高野秀行「謎の独立国家ソマリランド」全ページ・カルチャーショック!

高野秀行「謎の独立国家ソマリランド」を読みました。
長年戦乱が続いているソマリアの隣に、独自のシステムで平和を維持している自称独立国家ソマリランドと、海賊だらけのプントランドという国があるという。
昼間から護衛なしでは外出もできない危険地帯に潜入して、地元民たちとカートパーティーで中毒寸前になり、海賊調査のはずが資金難からあっさりレンタル船とレンタルバズーカを借りて自分が海賊になろうしたり、とにかくハチャメチャで知的な異国の旅が楽しめる。



(以下アマゾン投稿レビュー)
数多くある高野作品の中でも特に力の入った作品。
個人的にはアマゾンやブータン紀行よりもお薦めです。

ソマリアの旅は以前よりも、
「我々の常識が全く通じない異国に放り出された!」
という感じで、序盤では過酷なのにロードムービーを観ているようでした。

町行く人の言動に戸惑いながらもカートを噛みながら旅を楽しむハチャメチャな面白さと、
ソマリの平和を維持している氏族システムを知っていく知的な面白さ、
両方が入ってる。
「破天荒高野」と「知性的高野」によるダブル・カルチャーショック。
予算不足から自分が海賊になる場面では大笑いしました。

しかし、本作は高野作品で最も難解な印象も持ちました。
作品内でもさんざん説明していますが、氏族と土地の名前からして日本人には馴染めず、日本の戦国武将の名前でたとえるという苦肉の策でなんとか分かりやすくしようとしてくれていますが、それでも正直に言うと、(こんなレビューを書いていてなんですが)全ては理解できていません…。

それでも、しっかり問題提起をしつつ、旅を終えた清々しい読後感があって満足です。



次はこんな小説をいただく機会があったので読もうと思います。

「クイックドロウ」
洋書かと思ったら日本人の書いたそれっぽい小説だった。
銃と剣、どちらが速いか!
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