ロシアン雀士ハクポンスキー氏を探しています

先日ブルボン小林さんの「マンガホニャララ」を読み返して思い出したけど、
実はこの人の「長嶋有」名義で書いた「祝福」という小説に、気になるシーンがあります。




ちょっと変わったシチュエーションの男女を主人公にした短編集で、特に派手なストーリー展開はなくても会話のやり取りは面白く、エッセイでも発揮される作者のクールな視点と観察力で、たまにクスッとできます。

この中に僕の知らないゲームが出てくるんです。

読んだのはだいぶ前なのでうろ覚えですが、妻と別れた男がひとりで昔のスーファミの麻雀ゲームをやっている場面です。

ゲームは、麻雀をやりながら世界旅行をして、各国代表の雀士と戦っていくというもの。
ロシア代表の相手が「ハクポンスキー」という人で、なんでもポンしてくる

という、目立った情報があるのに、検索をかけてもこのようなゲームがあったという話は聞きません。
なぜこのゲームが実在したと思うかといいますと、長嶋有という作家は実在の商品名を遠慮なく作中に出すことが特徴なんです。
たとえ大人っぽい作品でも、聞いている曲や食べたお菓子の名前を不必要なくらいきっちり出す。

「パラレル」という作品では、たしかゲームに詳しい人にかろうじてわかるぐらいの描写でモンハンが出てきた。
「センスなし」という短編なんて、デーモン小暮のオールナイトニッポンが好きな女性が主人公で、小説のテーマがズバリ閣下の魅力を表現する、というものだった。

こんな小説を書く人の、麻雀ゲームだけが架空のものなのか。
「いかにも当時の麻雀ゲームにあった、やっつけ的なストーリー」
を創作して、分かる人にだけニヤリとしてほしい、という趣向なのか。

ハクポンスキー氏の正体は謎に包まれている。
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