2013年のエッセイ・ノンフィクションベスト5!

皆様こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。
突然ですが、このブログはエンタメ系ノンフィクションを紹介するブログだったんです。知らなかったでしょう。僕もさっき思い出しました。

そこで、2013年の総決算もかねて、
2013年のベストゲームズ&ブックス!
を発表したいと思います。

今年読んだ中で最も素晴らしかった本(エッセイ・ノンフィクション)



第5位!


「幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語」

古い楽器店で見つけた、ヴィオラでもバイオリンでもない中途半端な大きさの楽器の正体を探る一冊。
店主も「子供の練習用チェロか何かでしょう」というが、それにしては美しい弦楽器。
その正体は、かつてワーグナーにも愛されながら音楽史から消えた「ヴィオラ・アルタ」だった。クラシック門外漢でも読みやすく、ミステリー要素もあって、短いけど非常に完成度の高い一冊。


第4位!


「たたかうソムリエ」

世界最高のソムリエを決めるコンクールのルポ。作者がテレビ番組を制作していただけあって、テレビのドキュメンタリーっぽい場面の切り替え方になっていて、とても読みやすい。
「なぜ高い値段のワインがあるのか」というのはワインを知らない僕をふくめて多くの人が疑問に思うところだし、高価なことがワインをビールよりも「気取った」「いけすかない」イメージにしているところがあると思う。
だけど、これを読んだら高価なワインがあることの理由に納得がいったし、世界最高のソムリエたちや、チリのワイン生産者にすごく好感を持った。



第3位!


「統合失調症がやってきた」

ブレイク直前で消えたお笑いコンビ「松本ハウス」のハウス加賀谷と相方、キックによる共著。子供のころから悩まされていた幻聴や、スナイパーが自分を狙っているという幻覚など、こんな症状があるのか!という統合失調症の怖さ。
そして、血のつながった家族同然に分かり合える、相方との絆が、病に負ける寸前でハウス加賀谷を救う。
この本自体も、加賀谷が描写できないところは相方がバトンを受け取って書いているのがすごくいい。


第2位!


「マンガホニャララ」

超有名作品でも切り口によってはこんなに興味深いものになる。芥川賞作家、長嶋有の別名義「ブルボン小林」のマンガ紹介本。
顔の出てこない登場人物や、昔のマンガの貧乏描写などちょっと変わったところに目を付けて巧みに読者を「読んでみたい」モードに変えていく。
マンガ版「がばいばあちゃん」の表紙が怖すぎる、とかすごく下らない話も多くて笑った。全く興味のなかった少女マンガに興味を持つきっかけにもなった。あなたはかりあげクンとコボちゃんの違いを知っているか!?
文庫版にはスネ夫のじまん一覧表つき。


第1位!


「アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極」

壮大なスケールと高い文章力。凝った構成とユーモア。格の違いを感じさせる一冊だった。
いわゆる冒険モノでも、未知の冒険に挑むのではなく、大昔の冒険家の通ったルートをなぞるというのが新鮮。彼らはどんな景色を見たのか、なぜ冒険は失敗に終わったのか…。景色のあまり変わらない北極だからこそ、実際に歩いてみることでわかってくる。
時を越えて、過去と現在の冒険家の思いがクロスする。
過酷なのにロマンチック。
残酷なのに美しい。
北極探検というテーマ自体が人を選びそうだけど、ぜひ多くの人に読んでもらいたい逸品です。


「今年のベストゲーム」につづく…
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