ソニックチーム最高傑作「ナイツ」復活! 

セガサターンの名作「ナイツ」HDバージョン、海外で2012年秋ごろ配信予定。
4974365090463.jpg


ナイツが来た。
夜を舞台にしたセガサターンの傑作が、ついに陽の当たる場所にやってきた。

ナイツはセガサターンのアクションゲームでは最高傑作と断言したい。
これを製作したのはソニックチームという製作チームで、代表作はあの「ソニック」シリーズ。
マリオよりもやや尖った雰囲気、アメリカではメジャーな動物だったハリネズミのソニックはメガドライブを支え、セガを代表するキャラクターになった。

サターンでソニックチームが手がけたのは「ナイツ」「バーニングレンジャー」あとソニックの過去作品を集めた「ソニックジャム」。ソニックRというレースゲームは違う所が作ってます。
サターンがプレステに押されて苦しんでいたときに、今ソニックが来てくれれば!というファンの声は多数あった。ソニックというアイドルは、空気を換えてくれそうな力を持っていた。
そこに突然発表されたソニックチームの新作は、ソニックと対照的な「夜」の空気をまとったナイツ。

ナイツは気持ちいいゲームだった。
とにかく音。アイテムを取るたびに鳴るベルのような音。
連続で取るとド・レ・ミ・ファ…と音階の上がっていくあの独特の音!
キャラクターにセリフは一切無く、当時最高峰のポリゴン世界で、心地よい音楽を聴きながらすうっと飛ぶ。くるっと円を描くようにするとアイテムがまとめて取れる。
ソニックは気持ちいいところと難しいところが極端で、時に理不尽に思える場所もあったけど、ナイツはずっと気持ちいい。集中しているとずーーっとトリップしてしまう。
セリフが一切無いゲームなので、ストーリーらしきものもなんとなくしか描かれてないんだけどなぜか感動的なエンディング。

当時からエンディングで泣いた、という声は多かった(気がする)。
感動的なストーリーですよと前置きされていたら絶対泣けない。
単なる気持ちのいいアクションゲームとして遊んでいるところに不意打ちのようにあの曲が流れて、プレイヤーの気持ちをさらっと持っていってしまうのだ。


いや待て、ちょっと記憶を掘り返してみたら、もちろんエンディングも好きなんだけど、一番印象に残ったのはラストステージの開始時だった。 たしか一人さびしく歩いている男の子と入れ替わるように、ナイツがカッコ良く現れるシーンがあったはず。何で今まで忘れていたんだ?

バーニングレンジャーはこれまでとキャラクターをがらりと変えて、戦隊ヒーローみたいな人たちが災害救助をする3Dアクションになった。テーマソングをデイトナの人が歌っていたりして、愛されるべきゲームだとは思うけど、正直言ってガーヒーと同じく、サターンで出ていたから隠れた名作扱いされているだけで、そこまで素晴らしいゲームではないと思う。
表現したいことにセガサターンの性能が追いついてなくて、とにかくビックリするぐらいポリゴンが欠けまくるし、カメラワークも悪い。2Dアクションでも癖のあったソニックチームの作風が3Dになって更に強烈になった。当時の思い出を持つ人が久しぶりに遊ぶと、こんなに遊びにくかったっけと驚くはず。今の技術でリメイクしてほしいとの声が多いのも頷ける。

バニレンに比べるとナイツは劣化しないゲームだと思っている。
改めてプレイして、ただの美化した思い出だったのかどうかハッキリさせたい。
もしナイツを久しぶりに触って全く楽しめなかったら、自分のゲームに対する感性が変わってしまったんだなあ、大人になったなあ、と思うだけでそれは悲しいことでも何でもない。

ナイツどころかセガサターンを全く知らない人の反応は気になる。
初めて遊んだ人が全く楽しめなかったら、他の「サターンの名作」たちは全部過大評価かもしれない。
1010.jpg

と書いたところで自分がゲーム離れしていたころにPS2でも発売されていたことが判明。おいおい。
しかしレビューを見るとどれも昔ファンだった人の「懐かしい!」という声ばかりで複雑な気分。
HD版スペースチャンネル5のレビューでは未経験者の「楽しい!」という声が多かった。
ゲームに限らず、あらゆる昔の娯楽に与えられる言葉で「懐かしい」ってそんなにいい言葉じゃない気がするんだけど。
関連記事

コメント


トラックバック

↑