心に風が吹き込むような。片桐はいり「グアテマラの弟」感想


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片桐はいりという人の活動に詳しいわけではないけど、この人のエッセイが面白いという話を聞くと、読む前から「あ、そうかも」という不思議な説得力があった。

実際に文章も、書いてある出来事も新鮮で上品。
仲がいいのか悪いのかわからないまま日本が合わなくてグアテマラに移住した弟のこと、
最後まで海外を知らずに亡くなった親のことを、ちょっぴりセンチメンタルに、でも決して湿っぽくならないように書いてある。

原色にあふれた市場。テレビのニュースでも数分遅れて始まるゆったりした時間。
ナンパに熱心で明るいようでいて、アメリカに密入国して過酷な仕事をしないといけないこともあるグアテマラの若者。

そして、ここが他のエッセイストと違う点だと思うけど、
「それに比べて日本の若者…」
とか
「このようにグラテマラの社会は貧困で…」
とか、余計なことを言わない。
ただ、異国の人々がいて、見慣れない生活があることが面白い。

自分が旅行エッセイを読み始めたころの新鮮な驚きが蘇ってくる。

毎日同じ繰り返しの生活をしてるといつの間にか思考が閉じちゃって
「このまま狭い世界で老後の心配しながら一生を終えるんだ」
とまで考えそうになるけど、一冊の本で世界の広さを知って、実際に旅に出なくてもなんとなくすっきりした、胸に窓ができたような気になる。

日本のエピソードもユニークなもの揃いで、特に、食い意地が張って常に爪楊枝を持ち歩いていた父の最後のお別れに、泣きながら棺の中の父に大量の爪楊枝を投入したエピソードが泣けて笑える。

読んだ後は、離れた土地に暮らす姉弟や親友のことを自然に思い返した。
普段熱心に話し合ったり、信頼を確認したりすることもないけど、何かのキッカケでふと思い出す。どこかで繋がっている。
作家の凝った文章とも違うし、素人が書いた「粗削りな面白さ」とも違う。オススメです。




古本で1円から。「わたしのマトカ」はムーミンの地へ旅をしてます。

「銃器が難しければ鈍器を使えばいい」というダイイングライトのシステム考えたやつ天才か!!

PS4のダイイングライトが面白すぎて生活に支障が出ています。

今日はちょっとだけアイテムの整理をしようと思ったら、ついやりすぎてATMから金を引き下ろす時間になっているのに気づかず、手数料が100円かかりました。

最近も小さいゲームを買ったり読書したりして、いいものはいっぱいあったけど、まあダイイングライトの面白さは越えてません。

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FPSで、銃の照準をあわせるのが難しいのでつまづく人はいると思うけど、
「だったら銃じゃなくてバットと刃物でいいじゃん」
という発想が凄い。
スプラトゥーンが銃の代わりに水鉄砲を使うというのも驚いたけど、もっとストレートでいいんだ。照準を合わせる必要もない。
慣れてくると、引火剤をぶっかけて火炎放射バットで殴るとか、電気の通った水たまりにみんなをおびき寄せて大騒ぎとか、いろんな合わせ技が楽しめる。

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ゲームに慣れてきたころに銃も持てるんだけど、銃や手りゅう弾は音が大きいので、音を聞きつけてすっげえ走るゾンビが来る。
あいつは最初見たとき思わず笑った。凄いテンションで、本当にすっげえ走ってきた。やばかった。
特に夜はボーナス経験値がもらえるかわりに、ハンパじゃない走るゾンビが集まってくる。

だから重火器の「切り札」感は強いんだけど、使うごとにゾンビの量が増えて一時しのぎにしかならないし、回復するときに包帯を巻く動きが入るのでどんどん追いつめられる。

最終的にはどこかへ身を隠すなり安全圏に逃げないといけない!
のだが!
夜中しか取れないレアなアイテムやボーナスがあるのであえて夜に出動してしまう。
うっかり高い所から落ちて死んでしまう。

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生き残ってる人は変な人ばっかりで、なんでこんな奴らの言うことを聞いてるんだろう?ってのばかりなんだけど。役に立てると嬉しい。

