ギルド01:amazon過去レビュー



4作品、一通りクリアしました。
2周目やエンドレスモードなどやりこみ要素はまだまだ残っているのに、45時間かかった。
解放少女はイージーモードで1時間かけてないのに、他の3つが予想以上に手強かった。

まず、レベルファイブというメーカーのイメージが変わった。
シーマンの「ビバリウム」のロゴもあったので、監修しているだけの作品もあるかもしれないが、
4作とも完成度が高くて致命的な欠陥もバグもない。それでいて荒削りな面白さも残してある。
買った人の感想を見ると、見事に気に入った作品、合わなかった作品がばらけている。こういうゲーマー同士の「俺はこれが一番」談義も面白い。

よく見る「この中のひとつにだけ興味あるんだけど、それでもOK?」という質問には、
「絶対買うべき」
と答えたい。

なぜなら、あなたの期待してない、やるつもりもなかったその他3作品は、きっと予想以上に面白いから。
だから勇気を出して、得体の知れない白い顔面に触ってほしい。

「解放少女」は愛国精神を押し出したぶっ飛んだ設定以外はオーソドックスなシューティング。
実はゲーム内で「贅沢な予告編」と明言されていて、今後の展開も考えているという。これにすごく違和感があります。
こんなことされたら、ギルド02でも「体験版が混じってるんじゃないか?」と疑われる。
「解放少女は続編をほのめかして終わるけど、そういう演出なんだよ。ハリウッドでよくそういうのあるでしょ?」と言ってほしかった。
そう言っても許されるのが須田ゲーだし。5ステージで終わりなのもテンポ良くて熱いし。あと音楽は素晴らしい。

「レンタル武器屋DEオマッセ」はトンカン鉄を叩いて武器を冒険者に提供するゲーム。
冒険の様子にツイッター形式を取り入れたのは非凡なセンス。ゴチャゴチャした楽しさがあり、膨大なテキスト量で飽きさせない。
あえて一昔前の、安心できるRPG色を出したらしく、会話などは割とベタ。
情けない奴もふくめて、ひとりも嫌なキャラがいない。
他のクリエイターと違って、自分色を出すよりお客さんに楽しんでもらうことを優先した印象。

「エアロポーター」はいかにもプロの仕事っぽい、完成されたゲームデザイン。
…かと思いきや、誰もやらなそうなすれ違い設定など変なところで凝ってたり、トラブルが起きたら実時間で5分間待たされたり(その間他のゲームでもどうぞ、と突き放される)
妙な味もあります。余分なイベントを削って、ネットのスコアランキングや対戦に対応していたら延々と遊べた。

「クリムゾンシュラウド」正統派RPGと見せかけてかなりクセモノ。
テキスト主体で、装備選びと戦闘に重点を置いたテーブルトーク風RPG。
中盤以降の敵が凶悪で、20分かけてチマチマ体力を削ったのに1ターンで全員瀕死に追いやられ、ダイスの目が出なくて復活も出来ずにやり直し…なんてこともしょっちゅう。
防戦一方の闘いをなんとかしのいで、たまに手に入るレアな武器にニヤリとする。マゾゲーというのはこういうものだろう。
「オウガバトル」シリーズのように、壮大な物語の一部を切り取ったような語り口は健在。2周、3周していくとテキストが変化。

クリアした今になってわかる欠点としては、
4作品全てが「ガチ」すぎる!
それぞれの操作やコツをある程度理解しないと楽しめないので、もっとお手軽なミニゲーム感覚のものを想像していると戸惑う。

しかし私はこのゲームのコンセプトが気に入ってしまった。全作クリアしてやろうと目論んでいるので、
パッケージや発売時期などの、中身と関係ない部分でつまづいているのならぜひとも応援したい。迷っている人がいたら強めに背中を押したい。

莫大な予算をかけたRPGなどと比べて完成度は劣るかもしれませんが、意外性はあります。
最近のゲームがマンネリだ、退屈だと感じているなら、ぜひ。
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