近況。2015年10月の趣味に使った金。


10月5日 動物翻訳家 1600円
(に影響されて買った海外のキリンのフィギュア 2800円)

10月8日 ぐるぐる!ちびロボ 5500円
21日 アンメカニカル 1000円
移民の宴 800円
30日 ひらり桜侍 500円 エイリアンアイソレーション 4500円
君はフィクション 350円


気になりつつも新作を優先していたPS4のエイリアンを買った。PS4は値崩れ早いな。驚いた。
何かの気配だけで怖いA級ホラー感。アンティルドーンの、怖い人形が何度も何度も出てビックリさせるB級のホラーとは違う。あれはあれでこれはこれでという感じだったけど。

桜侍は僕が3DS購入前のゲームだけど、面白い感触のゲームだなー!!
4年前のダウンロード作品なのに、むしろ最近のゲームより絵も立体視の使い方も見事。

中島らもの最後の短編集「君はフィクション」も古本屋でたまたま会って購入。
何もないシーンでも痺れるほどに好きなので、たぶん僕はらもさんに脳をやられてる。できればずっとらもさんの本を読みながら生きたいけど、肝心の本人がうっかり死んでしまったという問題がある…
多くの女性やドラッグと生きた作家の最後の短編が「君はフィクション」というのはカッコいい。僕のブログ名もちょっとパクって変えたいと思っている。

フィクションの世界で遊ぶことで、現実世界を平常心で生きられるんだから。
ずっと現実を見つめていると目が悪くなるからやめなさいと母によく注意されたものです。

日本の○○を外国人絶賛!…よりちょっと深い話 高野秀行「移民の宴」

「外国人が日本を絶賛!」
「外国人が日本人に激怒!」
どちらかに二極化した報道に気持ちの悪さを感じている人に読んでほしい。

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「外国人の食生活を聞きに行けば本のネタになるし、旨い酒にもありつけるかも」
ぐらいの思い付きから始まっていつの間にか生い立ちや宗教の話に発展し、取材期間中に不幸にも東日本大震災が起こったことで、本としてはおそらく作者が思っていた以上に深く面白くなった一冊。

持ち物全てが流されても明るくふるまう南三陸町のフィリピン人女性たち、
日本で中古車販売で稼いだことと、困ってる人を助けないといけないという信仰心で日本にかけつけたパキスタン人、
ネットでは不思議ニュースとして取り上げられた、巨大仏像を日本に送ろうとしたタイ人グループのことも書いてある。

これを読んで日本の外交政策がどうこうとか、歴史や宗教問題について考えようといった目的があるわけじゃない。
「ただ面白そうだから聞いてみた」
という出発点が、結果的に読みやすさと面白さにつながっている。


1日何度もお祈りをして、豚肉は一切食べられないので日本の食事はどこに肉が潜んでいるかわからなくて大変です…というムスリムの人がいたら、まず彼らがどんな人か考える前に
「なんかニュースでテロの報道で映ってた、関わり合いになりたくない人種だ」と考えてしまう。

だけどこの本では、彼らは獣肉を避けて「寿司通」になることが多いことを書き、最後には日本人の作者が「本マグロよりメバチマグロの方がいいんじゃない?」と教えてもらう。
このシーンだけでも面白いし、「わけのわからない人たち」から「寿司好きかもしれない人たち」ぐらいに親しみやすさはアップする。

「日本料理は繊細で、シンプルに見えても職人の技術とかは世界トップクラスなんでしょ?」
というイメージも気持ちよく消えていった。
日本料理のレベルが低いということじゃなくて、世界中に凝った料理があって、それを習得した料理人がいる。

外国人が
「日本料理は魚を丸焼きするだけで簡単でいいよね」
といったら、
「そうか?本当に和食知ってるのか?」
と思っちゃいそうだけど、この本に登場するイラン人のダンサー、ミーナさんがふるまう家庭料理は仕込みだけで17時間かかる。

ある程度作り置きする文化があるとはいえ、食材選びも手間も相当にこだわっている。
そして、アイドル的で明るいベリーダンサーのミーナは家族を亡くしたばかりだったということを後で知る。

「地震の被害で何もかも流されたけど、一番美しい私だけは残った」
という力強いジョークで笑ったフィリピンのおばちゃんといい、みんな影で泣いたこともあるはずなのに、強い!

