宇多丸と怒髪天の「マイゲーム・マイライフ」で、2代目PSVR「軽くなってる」発言。

小説読んだ。人間力回復してきた。台風来た。
こんなときこそ部屋で小説読むかゲームするに限るわけで、みなさんはこれから仕事に行く僕のぶんも楽しんでくれ。

昨日「マイゲーム・マイライフ」というラジオ番組の中で、マイナーチェンジされた2代目PSVRについて気になる発言があった。
この番組はライムスターの宇多丸が毎回ゲスト相手にゲーム遍歴を聞くものだけど、ゲストは怒髪天の益子さん。
元自衛隊であり、ボーカルであり、食べるラー油のCMに出演してブームの火付け役であり、インベーダー時代から今までゲーマーである人だ。

この回で接続が改良されたPSVRを使う機会があったんだけど、「軽くなってる」発言があり、どうも装着感が変わってるみたいで、初代のを苦労して手に入れた者からすれば「ナンダヨー」としか言いようのないグッドガジェットに進化していると見て、聞きながら「ナンダヨー」とこぼした俺であった。

まあ3DSだって、色違いといいつつ代々キーの感触が変わってたり、言われてみないと気付かないアリの歩みのごとき改良を繰り返してよりいいものへと極めてきたんだから、SONYが常日頃から改良を行ってないわけはないんだけど。…ああ、窓の向こうの風音がえらいことに。俺マジで出かけなきゃダメすか。

宇多丸のウィークエンドシャッフルの良さは知れ渡っているけど、
「マイゲーム・マイライフ」のゲーム肯定力もすごいので、もっとみんな聴いてほしい。ソニー提供なのに任天堂のすばらしさをずっと語ったりしてるぞ。次回のゲストは加山雄三だぞ。

この番組では、ゲーム肯定力と、宇多丸の「人間肯定力」があわさって数々の印象的なコメントが生まれる。

ノベルゲーム「428」をお勧めされた宇多丸が、冒頭で主人公の警察官を選んで普通に進んでいたら、
「ヘッポコな音楽が流れ出して、一生マンガ読んで、平凡な人生をすごしてバッドエンド」
って言われたと憤慨していた。

「一生マンガ読む人生だっていいじゃねーかよ!なんでバッドなんだよ!」
ってことなんだけど。

たしかに、本筋と違ったルートをたどると全部「バッド」とつけられるのはおかしい。
初めてノベルゲームやったときはそう思ったはずなのに、いつの間にかそれをお約束として受け入れていた。
なんだか新鮮。

今でもラジコとかで聞けるので、オススメ。ニンテンドーダイレクトの短いやつくらいは、時間前にラジコをセットして待機するぐらいはしようぜ!みんな!台風それろ!

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実在の精神病院を舞台にした「the town of light」中国からの刺客「隠龍伝説:影の追跡」配信開始!


ニンテンドースイッチとマリオオデッセイの同梱版が普通に売ってて、うっかり買いそうになったぜ。普段3万円も持ち歩いてないんで買わなかったけど、どっかで品薄情報に踊らされているみたい。
これは貴重なものだ!みんなが並んで買ってるものが、たまたま見逃されている!ってわわわっとテンションが上がった。

それより、こんな時でなければ買っていたであろう2本がひっそりPS4で配信された。
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「いんりゅう」だと思ったんだけど変換で出ねえ!
「隠龍伝説:影の追跡」2400円!

古代中国ファンタジーな世界観で、横スクロールコンボアクション。配信はオアシスゲームズ。多国籍で活動している企業で、海外版ナルトにも関わっている。
現代でも古代でも、中国という国をちゃんとゲームで見てみたい。
日本人がファンタジー世界のゲームを作るように、自分の国は魅力的に見えないものだけど、中国の都市部の日常会話や食事をリアルに再現するだけで、外国人には興味深いところが出てくると思う。


もひとつ。
実写と3Dグラフィックでイタリアの廃病院を再現した「the town of light」
2700円から今だけセール中で10%オフ。
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精神病院を探索して患者の少女の記憶をたどるアドベンチャー。面白そうつらそう面白そうつらそう、心がメッチャ揺れている。ちょっと昔の実写アドベンチャーの空気もあるなあ。

ジャンルは「ホラー」だけど、むやみに怖がらせたり驚かせたりするのが目的ではなく、実在の事件から当時の精神医療を取材して、興味本位で精神病院を扱うのではなく、現在の医療へのメッセージも込められているとか。

ケガ人がゲームに出るように、ごく身近に実はいる、ふつうの精神医療で通院中の人がふつうにゲームに出てきたら。そのときはゲームも一歩進んだな、と思える。


プレイ動画は廃墟マニア必携の雰囲気であった。
これぞインディーズゲーム精神!

