わからないという魅力。「ロードノットテイクン」

PSプラスで無料配信中のロードノットテイクンというゲームで遊んだ。最後の面で行き詰ってます…

ローグ形式(不思議のダンジョンで有名になった、自動生成マップと、ターン性のシステム)ということ以外、全く情報なしで突然配信されてきたこのゲーム。生ものなので早いうちに遊んだほうがいい。

DSCF1791 (380x245)

主人公はローブで体を覆った人(性別もわからない)になり、雪深い小さな町にたどりついたところから始まる。
できることは、マス目を1歩づつ進んで、×ボタンで
「上下左右の隣接した物をいっせいに浮かせる」
「もう一度押すと全部投げる」
だけ。物を浮かせた状態で移動すると、体力が1づつ減っていく。

この町では毎年、ベリーを収穫しにいった子供が何人か行方不明になる。
主人公はマップのどこかにいる子供と母親を投げて、隣り合わせにして再会させてあげるのが目的になる。
子供を全員助けるか、半数以上を助けてマップの入り口にいる市長にギブアップを宣言すると、面をクリアしたことになる。

DSCF1793 (380x246)

マップ上にあるものの特徴は、全部自分でふれて覚えていかないといけない。
無害な動物、そうでない動物、無害だけどついてきて行動のジャマになる動物。
また、物同士を投げてぶつけると、組み合わせによって違うものに変化する。
重要なのだと、焚き木を2本組み合わせると「たき火」になって、その周囲では体力が減らなくなる。動物を投げ込んで料理にもできる。

敵やオブジェは200個(?)あって、触れるごとに情報がたまっていく。
厄介なものもあるけど、家の地下で「追放」を選ぶと、そのものは出て来なくなる。

DSCF1792 (380x252)

見ての通り、キャラクターは可愛らしくて、食料を村人に渡したときの反応や、親密になると結婚できるなど、あったかい雰囲気が魅力なんだけど、ゲームが進むごとにだんだん違和感が出てくる。
はじめにひっかかるのが市長で、子供を見殺しにしてギブアップするしかない状況になっても妙に淡白な反応しか返ってこない。
村にいる仮面の医師は、話しかけるとこちらの寿命をピタリと当ててくる。

どうやら主人公は1年に1回このクエストに出発して、15回子供を助けてこれればいいらしいけど、主人公は何者なのとか、
毎年子供だけを雪山に行かせて何名かは帰ってこれなくなる仕事ってそもそも何とか、シチュエーション全体がかなりおかしい。

毎回マップが変わるだけでなく、システムもジャンルも何となくしかわからないという得体のしれない怖さの中で、なんとか役に立つ物を探しながら子供を助けに行く。
救えなければ、自分の知識の少なさや行動のまずさが原因になるので、村人に会わせる顔がない…と思いきや、市長は別にどうとも思ってないようだ。というか、子供を救えなければいわゆるゲームオーバーっぽい画面は出るんだけど、それがゲームオーバーなのかどうかもよくわからない。村人は死んだままなので、時間が巻き戻ったわけでもなさそうだし。

不思議のダンジョンシリーズでいえば斜め移動も知らないような、真っ白の状態で、「わからない」だらけの世界に放りこまれるというのが面白いところで、そのわからなさがまた絶妙。
たとえば途中で村人が2人に増えるという、おそらくバグっぽい現象が起こったんだけど、
「このゲームのことだから、何かの演出かもしれない」
と思ってしまう、得体の知れなさがある。

これまで、PS4ダウンロードゲームは説明が全くないものが多くて不満だったけど、ロードノットテイクンだけは、わからないことが魅力になっているレアなケースだ。
今後情報が出てきたら、ゲームの中の神秘性みたいなものが失われて、バグが起こっても「これは何かの演出じゃないか」と思うことはできなくなる。
このゲームの怖さが楽しめるのは早いうち。
関連記事

コメント


トラックバック

↑