かまいたちの夜がどうこう言っている間に、海外のアドベンチャーゲームに蝶が飛び始めた

「ライフイズストレンジ」を買ってみた。前にやったホラーアドベンチャー「アンティルドーン」
に似ているところがある。




まず、両方とも海外ドラマ仕立て。
一区切りするごとに前回までのあらすじを振り返る。
過剰に怖かったり、感情移入していても一旦現実に戻される。(ぶっちゃけ余計だと思う)

もうひとつが、選択肢でストーリーが分岐するだけじゃなくて、
ささいな行動が「後になって」効いてくるパターン。
選択肢がタテにもヨコにも繋がっている感覚。
そこでチョウチョを飛ばして
「今バタフライエフェクトですよ!発生しましたよ」
って演出はどうかと思うけど!どこでどうストーリーが分岐したかわかりづらい。現実に近くて、どうでもいい行動でも慎重になる。引き付けられる。

日本と海外でRPGが違う方向に進化したみたいに、
アドベンチャーも日本と海外で違う進化をしようとしている。

「ライフイズストレンジ」
主人公は、時間を巻き戻せる能力に目覚めたサブカル系女子高生。
能力を使って周囲のいじめグループ、家庭環境の悪い親友らの交流、信用できない先生、写真家への夢にどう向かうか。

一方で、季節外れの雪や、竜巻の予知夢など不可解な現象が起こる。
一旦選択肢を選んで、時間を巻き戻して行動をやり直せることで、
選択肢が現在、未来、ときには「過去」にも影響をおよぼす。
それでいて難しいところはなく、友達の反応や、膨大なオブジェとそれに対する反応を見ていればいい。ほんとに海外ドラマに介入しているみたい。

「アンティルドーン」が雪山に閉じ込められた別荘に殺人鬼の影…という、B級感全開だったのに比べて
セリフ回しもストーリーも全体的に上質。
ストーリーの分岐も細かく複雑で、少しなら時を巻き戻して選びなおせるのもいいアクセント。今3章だけど、彼女らに残酷な未来が待っているかもしれないからストーリー進めづらい!もだえる。

今思えばアンティルドーンの、「巨額をかけたB級ホラー」感も懐かしい。

友人たちにイタズラされて撮影され、ショックで行方不明になった女性がいた。
その首謀者たちが再び雪山の別荘に集められ…という話。

このゲームは、ゲーム配信者の顔を撮影できるPSカメラ対応で、ゲーム内でショッキングなことが起こった瞬間に、プレイヤーの顔を勝手に撮影して記録する。
プレイヤーの顔を撮る機能はたくさんあって、任天堂のMiiだって顔を撮影して作るわけだけど、
「アンティルドーン」ではゲーム内の被害者がやられた「驚いたときの顔を撮影される」イタズラを、
実際にプレイヤーに対してやる。


ほら、顔を無断で撮られるとイヤだろ?とカメラの暴力性を直接向けてくるのが斬新だった。

PSVRを使うためにカメラが必須なので、今、急速にPSカメラは売れている。
アンティルドーン再評価のときではないかと思っている。
ライフイズストレンジと比べて、
「あ、ちょっと雑!」
って感じの面白さも味わってほしい。

自然を粗末にしてきた人類に対する牛からの警告「TORO ~牛との闘い~」

PS4ダウンロードゲーム「TORO 牛との闘い」1500円。

『ゲーム界初の闘牛シミュレーション。500キロクラスの闘牛に挑戦だ!』
この一文でゲームの魅力が説明されている。

ゲーム界初のジャンルであること。
そして、闘牛の世界ではどうやら牛が○○キロクラス、と表現されているらしいのがわかる。

よくできたゲームより未知のゲームを求める俺は、この説明文だけですぐに心をつかまれた。購入を決めた。
日本語翻訳が一切されていないことも、表記しておいてほしかった。

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まずはこのイメージイラスト。
カッケー!
この主人公を操って、一瞬の油断が死につながる猛牛との闘いに身を投じるのだ。








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まあ、イメージと実物が違うなんてよくあることだ。
主人公の外見をカスタムできるけど、項目が「髪形」と「もみあげ」ってなんだよ…。
肌の色や衣装も変えられるけどなんだか不思議だ。


ゲームはR1で牛を呼び、ちょうどいいタイミングでLを押しながらのコマンド入力で牛をひらりとかわす。
以上だ。
あらかじめ登録しておいた技(あんまり違いは感じないけど)をタイミングよく繰り出してコンボでハイスコア。
牛を引き付けすぎるとぶつかるのでコンボが途切れる。

「モー」
来た来た。
タイミングよく、マル、バツ!
「ひらり…」
「モー」
そのうち「牛の怒りゲージ」がMAXになると牛が突進してくるので、指示に従ってボタンを押す。




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オーレ!

