。

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せいくらべをした記録が、ひとり途中で止まっている。

無人の屋敷を探索するだけのゲームで、一通り終えるまで2,3時間。
退屈になりがちだけど、ところどころで気持ちいい瞬間も残しているのがいい。
隠し扉への入り口は「バイオハザード」の仕掛けみたいだし、
メッセージの表示のされ方、消えかたひとつまで凝ってて楽しい。

そして場面がジャンプするたびに
「次はこの人の視点か!」って驚かせてくれる。

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日本の伝奇小説にインスパイアされていたと聞いていたので、この表現は驚いた

最後に犯人が明かされるミステリーでもなく、
怖さはあるけどホラーでもない。
生前の住人が生活していたのを想像する、いうなれば
「ジャンル:廃墟探索」の楽しみだ。

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突然配信されたPSVR「GNOG(ノッグ)」で好奇心の扉を開けよ開けよ開けよ


宇宙に散らばる我々の頭を開けよ開けよ開けよ(残響音)
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PS4のダウンロードソフト「GNOG」が予告もなく突然配信された。
VR対応で、ゴーグルをつけてプレイするとよりドラッギー。
パズル要素で疲れてくるかもしれないのでTV画面で普通に遊んでもいい。

「宇宙に浮かぶ箱を開けていくゲーム」。

宇宙人の頭なのか、神の作りしオーパーツか、とにかく箱のようなものが次々と現れる。
メッセージも設定も何もわからないまま、プレイヤーはボタンやスイッチをいじって、
「ここを押すと光るな…」「このツマミがこれで…」
と、手探りで仕組みを解明していく。

ひっくり返したり、ここボタンじゃん!動くじゃん! なんてやって、全ての仕組みを解明すると、
パッカーン!と箱が開いて、なにか薬物中毒者の幻覚みたいなものが一面に広がる。
VRモードだと、より一層臨場感がある瞬間だ。

連想するのは、幼児向けの玩具でボタンとかいっぱいついた、なんていうか、謎のブロック。かたまり。
こういうのあったな…と。

VRモードの「この世にオモチャと自分しかない空間」は、子供がオモチャに夢中になっているときを再現したようでもある。
自分の場合は、小さいころにラジカセや電子レンジのツマミをいじるのが妙に楽しかったのを思い出した。

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ドキュメンタリー映画「くすぐり」 「くすぐり我慢大会」の真実を知ろうとする者に社会的な死が迫る。

NETFLIXで配信中のドキュメンタリー映画「くすぐり」

すごい奇妙なもの観た。
奇妙なものを観た…!


「くすぐり我慢」なる競技が存在する。
参加できるのは男性のみ。手足を固定されてこちょこちょされ、どれだけ我慢できたかネットにUPされる。
高額な賞金の出る「くすぐり我慢大会」まで行われている。

いかにも海外のバカなユーチューバーのノリだ。

この映画の監督であるニュージーランド在住の記者は、軽い気持ちで
「くすぐり我慢大会」に取材を申し込んだ。

ところが、主催者の女から強烈な罵倒メールが返ってくる。
他の参加者に話を聞こうとしても、みんな口を閉ざす。
なんだこれは?
競技のゆるさに比べて何かヘンだ。


やっとのことで取材に応じてくれる男性を見つけ出し、「くすぐり我慢大会」の裏が語られる。

家族の闘病で貧しかった彼は、学生時代に「くすぐり我慢するだけで1000ドル!」の話を聞いてすぐ飛びついた。
撮影になって、始めて手足を拘束されると聞いて、「おかしい」とは思ったが、カメラの前で男たちにまたがられ、全身をくすぐられる様子がネットに上げられた。

軽い気持ちで参加して、後で動画削除を願うと、
脅迫、家族への暴露、職場への大量のメールや動画送信、裁判…徹底的に報復される。

若者向けのバカなイベントのふりをした「くすぐり我慢大会」は「屈強な男がくすぐられる様子フェチ」たちと繋がっていた。
大会の黒幕は莫大な資金を持ち、法律やコンピュータにも詳しい人物のようだ。

そして「くすぐりビジネス」は、正体を隠したまま貧しい地域の若者たちに向かっている。

くすぐり大会の真実を口にしたものは、社会的に死ぬ。
取材していた記者にも海外から弁護士軍団が訪れ、職場も圧力を受ける。
圧力に屈するか、黒幕の正体に迫ってカメラの前に引きずり出すか。