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炎でハートを描いて告白するネトフリ版あいのりに笑う。ほとんど山火事。

NETFLIX版「あいのり」新作が配信された。

男女がピンクの「ラブワゴン」に乗って世界を旅するバラエティ。シリーズ通して全くの初見。司会の人選がオードリーとベッキーなのが気になって密かに楽しみにしていた。

男性者は、スマホが手放せない公務員、格闘家兼どら焼き屋、ウェディングプランナーら。
女性陣は、元ミス松坂やフィリピン人とのハーフ。みんな子供のころに「あいのり」に憧れた世代。

「なんでわざわざ普通の恋愛じゃなくてラブワゴンなのか」
若林と初見視聴者の疑問に、答えがちょっと出た1話。


最初に訪れた国はベトナム。
ここでメンバーらは地元民に「ラブバス」のパクリじゃない?と笑われる。
「あいのり」のフォーマットを使った番組は各国にあって、
逆にベトナム版あいのり「ラブバス」のパクリじゃないかと思われていた。

そして、「ラブバス」参加者の告白シーンVTRを見る。

これが日本人男子にはちょっとマネできない面白さだった。
地面の草に火をつけてハートを描いて、火の中で告白するというもの。告白する男女を煙がつつんで、パチパチ草木のはぜる音がする。VTRの微妙な古さも相まって
「山火事直前の防犯カメラ映像」みたいになっている。

もうひとつは、99本のバラをプレゼントして
「君に100本目のバラになってほしい」
これは日本人には言えない。


VTRのあとで、参加者の男子を並べて女性側がマジ説教を始める。
恋愛をしにラブワゴンに応募したのに、お前らは何しに来たんですかと。
さっきから男同士でずっと話して積極的にアプローチしないのはどういうことだと。

草食系日本人には考えられない、炎とバラのこっぱずかしい告白をみたとき、スタジオは笑いが起きていた。
参加した彼女らの心中はどうだろう。
笑いつつも、一生忘れようにない告白に、かすかに羨ましく感じるところもあったんじゃないか。

彼女らの若さとビジュアルなら、合コン行ってLINEで無難に誘われるぐらいは簡単にできる。
でも、それじゃ足りない。
一生忘れられないような旅と告白のためにこの企画に応募したんじゃないか。


出演者の男女にそれなり共感できたし、若林とベッキーの「感じ」もすごく良かった。
わざとらしく恋愛体験を聞かれて、
「知ってんだろ!(笑)」
と返すベッキーは憑き物が落ちたよう。一時期の報道がさすがに不気味だった自分としてはほっとした。

春日はほとんど喋らず、いつものピンクベストで堂々としていた。
ラブワゴンが擬人化したみたいだ。


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10月24日の雑記 文化にふれないと人は枯れていく


昔のゲームボーイのバッテリー表示の「逆」みたいに、口内炎がバッチリ出た。
今月はやけに忙しくて、疲れ切ったところに台風直撃して傘の骨折って、体を傾けたひょうしにトートバッグがかたむいて中身がちょっと濡れた。
ヨレヨレになって帰って、意識が飛ぶ感じで寝たら軽い金縛りっぽく起きた。

その中で、確保できたはずの睡眠時間を、メタルギアⅤと「淋しいのはアンタだけじゃない」に吸い取られる。
しつこく推していくぞ。「カイジ」を初めて見たとき以来の、この絵じゃないと成立しないマンガの衝撃。
実績も出しているプロでも創作にもがいて、いっしょに泥だらけの人生に並走してくれた。


読書もなし、映画もなし、音楽なし、友達との会話なし、
仕事と睡眠の往復だけで心が貧しくなっていく。
「国の行方とか今はしんどい…風呂入りたい…」ってわかりやすく荒れていく。
部屋のすみに半そでのシャツがばさばさ重なったままです。ああー。
堕落!!
先月まではジムに通おっかなー、と考えていたのがウソのようだ。
俺の求めるもっと知的にエネルギッシュな、貪欲な毎日はどこだ!

