「永遠のPL学園」読みました!

「永遠のPL学園」
甲子園常連校の急な弱体化と、母体であるパーフェクトリバティー教団の関係に迫るルポ。



桑田監督待望論を蹴って、実際に監督になったのは誰なのか、
PL野球部の現状を知って、あえて入学したのはどんな生徒なのか。
謎を追いながら、最後は球児の純粋さにやられる。

PLの教えは、最初は「道具を大切に」とか、普通のことだったのに、どんどん解釈がずれていく。
「道具を大切にしないと鉄拳制裁」
「ボールを1個でもなくせば連帯責任」
先輩に質問禁止。女子を見ること禁止。水を飲むのも禁止で、最終的には1年生部員がトイレの水まで口にする、卒業生曰く「この世の地獄」になる。

問題行動が次々発覚してからは、優秀な生徒は大阪桐蔭に入学するようになる。
最後のPL野球部は、いい設備を持った弱小高でしかない。
かわるがわる練習試合を申し込まれてはメッタ打ちにされ、マスコミに晒され、OBにはなんとか頑張ってほしいとプレッシャーを受け続ける。

それでも、部員たちが胸を張って言う
「OBにいただいたボールを1個もなくさなかったことが自慢」

先輩の指導、暴力がなくなっても、「道具を大切に」の教えを廃部まで守り抜いた!
感動的だけどどこか違和感の残る、宗教の中にもうひとつ別の信仰が育っていく過程というか…、不思議な読後感。
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