マイナーRPGの雄がその意地を見せた。メタルマックス4

子供のころ好きだったバンドが再結成!とか、好きだった作家さんが十数年ぶりの新作!とかいうニュースを聞くと、おお、とか思って一応チェックはするものの、生み出された作品の評価は
「年齢を重ねても、若いころのパワーをホウフツとさせるなかなかのデキだった」
ぐらいで、なかなか過去の衝撃を越えるものって出てこないじゃないですか。

オリジナルスタッフが再結成して、これまでにないほど苦労して作って、文句なしの最高傑作って凄いよ。
文句なしというのはウソだけど、完璧に磨き抜かれた作品より、多少の荒も魅力になってる作品のほうが好きなんだ。
メタルマックス4は戦車の改造とか賞金首の魅力ばかり語られがちだけど、登場する建築物のデザインの良さと、世界が廃墟と化した跡のドキッとする感じも素晴らしいと思う。
「零」って和風ホラーゲームをやったときに、オバケは出てこなくていいからもっと潰れた日本家屋をゆっくり観察させてくれよと思っていたくらいだから、廃墟には惹かれる。ぐにゃりと曲がった東京タワーみたいなやつとか、魅力的だなあ。動物園の跡地も。

主人公のレベルと、出てくる武器の「凄み」から、だんだんこのゲームが終盤に差し掛かっていることがわかってしまう。
ラスボスを倒したときが、つまりこの主人公たちとの別れのときだ。せつない。


カオス!「メタルマックス4」ファーストインプレッション

シリーズファンの間でも大丈夫かと不安がられていた3DSソフト「メタルマックス4」
僕も買う前は心配だった。パッケージがおかしいとかそういう話じゃなくて、今の時代にこのシリーズをやっても、昔のようには楽しめないからです。

「メタルマックス」というゲームの魅力って、ちょっとヘンなところなんです。
昔はドラクエみたいな王道RPGが山ほどあったから、ちょっとヘンなゲームが引き立ってたんです。
どれもこれも同じようなファンタジー世界ばかりで、なんか変わったものないかなーと思ってたところに、荒野を戦車で進むストーリーのないRPG、メタルマックスが出てきた。

暗めの世界観で、アイテムは意味のないものいっぱいだし、ボスの強さもバラバラだし、敵デザインや市民のセリフのセンスもいかれてる。それでいて戦車には重量制限があって、重い武器を積むとその分耐久力がなくなるとか細かいところは徹底的にこだわってる。飛空艇なんか出てこない。ずっと主人公は地を這い、地面を掘ってカネを稼ぐ。
「これ、ヘン!でも尖っててカッコいい!」
ちょっと通好みを気取った自分は、流行から少しはずれたところにあるこのゲームに大いにはまった。

2013年。今や王道も正統派RPGもなくなっちゃった。
メタルマックス4と同日発売は「キスで世界を救うRPG」続いて「子作りRPG」「タッチパネルで少女におしおきするRPG」とか。FFもドラクエも変わった。

いかにも似たようなゲームばっかりだったら「ちょっとヘンなゲーム」が新鮮なんだけど、今や「ちょっとヘン」ぐらいじゃヘンだと思われない。
昔は過激だったはずのロックとかファッションも、今見ると懐かしいものに感じられる感じ。
ビートルズを初めて聞いた人は、過激だ!新鮮だ!って思ったんだろうけど、いつの間にか家族向けのCMで流れてて、安心するものになっちゃった。

だから今の時代にメタルマックス新作って、厳しいと思った。
今の時代、戦車がでてきても、攻略ルートが自由でも、誰もその程度で驚かない。

不安半分で始めた新作「メタルマックス4」
プレイ時間24時間経過しての感想を一言でまとめると、
カオス!!の一言。
キャラデザの違う人が平気でパーティーに入ってくるし、ストーリーは完全にどっか行っちゃうし、シリーズ恒例の強すぎるボスもパワーアップしてるし。
「バイクに変形するヒロインが出てくる」程度の情報で戸惑ってる場合じゃなかった。
昔のシリーズにあった渋さとかシビアさはないけど、全滅しても復帰が簡単でお金も経験値も貯まりやすくて、やりこみ要素もある。これまでの渋めなノリをぶっ壊して、いろんな味を足しまくって、次に何が出てくるかわからないハチャメチャな面白さになった。
序盤がイマイチなのとアイテム課金のすすめかたがヘタで第一印象を悪くしているのがもったいない。



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パーティーは3人プラス犬。犬は昔より強くなってる。ポチバーナーで大量のゾンビを焼き払ったり、強すぎるボスでどうにもならないと判断したら自由に穴を掘って遊んでたりする。クルマに複数で乗れるので、危険地帯では犬もクルマに乗せて移動できる。

