行き詰まり感に説得力がある。いましろたかし「新釣れんボーイ」

いましろたかしの「新釣れんボーイ」に、エラー紙幣でいう「耳」発見。
作風とマッチしてて、これはいい耳だ、ちゃんと持っておこうと思った。

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作者本人をモデルにした漫画家「ヒマシロタカシ」の毎日の愚痴と病気、政治、故郷、エンターテイメント、猫。たまに釣りもする。

なんというか、研ぎ澄まされた脱力感。
なんというか、考え抜かれた何も考えてないようなセリフ回し。


釣り具は細かく描きまれて、興味ないことはざっくりした身もふたもない描き方。
貸しマンガ屋の「バキ」の背表紙のやる気のなさとか、作者が笑わそうとしているのかわからないけど笑う。



これは作者30代のころに描かれた前作「釣れんボーイ」1話。

スクリーンショット (13)


顔も環境も、独り言が長いのも、時の流れを感じさせる。「新」1話。
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部屋で飼ってるネコにマンガ論を語るシーンとか最高で、真面目に語ってるのにどうぶつしか聞いてない。
「ある夜 俺はヒマで福本伸行さんのインタビューをネットで観ていたんだ」
俺はヒマで、ってひと言いらないと思うんだけど、さぞヒマだったんだろうなあ。

作者自身の「ちょい自虐系」マンガはネットにもたくさん読めるけど、これは作者の年齢と、しっかり売れなかった経歴がある。行き詰まり感に説得力がある。昼飯代がちゃんと書かれていたり、金の話もリアルでつらい。

昼飯代に悩み、病院代に頭をかかえて、なんとか趣味の鮎釣りで解放される。
釣り具は意外と高い。
魚をすくう「タモ」なんて要は虫捕りアミの水中版だと思っていたが、粋な遊びのための道具だから、けっこうする。

スクリーンショット (14)


どの世界でもあるけど、趣味の世界で職人たちによって磨き上げられてきたこだわりアイテムはおもしろい。
ハンドメイドで軽量、魚を傷つけないように最先端の技術が使われている高級品になると3~5万円ぐらいする。

そのことを頭において読むと、最後にヒマシロ先生がやらかす「痛恨のミス」が、精神的にも経済的にも「痛く恨むミス」なのがわかる。
「持ち手が木で、もう生産していないタモ」
拾った人は大事に使おう。



二十世紀少年のアイデアの元になったと言われた「デメキング」
ボンボン末期に連載された「化け猫あんずちゃん」などが人気高め。

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8月27日の雑記 NETFLIX版デス・ノートに隠れて配信されたマリファナコメディ「ハイ・ライフ」

漫画原作の映像作品ってさ、キャストが似てなくても別にいいですよね?
映画作ってる側は、原作ファン採点のそっくりさんコンテストをやりたいんじゃなくて、映画作ってるんだよ。

そのことを強く思ったのが実写版「アカギ」で、あの時代に銀髪の少年ってもう不思議な奴じゃん。
相当オシャレに気を配ってる奴じゃないか、周りは誰も髪形に触れないのか、とか余計なこと考えてしまう。
むしろ「アカギ」を忠実に再現するなら、ぼっさぼさor坊主にした方が、作品に忠実ということなのでは…とか思ったけど…まあいいや。


ネトフリ版デスノート感想です。
物足りなかった。

シアトル在住の高校生ライトは、死神リュークに、名前を書いた者を殺す「デス・ノート」を渡される。
強大な力を持ってしまった高校生は、テロリストや誘拐犯を次々殺して「神」とあがめられる。

秘密を打ち明けた彼女とネット掲示板を見るシーンが一番興味深かった。
「こいつはこんな罪を犯しました!殺してください!」
ライト信者たちによって、ずらっと犯罪者たちの情報が書かれている。
正義のために片っ端から殺しちゃおう、ぐらいの勢いの彼女に対して、ライトは、いやいや…本当にそんなことをしたのかわからないし、簡単に殺していくってのも…と悩む。