こう見るとわかるが、このゲームはララクロフトみたいな華のある登場人物がいません。そのせいかパッケージも地味。右も左もゾンビものだらけの世の中で、決定版と言っていいほどの出来なのでもったいない。
作品をドンと印象付けるようなキャラが不在なので、敵味方に関わらず強烈なのが一人いればもっともっと評価されたかもしれない。



ダイイングライトの武器の名前がクレイジーすぎる


PS4の「ダイイングライト」をぶっ通しでプレイ中。
ゾンビの溢れたスラム街に侵入調査した主人公が、主観視点でばっさばっさゾンビたちをちぎっては投げちぎっては投げ。この手のゲームにしては銃撃戦が少なくて、バットや包丁を改造して武器にしたり、罠を設置して戦うのが特徴だ。

たまにヘリの音がしたら、物資が投下される合図なのでそうなると気分は戦時中。
わーっと走って壁を越えたり屋根から跳んだりしながらライバルグループより先に物資を回収しに走る。

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水中の表現もきれい

ありがちな設定だけど、広い世界を駆け回る楽しさはリブート版の「トゥームレイダー」以来の楽しさ。
最初に長いロード時間があって、一旦外に出れば見事に読み込み無し。ゲーム中にスリープにしてしまえばロードを感じさせない快適さ。
主人公の顔が基本的にわからないのも渋い。これぞロールプレイング。プレイヤー自身がこの危険な街に放り出されるのだ。


ところで、
武器はゾンビが落したものや近所をピッキングして見つけたものに発火装置などを取り付けてぶん殴るんだけど、武器の名前がおかしい。
武器を使わない状態でも、特殊な訓練を受けたはずの主人公がまず覚えた技が「ドロップキック」

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本当にドロップキックで吹っ飛ばす。もっと実用的な手段はなかったのか!


武器は拾ったものを組み合わせて作っていく。
たとえば「多目的毒ストライカー」
ナイフなどに金属パーツや毒草を合成して作る。何が多目的なのか。ゾンビを倒す以外の用途があるのか。
説明文は
「毒まみれのデカくて古い針みたいな物を武器に装備したら…と想像してみろ」

その後、ゲーム内に隠された設計図を入手するたびに

バットに吹っ飛ばし効果を高めた「スイングスペシャル」
説明「野球は好き?ゾンビをカッ飛ばしたいと思ったことは?早速打席に入ろう!」

毒属性ナイフの「汚い刃」
説明「大量出血すれば傷口から毒が流れ出ると思ってるのか。そんなわけないだろ!」

これは武器の名前なのか翻訳ミスなのかもわからない「溶接」。
刃物にくぎや殺虫剤、テープを取り付けた武器で、説明文は
「折れた骨!裂けた皮膚!焼け焦げた肉!怪我のバーゲンセールだ!」
これが現時点では一番お気に入り。怪我のバーゲンセールや~!釘バットの玉手箱や~!

他にも、そのまんますぎる「燃え盛る武器」や「破壊的嘔吐」も頭がどうかしていて面白い。

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歯医者さんが使う武器?デンティスト。


このゲームの人たちは回復アイテムを作る発想がないのか、回復はガーゼにアルコールをしみこませただけのもので応急処置して、使えそうなものを拾うと全部武器にしてしまう。

あと最高なのが、暗闇を明るく照らすためのアイテムが「謎の光るキノコ4つを一気飲み」で、これを飲むと脳がビカアアー!っと覚醒して昼間のように周囲が見えるんだけど、おかしいだろ!
それなりに科学技術も残ってるんだから、もっと強力なライトがあれば便利とか、そういう発想ないのか!

ともかく、このゲームはシリアスなジャケットに隠れてけっこうなクレイジーで、スプラッター描写が苦手な自分でもついつい笑ってしまう。
よくある「ホラーだけど強烈で笑ってしまう」というのはこういうことだったのか。
もちろんZ指定。こんなもん子供がやってたらバカになる。
学生は勉強。おじさんはオイルまみれのゾンビの群れに火炎瓶を投げ込むお仕事で忙しい。

この短いレビューを書く間にも、ちょっと確認しようとしてうっかり遊び続けてしまった。
ああ忙しい忙しい。



改めてPS4「アルメロ」紹介。AIをより遅くするオプションなど大幅アップデート!


