制作陣の熱意は本物だが、楽しかった!の一言が出ない「ジ・オーダー1886」の感想

ジ・オーダー1886もストライダー飛龍も最後の最後で難しくて進めません。苦しいのを必死でこなしたいときもあるけど、今はなんか、
「やーめたっ」
てコントローラ放り投げたい心境です。
両方とも評判から想像してたよりいいゲームだと思うんだけど部分的に難しくて。



PS4新作で今年初のパッケージソフト購入「ジ・オーダー1996.」は架空の英国を歩き回るだけで楽しいTPS。


ゲームを開始すると、突然に主人公らしい男の拷問シーンから始まる。
男は監視の隙をついて逃げ出そうとするんものの、すぐに追い詰められて観念する。男は「騎士団」を裏切ったということだ。

それから、時間軸は少し前にさかのぼり、主人公と仲間の騎士団たちが団結して敵と戦っていく展開になる。
プレイヤーは、いずれ主人公が裏切って仲間に銃を向けられる事になるのを知っているから、
「これだけ団結したグループの、信頼されているリーダーがなぜ裏切ることになるのか?」
という謎を残しつつ戦っていくわけだ。

一直線に敵のボスを倒す展開にはなりませんよ、と。ちょっと映画的な引っ張り方ですよね。
アンチャーテッドは、インディージョーンズとか昔のアクション映画のオマージュっぽいシーンがあったし、ちょっとした会話に映画ネタを取り入れたゲームはあったけど、
ジ・オーダーはより本気で「ゲームで映画をやろう」という気概を感じた。

DSCF2337 (640x331)

最高峰のグラフィックで戦闘も楽しめるし、ストーリー要素もある。
それなら面白いはずなのに、実際は、ドラマもバトルも両方ちゃんと作りこんであるから、どちらかだけを楽しみたい人にはもう片っぽがジャマだったという皮肉な結果になったのではないか。

適当に歩くだけで「ああ、豪華なゲームだなあ」って満足感があるのに、中途半端に難しい戦闘が始まる。
逆に戦闘を期待して買った人には、移動が遅いし会話ばかりでめんどくさい。

DSCF2338 (640x332)
ホラーチックな場所も。ガイコツがちゃんと作り物っぽい質感になっていることに驚いた。

これは宣伝の問題なんだけど、発売前の映像に、本編にはちらっとしか出てこない「モンスターらしき存在」や「超科学兵器」が映っていたのもまずかった。

ジ・オーダーは昔のイギリスの、グループの人間関係がメインという規模の小さい話なんです。
世界を滅ぼす英雄や悪魔ばっかりの中、あえてそこに絞ったというのが渋いと思っています。
そこに、突然モンスターや未来の兵器みたいなものが登場するシーンだから驚きがあるのに、その存在をばらしちゃうんだもんなあ。

最初から「モンスターと英国秘密兵器の戦闘ゲーム」を期待して買ってしまったら厳しい。驚けないどころか「今ので終わり?」としか思わない。

DSCF2339 (640x336)

面白い機械や資料がいろいろ出てくるから、コントローラを使った仕掛けをもっと使ってほしかった。手元のスピーカーから通信音声や銃声がするだけでもずいぶん迫力が増すだけにもったいない。

こだわりのあるスタッフが豊富な資金と時間をかけた渾身の新作。
応援したいんだけど絶賛しようとすると口ごもってしまう。
この複雑な気持ちをどうまとめればいいのか、わからない。なので思いつくままに書いた。

バイオレンス描写に関しては、スプラッター要素はないけど剣で人を斬ったりはある。それだけ過酷な世界に生きている、という表現として受け止めた。




今日見てちょっと笑ったのが、新作のホラー映画とバイオハザードを、バイオ好きで知られる鈴木史郎さんが解説する宣伝用のビデオ。
DSCF2341 (640x372)

ご長寿クイズ時代から、扱いにくい共演者には慣れてますな!
関連記事

コメント


トラックバック

↑