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意味なく肩書きを名乗れる。回復役だけど「ビルを沈めた女」オリビア。
防具は鉄のブラジャー。プロテクターは今作では役立たず。


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こいつは「カラオケ上手」のXエル。武器はパイプ椅子。獣に変身して大暴れする特殊能力がある。


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「愛の放浪者」ことサーシャ。武器もランチャーから先割れスプーンまで豊富にある。



ストーリーが進むごとに大きくなっていく街がある。
そこでは、新しい住人が来るたびにその人の第一印象を聞かれる。
そこで「この子はキレイ好きそう」と答えたら、その子は洗車屋になってくれたり、
「しっかりしてそう」と答えたらセーブ担当になったりしてどんどん店が増えていくんだけど…


最後に婆さんが来て

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「穴とか詳しそう」
って選択肢しか残ってなかったのは笑った。
何の店をオープンする気だよ!
と思ったら、戦車の砲台を取り付けるため車体に穴を開ける改造屋だった。
エンジン改造屋の「エンジンを改造しない者は去れ!」っていうセリフもちょっとお気に入り。


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ネギマ博士のヤーキントライ砲。世界各地に散らばる焼き鳥の具材を探し出すことで完成する強力な大砲。
なにを取り付けるかによって特性が変わるぞ! 具材はドラゴンレーダーみたいなのを使って地道に探す。


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生きてる戦車バイオタンク。
これはタコ型だけど、他にも恐竜やクワガタが選べて、カラーリングもイカス!B級映画っぽい!

これだけ抜き出しただけでも、「今の基準でも十分ヘン」なのがわかってもらえたかと思う。
無茶に強いボスも、需要があるのかどうかわからないアニメとボイスも、全部ひっくるめて「まあ、いいか!」と思えるパワフルさ。本当にしぶといシリーズだ。これからも、忘れたころに復活して驚かせてほしい。


メタルマックス4が急に面白くなってきた!

クラスのみんながポケモンやモンハンに夢中なのに、ひとりだけメタルマックスに興味を示すような子供がいたら、応援したい。自分もそんな子だったから。

3DSソフト「メタルマックス4」のプレイ時間が13時間に達した。

正直、充分にプレイしてない状態でアマゾンレビューを書いちゃった人は、自分も含めてちょっと早まっちゃったかな、と。
最初のほうは「こりゃダメだ」と思ったのに、メチャクチャ面白い。

メタルマックスってのは、もともとムダな会話やストーリーがなくて、ヘンな人やモンスターの溢れる世界に放り出されるゲームだった。かったるいストーリーがなくて良かったんだけど、4では序盤からずっと、無理してアニメ好きに媚びようとして滑ってるようなやり取りが続く。
「このままだとキツイぞ…」
と思った。本編が盛り上がる前に前作キャラを課金で買えと言われても困るし、ボイスが鬱陶しいし、立体視がないのもガッカリしたし。
それが、我慢して数時間たつと、イマイチだったアニメ部分とかポリゴンキャラの寸劇もなくなって、唐突に立体視対応の3Dダンジョンが出てきて、課金の話も出てこなくなった。
戦闘のテンポはすごく良くなってるので、今から過去のシリーズには戻れないぐらい。

昔のシリーズは、荒廃した渋めの世界観が良かったけど、4のとっ散らかった感じもだんだん面白くなってくる。
ボリュームも多くて、まだ先が見えない。

まとまった感想はまだまだ書けそうにないけど、とりあえず、発売日に買ってちょっと触れただけでやめてしまった人に、「いきなり売るのはやめとけ」とだけ言っておきたい。絶対面白くなるから。




あと、記事数400でカウント40000に達しました!これからもあえて方向性は定めずに行きます!ヨロシクね!

メタルマックス4には超カッコイイ差し替えパッケージがついてくる!

買ってきてしまったぜメタルマックス4。
ファミコン時代から20年続く、荒廃した世界のRPGだ。剣と魔法ではなく、犬と戦車とサイボーグが出てくる。

今作は、アクの強い絵柄のパッケージが賛否を呼んでいる。これね。

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まあ、いわゆる今時の萌え絵みたいなのになってたら買ってなかったし、個人的には好きなんだけど。



でも、どうしても嫌だという人には、早期購入者のみ、店頭で超かっこいい差し替えパッケージがもらえるんだ。



では、こっそり第二のパッケージを公開しちゃおう。









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カッコ良すぎ


ちなみに、メタルマックスシリーズの悪口だけはいいたくないんだけど、わりと先行き不安だ。
課金に文句を言うわけじゃないよ。
同じセリフを何度も聞くことになるのにボイスはいらないし、ボイスを切ったらアニメが全部無音になる謎仕様。
それとどうやら立体視に対応してないみたいなんだよなあ…ニンテンドーイーショップの商品情報では立体視対応って書いてあるんだけど。
音楽はかなりいい感じ。


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