ライトに対して、天才黒人探偵「L」と謎の東洋人WATARIが迫る。
この2人組のビジュアルが強烈。全身タトゥーと変な髪形のワタリが死神よりインパクトあって、「シャーロック」みたいにこのコンビの活躍ならもっと見てみたい。

「L」がライトに会うときの推理は頭脳的というか、笑ってしまうような推理で、
「こいつ、それだけのヒントでよく真犯人まで迫ったな!?」と。
一方的に強いライトを見るだけで面白くないからとリュークがヒントをくれるとかなら納得いくけど、
犠牲者は中継の死角で何かされたとか、検出されない新種の薬物を摂取したとか、常識的な可能性は全て飛び越えてデスノートの力を嗅ぎ付けてくるっていう。

単純に殺すだけから、応用編として行動を書き足したりノートを破ったりするまでも1本の映画の尺に収めないといけないので、ちょっと無理した印象。




実はデスノートと同日、まだ序盤しか見てないけどNETFLIXで強烈な作品が配信されたんです。
「ハイ・ライフ」というコメディ。
ネット配信でしかできない、医療用大麻販売を営む一家のホームコメディ!
おなじみの「HAHAHAHAHA」って笑い声の演出が入ってる。
英語と現地の空気を知らないので、面白さの何割も理解できてないのが悔しい。

題材的なアレなのか、日本版がなかった。
海外版トレイラー


スタッフをまとめるのは、日本人でいえば樹木希林みたいな強烈なかあちゃん。
かつて反抗の象徴として大麻を吸っていた世代。医師の許可さえあればマリファナを買える時代に寂しさも感じている。
(このへん、詳しい制度のことはわからない)

他、イラク戦争に参加した、明らかにアメリカ側じゃなさそうな元軍人、
「いわゆるアジア人枠よ」とメタネタをぶちこむ中国娘、
さらに、有名企業への就職を蹴ったエリートの息子が帰ってくる。

マリファナは合法になったから、ライバル店でひしめきあうはず、
うちみたいに昔から細々と営業している店は潰される、大規模なチェーン展開をしようと息子が提案して、家族で対立する。

「大麻を通じて権力と戦ってきた、自分が権力を持つ側にはなりたくない」
と主張するかあちゃんは、さっそく夫婦間のストレスがたまっている客を大麻で解決。

たまに奇抜な演出はあるけど、テーマの突飛さだけで始まった企画って感じじゃない。フルハウス観てるみたい。
海外でのドラッグと人の距離感みたいなのを学べそうな気もする。これは注目作。



アマゾンって、取り扱い商品なんでもいいのかよ。謎。

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細かすぎて報道されなかった高校野球芸人「サブロクモンキーズ」そうすけの四国アイランドリーグ挑戦記レビュー


元野球選手の杉浦投手。
またはお笑いコンビ「360°(サブロク)モンキーズ」杉浦そうすけの、独立リーグ挑戦記。
野球の話だけど、野球をしてない人の人生と重ねやすい一冊だ。



作者は「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の常連。
「ヴェー、ヴェー、ベーベーベー…」
と応援歌を口ずさみながら、往年の外国人バッターのモノマネをするネタで、番組では人気者になるが、ブレイクしないまま40歳。

子供のころの夢は野球選手で、全国制覇した翌年の帝京高校野球部で3年間をすごした野球芸人でもある。
だが、帝京では名門校の厳しい現実に、1軍にいることさえできず挫折。
卒業文集にこう書いた。
「入学のときはプロ野球選手が夢だったけど、今はお笑い芸人が夢になった。ガンバル。」

今でも芸人仲間の草野球では誰よりも真剣。甲子園で活躍する球児を見ると、憧れと嫉妬でつい熱くなってしまう。


そんなとき、独立リーグの存在を知った。
一般的にプロ野球と聞いて思い浮かぶNPB(日本プロ野球機構)とは別に、全国各地に独立したリーグがある。
今からでも、野球選手になれないだろうか? 考え始めると、自分にウソはつけない。
全力で挑戦して、夢にケリをつけよう。杉浦はテスト費用の20万円をかき集める。