吉本浩二「淋しいのはアンタだけじゃない」レビュー

「ブラック・ジャック創作秘話」で「このマンガがすごい!」1位になったドキュメンタリー漫画家、吉本浩二の
「淋しいのはアンタだけじゃない」が完結した。
いろんな方面から語れるマンガだけど、まず「マンガの力」「マンガ表現の可能性」の作品だと強調したい!


話は、マンガ好きの聴覚障害者との出会いから始まる。

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彼らはマンガの擬音表現で、世界に音があふれていることを知った。
「ぼくたちマンガ大好きなんです」
その声にこたえて、作者は聴覚障害を次回作のテーマに決める。

一般的に聴覚障害は「耳が遠くなる」イメージだけど、実際は音が歪んだり、強烈な耳鳴りが起こる。
24時間止まらない耳鳴りで精神を病み、疲れや幻聴が絡みあって膨らんで、手に負えなくなっても見た目はふつうの人にしか見えない。

そんな聴覚障害を絵にするとどうなるのか。編集者と話し合いながら言葉を歪め、擬音を目障りにする。
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生まれつき耳が聞こえない人が、子供のころにマンガ表現で世界の音に触れたように。
聞こえる人にマンガ表現で「聞こえない人」の世界を見せる。

常にマイクのハウリング音のような耳鳴りがする人には、そのままマイクの絵を描くし、何をやっても感覚がなくてフワフワしていると訴える人は、本当にフワフワ浮いて描かれる。

吉本浩二の「バカまじめ」な描き方も生きる。
たとえば対談では、話し相手と手話通訳者がどの席に座るのか、位置関係が正確に描かれる。
なぜか食っているものもちゃんと描かれる。
どんな相手でも、同行の編集者は出された物をモグモグ食うんだけどその様子を毎回描く。
一見どうでもいいことまでキッチリ描くことで、作者は誠実に真剣に描いていても、小さじ一杯分の笑いが生まれる。

「聴覚障害のマンガ」なんだけど、耳の不自由なヒロインが出てきたりするわけじゃない。マンガしかできない表現、マンガ的表現の可能性を描いたマンガだ。
実写化したり、ストーリーだけ抜き取れない。画力がすごいんじゃない。「このマンガがすごい!」としか言いようがない。


聴覚障害でリンクしているけど別の話である佐村河内守の「ゴーストライター騒動」が絡んだことは、幸運だったのか、不幸なのか。

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現代のベートーベンと言われた作曲家、佐村河内守が、実は耳が聞こえていたとされたスキャンダル。
佐村河内本人に取材のアポがとれる。それも、映画「FAKE」の密着取材中だという。

尊敬するドキュメンタリー映画監督、森達也に撮られるかもしれない。
自分たちもスクリーンに大写しにされて、悪質なメディアの一種に見えてしまうかもしれない。

佐村河内を撮ったドキュメンタリー映画「FAKE」に作者は出てないが、実はカメラを構える森達也自身を描く二重構造になっていた。


興行成績では明暗が分かれた。
「FAKE」は聴覚のことには触れず、テーマをマスコミ批判などに絞って連日大盛況。

「淋しいのはアンタだけじゃない」は聴覚の話と、佐村河内氏の取材が同時に進む。
実際に読まないと内容かわかりにくく、単行本の帯文句まで売り方に迷っている様子で、売り上げは大惨敗。

だけど内容を比べると、
映画では静かに生活しているように見える佐村河内が、マンガでは激しい怒りと苦悩を語っている。
映画終盤に出てくる補聴器は普段使っていないこと、耳が聞こえなくなっても発声が崩れないわけを答えている。
「FAKE」で森達也監督のカメラが届かなかった暗がりに、吉本浩二のペンは届いている。

