癖になる味わいの「ノムノムギャラクシー」序盤レビュー

PS4「ノムノムギャラクシー」【pixel junk:nom nom GALAXY】
中盤まで差し掛かった時点での感想です!

これまで何年にも渡って、破綻はないけど特別に高い評価を得たわけでもないゲームを作っていたキュー・ゲームスの新作。

これまで、「ピクセルジャンクシリーズ」として、タワーディフェンスやシューティングをいくつも作って、どれもが小奇麗にまとまっているもののインパクトに欠け、割引きセールになることも多いので、あまり「新作が出たぞ!!」と騒ぐ人もいなくなったキュー・ゲームスの新作!

だけど今回リリースした「ノムノムギャラクシー」は、センスの良さはそのままに大幅にボリュームUPして、これまでになかったちょっとブラックな香りも漂わせ、
「欠点はないけど小さくまとまったDLゲームを作る会社」
のイメージから一皮むけた新作になっていた。
かなりプレイ時間も長くなりそうなので、いっそのことパッケージで発売して存在感を出してほしかったぐらい。

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舞台はスープが一般的な食糧になっている宇宙のかたすみ。
プレイヤーはどこかの惑星に投げ出されたスープ会社の社員となって、万能電ノコで惑星の土地を削って、地中の「フロッピー」や「マター」を集めて、スープ会社の支部を作って、その惑星で作ったスープをたくさんロケットに乗せてうち出して、ライバル会社のシェアを完全に奪えばクリアだ。

好きな場所に会社の心臓部を置いて、そこから通路、スープ製造機、ロケットをどんどん継ぎ足して拡張していく。

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先住民の家畜を「素材だソザイ!」と言うロボ社長のお言葉に従って、土地の植物や動物を攻撃。
取れた素材をふたつ、スープ製造機に投げ込むとスープが一缶できる。
それを更にロケットに積み込めばスープがひとつ大宇宙に放たれ、会社のシェアが少し増える。

ロケットの上に障害物があると発射できないので、なるべく上に何もないのを確認して作りたいけど、妨害してくる敵も上から降りてくるので攻撃されやすいし、何より下の方にいい素材が実ってると、そこまでが長くて延々と素材とスープ製造機を往復するだけで時間がすぎていく。
その間にもどんどんライバル会社はシェアを伸ばしてくる。

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わかりにくいけど、トマト型モンスターを攻撃してトマトにして、
中央の黄色いロボットに渡すと上の工場ルートに投げ入れてくれる。


会社の規模を広げたら次はアシストロボットをどんどん召喚していく。
左右に動いて、物があれば拾うだけのロボットとか。
棒立ちで、受け渡された物を上か下に投げるしかないロボットとか。
(コツンと殴ると、投げる向きが変わる)

こいつらを上手い具合に配置していくと、
「自分は適当に素材を渡すだけで、あとはロボットたちみんなで、せっせと仕分けして出荷してくれる」構造が出来上がる。ピタゴラスイッチが作れたような、ジワジワくる嬉しさがある。

時には素材を刈りつくしてしまったり、通路を外敵に破壊されて工場が分断されると、分断した先に電力が回らなくなって機能しなくなったりする。
ハプニングに対応して、いらない部分は切り放したりしながら工場を拡張していこう。

「経営シミュレーション」というほどカッチリしてないし、
面クリア形式なのでマインクラフトなどの「無限に遊べる」ゲームよりも目的がはっきりしていて、果てしないフィールドにまだ見ぬ謎がある雰囲気もある。
ほどよい自由度がいい感じ。

多人数同時経営プレイや、純粋にアクションの腕前を競うモード、組み合わせによって違うスープをコンプリートしているなど多数のやりこみ要素あり。
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あと、フロッピーを集めるとガムがもらえるとか、随所に光るセンスあり。
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使い分ける必要もないような技が格闘ゲームみたいにリストで表示できる。
こういうギャグか!?ギャグなのか?

プレイ中にストレスのたまることも多々ある。
貴重な素材を刈りつくしてこう着状態になるとどうにもできなくなったり、簡単に高い所から落ちて死んだり、最初のオフィス設置場所が運命握りすぎだったり。
ストレスもあるんだけど、その後になんとかいい流れができないかと、ムッとしながらも時間を費やしてしまう。

これまでのキュー・ゲームスのゲームって、不満もないけど熱くなることもなかったんだけど、
今回はいい意味での粗さがあって面白い。新規タイトルはこうでなくっちゃ!
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