(今からでも)読もう!コミックビーム! 2016年1月号


マンガ雑誌をチェックする習慣がなくてサンデーとマガジンもあやふやな僕ですが、2016年は月間コミックビームの動向は見ておきたいと思った。そんな1月号。



ひたすら濃くて読みづらいマンガが掲載されている雑誌というイメージを持たれがちな(そもそも知らない人も多そうですが)ビームだけど、
最近見つけたんだけど立ち読みサイトがあったんですね。ここでなんとなく感触はわかると思う。


こちらから無料試し読み可能


こちらから、いくつか無料試し読みができますが、だいたいは他の雑誌では手にあまるような個性がむき出しです。
ただ、読みづらい作品がビームの持ち味なのではなく、むしろエロス&バイオレンスは控えめで、ほのぼのしすぎて他の青年誌には需要がなかったのではないか?と思える作品もあります。

中でも、基本的にアシスタントを雇わずずっと一人で枠線を引いているという朝倉世界一の「春山町サーバンツ」
歌謡曲のような世界観で読者を張り倒してくる松田洋子の「ママゴト」
ゲイ漫画家が描く、戦中戦後を舞台にしたタイガー&バニー「あれよ星屑」
の三作は読んで!どうせタダでしょ!数分でしょ!

ていうか、この三人の誰にも興味がわかなくて、今後のストーリーも気にならないし、他のマンガだけで満足しておりますから結構ですと言われたら、もうこのビームという雑誌はハッキリ言って必要ないんですよ。
ゲーム界におけるXBOXみたいなもので、他のメジャータイトルでも十分良作はあるんです。

ただ、なぜか他の人が先に夢中になっているのを見ると引いてしまうという人は多い。
そういう人を拾ってくれるのが、インディーズバンドだったり純文学だったり深夜ラジオだったりコミックビームだったりすると思うのです。

特に、あれよ星屑の最近のストリップを見に行くエピソードがすごく良くて、今までに分からなかった関係性萌えとか、そういうものの片鱗に触れることができそう。
試し読み部分では重めの雰囲気で始まるけど、途中からは軽妙な会話のやりとりとか、いそいそと女に会いに行くクマ男の純粋さ、そして屈折して酒におぼれている班長の、過去編で描かれるハツラツとした人柄…。

焼け野原になって二人がどうしようもない厄介者扱いされても、互いはそれぞれの善良な部分を知っているんです。
戦争というどうしようもない出来事で歪められてしまった班長と、根の部分が陽性のクマ男(名前忘れた)のふたりがなんとか肩を貸しあって生きていく姿を描いているんですよ。
実は1巻を読んだ時の自分はいまひとつのれなかったんだけど、それはちょっと早く判断しすぎていたなあ。

精神的にくるエピソードもあるし、ごっついヒゲの描き方や男の尻の堂々とした描き込みは
「おおっ、これは、サービスシーンなのか」
と迎え撃つ感じで読んでいます。
よりによってこの泥臭いマンガの新刊がクリスマスに出るらしく、今年のクリスマスはそれだけで一生忘れられないものになりそうだ。
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