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エージェンツオブメイヘム

映画の予告編から全体を思い浮かべるみたいにして作り上げた「ぼくのかんがえたスプラ2」がどうやら、確認していったら、なんか全然違うみたいで・・・、
本物をプレイする機会も機械もない人のみが脳内に生み出した架空スプラの話題をしてしまったが、そんなショックを吹き飛ばす最高のゲームを買ってきたので紹介したい。


これです!
スクエニが販売した「エージェンツ・オブ・メイヘム」!!
最高!!スクエニのローカライズに外れなし!おい!なんで中古1000円切っとんね。

未来の韓国にやってきた巨悪に、荒くれの寄せ集めエージェントたちが立ち向かうのです。
今集まったメンバーが「ギャング」「ヨガの人」「軍人」「ハッカー」「ヤクザ」「フーリガン」。やばそうな職種を適当に選んだようなメンバーから3人選んで、わりとしっかり作ってあるオープンワールドで撃ちまくり壊しまくり事故りまくり。

世界の緻密さでいえば、スパイダーマンやRDR2の半分以下の作り込み。
ただしロード時間は3倍以上サッパリさ。

多彩なメンバーの中から3人、どの組み合わせがいい感じになるか考えて出撃する。そのときは、
「クロノトリガー」のパーティを選んでいるときと同じだ。ぼくはあのゲームで、装備を選んだり、メンバーを決めてテーマソングが流れる瞬間がいちばん好きだ。

広いマップを移動するときはボタンひとつで車を呼び出せる。
インドに関連するキャラだと、車への乗り込みかたが、ぶつかる寸前で座禅を組んで運転席にテレポートするので、その意味の無さに感動する。そんな決めポーズとかばっかりに力を入れて作ってる感じがいとしい。

あと、世界を守るために巨悪と戦ってるのに、市民の運転する車が敵味方の区別なくひいていくのがなんか懐かしい。
昔のアクションゲームでは、巨悪と戦ってるのに工事現場のしかけでダメージ受けたり、車がずっと通ってたりした。
最近ではゲームの中の人も頭がよくなっちゃって、戦ってると警戒するようになった。こんなに遠慮なく車にひかれるのは懐かしい。敵もサイボーグみたいな人なのに配達用の車みたいなのにひかれて倒れてて、かわいい。

「エージェンツオブメイヘム」
全然売れてないようだし発売から1年以上たつから、そのうち100円で配られるような気もするが、すげーするが、R指定だけどグロはないし(口は悪い)遊びやすいオープンワールドでヘンな奴らと撃ちあいしたければ、間違いなくグッチョイス。

「ブレスオブワイルド」続編発表。ゼルダさん、髪を切る

ディズニーは「眠れる森の美女」の、わるものの事情を「マレフィセント」でとりあげた。
キツネを悪者キャラにしてきたことを「ズートピア」でネタにした。
「アナと雪の女王」では受け身のお姫様よりも、アクティブな姫様で子供の心をつかんだ。

他民族を悪者にするんじゃなくて、むこうの事情も知って、いろんな生き方を尊重しましょう。
そんな気くばりができてない作品は古い。今のちゃんとしたエンタメ界では、この姿勢が当たり前のことです。


「スプラトゥーン」はイカになってタコと戦うゲームだったけど、続編の追加コンテンツで「タコ側の事情」をとりあげたものがある。任天堂のすばやくて正確なフットワークにほれぼれする。

イカとタコの戦いなんて現実と重ねて観るようなもんじゃないだろ、と、言う人は言うだろう。だけど、「イカは白い」。タコは褐色。
白人と黒人、しかも白いほうが善玉をイメージさせる。
タコには他民族のイメージを重ねている。
考えすぎだろと思う人は考えすぎだろと思う。けど、そう見えることもできる。

だから、2作目で明らかに「タコ側」の取り上げ方を変えたのを知ったとき
「おお、任天堂!さすが!」と。もう、ニンテンドーさんてば!頼りになる!と思ったもんだ。
悪者とされてきたほうの事情も語りなおして、世界観がぐーっと厚くなるだけでなく、偏見を持たないように意識してますよ、って世界にアピールすることにもなる。スプラトゥーンで、マレフィセント、ズートピアのように今まで当たり前だった敵側の見方で、世界を広げた。


E3の期間に発表した「ブレスオブワイルド」続編では、どうやら今までさらわれる側だったお姫さまが戦うっぽい。髪を切って。
オー、ニンテンドー!
こんどは「アナ雪」やるんだ!王子様を待つより、自ら動く女性の話をやるんだ!

