電子化された本や音楽にはぬくもりがない、なんてことを申しますが

電子化された本や音楽にはぬくもりがない、なんてことを申しますが。
不足しているのは、ぬくもりなんて抽象的なものじゃなくて
「開く」行為と「匂い」なんじゃないかと。


ネット配信されている昔の音楽を聴いて、ちょっと音楽的な教養を高めようとしたんですが、さっぱり頭に入ってこないというか、何にも感じないんです。何か不足している。

そういえば昔はよく古本屋に通っていたんだけど、本を開くたびに独特の匂いがして、汚く変色した紙があって…、
それらが心のどこかで
「自分は過去の遺産に触れている! ここの近所の誰かが読んで何かを感じたけど手放されて、巡り巡ってここにある!」
という気にさせてくれていたもんです。

音楽もせめてCDで、買って、開いて、ちょっと独特の匂いがすることが、新品にしろ旧品にしろ、そのものに対する集中力を高めるための儀式だったんじゃないか。

「配信されたものをダウンロードするだけなんて、本当に大切な作品に出会えないぞ!」
的なセリフを、おじさんの負け惜しみみたいに思ってましたが、案外本当かもしれない。
ダウンロード配信だと歌詞カードがないので「ながら聴き」になるし。
何やらもったいないことをしている気になってきた。

我々は食品以外の「匂い」を今まで軽視しすぎていた。
ニンテンドー3DSの次の世代のが発表されたら、搭載されるのは匂いを放つ機能ですな。
電源を切っても常にカブトムシやハムスターの好む匂いを放つことで、翌朝にはリアル昆虫ウォーズが勃発するという…そういう話ではない。なんか話がそれた。
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コメント

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No title

自分の場合、欲しいのはデータじゃなくてモノなんだよな。
みんな、何かしらの収集欲ってものを持ってるとおもうし、
手元にあるってだけで満足したりもする。

2014年07月11日(金) 09時59分 | URL | 編集


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