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安田大サーカスが好きだ

安田大サーカスが好きだという人をあまり聞かないから、ちゃんと言っておきたい。


「ジ・アウトサイダー」で映画デビューした安田大サーカスのHIROが、朝のラジオに出演していた。

安田大サーカスは、「団長」が、「クロちゃん」「HIRO」デブキャラふたりを操縦しているトリオだったが、
ある日HIROは涙が出てくるほどの頭痛に襲われ、気が付いたら病院のベッドに縛り付けられていた。

脳出血。
HIROが意識を取り戻したときに見た光景は、
家族の涙、どんな過酷ロケでも弱音を吐かない団長の涙と、パチンコがいい感じだったのに連れてこられたクロちゃん。
少し判断が遅れたら、連絡したマネージャーが移動中ならアウトだった。

それまでの体重は180キロ。
相撲部屋でも体を思うように動かせないから食事を野菜スープだけにされたり、首周りの肉がじゃまで疲れるからしゃべれなかったという逸話の持ち主は、「団長を泣かせたくない」と生き方を変えることに決めた。

体重二桁になったHIROは、シュッとして話し方もおだやか。だけど目には怖さもある。
それまでマスコット的な存在が急に自分のことを喋りだしたことも含めて、ちょっと人を越えたような独特の雰囲気がある。
一方、クロちゃんも「水曜日のダウンタウン」で、掘っても掘っても出てくるゲス野郎っぷりを明かされて謎のブレイク中。


ベッドから意識が戻ったときのことを聞かれたHIROは、
「クロちゃんは、友人が生死の境にいてベッドに縛られているのに時計を気にしてた」という。
それだけでクロちゃんの「らしさ」炸裂で、やっぱあいつダメだヤベエ、と思うんだけど、

大事なのは「それでも3人は仲間割れしそうにない」ところだ。

クロちゃんはベッドに縛り付けられて意識不明の親友を見たあとでも、平然と食事制限したと嘘ツイートをする。
ツイートに嘘をまぜるのはあるけど、長年いっしょにいた親友の、その姿、生き方を見て抵抗なくツイートをしていたと思うとちょっと怖い。
生死の境にいるのに放っとかれてパチンコ。ふつうの友情なら断裂だ。

でも、HIROの口調に、クロちゃんを怒っている印象は受けなかった。
「ああいう人です」
菩薩みたいだった。このつながりは、家族に近い。困った末っ子のいる3兄弟。

そもそも本気でお笑いを目指していたわけでもない、出会うはずのなかった3人が、ひょんなことから一蓮托生。
HIROには講演や執筆の依頼も来るだろう。そのとき、ダメ人間代表のクロちゃんといるメリットは無くても「安田大サーカスのHIRO」だ。
「安田大サーカス」が名字で、名前が「HIRO」だ。

クロちゃんに生き方を変えてほしいわけじゃない。
まじめ3人になったら息が詰まる。
これからも、団長とHIROは説教して、クロちゃんは他人事みたいに聞き流して生きてほしい。
それぐらいの関係が想像できるトリオでいてほしい。



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