まあ、お姫さまが戦う系の話はこれまで散々やってたけど。
スマブラで姫さんたちすげー強いけど今までなんでさらわれてた? ってなってっけど!それは「If」の世界観で、言ってみればお祭りパワーみたいな感じで、本編のシリーズではしっかり(?)さらわれてたようだから。

世界でいちばん人気のあるシリーズの「ゼルダ」で、世界の流れに乗ってオープンワールドやりますよ、さらわれる役割に対するカウンターもやりますよ、ってちゃんとわかってるのを作ってくれるから、ゲームは馬鹿にされずにすむ。
姫様たちが、長い髪とスカートから解放されたのは、長い歴史からの解放でもあるのです。
とかなんとか、シリーズ全部やったわけでもないくせに思っちゃったりして。

「ソニックマニア」やってる?

メガドラミニの話もいいけど、みんな現行マシンでバリバリ遊べるソニックやテトリス、やってる!?
「ソニックマニア」やってる?
「ソニックマニア」に感動した?
「ソニックマニア」に驚いた? 俺は驚いた!

長くゲーム好きやってるけど、「ソニック」だけは、あいつはどうも良さがつかみきれねえなあと思っていた。

任天堂代表マリオ。セガ代表ソニック。
同じ横スクロールアクションで、同じジャンルに見えるけど、マリオは一目でわかるルールで整頓されている。
たとえばトゲゾーって敵は、
「おれはトゲがあるから踏んだらダメだよー」
と、デザインがルール紹介になっていて、自己紹介しながら出てくるみたい。

ソニックの敵は、当たったら痛いのかわからないデザイン。コースは複雑であっちこっち行く。何がどうなっているのかわかりづらい。

そのわかりづらいのを、わかっていくゲームなんだよ、と、ひとこと言ってもらえれば、初めて「ソニック」で遊んだときの印象ももっと良かったかもしれない。

ソニックの世界では「ワイルド」が正義。
ルール紹介してくれない敵、わかりづらい仕掛けを、さらに手の付けられない能力のソニックがぶち壊していく。
「この敵は当たっても大丈夫なんだ」
「ここは上に行くと近道だ」
繰り返しで知識をふやして、絡みついたコースをほどいていく。

「方向キーと1ボタン」の操作に制限しているのも、カチャカチャこまかいテクよりワイルド感があるてざわりにしている。
空中でボタンを押しっぱなしにしていると、着地した刹那にドギャン!とダッシュ。
敵をやっつけるたび、解放された動物がちゃんと逃げていく。
どうぶつが味方で、機械が敵。
ややこしいことが敵。人間が敵。どうぶつラブ。自然ラブの価値観を通すゲームだ。

ソニックの大ボスはエッグマンなる人間だ。
クッパと違うのは、エッグマンは何度も何度も違うマシンで登場し、やられるたびに逃げていく。最後の城でデーンと待つ風格がない、機械に頼って肥えた人類なので、どうぶつによって体当たりで壊される。ジブリの価値観だ。野生が機械に復讐する「平成鼠合戦ちくちく」だ。

日本でソニックがアメリカほど受けなかったのは、ハードの差もあるけど、
「マリオ」の秩序が当然と思いすぎていて、ソニックに戸惑ったのでは。
当時のアメリカのゲーム好きは、クセのある操作性の主人公とつきあってきて、理不尽なステージを攻略していくのが当たり前だった。その差があるのでは?

