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「ブレスオブワイルド」続編発表。ゼルダさん、髪を切る

ディズニーは「眠れる森の美女」の、わるものの事情を「マレフィセント」でとりあげた。
キツネを悪者キャラにしてきたことを「ズートピア」でネタにした。
「アナと雪の女王」では受け身のお姫様よりも、アクティブな姫様で子供の心をつかんだ。

他民族を悪者にするんじゃなくて、むこうの事情も知って、いろんな生き方を尊重しましょう。
そんな気くばりができてない作品は古い。今のちゃんとしたエンタメ界では、この姿勢が当たり前のことです。


「スプラトゥーン」はイカになってタコと戦うゲームだったけど、続編の追加コンテンツで「タコ側の事情」をとりあげたものがある。任天堂のすばやくて正確なフットワークにほれぼれする。

イカとタコの戦いなんて現実と重ねて観るようなもんじゃないだろ、と、言う人は言うだろう。だけど、「イカは白い」。タコは褐色。
白人と黒人、しかも白いほうが善玉をイメージさせる。
タコには他民族のイメージを重ねている。
考えすぎだろと思う人は考えすぎだろと思う。けど、そう見えることもできる。

だから、2作目で明らかに「タコ側」の取り上げ方を変えたのを知ったとき
「おお、任天堂!さすが!」と。もう、ニンテンドーさんてば!頼りになる!と思ったもんだ。
悪者とされてきたほうの事情も語りなおして、世界観がぐーっと厚くなるだけでなく、偏見を持たないように意識してますよ、って世界にアピールすることにもなる。スプラトゥーンで、マレフィセント、ズートピアのように今まで当たり前だった敵側の見方で、世界を広げた。


E3の期間に発表した「ブレスオブワイルド」続編では、どうやら今までさらわれる側だったお姫さまが戦うっぽい。髪を切って。
オー、ニンテンドー!
こんどは「アナ雪」やるんだ!王子様を待つより、自ら動く女性の話をやるんだ!

まあ、お姫さまが戦う系の話はこれまで散々やってたけど。
スマブラで姫さんたちすげー強いけど今までなんでさらわれてた? ってなってっけど!それは「If」の世界観で、言ってみればお祭りパワーみたいな感じで、本編のシリーズではしっかり(?)さらわれてたようだから。

世界でいちばん人気のあるシリーズの「ゼルダ」で、世界の流れに乗ってオープンワールドやりますよ、さらわれる役割に対するカウンターもやりますよ、ってちゃんとわかってるのを作ってくれるから、ゲームは馬鹿にされずにすむ。
姫様たちが、長い髪とスカートから解放されたのは、長い歴史からの解放でもあるのです。
とかなんとか、シリーズ全部やったわけでもないくせに思っちゃったりして。

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