僕がさんざん推してきたけど盛り上がらなかったPS4DLソフト「アルメロ」が!
大幅に遊びやすくなり、値段も再び安くするサービスでリベンジ!

内容以前に字が小さいとか翻訳がおかしいとか、小さいところで損をして出だしでつまづいたゲームなので、連休中に変わったゲームがやってみたくなった方はこの際にぜひトライしてみてください。

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個人的にはアップデート前の
「いかにも海外製のとっつきにくいものに触れる」
感覚も好きなんですが、やはり一番の問題だった
「そもそも字が小さすぎてテレビが小さいとプレイ不能」
という内容が改善されただけでも大きい!

どんなゲームかを改めて説明すると、弱っていく王様に成り代わって倒すか尊敬を集めて次の王を目指すゲームです。
ボードゲームの形をしています。しているけどお友達を招いて遊ぶには全く向いてない。ルール把握で初日は終わります。

短めのシミュレーションゲームのような感じで、ルールを理解して毎回変わる過程を眺めつつトロフィーも集める1人プレイが面白い。

各キャラの「知恵」の数だけ毎ターン、カードが配られるんだけど、多くのカードを使うゲームと違って、ガンガン消費していっても毎ターン最大までカードが配られるので、

「いかに手元のカードを消費していくか」
というのが面白い。
カードを捨てることはできないので、使いようのないカードは戦闘時に捨てる。罠カードは自分から離れた場所に積極的に設置する。
かといって無駄に消費していくと罠にかかったりするんだけどねー!

他にも、カードの追加、□ボタンで説明が読めるようになってカードの説明で世界観の深みをつくる演出追加、
毎ターンごとにあるライオンの遠吠えが超でかくて近所迷惑、寝付いたガキも起きるわい! という不満にも対応してライオンの咆哮が小さくなるなど細かい調整も完備!

そしてコンピュータのバトルを簡略化しないでいちいちリアルに鑑賞できるモードも追加!
これはひたすらにテンポが悪くて悪くて、こんな要素をいちいち追加しますか、とビックリした。
しかし
「ウチのゲームは見えない部分でも雑にすませてないんだ!」
という主張にも思える。

僕はゲームがアップデートで内容を変えたりするのは「大変そうだなあ、そこまでしなくても」てぐらいに思ってたけど、どうやら今後もルールの追加などをアップデートする予定があるようだ。

アップデートには、失敗に終わりかけたゲームの
「泣きの一回」的な再挑戦の機会でもある。
コンティニューするかどうかを選べるのはプレイヤーだけじゃない。製作者もだ。

プレイヤーの暴力性をあぶり出す「ダイイングライト」

「エイリアン インソレーション」は名作だけど、腕前の問題で「物陰に隠れているところをお手伝いロボットにボコられるゲーム」になってきたので一旦お休みです。戦略的撤退です。

「ザ・スワッパー」もあと2問を残して一旦置いときます!
そんなに苦悩してるんなら攻略サイト見れば?って感じで苦悩してたんですけど、こういうのは時間がたってからふとやり直せばスルっと解けたりするもんだから。 桜侍はクリアしました。

ただ、エイリアンにバクバク食われながら思ったことがひとつあって、

「主観視点のゲームに慣れてきてる…!」

のです。
昔はFPSをやらせると、主人公がどんな体制でどうなっているのかわかりづらいし、別に後ろからのカメラでもゲーム成立するじゃん、とストレスがたまってたのに、今は臨場感を楽しめるようになってる。


世界中の人と撃ち合いはしなくていいから、主人公の視点で進むゲームをやりたい。

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そして買ってきました。事前情報なしです。
ダウンロードソフトに「デイライト」という微妙に似た印象のがあって、またゾンビという題材がそろそろ終わりのムードを漂わせてるし、購入予定になかったやつです。


これがものすごくいい。
「緻密で広大な世界をゾンビと戦って生き残る」
というゲームをいくつ作るんだ!永遠に同じものばかり作ってる製作者のゾンビ化が進行してるじゃないか!