マンガ好きでいてくれた人の思いを受け取って、マンガ的表現に苦悩して、作者自身も成長していく。
「マンガの力」のマンガだ。だから「このマンガはすごい!」

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森達也「FAKE」がネトフリ配信開始、ほか読書記録


忙しくて、ちゃんとした感想にまとめることができません!四国は国体やら祭りで休日もあわただしいです。ああもう。

FAKEは鑑賞直後に勢いで書いたけど「淋しいのはアンタだけじゃない」を読み直したら加筆修正したくなった。



「バブルノタシナミ」
阿川さんは、TVタックルで大竹まこと、ビートたけしの間にいる姿が記憶にある。
あの人が間にいると、大竹、たけしの怪物ふたりが、お母さんがやんちゃな兄弟ゲンカを見守っているようだった。

厳しい家庭に生まれ育って、若いころは二世としてもてはやされ、うっかりテレビ業界に入ると無知ゆえにコテンパンに怒られる毎日。
同世代がバブルを懐かしむけど、自分にはバブルの恩恵なんて何一つない。
若いころから苦労続きの人生なのに、苦労人のイメージがない。
ざっぱ~んと寄る年波。初めてのゴルフに胸をおどらせる。一人で通っても楽しい打ちっぱなし、グリーンでさえずるウグイス。
テレビの語り手じゃない、エッセイスト阿川の感性がさらっと炸裂。




「FAKE」怒りよりやるせなさで体がフルフルするのは俺だけでしょうか。
なんでそんなことするんだ・・・!何なんだよ・・・!

聴覚障害がありながら作曲家をして、現代のベートーベンともてはやされた佐村河内守を撮り続けた映画。
新垣隆氏が「彼は作曲もしてなければ耳も聞こえるはず」と告発したが、真実はどこに。



ドキュメンタリー漫画家の吉本浩二「淋しいのはアンタだけじゃない」は、聴覚障害者にインタビューした漫画なんだけど、その中で佐村河内家に取材に行っている。(こういう作品にでかい賞をあげちまえ!)

来客に出すケーキや、自分の体や周囲を叩いて音を出す佐村河内が映画で観れる。
テレビでは面白半分で、何もかもウソだったように報道されたけど、映画では最後まで、佐村河内側によりそいながら、あえて
「嘘だってつこうと思えばつけるよ?」
と、鑑賞者を立ち止まらせるような態度で終わった。

マンガでは騒動が大きくなって、専門的な検査をしたら聴覚障害が本当とわかって、検査結果をマスコミに配ったんだけど、メディアはそこに触れず面白おかしく報道することを選んだ。
このことを佐村河内守本人はいちばん悔しく思っているようだが、映画では聴覚に触れず、盗作疑惑にしぼった。

「淋しいのは~」で、聴覚障碍者が「これは自分だ。自分が笑いものにされている」って泣くシーンがつらいんだけど、「FAKE」もまたきつい。
フジテレビのスタッフが
「あなたに関する番組を作りたい」「司会はおぎやはぎ。芸人だし、バラエティ風ではあるけど、あなたの言い分をその中で伝える」と挨拶に来る。

出演のオファーを断ったら、実際に放送されたのは新垣隆が「聴こえない人」を演じるコント!
無言で観ている佐村河内。
年末の「ガキの使い」でバカな役をやる新垣隆。
佐村河内。

ベッキーより、ゲスの極みよりも前にこの事件があった。
人は、傷付けても心が痛まない存在を求めているのか。




五社英雄の生涯。これおもしれえええ!

