時代劇の様式美とゲームシステムが奇跡の融合「ひらり桜侍」レビュー

配信されたのは…2011年!?
いい味出してるゲームがあったんだなあ。3DSDLソフト「ひらり桜侍」を購入」しました。

そしたらあっさり魅了された。

日本のごく狭い地域を舞台にしているっぽいし、
主人公の桜侍がカッパに突然「悪の親玉を倒して姫を救え」と命じられるというシンプルな話で、登場人物の数なんかも少ないんだけど、プレイしてスケールの小ささを感じない。

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たとえば、言及はされないけど村人は何人か頭に葉っぱをひっつけて、宿のおかみは顔立ちが細く、鍛冶屋は鼻が赤くて大きい。虚無僧だって素顔はわからない。
明らかにタヌキ、キツネ、天狗が村人に混じって力を貸してくれている。興味本位で若い武士の戦いを見に来たのかもしれない。
村は3つしかないし、人物のグラフィックも同じ顔が多いのに、ちょっと「ファンタジー入りの日本」という感じがして、豊かな世界観が広がっている。

戦闘は、
「敵が斬る直前に避けて、攻撃」
で任天堂タイトルでいうと「パンチアウト」形式。

敵が斬りつけてきたら刀を振り下ろす直前に左右にサッと動いてズバッと斬る。
後半になると動きが速くなって見切りづらくなったり、槍を持った敵は動きによって瞬時に左右か後かを判断しなければいけない。
難しそうだが、回復アイテムを持ち歩けるぶんマイクタイソン相手に戦うよりはだいぶ楽だ。


しかし、この戦闘システムだと1体1じゃないと成立しにくい。
そこでこのゲームでは驚くべき形式を採用してある。
敵の集団が、こちらと一定の距離をおきながら遠巻きに様子をうかがっていて、目が合った奴が一人づつ斬りかかってくるのだ。

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それが暴れん坊将軍の殺陣スタイルというか、本当に時代劇っぽい。
時代劇を再現しようとしてこのゲームができたのか、このシステムから作ったら偶然それっぽくなったのか知らないが、見た目とシステムがガッチリ融合したナイスシステム。

細かい不便な点ははっきりあるが、低価格でやりこみ要素もあるし、3DS初期のソフトだけど最近の多くのダウンロードソフトよりグラフィックも音も豪華だ。今さらながらオススメ。



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