それに、仲間と宗教の力って凄い!
宗教というだけで日本だと、うさんくさいイメージにつながりがちだけど、お寺という心の拠りどころがあって、お祈りすることで頑張れた人がこんなにいるのかと、羨ましいとすら思えた。

「関西では料理にこんなものをかける!」
という情報バラエティーを観るのと同じ感覚で、
「日系ブラジル人の醤油やシャンプーは濃い!」
なんていうトリビアがいくつも出てきて、読後には自分の考え方がちょっと広がったような気になる。いい本でした。




PS4/3「アンメカニカル:エクステンデッド」レビュー

ゲームファンみんなが買って、一斉にわーっと盛り上がる大作ゲームは楽しい。
繁華街に出て仲間と大騒ぎする楽しさ。

ストイックに攻略法を追及したり細かい駆け引きをするゲームもいい。
闘技場で、血と汗にまみれたリアルファイトに参加する興奮。

ただ、その繁華街と闘技場を往復する合間の、踊り場というか一杯のコーヒーみたいなゲームもある。
1000円のダウンロードゲームは、気分転換のコーヒー的な存在だ。

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「UNMECHANICAL:EXTENDED」
は絶妙のブレンド、絶妙の一服を提供してくれた。


主人公はUFOっぽい「何か」としか言いようのない何か。
いつのどこかわからない場所で大きな何かに捕まるので、どこかへ出るのが目的。
全く説明もなく、薄暗い機械の内部のようなところでパズルを解きながら奥へ進んでいくんだけど、この雰囲気が本当に絶妙。

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ふしぎ空間に独りぼっちで閉じ込められるという状況で、ちょっとでも味付けを間違えたら恐怖感や孤独感が湧きそうなのに、職人的な調整でプレイヤーにストレスを感じさせない。
ずっと薄暗いのに、怖いという感情にはならない。濁った水中に潜ると、ちょうど心地よい音楽が流れて汚く感じない。あえてベトベトした汚れを描写しないでいる所など、
「ここがユーザーが不快感を感じないギリギリの点だな」
と全部心理を読み取って作られたような心地よさ。

主人公はスティックで移動して、ボタンをどれか押せばキャトルミューティレーションするようなビームがポワワワンと出るので、それで何かを持ち運ぶ。
タイトルやスタッフロール以外、徹底的に文字を排除したのと、使用するボタンが基本ひとつというのも、無印良品のデザインのようなこだわりを感じる。

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謎といっても、最初は「ボタンを押してる間ドアが開くので、ボタンの上に石を置く」
とかそんなレベル。最近のよくできてるパズルに慣れている人ならそこまで驚くほどではないかもしれない。

だけど新しい「障害物」が出てきて、
「ここを押すとこうなって、こういう仕組みか」
と探っている段階が面白い。

このゲームの障害物は、単なる主人公を足止めするための壁じゃなくて、本来は別の用途がある機械であって、主人公がたまたまそこに迷い込んでしまった異物。
そこから言葉はないので手探りで機械の動きパターンを理解して脱出方法を探すのが面白い。
また、本来はどんな作業をするための機械なのかな…と想像できる余地がなんとなくある。

6800円のゲームに求めるものでなく、300円のゲームに求めるものでもなく、
1000円から1500円くらいのゲームに求めるもの。
そこそこ高い品質と、ダウンロードならではの新鮮さ。そのへんをきっちり提供してくれた。

