後戻り不能のホラーADV「アンティルドーン 惨劇の山荘」が凄まじく怖面白い!

<この記事ではパッケージに書いてある程度の序盤の内容だけ書いて、重度のネタバレはありませんというか、むしろネタバレしないようにお願いします>

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買ってきました。アンティルドーンという、PS4の新作ホラータイトルです。
今までホラーゲームで怖いと思ったことないので、やるものもないし、適度にスリルを味わうにはいいかな?なんて。
いざ買ったら怖くて夜ひとりで遊べないレベルだし、明日にはフリープレイ更新とかでタダでゲームがもらえるから退屈に悩む必要は無いそうです。どういうことだ!

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ハリウッドのスタッフを起用して制作した、海外ドラマ的なゲームである「アンティルドーン」
なぜ他のホラーより怖くて面白いのか、それはハッキリ説明できます。

・後戻り不能の完全封鎖システム、
・どこで分岐するかわかりづらい、バタフライエフェクトシステム。
・昔よりも大画面のTVにしたのでビックリ系の演出が生きる(それはこっちがやったことだが)
・「幸福な消失」を事前にプレイしたことで探索の面白さが増す(それはこっちがやったことだが)



見た目は典型的な「この手のホラー」で、
学校ナンバーワンの美女やお調子者や、アジア系や黒人枠や典型的なキャラクターたちのカップルたちがいて、閉ざされた山荘に遊びに行ってわいわい雪玉投げたり、時には口ゲンカして別行動したりしてたら、いつの間にか吹雪で帰り道は閉ざされ、そこに怪しげな影が迫って…。という話。

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実写みたいな映像を眺めながら、たまに選択肢が出てきてストーリーが分岐していく。
眺めるだけのところは極力少なくしてあって、場面によって切り替わる登場人物を動かして屋敷や雪道を移動し、気になる物があれば手にとっていろんな向きで見たり、動きのある場面では指定されたボタンを押すことを求められたりします。

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そして、プレイヤーの選択によって人間関係や犠牲者の数が変わります。
「あー、こいつが死ぬとは意外な展開だったなー」
という冷めた見方じゃなくて、
「今の悲劇は注意深くやれば回避できたんじゃないか?」
という責任を負わされる怖さがある。

そして斬新で怖い、トーテム人形の収集。
戦闘のない初代バイオハザードみたいに屋敷を探索していると、たまに先住民の残したトーテムが落ちている。
ポールになってればユーモラスなんだけど、そのトーテム人形は不思議な力が込められていて、手に取ると未来の映像が一瞬だけ見えるのだ。

「この先注意しないとこのような目にあうぞ」
と、ショッキングなシーンをあえて先に見せるという警告。

あるいは「このトーテムを全部集めるまでこのゲームを中古屋に売ることは許さぬ」という開発者からのメッセージかもしれない。


たとえば序盤のトーテムを手に取ると、暖炉の火が燃え移って悲鳴を上げる男の映像が一瞬流れる。
それ自体はそこまでショッキングな映像じゃないのに、少し話が進んで、見覚えのある暖炉が出てくると、普通なら安らぐはずの場面でイヤ~な緊張感が漂いはじめる!

もしここでいかにも学生時代アメフトとチアリーダーやってそうなカップルが
「寒いから火を付ける方法を教えて!」
とか言い出して急に二択が出てきたら、これは怖い。出てこなかったけど。

トーテムが映し出す予言映像をよく見ると、被害者になるのは男性っぽいとか、いろいろヒントになりそうなことはあるから、何とか観察して回避できるかもしれないし、どうにもならないかもしれない。

しかもこのゲームはオートセーブでデータはひとつしか作れないから、どんな展開になっても最後までやるしかない。
「さっきのとこミスったからやり直そう。ロードして一度読んだ文章は飛ばして、こっちの選択肢を選ぼう」
とかいうプレイは許されないのだ!

「ゲームだからこうすれば怖くない」
ということができないように、システムで完全包囲されていて、誰か犠牲者が出ると、トーテムの警告を見逃したプレイヤーが責任を少し背負いながら話を進めないといけない。
これが、僕にとっては心臓がチクチクするほど怖いのです。

このゲームに途中でゲームオーバーはありません。全員殺されても、
「そういう話でした」
ということになる。


もちろん、プレイ動画配信で世界中のみんなとコメントで選択肢を選ぶというパーティー的なプレイもできて、それもまた違うホラーの楽しみ方といえる。

世界的な配信者の数で比べると、発売直後ということもあってか売れ線のFPSを越えるぐらい盛り上がってます。

8月は自分に合う作品との出会いがほとんどなかったけど、31日にしてかなり怖面白い、骨太なゲームに出会えました。
これからもじっくり進めていこう。
なるべく昼間に。



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コメント

#-

海外ドラマっぽいゲームっていうと何故か『order1886』を思い出します。
あれも洗練されたらこういうゲームになったのかな。

2015年09月03日(木) 02時06分 | URL | 編集

南里(みなみざと) #-

Re: タイトルなし

> 海外ドラマっぽいゲームっていうと何故か『order1886』を思い出します。
> あれも洗練されたらこういうゲームになったのかな。
アンティルはより海外ドラマっぽいですね。ぐっと引き付けて、終わったらあまり頭に残らない。章ごとに前回のあらすじを振り返るし。

2015年09月03日(木) 09時28分 | URL | 編集


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