当たりはずれが大きくて、映画監督として取り上げられることがなかった人にスポットを当てる。
「吉原炎上」「極道の妻たち」の監督で、時代劇の刀がぶつかる「キンキン」音の発明者。

クロサワ映画全盛期で、テレビドラマがまだ見下されていた時代にガッツで刺激的な作品を撮る。

軽くぱきっと折れる撮影用の丸太で、丹波哲郎が頭をぶんなぐられるシーンの撮影。

だが、悪役に渡されたのは単なる丸太。
指示通りに丹波はぶん殴られて、卒倒する丹波と、戸惑う悪役の姿が生放送のカメラに収められた。
ありえねー!
怨念がこもったような書き込みだらけの台本の写真収録。


4Kテレビで遊ぶメタルギアが難しっ!テレビを買ってからわかったことも、のちのちまとめたい。

自分の基地運営とアフガニスタンで兵士の殺害、誘拐、調査を繰り返す。
ゲームを通して指導者と一兵士になって、戦争をやる側の疑似体験。
これまで小島監督作品はエゴを押し付けられるようで苦手だったけど、今回は素直にすごい。楽しい。疲れる。

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若者のテレビ離れ起こらなすぎ

コント大会の順位だけで騒動になり、アニメのスタッフ変更で騒動になり。
その間にもジブリの映画やメジャーリーグの試合が話題になって、日曜朝のタイムラインは特撮の実況で埋まる。

若者がテレビ離れしていると小耳に挟んだんですが、みんなテレビばっかり観てないか?
「最近は面白くないテレビばかりで観なくなったけど、この番組は素晴らしい」
やっぱりお前テレビ観てテレビの話してるじゃないか! ってつぶやきも多い。
YOUTUBEで放送地域以外の番組を配信までしたり、やっぱテレビすげえ。本は売れない。



生で観れなかったので面白さ3割ぐらい損したと思うんですけど、キングオブコント感想ちょっとだけ言いたい!

笑いの量としては他の番組より少なくても、月収5000円ぐらいの人たちが、自分の好きな世界観を煮込んで煮込んで、全ての言葉選び、1秒の間と表情のニュアンスまで全部作って、一気に爆発させて人生を変える瞬間が鳥肌。

「かまいたち」のコントは、もてない男子がクラスの美少女に告白されているのを、もう1人が覗き見しているところから始まる。
かまいたちは2人組なので女子は実際にいないんだけど「いる」って設定なんだと思わせて、
実はもてない男子のほうが「女子に告白された妄想をしていただけ」。
実際は2人だけで演技してるんだけど、他に観ている人がいるのに「いない」って設定なのか、本当に2人だけなのか、視聴者にもわからないところがスリリング。
文章じゃさっぱり伝わらぬ…。


他にも「にゃんこスター」の計算なのかラッキーパンチかわからないコントが上位に入って賛否を呼んだけど、話題になったこと自体がすごくいい。

「俺はあのコンビの方が良かった」
「なにか話題みたいだから観てみよう」
と、みんなで議論したりして、業界を盛り上げていくのが大会の意義だ。
そのために順位のつけられない芸術になんとか順位を付けてるのに、芥川賞もアカデミー賞も日本ゲーム大賞も、あそこまで話題にならない。
と思ったら、別に本人も望んでいない「村上春樹ノーベル賞を逃す」の知らせが。


お笑いの賞レースは、ちゃんと業界人ですら聞いたこともない人をいきなりどメジャーな舞台に上げて、生放送の3~4分を与える。お笑い界の偉い人、ほんと偉い。

いましろたかし「新釣れんボーイ」「曇天三茶生活」改題問題に反対する


山田孝之プロデュースで「ハード・コア」が奇跡の実写映画化。
それにともない、いましろたかし評価の波が静かに起きようとしているのかいないのか。

「ハード・コア」新装版にあわせて、新刊「曇天三茶生活」が発売された。
これが「新 釣れんボーイ」の2巻を改題したものだったのに気づかなかった。

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ちょっと!これが1巻と2巻だってわかる人いますか!?
お客様の中に、これが続きものだと判別できる方、いらっしゃいますかー?

1巻が売れなくてタイトルを変えられたらしい。
実は釣りもほとんどしてないのがまずかったか。
2巻は、夜ひんぱんにトイレに起きなきゃいけないのつらいって話だった。


改題したくなる気はわかるけど、「新釣れんボーイ」の名を外しちゃうのは大反対。ていうかタイトル変えたところで売れない。



十年以上前に、作者をモデルにした釣り好き漫画家ヒマシロを描いたのが「釣れんボーイ」。
そこから長い空白期間があって、アラフィフになったヒマシロ先生の日々を描くのが「新 釣れんボーイ」。