2016年、四国アイランドリーグの「愛媛マンダリンパイレーツ」に入団した杉浦。
待っていたのは、過酷な走り込みと「駅のそうじ当番」。
練習の合間に清掃活動や少年野球のコーチをしながら、月収は手取り7万円。グラウンドが使えず、壁当ての音がうるさいと怒られた選手もいる。

去年までNPBで活躍していた選手も、甲子園で脚光を浴びた選手も、野球にしがみついて生きている。子供のころ憧れた野球選手はこんな生活じゃなかったはずだ。

そして苦労してマウンドに上がった杉浦だが、勝負にならない。1打席に人生をかけているバッターは、こんなにでかいのか。こんなに怖いのか。
球場に来てくれた観衆をがっかりさせるイメージしか浮かばない。
先頭打者にフォアボールを出す最悪のパターンで交代。


弱音を吐いた杉浦に、かつてドラフト1位で日ハムに入団した正田樹が声をかけた。
「バッターの方が絶対プレッシャー感じてますよ」

そうだ!
ここにいるみんなは、夢を諦めるかどうかの崖っぷちにいる。そこに一回り年上のお笑い芸人が出てきたらどう思うか。
「こいつの球が打てなかったら終わりだ」と思うはずだ。怖いのはお互い様だ。
たくさんのチームを渡り歩いた正田選手は「40歳・芸人」と戦うことがどれだけ嫌かわかっていた。


必死で強さを得ようと練習していたけど、最初から持って、コンプレックスだった「40歳・芸人」の肩書きが武器だったことに気付く。

野球選手を目指す人から見れば、芸人になることは回り道でしかない。
子供のころから芸人だけを夢見て専念していれば、今頃売れっ子になれたかもしれない。
だけど、回り道をしたから得た能力もある。経験できないこともある。


毎年、独立リーグのメンバーは毎年大きく変わる。
「自分はプロで通用しない」と受け入れた選手は退団して、野球と離れた人生を歩む。

もう二度と同じメンバーで野球ができない。
そう思ったとき、数試合しかマウンドに上がれなかった「おっさん球児」の目にも、高校球児たちと同じ純度の涙が光るのだ。


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「新スタートレック」シーズン3から一気に面白くなってくる説は本当なのか


25日のハリウッド版デスノート配信の前に、海に行く予定もキャンセルしてNETFLIXで新スタートレック鑑賞だ!

シーズン3に入って、2017年の世界情勢と重なるような「ロミュラン帝国」との一触即発の事態が続く。
制作環境が変わったのか、映像がリッチになって、1話ごとの深刻さが増した。


「守護神伝説」では、文明の進んでない惑星を調査中に、ワープする姿を見られたクルーが神と勘違いされる。
異星の文化に干渉しない方針なのに、このままではやがて宗教として確立されてしまう
神って、ほんとは見間違えひとつが起源かもよ?って宗教に対する皮肉も入ってて面白かった。


緊張状態にある「ロミュラン帝国」関連のエピソードは、よく1話にいろんなテーマ詰め込むなあって感心する。

敵対していた「ロミュラン」から亡命してきた兵士が、
「我々はお前らに大規模攻撃を仕掛ける予定があるから、今のうちにロミュランを先制攻撃しろ」
と情報をくれる。
だけど、もし嘘ならこちらが条約を破ることになる。相手に反撃させる口実を与えることになる。

さあどうする?この亡命してきた奴は信用できるのか?って話なんだけど、ロミュラン星人がシーズン1からずっと感じが悪いのが、ここにきて「効いてくる」。
傷の手当をしても悪口を言うし、出された酒を口にして、食べ物を自動的に作るマシンの性能が劣ってるとか、ひとつひとつ悪口を忘れない。

うわー!こいつめんどくせー!
とは口に出さず、他民族ともわかり合える日が来ることを信じる。

しかし、亡命してきた男の経歴を調べると、単なる一兵士ではなくて、過去にけっこうな数の命を奪ったことがわかるし、追求しても
「初めて子供の笑顔を見て、平和を願うようになった」
とか、正しいようなことは言うけど証拠はないし、やっぱり感じ悪いし(笑)こいつの処遇をどうしたもんか、最終的には艦長のピカードに全て委ねられてるんだけど、
芸術を学ぶアンドロイドとか、元々好戦的だけど冷静に振る舞ってきた民族とか、テレパシーを使える種族とか、
各クルーがそれぞれの立場から意見してくる。