終わりかよ!マジで!?これの舞台が違うのを繰り返すのがメイン!?
BGMもほとんどないぞ。たまに歓声が入るだけだ。

PS4に来るインディーズゲームって、インディーズといえどそれなりのレベルは越えてくるんだけど、久しぶりにすごいゲームをつかんだ。

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オマケの、牛になってボタン連打で闘牛士に激突するゲームはちょっと笑ったけど、これもバカ要素に振り切ってない。
闘牛士が吹っ飛んだあとの一番面白い絵に結果画面がかぶさるから、肝心なところが見えない。
何回かやるとBGMが終わる。音楽がループしてないのだ。途中から無音空間に闘牛士の悲鳴だけが響く。
鑑賞モードでいろんな牛を回転させる、コントローラをそのまま落としそうになる要素も収録。

牛を粗末にした人類に対する天罰みたいなゲームだ。
「プログラミングしたのも人間に化けた牛」説。
どういう経緯で日本に来たんだ。
闘牛をまじめにゲーム化しようとして技術力が足りなかったわけでもなく、バカ要素に振り切ったわけでもない。

ただ、闘牛はゲームと相性が悪いとも言い切れない。
タイミングを一瞬でも間違えば死につながるような緊張感があれば、いいゲームになりそう。
動物保護の観点から実物の闘牛はなくなってるそうだ。ゲームの中だけでもしっかりした闘牛ゲームを遊んでみたい。



サモ・ハン監修の「西遊記 孫悟空VS白骨夫人」が面白い

サモ・ハンをアクション指導に据えた西遊記が超面白かった。
なんでチャウシンチー版や香取慎吾は大々的にやるのに、これをもっと宣伝しないのだ。
悟空が山を爆発させて出てくるシーンだけで爆笑&拍手モンだよ。


中国で西遊記の映画となると、
「自分の知ってるものとは違うんだろうなあ」
「どうせショボイんじゃないかなあ」
とか、思ってたところに!

冒頭から虎に襲われる三蔵法師。洞窟に逃げ込んだとこで孫悟空登場!
いきなりの「如意棒ー!!」から怒涛のアクション。

「うわっ、俺の知ってる西遊記だ!このスケールとテンポでずっとやってくれるの!?」
って嬉しさ。

悟空の動きのキレが良くてもう。何かを探したり、見たり、しぐさのひとつひとつがいい。
CGでの瞬間移動は、むしろこっちがドラゴンボールの影響を受けてるみたいだ。

西遊記って遠い遠い天竺まで旅をする話のはずだけど、移動する場面なんかオールカット。
アクションだけを凝縮した西遊記。
ほかの部分はみんな知ってるだろうから、各自頭の中で補完するように!ってことだろう。

本家西遊記にある能力か知らないけど、孫悟空には「真実の目」があって、人間に化けた妖怪を見抜くことができる。
だから三蔵法師を暗殺しようとした妖怪を退治できるけど、三蔵の目には、悟空が暴れて市民を殺したようにしか見えない。

口数の少ない孫悟空はうまく理由を説明できず、一行はバラバラになってしまう。
だが、圧倒的に強い悟空を孤立させることが敵の狙いだった…という話だ。


敵ボスの白骨夫人は、三蔵法師を食って永遠の命を求める美女。
最後に待ちかまえているんじゃなくて、序盤から姿を現し、なんとか三蔵法師が説法で解決しようとする関係も面白い。

三蔵法師の精神は高潔だけど、アクション中心なので映画内では役立たずに見える。
エキサイティングな部分だけ映像化してるのに、三蔵法師が話をする場面だけ展開が止まるなあ、って。
三蔵が若干うっとうしいのが映画的にはスカッとしない。誰も救えない説法をして、命の恩人である悟空をお経で苦しめて、このお師匠さん、そこまでして守らないとだめか。
日本のドラマ版で勝手に女性としてリメイクしたのもわかる。そのほうが護衛する意味があるし、説教に嫌みがなくなる。

ド派手なラストバトル以上に猪八戒のキャストも印象的。
人間に化けているときは色白でむっちりした憎たらしい顔で、いつも女の子を追いかけてどこかに行っちゃうキャラ。この、生まれてから苦労を一度も知らないような顔!
そこそこアクションもこなすし、ピンチには豚(イノブタ?)に変身。
悟空の三十分の一ぐらいは強いかな?と思える程度のパワーを見せる。

続編では沙悟浄(こいつもいい顔!)の活躍も見たい。
悟空とちょっとキャラがかぶってるんだよ悟浄。他のメンバーにできないことは、砂に潜ってのステルス能力だと思う。そこを磨くんだ悟浄!

