紙の図鑑より優れている理由。「花といきもの立体図鑑」レビュー

3DSの学習ソフト「花といきもの立体図鑑」は、膨大な数の花、鳥、虫、魚やキノコまでを立体写真で見ることができるソフト。


花といきもの立体図鑑

いきなりだけど、はじめて手に取ったときの感想は
「花と鳥だけでいいのに」だった。
植物のコラムや、鳥の鳴き声の違いを聞いて楽しんでいても、ちょっと下の方にスクロールすると、ネズミとかクモとか、嫌われ者の方々が出てくる。
たとえば、ぼくはダンゴムシを怖いと思ったこともないし、カナブンなんて緑に光ってきれいだし、クモだって種類によってはユーモラスだと思っているけど、いきなり3DSLLの大画面に、立体ダンゴムシが出てきたときにはビビった(笑)

だから、どうせ植物と鳥だけで充分ボリュームあるんだから、それだけで1800円ぐらいで売って、虫とか好みの分かれる分野は追加コンテンツにするとか、実際の図鑑みたいに何巻にも分けるとかすればいいのに、と思った。


だけど、いきものリンクという機能によって、自分の考えが浅はかだったことを思い知らされることになる。

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たとえば、可愛い花の代表「タンポポ」をクリックすると、
「水戸黄門が好んだ山菜」というつながりで、「ウド」がでてくる。ウドの汁を吸う生き物として「エサキモンキツノカメムシ」というカメムシが出てくる。
そこから、冬越しする生き物つながりで「オオムラサキ」という蝶にリンクする。そして名前が同じ花として街路樹に植えられている「オオムラサキツツジ」にリンクする。

単独では人気のない虫を介して、きれいな花同士に関係ができたり、鳥について調べていたらいつの間にか全然違う生き物に詳しくなっていたり…。
この、ボタンひとつでみんながつながっていく感覚は、単独の生き物を深く知ることができる図鑑にはないものだった。

生き物がつながっていることを表現するために、あえてクモやカメムシといった「嫌われ者たち」を収録することを選んだとしたら、これはとても正しいことだ。

今日の豆知識

ドクダミは生野菜で食える。根っこはきんぴらにしても食える。

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