積み重ねてきたエピソードが効いてきた。



プレミアがついていた「ハード・コア」実写映画化により再販。原作者はオールドボーイの人ですよ。
クレイジージャーニー高野秀行回は、人生で初めて仕事として文章を書いた回なので思い入れ有り。買いましょう。買いましょう。

あえて2DシューティングにこだわるHousemarqueの「マターフォール」を一通りクリアして

Housemarqueというゲームメーカーがある。
PS4の発売と同時にダウンロードソフト「RESOGUN」を配信して一躍有名になった。

PS4に期待されていなかった横スクロールシューティング。
「次世代機に、時代遅れのグラディウスみたいなのがあるぞ」と失笑気味の中、配信されたRESOGUNは傑作だった。

「弾撃って敵倒す」だけでも、丁寧に作ればここまで気持ちいい。
音も、振動も、敵が破壊されるときに粉々になって飛び散る表現も、ハイスペックマシンの性能をちゃんと使ってる。基本ルールはファミコン時代から大して変わらないのに、最新の機能を取り入れた最新の快感。

敵の攻撃を避けつつ、たまにいる人間を救助するとボーナスになる。
一度に多くの人を救おうとするとリスクが大きくなる「プロテクターモード」はシューティングゲーム史上有数の出来だと思う。ハイスコアを目指すほどややこしいことを要求されるルール設定が秀逸。


その後「ALIANATION」「Star Strike Ultra」が配信されて、
待望の新作「MATTERFALL」が1620円にて配信されて、一通りクリアしたところ。

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この人たちが作るゲーム、毎回似てるんだ。
横スクロールになったり、戦闘機が人になったりはするけど、荒廃した未来が舞台。
連続して倒すとスコアの倍率が上がって、敵も味方もやられるとコナゴナになる。最初は驚いたコナゴナ表現だけど、今は「おっ、お約束のやつ来たな」ぐらいの喜び。

毎回、生存者を助けるとボーナスが入る。
敵を倒すより人命救助のほうが「いいこと」とされている。このあたりが憎めない。

新しい要素としては、「マター」なる物質をまいて足場や壁を作れる。

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右上の青く見える場所にマターで壁を作る。
通り抜け不可能に見える大量の敵がいる中でも、マターで壁を作って通り抜けたり、レーザー光線が迫ってきてもマター壁で防ぐ。

あと、L1で敵弾を無効化できる。ときに空中ダッシュしながら敵に突っ込んでマヒさせる。
ロックマンの精神的続編「マイティNO.9」を思わせるアクションだ。

相変わらず気持ちいい瞬間はある、平均以上のクオリティはある。
一見無理な敵の攻撃を、慣れるとパズルのように手際よく防いで、少ないライフを維持して突破できる。
ただ、マターで壁を作れる場面が限られていて、操作が複雑になった割に、それに見合う快感がもたらされないというか。
全体的にごちゃごちゃしていて、お得意の敵が砕け散る描写も、画面のごちゃつき感に拍車をかける。

ずっと70点ぐらいの面白さはあるのに、
「RESOGUNで90点取った子なんだからもっとすごい展開があるだろ、もっとできる子だろ!」
と思ってるうちに終わってしまった。

ロード時間中に設定の解説とか入れればいいんじゃない、とか
クリア時間の速さを求められるのに、人が隠れてるから寄り道をして人を探すことになる。どっちかにして、とか
カメラ寄りすぎのエリアとか、ちょっと残念。

ただ、次回作があれば絶対発売日に買うし、相変わらず期待してるけどね。1回傑作を作っちゃった「できる子」なんだから。




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「スタートレック」はこういう話だ!と言わんばかりの「移民の歌」エピソード


これは、NETFLIXで始まる新シリーズを楽しむために「新スタートレック」から観始めたら、
昔の特撮が思った以上にいい味で、より最近のシリーズに馴染めない気がしてきた人間の物語である。

