サモ・ハン監修の「西遊記 孫悟空VS白骨夫人」が面白い

サモ・ハンをアクション指導に据えた西遊記が超面白かった。
なんでチャウシンチー版や香取慎吾は大々的にやるのに、これをもっと宣伝しないのだ。
悟空が山を爆発させて出てくるシーンだけで爆笑&拍手モンだよ。


中国で西遊記の映画となると、
「自分の知ってるものとは違うんだろうなあ」
「どうせショボイんじゃないかなあ」
とか、思ってたところに!

冒頭から虎に襲われる三蔵法師。洞窟に逃げ込んだとこで孫悟空登場!
いきなりの「如意棒ー!!」から怒涛のアクション。

「うわっ、俺の知ってる西遊記だ!このスケールとテンポでずっとやってくれるの!?」
って嬉しさ。

悟空の動きのキレが良くてもう。何かを探したり、見たり、しぐさのひとつひとつがいい。
CGでの瞬間移動は、むしろこっちがドラゴンボールの影響を受けてるみたいだ。

西遊記って遠い遠い天竺まで旅をする話のはずだけど、移動する場面なんかオールカット。
アクションだけを凝縮した西遊記。
ほかの部分はみんな知ってるだろうから、各自頭の中で補完するように!ってことだろう。

本家西遊記にある能力か知らないけど、孫悟空には「真実の目」があって、人間に化けた妖怪を見抜くことができる。
だから三蔵法師を暗殺しようとした妖怪を退治できるけど、三蔵の目には、悟空が暴れて市民を殺したようにしか見えない。

口数の少ない孫悟空はうまく理由を説明できず、一行はバラバラになってしまう。
だが、圧倒的に強い悟空を孤立させることが敵の狙いだった…という話だ。


敵ボスの白骨夫人は、三蔵法師を食って永遠の命を求める美女。
最後に待ちかまえているんじゃなくて、序盤から姿を現し、なんとか三蔵法師が説法で解決しようとする関係も面白い。

三蔵法師の精神は高潔だけど、アクション中心なので映画内では役立たずに見える。
エキサイティングな部分だけ映像化してるのに、三蔵法師が話をする場面だけ展開が止まるなあ、って。
三蔵が若干うっとうしいのが映画的にはスカッとしない。誰も救えない説法をして、命の恩人である悟空をお経で苦しめて、このお師匠さん、そこまでして守らないとだめか。
日本のドラマ版で勝手に女性としてリメイクしたのもわかる。そのほうが護衛する意味があるし、説教に嫌みがなくなる。

ド派手なラストバトル以上に猪八戒のキャストも印象的。
人間に化けているときは色白でむっちりした憎たらしい顔で、いつも女の子を追いかけてどこかに行っちゃうキャラ。この、生まれてから苦労を一度も知らないような顔!
そこそこアクションもこなすし、ピンチには豚(イノブタ?)に変身。
悟空の三十分の一ぐらいは強いかな?と思える程度のパワーを見せる。

続編では沙悟浄(こいつもいい顔!)の活躍も見たい。
悟空とちょっとキャラがかぶってるんだよ悟浄。他のメンバーにできないことは、砂に潜ってのステルス能力だと思う。そこを磨くんだ悟浄!
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コメント

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三蔵はいっそ、バテた馬を担いで砂漠を渡りきる胆力がありそうな剛力の巨漢で良かったのかもしれない。

2016年11月20日(日) 11時47分 | URL | 編集

南 光裕 #-

Re: タイトルなし

> 三蔵はいっそ、バテた馬を担いで砂漠を渡りきる胆力がありそうな剛力の巨漢で良かったのかもしれない。

三蔵が世間知らずの口だけ男みたいなんですよね。何かついていきたくなる説得力があればいいのに。

2016年11月20日(日) 15時35分 | URL | 編集


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