この間に10年以上の空白期間がある。

元祖は、漫画家として売れなくて、ぼんやりして、合間に釣りに行ってもヘタクソな「釣れんボーイ」だった。
「新」になって、ほとんど釣りに行かずにアベ政権批判や病気のグチ、原発への怒りがメインになった。
それでもヒマシロ先生が出ているから「新 釣れんボーイ」でいいと思った。
ドラゴンボールを探さないんならタイトルを変えようと言えますか。悟空が出ればドラゴンボールだ。

ヒマシロ先生は、少年時代、売れない時期、「新」がつくまでの空白期間、ずっと自然と動物が好きで、悩み事があると渓流釣りをしている。
そんな自分を受け止めてくれた川が汚されて、魚を誰かにあげようとしても安全かどうか気にされるようになった。
だから「新 釣れんボーイ」では原発に対して怒っている。

昨日今日わいた怒りではないのに、「曇天三茶生活」を独立した作品と勘違いして読まれると、新聞読んで原発に怒ってるおじさんを描いた、スケールが小さい作品に思われてしまう。


「新」から元祖に戻って読み返すと、作者も意図していなかったであろう感情で、胸がくっと痛くなる。
アマゾンで無料立ち読みの範囲でいい。雰囲気を見てほしい。

元祖で、釣りは決してハッピーに描かれていない。
使えないアシスタント、ぱっとしない日々。今と違って猫に囲まれる生活も羨ましがられることじゃなかった。
売れてチヤホヤされる生活とはかけ離れたヒマシロに残された、ささやかな楽しみが釣りだった。

それすら奪われた現在が「新 釣れんボーイ」

健康問題と釣り具の値上がりで、ささやかな趣味すら心おきなく行けない。
貯金残高や印税もリアルに書かれて、アシスタントを雇っていたのが夢のようだと懐古する。
元気に走り回っていた猫たちは写真の中にいる。

仲間、猫たち。わざわざ遠出して釣りに行ける健康な体。若さ。
若きユーウツな日々が、過去になってからどれだけ大切だったのかわかる。

(腕前が)釣れんボーイから、
(老化と環境問題で)釣れんボーイに。
話は繋がっている。タイトルを受け継ぐことで、「元祖」と「新」の間のヒマシロ先生を想像することができる。

「ハード・コア」公開でいましろ作品を掘り起こす人たちを混乱させないため、タイトルの改悪に反対する。

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4Kテレビとゲーム遅延でオロオロ

ミニスーファミも素晴らしいし、ニンテンドースイッチも素晴らしい。
なんならアイフォーンヌかて素晴らしい。改良をやめないPSVR素晴らしい。

でも今回買ったのはアクオス。
40インチ4Kテレビを購入した!

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大きすぎた。出入り口に干渉しとる。


大型テレビは金持ちの家にあるもの!って刷り込みがあるから、なんか身の丈に合わないのが来てしまった感じ。
リモコンに「YOUTUBE」「NETFLIX」のボタンがあるのに「へえ」と思ってからPS4を…起動…っ!





遅延で!!
ゲームに!!
ナラネエエーーーッ!!


映像は超クッキリだけど、メニュー選ぶだけで「もたっ・・・」と動く。
ブラウン管から地デジに移行したときに、液晶遅延が騒がれていたのは知ってたけど、4Kになってまたそんなことになってたの?

設定をいじってみる。前は日立のWOOOで「ゲームモード」にすれば処理が軽くなったけど、そんな項目はない。
それに、ネット上の説明書によると、より色合いを鮮やかに表現する「HDR」機能が使えるとあるのに、そんなのねえぞ!