と、言ってきたけど、これがホラーというよりアクションゲーム寄りで、スラム街にうじゃうじゃいるゾンビをなぎ倒して空き家をあさって金品を得て、新しい武器を作っていくゲームだった。
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絵だけで見るとスプラッタ要素が強めだけど、どっちかというとやりすぎで笑ってしまうようなゲーム。
主人公の身体能力は高くて、地形を利用して高いところにも軽々登っていくので、安全圏から火炎ビンや手裏剣(手裏剣!)を投げたり、装備した武器を改造して炎や電気でバッキバキに殴って急所に入ると、ゾンビの体が昔のアニメみたいに一瞬骨が透けて見える。

ゾンビになったりガイコツになったり忙しいやつだけど、僕にはこいつらが、いろんな死にざまで自分を気持ちよくしてくれるためにおもてなししているように見える。


「人間の方って、廃墟を探索したり、苦しんでも後悔の念がわかない僕らをぶん殴ったり焼き尽くしたりするの好きなんスよね!? どうぞどうぞ!いい死に様見せまっせ~!」

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「ためしにそこの電線が落ちた水たまりに入ったところで、電気のスイッチ入れてください! バチバチバチイ!…あああぐううぉああaaaaaajaoiwejfda!」


最大の特徴が「昼夜でプレイ感覚が変わる」というもので、昼間はゾンビのゆかいな死にざまショーを観るゲームだったのに、夜になると強くなるゾンビ相手に懐中電灯と地形を生かしてサヴァイブするホラー要素が少し出てくる。
あんまりここのゾンビはこっちを驚かせる気はないみたいだけど、それでも単調になりがちなハクスラに一味加えた、いいゲームだ。これは。

「アサシンクリード」では高い所から落ちてもワラ束の上なら大丈夫だったけど、ダイイングライトではスラム街なのでゴミの山に落ちれば大丈夫。
他のプレイヤーと共存できるのは「ダークソウル」っぽかったり、街中を駆け抜けるのは「ミラーズエッジ」とかを連想する。

遊んでいてちょっと他の有名ゲームを連想させる部分が多いんだけど、どれもうまいこと自分のものにしてあるし、PS4のスピーカーもちゃんと使ってるし、何より敵を殴った感触が相当気持ちいい。

まだ序盤でレンチや板を使ってるだけで面白いから、この先銃器が出てきたらやめられなくなりそうで心配だ!


時代劇の様式美とゲームシステムが奇跡の融合「ひらり桜侍」レビュー

配信されたのは…2011年!?
いい味出してるゲームがあったんだなあ。3DSDLソフト「ひらり桜侍」を購入」しました。

そしたらあっさり魅了された。

日本のごく狭い地域を舞台にしているっぽいし、
主人公の桜侍がカッパに突然「悪の親玉を倒して姫を救え」と命じられるというシンプルな話で、登場人物の数なんかも少ないんだけど、プレイしてスケールの小ささを感じない。

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たとえば、言及はされないけど村人は何人か頭に葉っぱをひっつけて、宿のおかみは顔立ちが細く、鍛冶屋は鼻が赤くて大きい。虚無僧だって素顔はわからない。
明らかにタヌキ、キツネ、天狗が村人に混じって力を貸してくれている。興味本位で若い武士の戦いを見に来たのかもしれない。
村は3つしかないし、人物のグラフィックも同じ顔が多いのに、ちょっと「ファンタジー入りの日本」という感じがして、豊かな世界観が広がっている。

戦闘は、
「敵が斬る直前に避けて、攻撃」
で任天堂タイトルでいうと「パンチアウト」形式。

敵が斬りつけてきたら刀を振り下ろす直前に左右にサッと動いてズバッと斬る。
後半になると動きが速くなって見切りづらくなったり、槍を持った敵は動きによって瞬時に左右か後かを判断しなければいけない。
難しそうだが、回復アイテムを持ち歩けるぶんマイクタイソン相手に戦うよりはだいぶ楽だ。


しかし、この戦闘システムだと1体1じゃないと成立しにくい。
そこでこのゲームでは驚くべき形式を採用してある。
敵の集団が、こちらと一定の距離をおきながら遠巻きに様子をうかがっていて、目が合った奴が一人づつ斬りかかってくるのだ。

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それが暴れん坊将軍の殺陣スタイルというか、本当に時代劇っぽい。
時代劇を再現しようとしてこのゲームができたのか、このシステムから作ったら偶然それっぽくなったのか知らないが、見た目とシステムがガッチリ融合したナイスシステム。

