進化したイド・ウォッチ・プロジェクト「新ひゅ~ストン」クリアレビュー!

3DSダウンロードソフト最初期に出た「ひゅ~ストン」の続編、
「新ひゅ~ストン」クリア!値段は破格の500円。
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公式サイト
 

前作は、井戸の中に石を落として中を想像するという設定と、立体視をこれでもかと体感できるチューブ型レースゲームとしてスマッシュヒット。

映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や、マイク一本でラッパーや漫才師が世間を驚かせたみたいに、
ポイソフトという、規模では大手に劣るメーカーが、アイデア一点突破で見たことのないものを見せてくれたという、驚きとある種のかっこよさがあった。

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けど4年越しの続編発表には誰もが首をかしげたはず。

ポイソフトは、コンセプトのユニークさや大企業にない独特のノリが人気だけど、純粋にゲームとしてすごいかと問われれば…
「ぶっちゃけもっと凄いゲームはいっぱいあるけどそれを言うのは野暮」と思う。
ひゅ~ストンも、3DS本体と同時に買った人と最近買った人とでは全然評価が分かれるはず。たしかに慣れれば面白いけど、ストレスがたまる部分もあったし。

いまさら「新」を出されても、4年の間に、スピード感を売りにしたゲームや、立体視を活用したゲームはいくつも出たし、
「井戸に石を落とすゲーム」という設定にも、もう誰も驚かない。
いくらステージが増えましたと言っても、手の内はすべてばれてる状態。どうするんだ?

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と思いきや、新ひゅ~ストン、こちらの想像を何割か越えてきて、純粋にレースゲームとして楽しめる内容になって帰ってきた!
起動直後の社名表示すらカット、ロード時間大幅短縮、井戸のグラフィックはきれいで滑らかに、そしてBGMは普通にかっこいいの多数、コースや石の個性も強くなり、イジワルなコースは少なくなって気持ちよさを追求した設計。
一番わかりやすいのだと、穴の塞がっているフェイクドーナツは評判が悪かったのかばっさり消えた。

前作の内容もほぼ収録されているので、これで新じゃないほうのひゅ~ストンは資料的な価値しかなくなるほどのサービスっぷり。
ちなみに、石(自機)を選ぶと、それぞれ素晴らしくどうでもいい会話のあとに井戸に突入するんだけど、前作に登場した石で前作に登場した井戸を選ぶと、それぞれの石を落とした人たちの、4年後の、素晴らしくどうでもいい会話が始まる。

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ちょっとひっかかったのは、これはやっぱり子供が井戸の中を想像するゲームなのか?
石を落としたみんなが想像してるの?全体マップや、変な外観の井戸は現実なの?
と、基本的な設定がよくわからない。
「普通の井戸だけど、子供の想像では奥に宇宙が広がっている」というのが好きだったんだけど。
今回は単に、変な井戸に何かを落とした人たちの話、という印象。


こういうシンプルなゲームはランキング争いが熱いものだけど、その点も抜かりない。すれ違い通信だけじゃなく、ミーバースを使って、QRコード化したタイムをみんなと競う機能もある。
記録されるのがタイムだけなら、結局は
「最速だけどワンミスで終了」
の毒薬でリトライを繰り返すだけになるんだけど、今回は石別にスコアを競えるので、
「横向きだと当たり判定の大きい、タケヤリ」
「無敵で速いけど大きく弾む、駄菓子屋で売ってたあのボール」
など、あえてお気に入りの石と井戸で競うこともできる。

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他に珍しい機能としては、立体視の見え方を奥に広がる感じや手前に飛び出す感じなど、三種類から選べる。
最近は3DSでも立体視非対応のゲームが多かったけど、久しぶりに、画面の奥から絵が迫ってくる面白さと不思議さが味わえる。

スピードは「Aiレース」なんかと比べたらだいぶ遅いけど、速すぎると衝突したときの急停止がストレスになるから、プレイ中の爽快感は変わらない。
水面に到達すればゴールだけど、「タケヤリマン」であった水しぶきが画面にかかる演出を期待するぐらい気持ちいい。

裸眼立体視ができないならかなり厳しいけど、前作で思いつくような不満はことごとく潰した、「新」というより「完全版」ひゅ~ストン。
子供にも買いやすい価格と、大人ゲーマーも満足のボリュームの、ポイソフトの勝負作。遊び倒せ!



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