羽生生純「いってミヨーン やってミヨーン」意外と読みやすい!?

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妖怪ウォッチをかってミヨーン

代わり映えのしない毎日が退屈で、本気で死のうとは思わないまでも人生にだんだん嫌気がさしていた男の前に美女が現れ、
「目が合ったんだから一緒に死んでミヨーン」と促す。
彼女の名はツイン子。

突然顔のパーツがめりこんで性別が変わったり、緑髪にビニールのボディスーツ姿だったり、車の中で生活してたり、突拍子もない発言をしたりする以外は「普通すぎる」ことに悩んでいる彼女は、主人公と同じく自殺を考えていたのだ。

中途半端なキャラを作っている不思議ちゃんなのか、本物の病気なのかもわからないまま、男は彼女の運転する車に乗り込む。

独特のタッチと設定で読みにくいマンガのように見えるけど、
「退屈な人生が続いて投げやりになった男の前に、突然積極的な美女が現れて、さまざまなトラブルに巻き込まれていく」
というあらすじ自体は王道だし、髪をさらりとあげると性別が変わるというのも、高橋留美子みたいなものだ。ラムちゃんとらんまをコミックビームという鍋で煮込んだらこうなった。

でも。昔連載していた「恋の門」はクセが強すぎて読めなかったのに、これはエピソードごとに登場人物が変わるし、ちょっとした笑い有りバイオレンス有りで、想像以上に娯楽作品寄りだった。
もちろん誰にでも楽しめるとは思わないけど、緻密な絵柄や大胆な構図も見ごたえがあるし、ヒロインのツイン子はアメコミみたいな凄くかっこいい顔をするし。
読みやすいマンガだ。たぶん。

ツイン子以外の登場人物は、おとなしそうに見えて実は猟奇的な一面があったりして、(現実にいたらともかく)ありがちといえばありがちな設定だった。
もっとこちらの想像をぶっちぎるような展開に発展していくのか、あくまでも日常生活の延長で進行していくのか。

ラストは金持ち紳士と結婚することになったツイン子が、わざわざ
結婚式の途中で割りこんで新婦を奪う「卒業」のテーマソングを歌って終わる。
どうする主人公。誘ってるぞ。



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