細かい不便な点ははっきりあるが、低価格でやりこみ要素もあるし、3DS初期のソフトだけど最近の多くのダウンロードソフトよりグラフィックも音も豪華だ。今さらながらオススメ。



この世で最も恐ろしいのは、人の心とPS4のエイリアンの難易度


エイリアン難しい。
一発死難しい。
何が大変かって、難しくてつまらないゲームなら遊ばなくなるだけでどうでもいいのに、つまらないわけではないから困る。
シガニー・ウィーバーは30年も前にこの状況からノーミスで生還したんだからすごいな。

来年にはPSVR?という360度ゲームの世界に没入できるヘッドセットが発売予定で、僕ももちろんほしいけど、こういうホラーテイストのゲームはどうなるのかな。
超大画面で見る人の顔にある種の不快感があるように、「怖くて面白い」の次元をこえて、目もそむけられないし、主観視点で刺されたらスリルがあるというよりも不快感が勝るような気もする。

楽しみとしては、ゲーム以外にも、大昔の映画をスクリーンで観ているのに近い状態で観れるんじゃないかとか、VR自体も意外に安いんじゃないかと思っている。

思い出すのは、VITAが発売当初すごい高値を予想していたら、出足の鈍っている3DS並みの価格に抑えてきて、結果的に3DSが急きょ値下げしてちょっとしたパニックになっていたこと。
「ライバルが苦戦している今、無理してでもこれを普及させれば勝てる!」
という判断で、思い切った値段にしてくる気がする。


で、エイリアンは難易度を下げてもやはり進めないので最近は「ひらり桜侍」と「ザ・スワッパー」を進めて両方とも最後の最後でやはり進めなくなっています。

スワッパー恐ろしい。
宇宙空間恐ろしい。
シンプルかつ難しいパズルで、1時間脳を締め付けるぐらい考えに考えて結局1ミリも進展しなかったことがあるのにやめようと思えない面白さが恐ろしい。

たしか以前に、スワッパーとTRINE2がWiiUで配信されたときには、もう一つ暖炉にいろんなものをくべて燃やす火遊びのゲームがあったような気がするんだけど、あれは他機種に来ないのかな。
なんなら3DSでもいい。

あと映画の「マッドマックス 怒りのデスロード」を今さら観て、あまりの面白さにクラクラした。ここまで無駄を削っても映画って成立するんだという感動で。
自分の知ってるアクション映画じゃなくて、初めて観る形のものなんだけど、美しい。
これを作った監督と悪役がけっこうな爺さんだということが恐ろしい。

もったいないことに、これらをゆっくり咀嚼して、感想を書いたり聞いたりする時間がなかったけど、13日からは時間にゆとりもできるので、ブログの更新頻度も元に戻るんじゃないかという気が…かすかにする。
ちょうどニンテンドーダイレクトもあるそうです。朝から。

PS4「ロケットリーグ」 サッカーと見せかけて、もしやサッカー?

今月のPS4フリープレイ作品はすでに海外で人気の「ロケットリーグ」です。

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画面写真を見れば一目瞭然で、車を運転して巨大ボールでサッカーするゲーム。
特別な操作はブーストとジャンプくらい。
あとは簡単なレースゲームと同じで気持ちよくキュッと加速してピシッとドリフトする。

車は基本三台で1チームになり、ボールをゴールに押し込めば1点。
オフサイドなどの説明が必要そうなルールは全部無し。
コートの周囲は垂直のフェンスじゃなくて斜めになっていて、普通に走っているだけで壁を走っていくので試合中一度も停車することなくノンストップで続く。

車のカスタムも簡単でいろいろ試せる。車体とパーツを選んで、色を塗る。ブーストしたときに出る排気ガスを虹や草に変えるという素晴らしい機能もある。

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登場する車がラジコンカーという設定だけが変に真面目。おもちゃっぽいけど中は「命知らず」が乗ってますという設定ならより燃えた。


試合開始のホイッスルが鳴ると、同時に中央のボールに突っ込んでみんなで吹っ飛んでいく計6台のバカたち。
みんな初心者なのでボールめがけてダンゴ状態で群がっているか、ひどいのになるとブースト全開で突っ込んで、ボールに当たれずに遠くへ走っていって、慌てて方向転換したらそこにボールが飛んできて自殺点とか、まあひどいプレイが炸裂する。