NETFLIX「ネバーランドにさよならを」と、ノーナリーヴス西寺郷太さんの生配信を観た。

「ネバーランド~」は、マイケル・ジャクソンに性暴力を受けたと告発した男性と家族らの番組。
かばう側だった男性が、
「当時はマイケルにされたことが愛だと感じたので嘘をついた」
本当は性暴力を受けていた、とするもの。
ドキュメンタリーというにはマイケル側の言い分は出さないので、
映画というよりは「告発」。死してなお各国で議論になっている。

マイケル知識がない僕からすると、正直「なんかやってるのかな」とは思ってた。
根拠はと言われると、顔とか、立場が、なんか隠してそうな・・・。
事実と食い違う点があるといわれても、たとえば子供のころのいじめっ子に具体的に何されたかを語ろうとすると、ああなるよ。むしろ記憶を振り絞る勇気を褒めてほしい。


そんな作品の公開を受けての、ノーナリーヴス西寺さんがニコ生で放送してるのを観ました。マイケルをはじめ海外のポップスを研究しまくった大ファンが、あの告発にどう発言するのか。

「ネバーランド~」が一方的な作りだったので、詳しい人なら反論はできるんだろうなと思っていたけど、それ以上に、
うっかりあの映画を見て暗い気持ちになった人に
「その気持ち、背負う必要なかったのかもよ?」
と言いたくなるものだった。


放送でざっとマイケルの人生を振り返ったんだけど、うさんくさい人に声をかけられては、たかられ、お金とられての連続で、ふつうにかわいそうな人だ!
大人にむしられ、子供たちと「高度なうたのお兄さん」みたいになったら、今度は「うちの子供が性的なことをされた」という人が現れ、無罪だったのに悪いイメージだけ残ってしまう。

権力で逃げ切ったような無罪じゃなくて、FBIに盗聴されてメディアに監視されて、つねに人目にさらされて、出せる情報は出尽くしてもなお「やってない証拠」はないだろうと訴えが出てくる。
内面になにを抱えてか知らないが、どんどん顔が人工的になっていく。

西寺さんがうんざりしていたけど、無罪が決まったときの証拠音声とかは、マイケル側じゃない人が勝手にYouTubeにあげている。
「マイケルってあやしいよねー」って人に限って、探せばネット社会、かんたんに出てくる証拠は見てくれない。俺のことか。


少年がどこまで触られたとかは、たぶん永遠にわからない。生々しい話もあった。性欲と愛情どっちもあったのかもしれないし、嫌だけど有名になりたかったかもしれない。


一夜明けた。
冷静になった。

そもそも何を議論していたんだっけ。
これはマイケルが「無罪or有罪」って話なのか?

ここからは僕の個人的な感想ですが、番組で語られる行為は、たしかに「うわあ」とブルーになる話だった。
なぜブルーになったのかを解体してみると、マイケル個人のことじゃなくて、世界中で暴力があることを想像して「うわあ」なわけで、
マイケル・ジャクソン個人が子供と一緒に寝たかどうかなんて、そういう規模じゃない。

中には「スリラーよく聴いてたのに!裏切ったな!」って人もいるだろうけど、
番組を観て「マイケルは犯罪者だ!」と怒ってる人は、個人ではなく
力のあるものが弱者に口封じできる世界に対して怒っているのではないか。

暴力夫がたまに愛してると言うと妻も訴えづらくなるような、見えにくい暴力が世界中にある。見てはないけど、あるだろう。
そのやるせなさに番組が点火した。

マイケル側のファンも、100%彼を善良と信じてる人ばかりじゃない。
だけど、証拠もない、事実はわからないのに、愛する人を名指しで性犯罪者扱いされて反発する。

どっちがわも、じつは結論が出ないのはわかっている。
なら、せめて罵りあうんじゃなくて相手の考えを想像することが、映画の役割だと思うし、マイケルの歌詞の内容にもあっている。

人間椅子が売れてるらしい

人間椅子が30年活動して一番売れてるのが「いま」という衝撃。
音楽がタダになる時代。動画サイトで、スポティファイで、天才たちの苦労の結晶が合法で手に入る狂った時代。
だけど、時代が狂ったことで、狂った世界観の人間椅子と時代はやっと歩調があった。

動画サイトを震源地に、世界のメタルファンに「見つかって」、今、人間椅子というバンドは売れている。どの曲も、映像も忘れることができない。一度この世界を知ってしまうともとの退屈な世界が消えてしまう、凄み。

