「あの場面」を映すべきだったのか クレイジージャーニー「罠猟にこだわるハンター」回感想


「映せるわけないだろ!これでもかなり攻めてるよ」
が僕の(たぶんスタッフも)本音。

今回の「クレイジージャーニー」は、ハンター兼料理人の柳田さん。
猟銃を使わず、罠での猟にこだわって、少しでも新鮮な鹿、イノシシを客にふるまう。

野生動物はかすかな異変も察知するので、服は基本洗わない。シャンプーは無香料。
山道の小さなけもの道を探して罠をしかける。
獲物と人間の知恵比べ。釣り人もよく似たことを言う。


そして罠にかかった鹿を捕らえる場面になる。
心の準備ができてなかったので思ったよりショッキングだった。
ツノをガッとおさえて、ガムテープで即座に鹿の顔をぐるぐる巻く。

えっ、うわ、ガムテープ使うんだ!?

視界を奪ってから手足をしばる。
見えなくなることで、動物にしてみれば恐怖がなくなる。
それまで猟師の生活を、どこか別世界として見ていたけど、
そこに日常生活で使う「ガムテープ」が出てきた。
鹿は、闘う意思を感じさせないような悲痛な声で抵抗する。

過去回のゴリラや虫は平気だったのに、これは正直目を背けた。

この後捕らえたイノシシと一緒に、柳田さん自身の料理店に運んでいく。
静かな雰囲気が、
「ああ、これから、『その場面』も流すのか」
緊張していたが、カメラはその場を外れる。

ツイッターでは、獲物を解体する所がなかったことで賛否が分れた。
苦手な人は事前にチャンネル変えた様子もある。

「解体するところをちゃんと映すのが正しい食育だろ」
という声もあったけど、それも、批判の形をした「ファンレター」だと思う。

日本のTVでそこを放映できるのは、お前ら「クレイジージャーニー」しかないだろ!的な。

柳田さん自身は、
「これを直視すべきだ」
なんて言わずに、背中で語る感じ。


直接的な映像はなかったけど、放送された部分と、視聴者が考えることで番組の意図は伝えられたと思う。
ぬいぐるみのような猫ちゃんワンちゃんが、TVにもネットにも溢れている中、
できる範囲での「番組らしさ」を示した回だった。


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あの洞窟おじさん書籍デビュー。
中卒で肉体労働に打ち込み、バブル期に大金を稼ぐも満たされない気持ちを洞窟にぶつける。
つまらなくはないけど、やっぱり映像にはかなわないな…って内容だった。
番組出演者の多くにあてはまるけど、とんでもない人より、大人しそうな人の内面の方が過激。
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