これまでPS4のオンライン対応ゲームは、難しめのFPSか、複雑な思考型のゲームが多かったので、ここまで気持ちよく頭の悪いゲームは貴重だぞ。
味方に激突しても「まあロケットリーグだし」の一言で済ませられる。

体育の時間の球技はボールからできるだけ逃げて終了まで祈るという信仰心の試される時間だったが、これはもっと幼児期の、ボールを見つけたら子犬みたいにわーっと集まって蹴っ飛ばしたくなるという本能にしたがって、オンラインオフライン共に大騒ぎして遊べるゲームだ。

それが、プレイを重ねていくと思わぬ方向に変化していった。

どう見ても「車のゲーム」なのに、自然と「サッカーゲーム」に近いプレイが出てくるのだ。

最初は適当にボールを押し込もうとしていただけなのに、どうしてもまっすぐ進んだら敵者が体当たりしてくる。
そのうち自然に、ゴールの横から中央にこぼれたボールをもう一台の仲間が飛び込んでヘディングで押し込んで、(全部ヘディングだが)ゴール。

そのリプレイを観ると、本物のサッカーのゴールシーンにある
「コーナーキックからのシュート」に似てなくもない感じになってて、

「車のゲームのつもりで始めたら、実は超間口の広いサッカーゲームだった!?」

サッカー野球競馬プロレスは特に、本物に興味がないと最近のリアル系のゲームは手を出しづらいんですよ。ファミスタ時代はともかく、今はなんか購入候補に入らなくなった。
それが、気が付けば、おもいっきり簡略化されたものとはいえサッカーらしきことを楽しんでいる。

一見バカゲーを装って、意外と奥の深い面も持っているようだ。なんせサッカーとレースという、両方奥の深いものが合わさっているんだから。

車ごとに特殊なミサイルや地雷などがなくて、あくまでも見た目で個性を主張できるだけで、ちゃんとしたボール回しができないといけないのも、このゲームが一発ネタで終わらない要因になっている。

行き当たりばったりでワイワイ適当に楽しむのが正しい遊び方のような気もするけど、
ちゃんと事前にメンバーと作戦を考えて、役割分担と、シビアな操作になるけど空中ブーストの練習をして、しっかり勝利の可能性を上げていくこともできる。

良くも悪くも、第一印象よりは真面目なゲーム。
月額500円のPSプラス会員ならタダでもらえるので、今のうちにダウンロードしておきましょう。

PS4エイリアンとフリープレイ序盤感想とか


水泳選手の息継ぎみたいな休日をもらった。
のんびり休養を与えてもらってるんじゃなくて、あくまでも次のひとかきのために息継ぎをさせてもらっているだけだ。
せわしない。せわしない。


PS4「エイリアン アイソレーション」
笑ってしまうぐらい難しい。主観視点でステルスゲーは「シーフ」に続いて2作目だけど、やっぱり向いてないのかな。他のプレイヤーも難しいとは言ってるみたいだけど。

ステルスゲーは厳しい状況に見えても、頭に地図を作って、敵の動きをよく観察して落ち着いて処理すればクリアできるようにはなってるはず。
むしろキッチリ情報を整理して戦えばテクニックがなくても大丈夫なはずなんだけど、いやあ、難しい!
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動体探知機。主に自動ドアに反応して俺がビクっとなるための道具。


今は敵対しているお手伝いロボットなんかこんな人たちですよ。


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お前らをデザインした人は誰だ。
孤独をまぎらわすような安心できる顔じゃないと宇宙の仕事むいてないだろ!
なんでこんな能面というかスケキヨというか山海塾というか、その顔にしたんだ!