例外なく僕もはまってしまって「新青年」を買おうとしたんだけど、無料でも公式で聞けることがどうしてもちょっと悲しい。届いても体験できる内容がわかってるのが。
ここは、聞くのは無料で、同じくらいの値段で新刊を買うべきか?
いや、しかし、「宇宙のディスクロージャー」を高音質で聞きたいなあ。「ムー」の世界観そのままだ。
うさんくささと凄み、見えないものを実体化して現実の見方を変えてしまう力。音楽の力。

水素水で若返る!「しょっぷちゃんアモーレ」

kindleに教えてもらった、たちばなかおるさんのエッセイマンガを読むようになった。



「しょっぷちゃんアモーレ」は、三人の男の子を育てるたちばなさんが、家族を学校に送り出して休むことなく仕事に向かいながらの、つかの間の癒しである通販番組のことを描いた作品。
個性豊かなキャスト(商品説明の人)、心がゆらいた商品、通販で知り合ったママ友との福袋チェック。安い冷凍うどんでそれなりに満足していた家族に「本場讃岐うどんセット」の良さはわかるのか。

美容関係のアイテムが使い切ってないうちにたまっちゃって、友達どうしで交換するときに、交互に「これで若返っちゃうんじゃない?」「あ、若返った!」って、えんえんと繰り返す。

その中に、今は効能もかなり疑わしいとされている、「水素水」を作る機械が出てくる。
これ飲んだら「若返りそうじゃない?」「あ、若返った!」
一連のママ友同士の「若返るんじゃない?」「あ、若返った!」の繰り返しは、正直そこだけ切り取るとおばちゃん力が凄まじくて、こうはなりたくないなーと思われてもおかしくない。

だけど、たちばなさんの一連の作品には、障害のある子供もふくめて三人の育児がどれだけ大変か、楽しいことばかりではないのが繰り返し書かれている。

その合間の貴重な時間で、友達とはしゃぎながら飲んだ水素水の若返り効果を誰が否定できよう。
いや、こういう時のために水素水はあった!効能もあった!と言い切れる。ここにこそ母親の強さと、失礼ながらちょっと可愛らしさも感じてしまう。



マンガ・エッセイは実体験の影響が濃くて、試し読みできる部分に毎回、ダウン症の息子は「ゆっくり成長中」と紹介される。
他の子より「遅れて成長中」とは書かれない。
それを見るたびに染みわたるママの強さというか、偉大さ、ありがたさ。

PSVR「ライアン・マークス リベンジミッション」クリアレビュー

PSVR「ライアン・マークス リベンジミッション」両手、両手に銃を持った軍隊あがりの男ライアンになり、敵対するギャングに復讐を挑む。
VRゴーグルとモーションコントローラ2本持ちのガンシューティングゲーム。

アクション映画の主役になれる!
だがその前に、初めてゲーセンでガン型コントローラを握り、ワクワクしながら100円を入れたあのころの少年に戻してくれる!

なんといっても、VRで銃になったコントローラの照準をのぞきこむときのワクワク感!
歴代ガン型コントローラよ!聞いているか!
光線銃!ガンコン!ドリキャスガン!WIIリモコンになんかアタッチメントを付けたやつ!
ずっと架空ガン(エア・ガン)を買うたび、ちょい照準ずれる気がするけど楽しいなあって抱いてた感じがよみがえる。

しかしすぐに、両手両肩に銃を装備して、弾切れになったら胸の弾薬を取ってリロードすることに無理がでてくる。
弾かと思ったら握ってるのは弾切れのもう一丁の銃。
あれ、こっちじゃない、これを手放すには・・・オロオロ・・・。
軍隊あがりでギャングたちを震え上がる腕利きのはずが、横山やすしの「メガネメガネ・・・」みたいなことをずっとやってる。そのあいだに普通に敵が来て一層パニックに。

悲しいことに、作り手の銃に対するこだわりがプレイヤーの混乱を引き起こす。
両手で持って振動をおさえるのも、最初はおおっと思うけど、これ単純に弾数無制限のマシンガンで爽快にコマンドりたかった。

コツとしては、背中の銃や弾薬にふれると振動があるので、それを意識すること。
なれれば次々と武器を取り換え、相手の投げた手りゅう弾を投げ返したりするスーパープレイに酔える。サイレンサーを装着した銃で軽いスニーキング要素もある。
シュワちゃんになりつつ要所で横山やすし・クルーズがコマンドリつつミッション・ランボッシブル!