1993年作品とあるけど、それはおそらく7シーズン終了時のことで、実際にこの話がアメリカで放送されたのは80年代だった。そりゃ時代感出るわ。



今日はシーズン3の2話「移民の歌」。
1万5千人の人類を抹殺しようとする宇宙人「シャリアック」を説得するエピソードだ。

人類をはるかに超えた科学力の「シャリアック星人」が開拓しようとした星に、なぜか1万5千人もの人間が住んでいる。
3日後に全員を「駆除」する気のようだが、その前になんとか対処しなければ。


惑星にいた人間たちは、90年前の宇宙船事故で漂着した人間の末裔だった。
砂漠に水を引き、かすかな希望をつないで作り上げた町。
「実はこの星は、100年以上前からシャリアックって連中の領土なので、すぐ逃げないと全員殺されます」
と説明しても相手にしてくれない。

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心がわからないのに説得役を任されるデータ少佐。ジョークを理解しようとするとき「ふむ…」と表情を変える。名演技。


「シャリアック星人」は、命を奪うことをなんとも思わない。だが「悪」とも違う。
宇宙連邦の法律にそって、領土に不法滞在している生き物は排除してもいい、と記述の通りに人間を殺そうとしている。
見た目は完全にモンスターだけど、
「宇宙連邦の法律の第何条にこういう記述がある」と話せば、相手がどんなに無力でも話を聞く。

理屈で行動する宇宙人と、理屈では動かない人間たち。
価値観が違う2国間の説得にまわらないといけない。

こう聞くと面倒くさそうだが、実際は未知の惑星探索で美女との出会いもある。

通信に応じてくれたシャリアック星人に、なんとか開拓を延期して人類を救ってくれないか、と情に訴えて説得した途端、
話にならんとばかりに強制シャットダウン!
対応を間違えるたびに破滅が近づく。

シャリアック星人に開拓を延期してもらうため、議論に使える条約がないか調べるシーンが新鮮!

異文化の衝突・法律の解釈・機械と人間の違い。
これだけの内容を含みつつ、エンターテイメント。
「スター・トレック」とはこういうドラマです!
と宣言したようなエピソードだった。

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受け継がれる、最新型・古き良きめんどくさいRPG。PS4「ディヴィニティ:オリジナル・シン」購入



PS4「ディヴィニティ:オリジナル・シン」購入!
親切で遊びやすいRPGとは真逆の、ひたすら緻密なファンタジー世界に放り出されるゲーム。
プレイヤーの分身である主人公2人は、議員の殺人事件から強大な力の存在を知ってしまう。
村人全てに会話、売買、攻撃が可能で、魔物にくらった攻撃や毒はいちいち重く、重いアイテムは持てず、人んちのドアを開けるのも犯罪になり、カギやワナの解除にも専用の技術が必要。
「そういう系統」のRPGだ。
興味ない人が見れば
「あー俺は別にいいわ…」となるやつだ。

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漁師が獲った画面左上の「ニシン」一匹ごとに、拾ったり盗んだり加工したりできる。



「街中で見つけた財宝を取る」イベントひとつでも、

財宝があったけど、市民みんなが見ている状況なので勝手に手が出せない!
ならば周囲の人を遠ざけるために、殺さない程度に騒ぎをおこそう!そうだ、少し離れた場所に火矢を放とう!
そのために「矢じり」と「軸」を組み合わせて火矢を一本作る!
アイテムは個人で別々に持っているので、弓使いに火矢を渡す。
3人のパーティを2と1に分けて、2人が火矢で市民の注意を引き付けてからもう1人がアイテムを強奪し、転移魔法で合流!
無事にアイテムをゲット!