PS4「ライズ・オブ・ザ・トゥームレイダー」クリアレビュー


「現代版インディージョンズ」「女性版アンチャーテッド」と思っていただいて間違いない「トゥームレイダー」リブート後第二弾。
最初はフリーズすることがあったんだけど、アップデート以降は問題なし。寒冷地が舞台なので慣れてなかったんでしょう。

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通過するだけでもれなく崩れていく国宝級の古代都市を、謎を解いてドガーン!銃撃戦でズガーン!
ガンガン崩壊させていきながら「永遠の命をもたらす宝」を見つけるのが目的だ。
不老不死になりたいのではなく、ペテン師扱いされて死んだ父の名誉を守るために秘宝を探すララ。
その前に、冷酷なロシア人集団トリニティが立ちふさがる。

前作は舞台が邪馬台国で、インチキ日本感が楽しいけどどうしても笑ってしまったが、
極寒の地でロシア人相手だと、少しだけピリッとした空気になる。

アンチャーテッドとの違いは、戦闘の難易度が低くて、謎解きがやや難しいバランス。
ロープを張り、攻撃にも使える「弓矢」がララのトレードマーク。
毒矢、爆発矢を使うことで銃よりも重宝する。

遺跡の入り口には重い扉が!
扉を壊すためのオモリに、弓矢でロープを結び付けて、振り子の要領で壊す!
通ったルートは全部崩壊していって、崩れる寸前にジャンプしてかろうじてつかまる!
想像してたけど想像以上の遺跡ぶっ壊しゲーム。

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マシンガンの攻撃を受けても薬草でパッと回復するし、その割に「寒い」ってつらそうにしてるし、行き止まりっぽいルートには必ずピッケルが引っかかる場所があるし、突っ込み部分とクライマックスが全編続く。
プラス、XBOX1から遅れて発売したことで追加ダンジョンやVRで遊べるオマケモードまで完全収録。

そして超重要ポイント!
銃を撃つとコントローラーから音が出て振動がある。気持ちいい!

個人的に好きなポイント!
難易度表記に「トゥームレイダー」というのがある。

ゲーム下手だけど、「イージー」ではなんとなく遊びごたえがなさそう。
そんなあなたに、難易度「トゥームレイダー」。
他のゲームなら「アマチュア」と表記されそうな、やや易しい難易度だけど、
「トゥームレイダー」って書いてるんだから「これが本来の内容だろう。選ばないとしょうがないでしょう」って気になる。

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序盤の強敵、クマ。ロシアの秘密結社より怖い

日本ではメタルギアやバイオハザードに話題性で劣るけど、期待には絶対こたえてくれる!
隠し要素をコンプしようとか神経質にならず、自由に超大作B級アクションを楽しんでほしい。



「A子さんの恋人」3巻が好き

名前もわからない29歳の登場人物たちがくっつきそうでくっつかなくて…がずっと続くだけの漫画が、僕の好きな物リストの一番上にすっぽりおさまってしまった。

例えるなら、料理人の野菜の千切りを見ているのは気持ちいい。包丁の音とか、テンポとか。

好きな人の語りを聞いているのは、気持ちいい。声の低さといい言葉選びといい、意味が解らなくても心地よくなって少し眠くなるような。
「A子さんの恋人」を読むと、そういう感覚になる。

まず絵がきれい。漫画家の言う「きれいな線」って表現がどうもわからなかったけど、これ見てわかった気がする。
凄まじく上手くて、緻密な絵も描ける人が、あえて最小限の線で描いてある。建物や小物の配置ひとつでも、普通の人には描けない、んだと思う。
テンポも良くて、変に凝らないコマ割りで会話がトン、トン、トンと進んでいく。
その割に話は全く進展しないので、会話や絵に居心地の良さを感じない人にとっては、似たようなやりとりがずーっと続くだけでイライラするかもしれない。