体のどのパーツにもフェチはいて、どのしぐさが好きって人も否定しないけど、
たとえば遊びのつもりで「踊ってみた」動画を、何年も性的なものとしてコレクションされていたとか、今後いくらでも増えそう。
ちょっとしたおふざけから、どんどん連なって出てくる奇妙な世界。

大人の感覚からすれば、バカなことやってるからだ、自業自得だろ、と思ってしまう。
だけど、よく自分の子供時代とかを思い出せば、公開されて嫌なものは絶対ある。残さなくて良かった奇行は絶対ある。
自分の世代なら、布団のなかで「何やってたんだ俺は~!」ってジタバタして終わりだけど、今はそれだけじゃ済まない。

自分含めネットに何か上げている人はもちろん、カメラを向けられた現代人みんな被害者になりうる。
ずっと見えない手でくすぐられているようだった。

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PS4「フリントフック」レビュー

商品説明ページ

全方向攻撃可・時間の流れをコントロール・フック移動・壁ジャンプ。
さらにダメージ軽減・攻撃範囲増加・回復力アップ。
下品なラーメンみたいに特殊能力を重ねて重ねて、覆面宇宙海賊・主人公フリントフックが悪党から「ムゲンリャクダツ」。

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PS4ダウンロードソフト「フリントフック」1500円。
L2ボタンを押してる間だけ時の流れがスローになるので、R2のフック移動と合わせて、超テクニカルなプレイが要求される2Dアクションゲーム。

さらに、空きブロックが許す限り特殊能力を追加できる。
ほんの1センチ弾が遠くまで届く、1秒ほど時間停止、
撃った弾がバウンドする(シチュエーションによっては超おいしい!)
どれをチョイスするかでプレースタイルが変わる。

対抗して敵の武装も盛りまくりの両軍チート合戦。
前後左右に針とノコギリ、レーザーが飛び交い、敵たちが数に者をいわせて攻め込んでくる。
理不尽なステージ構成を、その上を行く無茶な能力で乗り切る!

画面中央の敵がレーザーを撃ってくる。
射程無限の時計の針みたいにぐるぐるレーザーが回るから、こっちも時間をスローにして、レーザーより速く敵の回りを飛ぶ!
着地地点からトゲ!横からも砲撃!避けまくりながら攻撃も叩き込む。他のゲームのキャラなら死んでたぞ!

BGMが「ジャカジャカジャー!」から、一転して「ズンチャズンチャズンチャ♪」
急に楽しげになる。メリハリが抜群。

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さらに大胆にも、本編で文章による説明を排除。
レアアイテムを手に入れると、本編では説明されない設定が明かされていく。
操作している「フリントフックとは何者なのか」の時点で、アイテムを集めて考察していくしかない。

随所の言葉のセンスもいい。
最後の宝箱からフエを見つけて自分の船を呼び出す。
「キュッキュッキュ! なんとビュリフォな音!」
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ステージクリアしたときに「ビュリフォな音!」

トロフィーの名前「シルバー・ムゲンリャクダツ」とか。
元からいいのか、翻訳の架け橋ゲームズがいい仕事してんのかは不明。

ところでトロフィー欄を見ると、どうやらこのゲーム、果てしない。
(一応の)ラスボスを倒しても、果てしなくこちらをいじめ抜くモードが準備済み。
指先と脳ミソはキャパ越え寸前だ。
駆け抜けろ。かいくぐれ。駆け抜けろ。

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「ハードコア」面白いらしい。というか、ちゃんとした映画だったらしい

Bad Motherfucke
バッドマワーファッカーのMV。激しくはないけど暴力描写あります。

FPSミュージックビデオです。
一発ネタに終わらず、鏡の部屋で一斉に敵が出てくるとか、細かい工夫も。

ミュージシャンでもありゲーム大好きな男は、自分の曲にこの映像を作って、
さらにこのMVを公開して資金を集めて、現在公開中の全編FPS風映画「HARDCORE」を作った。

「パンクバンドやってるFPS好き」だけで、
ははあ、さては気の短いやつに違いない、と偏見を持ってしまいますが、
何年も研究して、主観視点の映画を成立させるための見せ方にこだわって、ゲームオマージュも入れて・・・
誰がどう考えても一発ネタだと思われていた「HARDCORE」、真っ当にアクション映画として評判いいそうです。酔った人を除けば。

なんだか元気が出る話のような気がしたので紹介してみました。

NETFLIX「伊集院光のでぃーぶいでぃー」レビュー 負け犬たちの善意に打ちのめされる、バラエティー版カイジ!もしくはダークナイト!