これだけ苦労した。

もっとスマートなやり方は絶対にある。
だけど、アイテムひとつのためにも、自分が必要だと思い、自分が考えて、自分で動かし、自分だけのやり方で手に入れた。
似たルートはあっても、誰一人として全く同じプレイにはならない。


複雑なルールの嵐を解読して、全て自分のやり方で道を斬り開く感じ。
そのうち、なんでもない物陰に、広大なダンジョンの入り口を見つけるだろう。そうなるともうたまらん。


最大4人のメンバーを分割してそれぞれ操作できるのも面白い。敵を挟み撃ちにしたり、お互いに選択肢が出て会話したりする。
1人プレイだと、ちょうど右手と左手にお人形を持って会話させるような感じ。

A「1・世界を救うためなら、ときには悪事に手を染めることも必要だ」
 「2・我々は決して正義の道を踏み外してはならない!」



どちらかを選んだら、それに対する仲間の回答も自分で選ぶ。

B「1・その通りだ!」
 「2・いいや、それは違うぞ!」



2人同時プレイ可能なので、まさにロールプレイができるわけ。
「このキャラは強気なキャラということにしているからこの回答を選ぶはず」
と決めて、回答が一貫していればパラメータが強化される。

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仲間同士の何気ない会話。日常生活の中に議論がある。


お薦めはしないし、評価が高いのは単に「合わない人が速攻で手放しただけ」だろうけど、何か惹かれるものがあればぜひ。
戦闘の難易度は幅広く調整できて、一番ハードに設定すると、他人の持ち物にうっかり触れただけで警備兵が集まってきて瞬殺、ペナルティとしてセーブデータを消去される。たまらん。

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戦闘はまさかのターン性シミュレーション。1回でも魔法の効果範囲を見誤って味方を炎上させたら大、ピンチ…!


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スタートレックの合間にZガンダムも観てみたりする


ネトフリで「新スタートレック」シーズン2の終盤まで鑑賞。

この世界では、人間が使う武器は基本的に1種類。
体術以外は超強力な「フェイザーガン」を装備していて、撃てば敵はだいたい消滅。ちなみに、レジで「ピッ」てやるあの機械に似ている。
そういえば惑星を調査するときに「フェイザーをマヒにセット」って言ってたのは、超強力な武器を、あらかじめ「麻痺」レベルに弱めて探索しに行こうってことか!おお、今、新規ファンにしかわからない楽しみを味わっている!

僕がSFドラマで面白いと思う瞬間がわかってきた。会話の中から
「あの道具はああやって使うのか」
って、ぼんやり未来のシステムが理解できていくのがおもしろい。


何といっても、毎回出てくる異星人の文化レベルの差が新鮮。
こちらを一瞬で壊滅させられる科学力の持ち主がいきなり現れるとか。

一瞬で殺されるかもしれない相手と話し合うとき、一応武装するべきか、相手には攻撃してくる理由がないから丸腰で会いに行くほうが誠実なのか。

何世紀も宇宙を漂ってきた、20世紀末の漂流物を拾ってしまう話とかも、わくわくすると同時に、この時代は現代と繋がっていて、自分も家族もとうに死んでることに気付いてぞっとする。


観ている番組の傾向からSF好きと判断されたのか「Zガンダム」も候補に出てきてちょっと観た。
画質が良くなってるのかテレビが違うせいか、
「え、この年代のアニメって、こんなに絵のクオリティ高いの?」ってぐらい綺麗。冒頭で通る通路が無重力になっているのが新鮮!ゼロ・グラビティ!
新スタトレは無重力表現がなかったから、思わぬところでアニメの強みを観た!

だけどガンダムに「人型だ…コストかかったろうなあ」と余計なことを考えてしまう。

ガンダムが人型であることが気になってたら話に集中できそうにない。
いったんスタトレが一段落ついてから本格的にガンダムも観てみようかなあ。いつの日になることやら。

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キン肉マン214話更新! スペシャルマンとウルトラマンは名前だけ見れば同レベル

キン肉マン最新話更新!
こちらから無料で読めます
新たな敵が襲ってきて、最初期のギャグみたいなキャラが食い止めているのだけわかればいい。


ドラゴンボールでも亀仙人が活躍していると聞いたけど、初期キャラの見直しは面白い。

日本人はオリジナルキャラをノートに書いた経験を「黒歴史」として恥ずかしがるけど、ティーカップマンとベンキマンの、小学生のノートから飛び出した感じが超いい。
四半世紀を越えてツイッターのトレンドになったティーカップマン、大丈夫か!?ひと蹴りで頭パリーンで紅茶飲まれて終了じゃないか!?

