3DS新作「砕魂~さいたま~」は2Dアクションゲーマーへの挑戦状だ!

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スタッフからのアドバイス
「このステージはクリア可能です!」

3DSで配信されたアクションゲーム「砕魂 ~さいたま~」(原題 fractured soul)をクリア。800円。クリアにかかった時間は10時間ぐらい。

2Dアクションゲームが好きならぜひ体感してほしい、不純物一切無しの逸品だった。


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原題

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邦題

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動画を観るとわかりやすいけど、3DSの上画面と下画面を行き来してゴールにたどりつくまでのタイムを競うゲーム。
まず凄いのが、退屈なシーンを徹底して排除しているところ。
プレイ中の10時間に、「何も起こらない時間」はほとんど無い。
ずっと、苦しんでいるか喜んでいるかのどちらか。
もしくは、ジャンプしているか攻撃しているかのどちらか。
もしくは、落下死しているか感電死しているかのどちらか。

ストーリーらしきものも一応あるけど、
「クローン#455は基地の出口を見つけた」
ぐらいの一文がステージ開始前のわずかなロード時間に表示されるだけ。
この「クローン#○○○」というのが今までの総死亡回数になっている。

 敵の種類は少なく、棒立ちで、主人公を見つけたらまっすぐの弾を撃ってくるか、放物線を描く爆弾を投げてくるだけ。
普通のゲームなら何てことのない敵だ。ジャンプで攻撃をかわして5発ほどバシバシッと攻撃を当てれば倒せる。
ただ、このゲームには得点の要素がなくて、速くクリアした人ほど偉いので、もし下画面に敵が現れたら、普通に戦って突破するよりも、上画面にワープしてそのまま通り抜けたほうが1秒でも時間を短縮できる。


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ただし、もし移動先の画面に足場が無いのに、うっかりそっちに行ってしてしまうと、即落下死。
そして、敵が攻撃してきたときや足場が不安定なとき、ジャンプ中などはついついマイキャラに集中してしまうため、もう一方の画面の安全を確認してから…というのができずに、ものすごくもどかしい思いをすることになる。

さらに厄介なのが、乗ると消える床(しばらくするとまた現れる)の存在。
上画面の消える床に乗ったら、すぐジャンプ!空中でR押して下画面の床に着地して、上画面の床が復活したらまたジャンプ!…というのを繰り返して、頭の容量ギリギリまで使って進んでいたら、上画面に「触れると即死する壁」が迫ってきて、なんとかかわして対岸に到着した!と思ったら下画面の足場だけが「踏むと即死する床」だったりして、

「このステージの配置を担当した奴はだれだーー!!」
とスタッフの首を絞めたくなる。

これでステージが長かったら絶対続かないんだけど、このゲームは元々1分くらいの短さのステージをさらに細かく区切ってあって、残機無制限でリトライできるので、何度も落ちまくるうちに、どんなルートをたどればいいのかが見えてくる。

最初は、何でもない足場に乗るためにいちいち立ち止まって頭を整理していたのが、
気が付けばノンストップで複雑なステージを走破している。

上手くなって楽しいのは当たり前として、下手なうちから
「このゲームは上手くなったら絶対面白い」
と思わせてくれる何かを感じられたのが大きかった。

タイムアタック上位に入ると、公式サイトに名前が表示される。
純粋にクリアスピードのみを競う部門と、
「ノーダメージ、隠しアイテム全て入手、時間内にクリア」という条件を満たして「5つ星」を獲得した者のみの部門がある。どちらで入賞を狙うかによって少しコースが変わってくるのも面白い。
まあ、5つ星を獲るための時間制限が恐ろしく厳しいので、後半ステージは5つ星を取った時点で名前が登録されるのは確定だけど。

ステージは4つごとに特殊な仕掛けが用意されている。

序盤の4つをクリアしたら、「もう慣れたよね、更なる難関に挑みたいよね」とばかりに上画面だけ水中の「失意」というステージが始まる。
上画面にいるときだけ、ふわっとした動きになって大ジャンプができるかわりに足場が途切れていて、下画面に戻った瞬間に素早い動きに戻る。頭がついていかずに死にまくっていたところで、背後から「触れると即死する壁」が迫ってくる。100回ぐらい死んだ。

「冷笑」ステージでは、上画面だけに吹雪が吹いている。
次の足場まで届かないときは、ジャンプ直後に上画面に行って、吹雪の力で進んで即下画面に戻る!といった超テクニカルな操作を要求されて、この場にスタッフがいたらつかみかかっているところだった。
実際このイライラ度が高いエリアが前半にあることで、このゲームをやめてしまった人が多いんじゃないかと思う。ここが山場なので頑張ってほしい。

「害意」ステージでは、一転して上画面が熱に包まれている。
上画面にいる間、体に熱が溜まってダメージを受けるので、なるべく下画面にいて体を冷やさなければいけない。ただし下画面の床だけが「消える床」だったりする。
この場にスタッフがいたら殴りかかっているところだった。100回死んだ。
いまだにノーダメージクリアを達成したことがない。

「混乱」ステージで、いよいよスタッフはどうかしてると確信した。
上画面に行くと重力が反転する。敵の攻撃をよけるためにうっかり画面移動すると、ふわーっと上に落下死したりする。
それでも、短い足場をなんとか乗り継いで、頭はもういっぱいいっぱいになっているんだけどかろうじてゴールの扉が見えたときの達成感は格別。

更に難しいエクストラステージでは、
海外版の配信から半年も経とうというのに、クリアした人が現時点で10人もいないステージなどがあって、さすがにここは挑戦してすぐ心が折れた。


こんな具合で、硬派なアクションに飢えている人は一見の価値あり。
久しぶりにスコアアタッカー魂を刺激してくれるゲームに出会ってお腹いっぱいだ。
さあ、公式サイトに名前が載るという名誉だけのために、共に戦おうではないか。
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