吹石さんは結婚するし高橋は逮捕だしで激動の2015年ですわ

パーケン(元キングオブコメディ高橋)の逮捕でまだ頭がモヤモヤする。スッキリしてまた日常生活に戻りたい。
ゴチャゴチャした脳みそから思いついたことを適当に引っ張り出して書く。


今回は本当に酔って頭がぐでぐでのままで書いてるので
読んでもなんの収穫もありません



元々、僕はネット番組のニコニコキングオブコメディが大好きで、高橋の一見おとなしそうで実は相当な不幸を背負った身の上話と、変人っぷりが炸裂するエピソードトーク。
対称的に相方今野の変人っぽい外見に似合わない落ち着きっぷりに毎回笑わせれたり引いたりしていたのです。

ただ、高橋の変人だということは彼の言動に触れていた方ならご存じの通りだけど、逆に、逆に。
あまりにも変人だし、自分で自分を
「私は気持ちの悪い人間です!」
なんて言う人が、本当に女子高生の制服を盗んでいたというのが、あまりにも当たり前すぎて意外だった。
あの男ならもっとわけのわからない物を盗んだり、意味不明な行動で捕まるんじゃないかという気はしていた。

女子の服というので、「そういう性癖」だったということで片づけられているけど、実は高橋は駄菓子の袋とか、昔の新聞の切り抜きとか、そういうものも数十年単位で集めている。
ある意味制服より恐怖なのが新聞の切り抜き。実家にためこんだ捨てられないものを紹介するコーナーで、出てくるもの全てが誰の目にもゴミだったという。

一部の界隈での有名人の切り抜きを集めるとか、自宅周辺の記事を集めるとか、テーマがない。
美味しそうなお店の広告があったので切り抜いた、と自慢げに料理屋のチラシみたいなのを見せるけど、大昔のものでとっくに店も閉店している。

極め付けは「棒」
子供のころ拾った手にしっくりくる棒。チャンバラゴッコとかできそうな。それを
「治安の悪い土地だから」
って40になっても捨てられないというのは、節約家というよりも、心の一部が小学生のころのままでストップしているようなぞっとするものを感じた。
思春期にはいじめられがちだったとか、家庭の事情とかで、たいてい高橋の楽しかった話は幼少期か、芸人になってからで、思春期のころが抜けている。
というか、ドロボウ撃退用の棒を装備する前に自分がドロボウで捕まっている。

性癖、なのかなあ。
ももクロのライブには行くけど、本人との握手会とか、実際に会うのは凄く嫌がっていたのも印象的で、
「こんな醜い自分を見られたくない」
とか言っていた。風俗に数回行ったこともあるが、緊張して話だけして、相手の風俗嬢にあきれられてしまったとか。
一方、相方の今野は映画の変態仮面に出ていたがこっちはリアルな彼女がいる。ややこしい。
コントでは二人のどっちかが犯罪者のシチュエーションが多かった。特に高橋の不審者役はリアルだった。本当にやっていたのだから当たり前だ。

ニコキンの伝説回のひとつになったのは、
「庭に玉ねぎのような球根が生えていたので、これを持ってきて皆で食べよう」
と料理して相方や後輩に食べさせる回。

一口で、苦いとか辛いのレベルじゃない、明らかに口にしちゃいけない物だ、という反応を全員が見せるのに、
「いや、これもあく抜きすればなんとか…」
と、庭に生えた怪しい球根を食べさせようとする高橋。後輩イジメでもなんでもなく、何かを採取することが好きなのと、周囲の人を驚かせたり喜ばせたりしたいという結果、どう見ても異常な行動になっている。
結局、その球根は猛毒の水仙だった。
毒草をちょっと食べるという、テレビでは絶対にアウトな映像に、
「まだ抗議の少ないネット番組をプロがやるとこんな映像が撮れちゃうのか!」
あまりの面白さに僕はのけぞった。

他の回でも、高橋が「みんなに喜んでもらいたかったから」と言いながら客観的に見ると明らかにおかしな言動をしていることがある。
番組最後のちょっとしたオマケコーナーで高橋は、旅先のおみやげでご飯に合う食べ物を手に入れたから持ってきた、と言って炊飯器を家から抱えて電車に乗って来た。

他にも、月単位で賞味期限を越えたお菓子を平気でふるまったり、
「お菓子は多少しけらせたほうがうまい」理論で、袋をちょっと開けて部屋に放置していたお菓子をみんなに食べさせるとか、いい人と狂人の境目に立っているような危なっかしさがあった。