3巻で好きなのは「春の葬式」

美大の先生が亡くなったので告別式にみんなで集まることになった。
世話にはなったけど、それほど悲しいわけでもなく、
みんな慣れない喪服で揃ったのもちょっとイベントっぽくて、同窓会みたいな空気になってくる。

そこには来るはずのない元彼や、ずっと先生に世話になって悲しんでいる友達もいて、何とも言えない空気のまま終わった…と思いきや、って話。

ニューヨークで嫌みな男にふられたことを話していたら、世界中の酔っ払い女たちが集まってきて、みんな仲良く、知らない男に各国語で呪うシーンも実に楽しそうで好き。

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3巻では過去の出来事がいくつも明かされて、
「この人は過去にこういうことがありました」「こういう食べ物や場所が好きです」
というのがだんだんわかってくる。

LINEのやり取りや時間指定配達の使い方ひとつでも、
「この人は、こういうことしてそう」
と思える箇所がたくさんあって、クスッとさせるかさせないかぐらいの笑いを生む。
このぐらいの温度が居心地いいんだ。




「ゲームがプレイヤーの上にいる」感じが懐かしい「ボコスカウォーズ2」

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ファミコンミニが懐かしいですか、
ボコスカ2が懐かしいですか。

ファミコンミニと、PS4「ボコスカウォーズ2」が同時発売で懐かしものつながりと思われそうだが、懐かしくないぞ。ボコスカ2、ちっともなつかしくないぞ。
前を。未来を向いているぞ。
正確に言えば過去にも未来にもこんなゲームないぞ。
強気な価格設定で来たとか言われてるけど、容量は最新のフル3Dのゲームと同じくらい。プレイするごとに初めて聞くBGMが流れて、ルート分岐やユニットの性質もわからない…。

主人公のユニット以外に「四天王」の白虎、玄武らを倒すことで一定の確率で仲間にして、四天王が死んだ場合は農民がお花をそなえてくれることがあって、生き返る。
この説明が全くわからなくて、
「農民」ってどれ?最初の画面にいるガイコツとか、魚に近づくと魚を食うんだけど、これは何?とか、みんなが頭を抱えて、しかし笑っている。

言葉にするとややこしくなる。

最近はSNSでゲームが配信できるようになって、難しいゲームでもすぐ「最適な解法」が出ちゃうんだけど、ボコスカ2の絵とか音楽ではなく、
「誰もわからなくてみんなで途方にくれる感じ」が懐かしい。

わからないからって、製作者に説明を求めたり、まして「詫び」やアプデ希望をするわけじゃない。
プレイヤーより製作者が「上にいる感」。
作り手の意図を理解しようと頑張る感じ。

これはファミコンのちょっと大人向けゲームや、90年代前半の洋ゲーに感じていたものだ。
ゲーム自体は懐かしくない。でもプレイした感覚は懐かしい。
懐かしいということなのかなこれは。

今だにクリアできません。残り100メートル切ったよ!!

PS4「ボコスカウォーズ2」買ってみた!


PS4ダウンロードソフト「ボコスカウォーズ2」配信されたので買いました!
シミュレーションRPGを先取りしたようなゲームで、元祖のX1(というのがあったんだって)、
ファミコン版から33年越しの続編。今作もある程度進めると、初代のX1版で遊べる。

公式サイト

自分はファミコン版を「へんなゲームがある」って子供のころに借りてやっただけ。
左スクロール、運の要素が大きい戦闘、音楽、どれも妙な味があって、
そこまで面白いとも思わず、プレイ時間も短いわりに記憶に残っている。

これがまさかの新作。PS4で配信。

そしたら同日にファミコンミニとPS4プロが発売されるわ、XBOXの新型発表があるわ。
その翌日にはPSストアの10周年セールで、億単位の資金で作られた名作ゲームが格安で買えるキャンペーンの予告メールまで来た。

じゃあボコスカ2は誰が買うねん。俺か。
じゃあ遊んでみよう。


主人公スレン王とその部下を動かして、1000メートル左にいるオゴレス王に勝つのが目的。
戦闘は体当たりしたら自動的に勝負がつき、王が負けたら即ゲームオーバー。

相手ごとに相性や、部下の種類によって壊せない壁があるなど、あまり説明されない部分を何度もやっていくうちに
「よくわからないけど、なんか、こういうこと?」
と、だんだんシステムを理解していく。