カンペキなゲームかといえば(各所アップデート予定とはいえ)苦しい。ボスより盾持ってる普通の敵が厄介で、倒した快感もない。バイクの敵とかはパンクしたら吹っ飛んでほしい。

ただ、そこを乗り越えたあと、さらに印象はいい方にひっくり返る。あのシーンやあのシーン、ラスボス前のあの演出!
決して他人のプレイ動画なんかで見ないように。
ヘリが襲ってきて迎撃とか、アクション映画やゲームで100回見飽きたようなのばかりだから。
だが、それが!VR体験だとここまで震えるのかと! そこを体感してほしい。


銃撃戦だけでなく、ものにふれること自体の楽しさも散りばめてある。
車の助手席で、並走してくる敵の車をけちらすカーアクションでは、敵がバンバン撃ってくるのに、カーナビをいじったりできるからね!

トロフィーのひとつに「ラスボスに中指を立てる」があるように、射撃のスコアを競うだけじゃなくて、いろんな遊びを試してみよう、とゲーム側からも誘ってくる。紙くずをゴミ箱に投げたら反応するんじゃね?・・・あ、やっぱり!反応があるのが嬉しい。トロフィーでそれとなく「こんな遊びもあるよ」って教えてくれてる。

会話シーンもっと削れとか、もっと移動を減らして目いっぱいVR酔いに対処しろとか、ぶつぶつ欠点を言いたくなるゲームだけど、最後にはそれ以上の火力で細かい不満を焼き尽くしてくれた。

町屋良平「1R1分34秒」 を読んだよろこびと読書メモていど



大きな賞をとったものって、とりあえず手には取るんだけど、だいたい
「完全にはすごみを理解できなかったけど、すごいものなんだろう」
って気持ちを上乗せしてしまう。
かんたんに作品について感想を言ったら呆れられるんじゃないかとか、賞が読書体験に影響するんだけど、この小説については、わかる!

ボクサーの小説だけど、読んでてすげー嬉しいのが、多少本を読むのに慣れてきたのか、
「これは新しい感覚の小説だ」とわかる!
普段使わない言葉は使わないようにして、ひらがなを多用して、安易な比喩を使わないようにして、自分の言葉で、何気なく考えているようなことを書いている。

スポーツ選手が一瞬のうちに何を考えてどんなパンチをしたとか、言葉にしづらい部分をまるで自然に動画から文字に翻訳したみたいに書いている!
わかる!これは、賞を獲ったことを知らずに読んでも凄いと感じたはず!

何ですごいと感じたんだろう。
ぼくが村上春樹じゃないからか。
村上春樹みたいな思考や語彙で生きてない。
題材も、言葉選びも、ふだん使ってる言葉で、感じたことがあることを書いていることがうれしかった。
ぼくらの通ってきた道は軽んじられるようなことじゃないだろ、って言われた感じがうれしかった。
まあ、要はおもしろかった。

僕は本好きといってもそんなレベルです。

昔、横山秀夫「半落ち」を読んだときは、特徴的な文体だということもわからなかった。
今読み返すと、短い文章がタン、タン、タン!と連続で撃ち込まれるような書き方だなあ、ぐらいは感じる。

アートでもお笑いでもスポーツでも音楽でも、全方位にあさく楽しむだけだと、多趣味というより結局は退屈になって、「昔は良かった」とか言い出すんじゃないか。
人生で一度もギターを聞いたことがない人は、60歳で初めて音楽を聴いたら13歳みたいに体に電撃が走るのか。よくわからない。
とりあえず、この喜びが持続しているうちに次の何かを注文するし、テルマエロマエは今電子書籍が無料だ。

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