ももクロで初めてアイドルファンになってからは異常さにブーストがかかる。
ももクロが四国でコンサートをやったときは、香川まで行った。観れないのに。
「コンサートを終えた直後のまだ熱があるファンの感想を聞きたいから」という理由で。
さっぱり意味がわからないというか、そういう話を目をランランと輝かせて喋るほど周囲が引いていく。

そういう一見ではわかりにくい狂気を、なんとかテレビで使えないものかとバナナマン設楽は何度もテレビやラジオのゲストに高橋を呼んだけど、不思議なことに高橋がゲスト枠になるとち~~~っとも面白くないのである。

バナナマン日村という男も、激情型で、軽いバイセクシャルで、不健康すぎていつ脳の血管が破裂してもおかしくないと診断された直後にマクドナルドに寄ったり、無意識のうちにコンビニの商品を万引きしていたり、かなり変人だが、設楽の手綱さばきでうまくテレビに使える顔芸などのライトな部分だけをお茶の間に流していた。

高橋の他に、そのころ全く注目されてなかった芸人としてアンジャッシュ児島、ドランクドラゴン鈴木、と共に3人集まってようやく一人分の価値みたいな扱いで番組もやっていた。
この中から、児島、鈴木の仕事が増えた。
ももクロは紅白に出るという夢を実現させた。
「次は高橋が来るんじゃ…?」
と思っていたのは自分だけではないと思う。
高橋のヤバさをうまくテレビ用に処理できる人がいれば。もしかしたら高橋は明日にでも大ブレイクの可能性を秘めてるんじゃないか。
しかも、設楽、塚地を始め力のあるサポートが周囲にいる。

キングオブコントで優勝していざ人生一発逆転!
と思ったら地震が起きてすべてのバラエティがACのあいさつ啓蒙CMに差し替えられたという不幸の星の元に生まれた男。

人生のトータルの幸福の量は決まっていて、不幸が先にくればその分溜まっていた幸福が後でやってくるというけど、その時は来るんじゃないか。
…そんな期待を持たせたまま、何年経っても状況は変わりませんでした。
不幸ばっかりで高橋の人生の天秤は派手に傾いたままで耐久力がもたない。

それで今回の事件が明るみに出た。
20年制服を盗んで集めるというのは、高橋ウォッチャーから見れば
「そんな分かりやすい物を集めていたのか」
と思ったんだけど、こっちには被害者がいる。制服は高い、というどうしようもない事実がある。
どんなに高橋を歪ませるような過去があっても、
「私は制服を盗まれて悔しくて、お母さんはパートで一生懸命働いて新しい制服を買いました」という少女の方が絶対に正しい。

僕らファンがつらいのは、高橋のあきれるほど善良な一面も知ってしまったからだと思う。
「良い人に見せて実は悪い人だった」
と報道は雑に塗りつぶしてしまうけど、実際は良い面も悪い面も本物だ。

未成年の凶悪犯罪。近所のインタビューで
「あの大人しい子がそんな悪いことをするなんて」
なんて言ってるのは、周囲の大人に見抜く力が無かったわけじゃなくて、一人の人間に善も悪も内包されている。

だけど、コントが犯罪を思わせるものが多かった以上今までみたいな活動はもう無理で、
「いい人だったんです」
といくら周囲が言っても、ああ同業者がかばいあってんだね、ぐらいにしか思われない。

ただ、平凡なサラリーマンだったら復帰は無理でも、
トリコの作者が少年誌で復活したみたいに、「刑務所の中」というマンガが人気になったみたいに、芸能界出版界は面白さが全て。
これは甘い世界というわけじゃなく、国籍も学歴も前科も容姿も関係なしで、見ている人に面白いと思わせたものが偉大で、そうでなければ、一般社会でどんなにステータスがあっても努力しても存在価値がないという非常な世界だからこそ、もうちょっと高橋という犯罪者に共感はしないけど、今後の動向は気にしてしまう。

相当非難されるとは思うけど、単純に、このままみんなの前からフェードアウトじゃ面白くないと思うんだ。
連載直前だった貝にまつわるエッセイ。
新しいじゃないか。刑務所内から、全然関係ない話を書いて連載するというのも。なんだそりゃ。

連載中止になるか瀬戸際の貝コラム



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コメント

匿名 #-

パーケンの狂気の部分が活写されていて(笑)すばらしい文章でした…
肩入れし過ぎない文章で読んでいてとても頷きました。
獄中連載、ヂンさんとムー太郎ならあるいは可能にしてくれるやもですね。

2016年01月08日(金) 01時58分 | URL | 編集


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