マンガ感想:フルット5巻のクオリティはだんだん凄いことに


負けるなコミックビーム。

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「私を連れて逃げて、お願い。」2巻

前には現実。後ろからは絶望。
世間知らずのヒメとオウジの逃避行。次々登場する愛情を知らない子供たち。飛び込んだ弁当屋での孤独な単純作業のアルバイト。作者の実体験が何らかの形で出てきてるようなツライ状態。
もうやめたげてと言いたくなる過酷な状況に、また過剰なまでに演劇っぽい、感動を誘うようなセリフが連発されて読む側は感動していいのやら笑っていいのやら。軽めだった1巻に比べるとジワジワ胃の痛くなる展開だった。強烈な個性だなあ。



「木曜日のフルット」5巻

2ページ1話の読み切りマンガを75本。
これまでも、地味に見えてあなどれない作品だとは思っていたけど最新刊でまた完成度が高くなっていて、素直に驚いた。
短いページできっちり捻って落として、かわいいキャラや味のあるセリフもあって、それが75回続く。

フルットは二足歩行だし造形もそんなにネコっぽくないんだけど(犬はちゃんと犬なのに)、飼い主の鯨井さんとの関係や、たまに浅知恵でエサをゲットしようとするのがネコっぽい。
たまに、今どきやらないような昔のマンガっぽい直球のオチやギャグを堂々と放り込んでくるのも面白い。
「それでも町は廻っている」でもそうだったけど、ひとつの町を舞台にしているので、たまに小旅行にでる回の新鮮さや、登場人物のちょっとテンション高い感じがリアル。




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