基本システムは、移動してそのまま敵に体当たりして進むだけなのに、なんかコツがつかめないというか、プレイした誰もが
「えっ?何?これ何?」
って戸惑うと思う。

農民、伝書バト、第三勢力の新要素もなんだかよくわからないし、運次第でそこそこ行けることもあれば開始直後にゲームオーバーになったりもする。
強さ表記ひとつでも、レベルを数字で現すのではなく、名札みたいにcat、rat、wolfとか動物で現されている。
ウルフはキャットより強いけど、確率でどのくらいかは何となく感じるしかない、みたいな。

映像のちょっと不気味な感じと可愛いボーカル。意外と豊かなBGM。
他のゲームの影響を受けずに独自に進化してきた、ガラパゴス感。珍味。
そういう感じを全部含めて面白いと思える人なら好きになるはず。

ゲームを進めるごとにもらえるトロフィーは、説明文のところにびっしりと物語が書いてある。(またトロフィーが多い!)全部のトロフィーを獲ることで物語が完成していくようだけど、ゲームと直接関係もなさそうだし、実にフリーダムに楽しそうに書かれている。

最近、超A級タイトル以外はすぐ「インディーズ」と名乗るゲームが多いけど、
これぞインディーズ。これぞアート。

単に規模が小さいからインディーズを名乗るんじゃなくて、作り手の世界観をそのまま放り投げてくる感じ。
他のゲームと同列に評価できない、プレイヤーに解釈を任された感じ。
「ゲームってこんなに自由に作っていいんだ」と思わされる。
これがインディーズであり、アートだ。

「ミートピア」ゲームの中でも会える程度に嫌な人いますか

ニンテンドーダイレクトで3DSソフト「ミートピア」の情報を観ました。

上司に苦労させられているOLのもとに、神木りゅーのすけさんが出てきて、このゲームをやりましょう、と。

(ぱっと見では)実際の友達や嫌いな人が出てくる冒険を見守るみたいな感じかな。
「トモダチコレクション」冒険版みたい。

ただ、
「現実での人が、3DSソフトの中では、主人公と魔王に配役される」
みたいなゲーム映像が流れるんだけど、

現実で苦しめられている、上司、いじめっ子、酒飲んで暴れるお父さんに、ゲームの中でも会うの?
少しの間でも「そいつら」を忘れて、映画を観たり、音楽を聴いたり、ゲームをすることで現実と向き合うんじゃないの?
って考えてしまった。

架空の人物でもいいんだけど。

実際にやってみれば、任天堂が力を入れて出す新作には、間違いなく、やってみなくちゃわからない良さがあるんだろうけど!

学校で「ゲームに出せる程度の、ちょっといじわるな先生」と、友達がいるような環境なら超楽しめそう。
自分がやるとすれば、架空の人物か、シュワルツネッガーとオバマが組んでトランプ氏を倒しに行く、みたいな配役になるな。




gonehomeはシャマランと関係ねえ

PS4「ゴーンホーム」終了。
「DOAX3」プラチナトロフィー獲得。

旅行から帰ってきたら空き家になっている屋敷に、何があったのかを探っていく「ゴーンホーム」。
前回ビクビクしながら遊んだんだけど、そもそもあれだ。そんなに怖がる話じゃなかった。

何でこのゲームを怖がっていたのかというとはっきり理由があって、
シャマラン監督の映画「ヴィジット」が好評だからだ。

「シックスセンス」以降ぱっとせず、変なホラーを作り続けてピンチのM・ナイト・シャマランが、「ヴィジット」で一発大逆転の好評価というので、これを機会に観てみようとシャマランの過去作をチェックしている最中に、たまたま雰囲気の似ている「ゴーンホーム」をプレイした。
それで勝手にホラーだと勘違いしてしまった…。

たしかに、超常現象とか屋敷の薄暗い雰囲気とか、シャマランっぽい要素はあるけど!

微妙にチープな雰囲気と、人影がなくて音声記録とメモ書きが残っている屋敷。
それも、おそらく制作費が足りないのを逆手に取って、想像力で人物の存在感を出すように演出した結果なのに、なに勝手にホラーに分類してんだよ、と言いたい。

DOAX3は、グラビアモードで写真撮影をするときに近づいて金髪美女に軽く罵られるゲームとして、遊び方の新境地を切り開いた。

PSプラス更新日!「グリムファンダンゴ」「帰宅」遊んでみよう。

PSプラス更新日!
今月の無料ソフトは「グリムファンダンゴ」と、
「ゴーンホーム」(トロフィー欄では「帰宅」と訳されている)。
遊んでみよう!

