3月25日の雑記 石黒正数は頑張ってるのに俺ときたらよう


「それでも町は廻っている」最終巻を読んだ。
「その気になれば続けられるけど、一旦このへんで切りましょうか」って余裕。



若手漫画家にとって連載を持つってのは、ハードル競争みたいなもの。
毎回ギリギリの高さを跳ばされて、
順調に見えてもわずかに足がひっかかったら全て台無しになる過酷なもの。
なのにひとりだけ、ハードルを跳びつつ目線は42.195キロ先に合わせていたような、恐るべき長距離ランナー資質。

「それ町」は、主人公の高校三年間の中から、時系列にとらわれずどこか1日を描かれる。

現実の僕らも過去を振り返るとき、時系列順に思い出したりはしない。
つらかったことや、なんでもないのになぜか覚えていることなど、ランダムに思い出すはずだ。
「それ町」を本棚に並べて、てきとうな巻数を読むことは、青春時代を振り返るのに似ている。

作者はそこまで意図したんじゃないにしろ、結果的に革新的な作品になった。
連載10年以上にわたって用意していた伏線を明かしつつ、話ごとの関連性を恐るべき細かさで処理しつつ、表面的にはなんでもないようなエピソードたち。
規格外というか、ファンにとってはこれでも全然「見合った」評価と認知度が与えられてない気がする。
永遠のような一瞬のような物語、とりあえずの一区切り。



チャンピオンに連載している「木曜日のフルット」、最新話はグルメ漫画ネタ「さなのギャンブルめし」だった。
両作品とも似た雰囲気だけど、フルットは週刊連載なので、賞味期限が短い。
「それ町」は5年後に読んでも同じように面白いけど、
今回のフルットは、グルメ漫画界がすごいことになっている「今」の感覚でないと、ちゃんと理解できない。




他にもいろいろ見たものはあるんだけど、春はなんだかんだ忙しくて。
YOUTUBEでいくつか観たVR対応の映像を観た。コリアン・アイドル系のPVがいくつもあって、ちゃんと見るのは初めてだったんだけど、「あー、こりゃアジア系好きの欧米人メロメロだわ」って納得。


「ブレイキング・バッド」シーズン2の、敵を暗殺しようとたくらむシーン良かった。

「バン、バン、バンで終わりだよ!」
「バンバンバン、ってことは3発撃つのか?」
「知らねえよ、2発か3発だ!」
「頭か、胸か?そもそも銃に弾は何発入る?」

慎重派と大胆派のふたりの会話が、笑いを生みつつ、だんだん実行の様子を細かく想像させられて怖くなってくる。

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