伊集院光が企画・制作したオリジナルDVD「伊集院光のでぃーぶいでぃー」シリーズがNETFLIXで配信中!
どれもDVDの容量ギリギリの分量で、低予算を感じさせない力作。

1「だるまさんが動いたらみんなバラバラの巻」

伊集院が、オーディションで選ばれた若手芸人に意地悪なゲームを仕掛ける。

部屋に案内された参加者たちは全員5個づつ「だるま」を持っている。
時間が来るごとに、他の出演者に匿名でだるまを送り付けることができる。
最終的に多く持っていたら、2作目に出演できない。

長年売れない芸人がやっとつかんだチャンス。
最初は「何もしないでみんな出演しよう」と、みんな静観するが、伊集院がインタビューして回り、不安をあおっていく。

印象的なのは終盤で動いた芸人「田代32」。

お人よしだが、40になっても売れる兆しがない彼。
チラシ配りのバイトをやったのに、給料未払いで逃げられたことを告白する。

田代が気になっているのは、ブレイク前の「バイきんぐ」小峠。
ともにバイト生活。ボウズ頭。キャラがかぶってる。
恨みはないけど、こういう所で人を蹴落とせない性格だから、つらい目を見てきた。

そして序盤から用意されていた「裏ルール」が参加者たちをパニックに。


2「酩酊ドミノハイパー」

カウンセリング必要なレベルの酒乱を集めて、ドミノをやってみよう!
おとなしい芸人が豹変して、年齢差のある先輩にバシバシ暴言を吐く。
「上下関係の厳しい世界でそれはダメ! 特に、長年くすぶってきた先輩相手にその発言、絶対ダメ!」
って展開が続き、ついに手が出る。
のりが「うわああっ…!」と腰を抜かさんばかりにビビるあの瞬間。怖いもの見たさで中断できない。


3「ラジオの魅力に迫りまSHOW!」

みんなで架空のラジオにネタ投稿をして、誰のハガキが読まれるかを競う企画。
現「メイプル超合金」の安藤なつが参加。
大喜利番組としても面白いけど、伊集院本人も参加することで、だんだん真剣な空気になっていく。

25年ラジオDJの伊集院は、大勢のハガキ職人のネタを審査する立場。
何千何万とボツにしている、「書く側」の苦労を目の当たりにする。
もし自分が面白いハガキを書けなかったら、ラジオDJとしての地位も自信も失うことになる。

伊集院が「本気で書いた悩み相談」は、作り話なのに、読み上げただけで涙する参加者も。

4「裸・裸・裸フィッシィングの巻」

昔ならOKだったテレビの悪ふざけを、あえて今やってみる!
チームに分かれて釣り船に乗り込み、魚を釣った数だけ相手チームの服を脱がせることができる。
2月の寒さの中でどこを観ても裸が暴れる、最強に頭の悪い企画。


5「ノンアルコールドミノ毒入りの巻」

ドミノと人狼を組み合わせたようなゲーム。
みんなでドミノを完成させる企画だが、中にいる3人の「裏切者」は、途中でドミノを倒した数だけ賞金がもらえる。

ミスなのか、わざとなのか。
途中で参加者を別室に送る追放選挙を行いつつドミノを進めるが、参加者が少なくなると時間内に完成できない。

完成に近くなるほど、「ここで一気に倒されたら終わり」の心理が働く。


6「体内時計でぴったんこの巻」

時計を使わず、それぞれのやり方で3分間を計測。
オーバーするとそれぞれの私物を台無しにされる、シンプルな企画。
優勝賞品は「吉野家牛丼100杯サービス券」
大喜びするみんなに、普段の苦労が感じられる。

バイきんぐ、安藤なつ、現「だーりんず」小田、オテンキ他、
伊集院のラジオを聞いているとよく出てくるメンバー総出演。

しかし、ルール決定後に、とある私物がシャレにならないほどの宝物だったことが判明。
プレッシャーでますますおかしくなる体内時計。3分ギリギリのミラクルを起こせるか。
全巻通してだけど、くせ者揃いの中で奮闘する「オテンキ」3人の好感度が上がる。

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特に好きなのはだるまさんとドミノシリーズかなー。
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