フロム・カドカワソフトウェア「NAtURAL DOCtRINE ナチュラルドクトリン」クリアー!


このゲームに関しての悪口は、「荒があるけど忘れがたい作品」に対していろいろ言いたがる、マニア特有の面倒くさいアレだと思ってください。



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2周目は勘弁して下さい!

角川ゲームズ発売、PS4「NAtURAL DOCtRINE」クリアー!
なんとか、「角川」という名の荒れ狂う川を泳ぎ切りました。
前回イージーモードの難易度を更に下げるアップデートがあったけど、全滅に全滅を重ねたのでラスボス戦だけちょっと攻略サイトを見てしまった。最後の何戦かは仲間が欠けてもゲームが続くので、うかつにラスボス前にセーブすると、本当に詰んで最初からやり直しになります。要注意。

ナチュドクはシミュレーションRPGファンが見て見ぬふりをしていた「ムダ」に切り込んだ意欲作。
やたら広いマップとか、数が多いだけの敵とか、興味のわかないストーリーを削った。
1人のキャラの行動に連携して他のメンバーも動けて、互いの位置によって攻撃効果が変わる連携システムは、始めこそ難解に感じたけど、スーファミのFFでアクティムタイムバトルを初めて知ったときと同じくらい感心したし、このシステムを完成させただけで一見の価値ありだと思う。

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どのキャラにも活躍の場がある

弱いキャラを「待機」させて次のターンに回すだけじゃなく、弱いキャラに連携して強いキャラを動かせる。
攻撃力がゼロの役立たずでも、強いキャラに薬ビンを手渡したら、なぜか行動済みの強いキャラがもう一度行動できる。しかもどの位置から薬ビンを投げつけるかで能力が補正される。
敵も同じことをするので、放っておいてもいい作業的につぶすだけのザコ敵がいない。常に位置取りと敵味方の能力を考えていないと勝てない。
疲れるんだけど、プチプチをつぶすような作業的プレイを続けさせられる疲れじゃない。

逆にシステム以外は、ほとんどがツッコミ所でできているといっても過言ではない。
音楽が短いループで繰り返されるのでだんだん洗脳みたいになってくるなど、画面ではわからない苦しみもある。
僕はゲームに派手なアニメ声が入るとどうしても集中できないのでそれも問題だったんだけど、そこはBGM,SE,ボイスごとに音量を設定できる。
画面だけ見るとPS4版を選ぶ必要なさそうだけど、僕は演出を極力地味にして、BGMはミュージックアンリミテッドで渋めのロックとかを流しながら、夜中にじっくり試行錯誤しつつ遊んだ。そういう遊び方がしたかったのだ。

表に出してない設定はありそうなものの、基本的に互いの種族が殺し合いするだけのストーリーは良かった…とは言えないけど、
「○○王国にはこういう歴史があって王と大臣がこうなって対立した国の王と民がこうで…」みたいなやり取りを延々と続けられるよりも、どう駒を動かして美しく敵を倒すかをひたすら考えたかったので、個人的にはこれで充分。

欠点が多くても一か所突き抜けた個性があったほうが、うまいことまとまっている作品よりも印象に残る。誰かと「語りたくなる」タイトルなのは間違いないと思います。

このゲームの印象的だった所を思い返すと、
・あまりにも魅力薄な序盤!
・奥深さを理解する前に多くの人が投げたシステム!
・強敵と出くわしたときの絶望感と倒したときの快感!
・なぜか命を預けてくれる仲間たち!
・特に何も残らないエンディング!

荒い!全体的に荒い!そして同メーカーのメタルマックス4と似てる!最初ボロボロだった評価がジワジワ上がってきたところまで似てる!
こんなの連続で出した上に、フロム・ソフトウェアをグループ化して、まだ尖ったゲームを投げつけてくる気か! 一昔前のエニックスやスクウェアみたいに、これからは角川ゲームスがたくさんの名作珍作を生み出すことを確信しました。

次の「艦これ」では稼ぐことに徹して、パワーが充填されたらまた剛速球をぶつけてほしい。そのときはまた喜んで発売日にキャッチしに行こうと思います。
顔面で受け止めて鼻血出してるかもしれないけど。
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