ウソを描くこともまた真実なり!「コロコロ創刊伝説」2巻レビュー


「コロコロコミックを創った男たちの真実の物語!!」
と煽ってるけど、ここ絶対ウソですよね!?
ってエピソードも多い「コロコロ創刊伝説」2巻。青年誌「コロコロアニキ」に連載中。




80年代前半、子供たちの間では、一度買えばずっと遊べるファミコンが大ブーム。
ブームには乗っていくスタイルのコロコロファミリーは、さっそく「ファミコンロッキー」連載開始。
ハドソンの一社員にすぎなかった若者を「名人」にしたてて大人気に。

「ロッキー」作中の架空の敵と、高橋名人逮捕説。二度にわたる都市伝説化。
レトロゲームファンには興味深い巻だ。


資料として読むには明らかなウソ…演出も多い。
ガンダム人気でコミックボンボンが追い上げきた!
編集者もガンダムに襲われるー!!
「ハッ!夢か…」

30年以上前の他人の夢をなぜ描けるのだ・・・

でも、真実を描いてないじゃないか、とは思わない。
むしろ、当時のコロコロの根っこにあった
「マンガは何でもあり」
って思想は真実で、そこはブレてないんだなあ、と感動する。


本当はもっと深刻に悩んだだろうし、ウェットな漫画になってもおかしくないのに、
「老化も貧乏もネタにして復活してやるぜ!」
と還暦男が虚勢を張る。
「ファミコンロッキー」が子供相手に全力でウソをついたときのように。

「マンガは熱さが第一で、読者に元気を与えるもの」
の精神に基づいて描かれた、コロコロコミックスの新作だ。

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