「ワシズ」の人が描いた「次郎長放浪記」が面白い

知らないマンガを手当たり次第に読んでみよう会 その1「次郎長放浪記」



表紙やタイトルだけで選んだマンガから、印象に残ったものを紹介していくコーナー。

1回目は大胆な解釈のスピンアウト作品を描く原恵一郎の「次郎長放浪記」です。

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博打に命をかけ、太く短く生きようと決意した男、清水の次郎長が…


賭場で出会った侍とともに乗り込んだ先は…


ギャンブル船エスポワール号…


ではないですが。次郎長親分が手先の器用さだけを武器にギャンブル対決をしていくという内容です。

序盤こそ実際にありそうな賭場での丁半ばくちのやり取りですが、話は序盤から、一直線にありえない方向に向かっていきます。囚われた人物を救うため、闘いの舞台は、博打狂いの老人が建てた「柘榴殿(ざくろでん)」という屋敷でのギャンブル対決に。

そこで行われるのは、森の石松との「毒入り鉄火巻き交互食べ対決」
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そして、巨大な人間スゴロク。
サイコロを振って進んでいき、黒いマス目には各種アイテムが吊り下げられており、マス目から出さえしなければ、アイテムを使って相手を直接攻撃しても良い。負ければ五体満足では帰れない柘榴殿で、無事に次郎長は勝ち抜くことができるのか。
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ものすごく雑な言い方をすれば時代劇版「カイジ」なんですが、実在の人物や当時のギャンブル豆知識などを盛り込み、さらに刀を持っている者が大勢いる賭場という場所なので、イカサマがばれれば即、次のコマでは斬り捨てられる者もいたりして、ありえない展開なんだけど緊迫感が持続しているのがいい。
単行本は3巻まで出たところで「第一部完」のような表記があって、中途半端に終わったかたちらしい。原作付きとはいえ探しても感想がろくに出てこないところを見ると、ギャンブル漫画好きにも気付かれないでいたのかな。
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