いやはや。頭抱えた。

アマゾンでも同じ商品名のテレビに「HDR」が売りみたいに書いてあるのに…?
よーく読み返すと、小さく「HDR機能が有効なのはHDMI端子1のみ」とあった。


スクリーンショット (18)
映像対応(注1)がおわかりいただけるだろうか


その後、画質音質をいじりながら、これ格安で家族に譲れないもんか、自分は遅延のない36型でいい…
とか思っていたら、ミラクル起きました。

画質設定で、柔らかい画質の「映画」とかメリハリの効いた「ダイナミック」とかあるけど、
画質を「ゲーム」に設定すると、処理が軽くなって遅延が少なくなるのです。
説明書熟読したんだが…。

そんなこんなで映像もバシーッと鮮明になった。
音も、前のテレビがこもっていたのがよくわかった。

ブラウン管からハイビジョンになったときの衝撃はないし、4Kの恩恵は50型くらいにならないと実感できないと思うけど、
もう文字の小ささに悩まれずにすむ!レトロなフリークもいい。携帯機もいいが、僕はパワフルなほうを選びます。
快適である。結構結構。



正直、ふつうのPS4と36型がコスパいいし、集中できて文字も読みやすい最良の組み合わせかなー。

作り手の好きなものをまっすぐ浴びる快感。 PS4ダウンロードゲーム 「RUINER」レビュー

ジャケットの背中には「弟」。
マスクをかぶった「弟」が、未来都市レンゴクシティで、謎の女ハッカーと共に行方不明の兄を探す。
RUINER公式ページ。ポーランド産。

スクリーンショット (16)

まず「レンゴクシティ」の時点でちょっと笑う。
町名をつける時点で地獄にするつもりじゃないか。

最初に戦うことになる「クリープ団」は各家庭の三人目以降の子が集まったギャング。
この世界では子供の数が制限されていて、「第三子」たちは極めて厳しい環境で生きている。

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いちいちポーズを決めて出てくる敵。
見おろし型アクションで、落ちている銃や刀を拾っては撃ち、弾切れになればすぐに捨てて次…と繰り返し、軽い命を次々と奪って兄の足取りを追う。

暴力描写は軽くても設定が重い。なのに、プレイして笑みがうかぶ。
「俺たちはこういう世界観が好きだー!!」
というスタッフの熱意にやられてしまう。


ゲームを進める上で無視してもいいけど、登場人物や武器には、全部解説が用意されている。

(RC-05ソニックガン)の解説。

音響兵器は元々、アームズ・テック社が暴動対策部隊のために開発したもので、怒れる暴徒を鎮圧する非力致死性兵器として、たちまち人気を博したの。次いで、どこかの強欲な資本家がこの銃をレベルアップさせようと考え、威力を強化し、非致死性は失われた。その結果がこれ。十分チャージしてから発射すれば、心臓や頭蓋骨といった、あらゆる固形物を一瞬にして”弾けさせる”わ。



たいして区別のつかない銃のひとつひとつに細かく設定があって、
読んでいくと「アームズ・テック社」が武器を作っては闇に流れていった経緯がわかる。
こういう設定や街並みこそが「作りたかったもの」で、アクションがオマケなのか。

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「何度死んだっていいじゃない。失うモノなんてある?」

ビジュアル最高。セリフ回し最高。やさぐれた連中の話を聞いているだけで浸れる。
違うエリアへ移るロード時間さえ、バイクで運転する姿を入れて、キマッてない場面がない。ついついスクショを撮りまくり。

これでアクションさえ良ければ超名作だったのに。
ガードやグレネードなど、主人公の特殊能力を解放して、プレイヤーごとに違う戦法で闘えるようになるんだけど、現時点では「ノーマル」でも瞬殺されるのでカスタマイズも何もない。

見おろし型のそこそこ難しいゲームをクリアしてきたはずの自分だけど、
「難しい」というか「何がなんだか」。
点滅する画面で銃弾が飛び交って、死んでからはじめて
「俺は攻撃をくらってたのか?」
とわかるぐらい。

「あ…もう、これならイージーでいいです…」

と思って、イージーにしたら、いきなり観光客仕様。
力押しで行けるようになって、やっぱり戦略的に闘う面白さはなくなる。
イージーとノーマルの間がめちゃくちゃ大きい。

相当上達すれば、もっと戦い方に面白さが出てきそうだけど、そこまで何割のプレイヤーが到達できるか。

敵の戦い方よりも、名前や決めポーズばかり印象に残るし、全体的にヘン!力の入れ方がおかしい!
だけど、欠点のない磨き上げられたものより、こんな栄養の偏ったものを求めている自分もいる。
完成度は置いといて、好きか嫌いかでいえば好きとしか言いようがないでしょう!


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