他には、WiiUで前にローカライズされていた、ザ・スワッパー。こっちは機械翻訳っぽいけど充分。

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ドラえもんの道具みたいなライトで自分の分身を作ってパズルを解きながら、重厚な雰囲気のステージを探索していく。
先月の磁力で謎を解いていく「テスラグラッド」に似てないんだけど、どこか狙っているところが似ているというか。

テスラグラッドが難しすぎて
「答えをひらめいてクリアしたというより、いろいろ試していたらなんか行けた」
という感じだったけど、スワッパーはちゃんと難しいんだけどクリアした感じがある。世界観の作りこみもちょっと凄いな。

それにしても「ノムノムギャラクシー」から、宇宙に一人で取り残されてばかり。
やはり孤独と宇宙は相性がいい。通りすがりのおじさんが助けてくれたりしそうにないし。


そして突然配信された「Woah dave!」

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ファミコン…じゃないか。ATARIか。
レトロゲームリスペクト。特に「スーパー」がつく前のマリオブラザーズを意識したゲーム。
プレイヤーキャラを操作して、上から降ってくるタマゴを持ち上げて、モンスターにぶつけてやっつけてコインを集めようというゲーム。タマゴを持ったまま迷っていると、持ったまま敵キャラが生まれちゃってゲームオーバーになったり、グラフィックはレトロゲーでも動きはかなり速かったりして、意外と遊べるかも。


そして海外ですでに絶賛配信中「ロケットリーグ」
車でサッカーをするゲーム、という説明で想像していた通り。車でサッカーをするゲームとしかいいようのないゲームだった。もしかしたらスプラトゥーンみたいに盛り上がってくるような、オンラインなんだけどみんなが集まりそうな雰囲気はある。


これだけあったら量はもう十分!
最近では×ボタンが決定のゲームが半分くらいで、メニュー画面の操作も×が決定になるように設定してやろうかと思っている。
スーファミのころまでは、どのボタンが決定でどのボタンが攻撃とか、統一されてなかったような。
ちょっと昔は、ゲームごとに操作に慣れていくのが当たり前で、それは楽しい感覚だった。

それにしてもDLゲーに慣れすぎて、エイリアンとの闘いが本格化する前に疲れてきてるのが情けないぜ!

PS4「エイリアン」を遊びながらライブアライブを回想したり

PS4久々のパッケージ購入は「エイリアン アイソレーション」です。8000円以上の値段ながらしっかりした作りこみ、海外での追加販売ストーリーも収録、説明書も紙である。4日のPSプラス更新日までと言わずどっしり向き合うタイプの大作だ!



なお、映画エイリアンの続きのストーリーということで今さら初代エイリアンを鑑賞した。
古くて新しい当時の未来映画のデザインが好きで、しっかり怖くて、楽しむと同時に勉強になった。

この手の閉鎖された宇宙船ものでは、過去に
「ライブアライブ」
「エネミーゼロ」
という二作のゲームを遊んだことがあるんだけど、(あ、宇宙船ダムレイ号があった)
こういうところからインスパイアされていたのか!決定的に似た仕掛けもありますよね。

ロックされた扉は絶対に開かない複雑な船内。
システム通りに仕事をするロボットと疑心暗鬼に苦しむ人間。
一人づつ増えていく犠牲者。
船外に放り出された者は退場というルール。

PS4のエイリアンは、実に作りこんである。主人公が映画本編の主人公の娘で、母の足取りを追って他の宇宙船に紛れ込むんだけど、中にはすでに完全生命体エイリアンがいて、人間たちは暴徒化、アンドロイドは普段は何もしないが、こちらの規約違反には全く融通がきかない。
ぐっちゃぐちゃのカオスに満ちた船内。
丸腰で知識もない主人公がネズミのようにダクトや物陰を這い回る。
他のホラーゲームと違って、急に大きな音出して敵が出たり、そんな子供じみた怖がらせ方じゃなくて、ずっと「何かやばい所に来てしまったが引き下がれない」緊張感がある。画面はFPSそのものだけど戦闘自体はかなり少ない。

やはり完全生命体エイリアンのデザインはいい。

1.絶対に勝てない、
2.AIを搭載していてプレイヤーによって違う行動パターンで動く



それ以外は情報がほとんどない。他のゲームでも「無敵キャラ」は山ほどいるにもかかわらず、エイリアンという別格の存在感。
いつかこいつと出くわすことになるのかなー、と思うだけで緊張感がある。
こっちの武器は発煙筒投げるかスパナで殴る。人間ひとりなら何とか…のレベルで、ヒトは自然にも機械にも無力なのであった。
どうなることやら。
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