東村アキコ「雪花の虎」3巻レビュー

歴史好きには有名な「上杉謙信女性説」を東村アキコが描く『雪花の虎』。
上杉謙信が女性なのか?を検証する作品ではない。

女なんです!少なくとも、この作品内では!


3巻は、謀反を起こした配下、黒田との戦。
本来指揮をとるはずの兄が病気のため、かわりに女謙信、景虎が戦い、あっさり黒田を生け捕りにする。
「腹を召されよ、黒田殿。」

兄の助けになりたくて戦ったのに、兄は女にも劣る軟弱者で、妹のほうが勇猛だと広まってしまう。

男に生まれていれば、このまま立派な戦国武将コースだ。
だけど女に生まれたばかりに、主になってほしい家臣と、「女らしい」生き方を願う姉との板挟みになる。

ただ華やかだから「女謙信説」を描いたんじゃない。
性の違いが、語りつくされてきた歴史ものに新しいドラマを起こす。

そして何より、かっこいいんです。
「女の大将は嫌か?」
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