カナディアンマンは元々主役級のつもりで登場させたんだけど、ジャンプの人気投票でラーメンマンに大敗したことでやられキャラになった。
キン肉マンは現在のアイドル総選挙システムを先取りしていたのだ。アイドル超人とはよく言ったものだ。

今の読者は経験が増えて(高齢化して)強くてかっこいいキャラクター以外の魅力もわかるようになった。
「スペシャルマン」は名前からして「スーパーマン」「ウルトラマン」になる予定だったっぽいのに、今回も出てないけど…。


他の読者の反応を見ると「全敗か」と言われてた。たしかに全敗ある。
キン肉マンには時折怖さがある。
何が怖いって、対戦相手が決定したときに、敵の「格」とか持っている武器によって、
「こいつ殺される」予感がした瞬間が怖い。

勝てる可能性があるとすれば、「今の敵は実は偵察隊で、本隊は次に来る」パターンか!
あと、実はキン肉マンって、主要メンバーがどんどん強くなってるわけでもなくて、
瞬間的にすごい力が出て、本来なら格上の奴に奇跡的に勝ってる漫画だから、初期キャラと主要メンバーの実力の差は意外に開いてないとも考えられる…。

ほら、勝敗読めないでしょ。楽しいなあ。

「スター・トレック」デビューして1週間。

90年代のTVドラマ「新スタートレック」シーズン2の「ホログラム・デッキの反逆者」まで鑑賞。

本当は特撮が苦手で、すぐ「〇〇ごっこやん」と我に返ってしまうんだけど、限られたセットで広大な宇宙を表現する面白さにはまり始めている。
NASAにはスタートレックをきっかけに入った人が大勢いるらしいけど、わかる。登場人物みんな高みを目指す感じ。
「20世紀の人類は失敗を重ねたけど、我々は学習したんだ」
と、困難な状況でも最善を尽くす。


「ホログラム・デッキの反逆者」は現在のVRやAI技術を思わせるエピソードで唸った。
どういう話かというと、24世紀の宇宙船で旅するメンバーが、息抜きにVRルームでたのしく遊ぼうという(笑)。

劇中ではVRルームとは言ってないけど、宇宙船の一室に、何でも出現させられる部屋がある。
部屋を一瞬でジャズバーに変えて、バーチャル美女と演奏を楽しむこともできる。


ここで、素晴らしい頭脳を持つアンドロイドの「データ少佐」たちは、人間のようにひらめきで事件を解決できるかやってみよう、と「シャーロック・ホームズごっこ」をする。

24世紀のみんながシャーロックホームズたちのコスプレをして、VRロンドンの中で、コンピュータが考えたミステリーを解決しようという。
それまで宇宙航海だったのに、何だその展開!って最初笑ったんだけど、事態は思わぬ展開になる。


難易度を上げて、とびきり知能が高く、こっちを困らせるようなライバルを出そう、と設定にしたことで、
ゲーム内の登場人物の頭が良くなりすぎて、
「ここはロンドンではなく、自分たちは24世紀の技術で作られた存在だ」
と気付いてしまう。

さらに、コンピュータを呼び出してコントロール方法を学習して、宇宙船を操作する権限を乗っ取る。
そして(アンドロイドの)データ少佐同様、
自分にも命はないけど、生き続けたい意志があると言い出す。
どう説得すれば、元通り宇宙船の権限を譲ってくれるのか。


僕が今遊んでいるPS4で言えば、ゲーム内のキャラクターが学習した結果、
「電源を切ろうとしたら、無線接続されたスマホで勝手に買い物して、友人を罵倒するメールを送るぞ」
と脅迫されるような。

AIが人間の想像を越える進化をして、神である僕らの「弱み」がなんであるかを学んで反逆する。
今アメリカで人気のドラマ「ウエストワールド」も、同じようなテーマの話らしい。



ちなみに、スタートレックを観始めたきっかけは、映画評論家の高橋ヨシキさんです。
新参者を馬鹿にするような熱狂的ファンも一部いたけど、本当にスタートレックに込めたメッセージを理解していたら、新規ファンを攻撃することはない、と背中を押してくれました。感謝。
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