グリム~は死神が死者の魂を持って帰るコミカルホラーなアドベンチャー。
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PS初期を思わせるグラフィックで、実際海外でかなり昔にヒットした作品のリマスター版らしい。
初代バイオハザードのようなタンク操作(っていうらしい。ラジコン式操作というのは聞いたことあるけど)も選べて、正直時代遅れ感はあるけど、これもちょっと懐かしいととることができれば楽しめる。
シーンごとに当時の作成秘話などを聞けるコメンタリー機能付き。映画のDVDの特典みたいで新鮮だ。


もうひとつは帰宅こと「ゴーンホーム」
これ怖!
90年代を舞台に、旅行から帰ったら無人になっていた家を探索する、主観視点のアドベンチャー。
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誰もいない家を探索して、電気を付けたり引き出しを開けたり、いろんな物を調べていくだけのオーソドックスな作り。
事件性もないし、子供の部屋からはスト2に関する日記とか、実在のバンド名が書かれた雑誌が残っている。
ついさっきまで人がいたように、テレビも水道も使える。チュンリーの必殺技の出し方が書かれたメモなんかも落ちている。

だけどよく調べていくと、くしゃくしゃに丸められた紙には、いじめの匂いがする記述があったり、カセットテープには謎の声が録音されていたり、じわじわ~っと不安がこみあげてくる。
誰も出てきてないけど、常に、暗闇から、引き出しから、何か出てきそうな気配がする。
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2作ともジャンルかぶってるし、趣味が合わない人にはまれに見るガッカリ更新だと思うけど、
個人的には、本当に欲しい物は買うから、こういう普段は手を出さないゲームを無料で配信してくれるのがありがたい。

文字が集まり武器となり、血しぶきを上げる。PS4「BRUT@L」レビュー

PS4ダウンロードソフト「BRUT@L」1500円。やってみよう!

「ブルータル」はステージ自動生成型アクションゲーム。
主人公は剣やたいまつを振り、プレイごとに効果の変わるポーションを飲んで、最下層のドラゴンの巣を目指す。

なんといってもグラフィック。テキストでゲーム画面を表現していた「ローグ」をリスペクト。

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当時は@マークで主人公を表示していたので、今作でも主人公は@マークを背負っている。
ジャンルは全く違って今風のアクションで、適切にガードしたり、投げて攻撃できる盾の使い方が重要になる。

音作りに非常にこだわっている。
というか、この絵だからプレイヤーが音に集中してしまう。

今どきリアル志向のゲームで、
「ツボを割るとパリンと音がした」
ことなんか、意識すらしないと思う。

この絵だから、アルファベットを組み合わせて描いたツボを割ったらパリンということに驚きがある。

白黒のダンジョンに足音が響いて、炎や水音、モンスターや獣の唸り声が聞こえて、何かの仕掛けの動作音が微かに聞こえる。
カサカサと迫る巨大グモを重量感のあるアルファベットハンマーでつぶす。血しぶきがあがり、腹からはアルファベット小グモが這い出す。

フロア中に散らばるアルファベットを集めて、特定の字を集めると武器が作成できる。
FとTでこん棒を作成したり。文字が集まって形になる瞬間は何度やっても気持ちいい。
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字は組み合わせによっては武器になり、生きている言葉を殴ると血しぶきとともに砕け、意味をなさない字と化す。なに?哲学?

絵だけのインパクト一点突破ゲーかと思いきや、たぶんスタッフも想定してない不思議なゲームができた。
真っ黒の空間なのに、ここは壁、暗闇、穴、ってわかる面白さ。

まだ半分程度しか進めてないけど、これ以上深層に潜るには敵ごとの立ち回りやら武器選び、効果的なポーションの使い方、運、全てを総動員しないと厳しい。
またダメージ表示が小さいから油断してるとすぐ死ぬ。

残機は祭壇に金を捧げることで増える。このへんもあまり親切に説明してくれないけど、手探り感がまたいいんだ。
モンスター図鑑集めなどのコレクション要素もある。
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こいつが、唸り声や行動パターンだけでゾンビとわかるすごさ。

ドット絵や2Dアクションとは違う過去作オマージュをやってのけたこと、
その結果、今までにない感覚のゲームができちゃったのは賞賛されるべきでしょう。
いやあ、ヘンなゲームだ。

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