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イルカとUBI社員の踊り食い!PS4「ハングリーシャークワールド」レビュー

サメになって食うゲーム。
設定だけで勝っている「ハングリーシャークワールド」。
PS4版を1300円で購入してクリア。

やり込み要素は果てしないが、一通り終わるまでなら一週間もかからない。
移動、ダッシュ、シャークアタック(噛みつき)のみのシンプル操作で、食いまくる魚群、人の群れ。

「サメは止まると死ぬ説」の通りに、勝手に体力が減るので、ひたすら捕食して栄養補給していると仲間や装備がアンロックされていく。

携帯機にちょうどいい内容だが、配信で見たところ、現状ではスイッチ版のロード時間がPS4の20秒より10秒ほど長くて、エラー落ちの報告も多いので何か無理があったのかもしれない。(7,23日時点。今後アプデなどがあるかも)

最初の強敵は「イルカ」!
イルカがサメの仲間を監禁して、脅迫状を送ってくる。
善玉イメージのあるイルカをわざわざ悪役にしたところに、ロンドンの制作会社らしい黒いユーモアを感じる。

キューキュー鳴くイルカに噛みついていると、
ホラー映画や暴力ゲームを否定する「良識派」の方々に、まさに噛みついている気分だ。

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頭がふたつある魚? と思ったら、交尾の最中っぽい群れもいる。
たしかに交尾はサメの大きな特徴だ。特徴だけども。

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そして終盤に出てくる制作会社。
悪趣味なゲームを作っていた人たちが、最終的に自分のキャラに食われちゃう。
B級映画っぽい、いいセンスだ。


序盤は、捕食者の存在におびえながら探索するアクションだが、
どんどん敵も味方もエクストリームに進化していって、きっといつか自由に鮫も飛べるはず。
終盤は、安全圏でくつろぐ人間を一気食いする無双ゲーに変貌するぞ。

サメホラーは(詳しくないが)人々が危機に気付いてなくて、突然襲われるのが恐いけど、
サメ視点だと立場が逆転するので、安全圏の人間に突然襲い掛かるのがたまらん。

特に、ボートの船底から突き壊す瞬間! 海面に上がって海鳥を食べてスローモーションになる演出!
ドキュメンタリー映像みたいで凄くいい。
「ここにいる人間は海を汚してパーティーしている、ホラー映画なら死亡フラグ立ってる連中です。ある種、自業自得です」
って設定があれば更に良かった!悪には悪の言い分がほしい。

ゲームとしては、ダッシュとアタックの違いが少なくてメリハリがない、など不満もあるけど、
「サメになって食いまくる」
意外となかった、この設定だけで許せてしまう。

これが架空の海獣だったらアウトでしょう。サメのアイドル性がゲームを成立させている。
大傑作!とかでは全然ないけど、勢い重視のネタゲーとして充分に楽しませてもらった。



参考文献


サメは「ジョーズ」で悪役イメージを背負わされて、食べないのにスポーツとしてハンティングされたり、ヒレだけ獲って殺されりした被害者でもある。
そのサメを今さらゲームにして悪者にするか?と思ったが、ジェットパック背負ってカモメの編隊を一気食いして
「やっぱこれカモメ」
と言っているのを見たころには、何も考えなくなっていた。

おそらく製作者は本当のサメも勉強している。
ゲームオーバーになると
「ザメェねえや」
「死んでフカヒレ!」
とか、しょうもない一言が入るんだけど、

「死んでフカヒレ」はあるのに「許してチョウザメ」とか「カンベンしてちょうざめ」は無い。
つまり、フカヒレはサメヒレのことだけど、チョウザメはサメではないことまで知っている…?
サメは歯が次々新品に生え変わるので、ゲーム内で「歯の化石」が見つかりやすいのも本当だ。



「サーメン二郎」は不覚にも笑った。
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