村上春樹作品のイザコザ。

村上春樹の短編小説「ドライブ・マイ・カー」の描写に不適切な表現があるとして、北海道中頓別町の町議6人が抗議。
最終的に、単行本に出す際には違う町名に変えることになった…らしい。

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これ超ビックリですよ!
想像してくださいよ。ノーベル文学賞に最も近い日本人作家が、新作の主人公の出身地に、自分の住んでいる町をいきなり選んだんですよ。それもその町を好きだからという理由で。

それがまさかの「作品内のタバコのポイ捨てがけしからん」と、たった6人のおっちゃんが出版社に意見を申し立てたことがきっかけで、架空の町に変わってしもうた。
いろんな市町村がゆるキャラ作ったり、深夜アニメの舞台に選ばれたことをPRしたりして、おらが村の知名度を少しでも上げようと頑張っている中、村上春樹が名前を使うことを拒否しちゃったんですよ。野暮なことしたなあ…。

村上春樹ファンって、書かれていることをそのまんま信じて読んでいるわけじゃない。
わざわざ町の名前を出すぐらいだから、何かしらこの町と作者に関係があるのかな?
というぐらいは想像できる人たちだから。
子供がうっかり見ちゃう可能性のあるドラマとはわけが違う。

自分が住んでる場所が、地元出身の人以外の作品に登場したら、それが本であれ映画であれアニメであれ、作者に愛されてる証拠です。
この町は暴力で渦巻いてるとか、ゴミだらけで希望もなにもないとかいうセリフがあっても、関係ないです。

僕だったら故郷が本に出てきたら喜ぶよ。「何もない寂れた町」としてでも。
他の町が舞台では成り立たない、何か魅力があったということなんだから。

なんだったら「旅行者が次々と失踪し、死体となって発見される謎の町」
としてホラー映画の舞台に地元が選ばれても嬉しい。

この村に足を踏み入れた者は、この地に古くから伝わるわらべ歌の歌詞の通りの手段で殺される…みたいな。
まあ、さすがに自分の家の番地まで全部出てきて、しかも事件現場になってたらビビるけどね。
そこまでされてたらさすがに抗議する。
ていうか、その映画の監督は自分の身内の可能性が高いので、まず友人を疑う。
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