雰囲気重視で文章少な目のゲームはたくさんあるけど、その中でも、小粒だが繊細な職人ワザを見せてくれた一品。
いい仕事をみせていただきました。

明るく楽しく、続編は絶望的。「なげなわアクション ぐるぐる!ちびロボ!」クリア後感想

3DSソフト「なげなわアクション ぐるぐるちびロボ!」をクリアして、オマケ要素もほぼ集めてようやくひと段落。
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アクションゲームをしながらゲーム中に100個落ちている実在のお菓子を集めるんだけど、97個で一旦お休み。…あれ、コースに紹介されてるのを全部集めても98個どまりだけど、まだ何か隠し要素があるのかな? まあいいか。

これまでのシリーズの外伝的な作品で、途中で潜水艦に乗ったり、クリアの仕方がちょっと変わってたりするのはゲームボーイの「マリオランド」っぽくて
「オマージュってやつかな?偶然かな?」
なんてニヤリとしてました。ワイヤーアクションとしての新しい魅力については前に書いた通り。

シリーズ最終作になるかも、という噂があるそうですが、そんな感じはします。
これはちゃんと面白かったと思うんだけどやたら「以前の感じが良かった」という声が目立つ。

かといって以前のシステムでフランス映画っぽい見栄えの良さ、かつ新しいギミックも取り入れた前作「実写でちびロボ!」もそれほどヒットしたようすもないし、どうぶつの森みたいに「子供向けだけど大人が持ってて恥ずかしくない」ほどの人気キャラにもなりきれない。

そして今作からデビューした子供たちは「以前の感じ」の昔のシリーズを遊んでも、展開の遅さにイライラしそうだし、もう彼がパッケージソフトとして活躍できる時代は終わったのかも。

…とか言って、ロクヨンもゲームキューブもやってないくせにしんみりしたこと書いてるんじゃねえ!夜中のポエムじゃねえぞ!夜中に書いてるけど!

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楽しいアクションゲームだったんです。
小さい不満をあげようとすればできるけど、(スケボーで疾走するステージでリトライが遅いくらい)それ以上に楽しさのほうが目立ったので、わざわざ欠点をあげなくてもいいじゃん、というおおらかな気持ちでいます。

特に期待してなかったBGMが意外と良かった!スーファミの良質アクションにありそうな、わかりやすく耳に残るメロディーで、盛り上がるシーンではちゃんと激しい曲に変わるし。
特に「ダウンタウンをかけぬけろ!」ってステージがもどかしかったなー!
スケボーに乗ってタイトル通り街中を疾走して、前にあるブロックにコードをひっかけてぐいっと引っ張ることで進む。一度でも壁に当たってつまづくと終了の厳しさで、滞空ジャンプもあり、後ろから迫ってくる巨大スクラップメカもあり。


「最近はひたすら走ってくラン&ジャンプとかいうジャンルが流行りのようだが、任天堂がやるとこうなるんだよ!」
と言わんばかりの面白さだったけど、ミスするごとにコンセントから充電する演出があって、そこだけ「なんで?」と首をかしげた。首をかしげたと同時に本体を傾けるギミックも作動した。(嘘です)


出てくるお菓子のチョイスが絶妙だったなー。
最近のお菓子とコラボしました!って感じじゃなくて、
あんまり食べてないけどまだ売ってるんだ!?ってチョイス。お菓子のグラフィックは笑うほどきれい。

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外国の知らないお菓子が出てくるといいね。
登場キャラに特定のお菓子をわたすと、くわしい解説が聞けるんだけどそれも単純に紹介するだけじゃなくて、多少ひねってあるのが面白かった。こいつの解説は宣伝になってないぞ!みたいな。

外国の「フルーツグミモンスター」持ってきて!から、
見つけた!はいこれ!って渡したら
「サワー・フルーツグミモンスター」だった。そんなにグミモンスター界隈に詳しくねえよ!
あと、光と共に降りてきた「どんどん焼き」がちょっと面白かったぞ!宝箱の中にどんどん焼き。

アミーボの使い方は意味不明というか、こちらからは知りようのない事情があるんだろうなあ…という感じ。
アミーボ使うとフィギュアを集めるガチャが遊べて、本編でパワーアップしたすーぱーちびロボも使えるよ!
という仕様でも、ガチャはそもそもキャラが少ないから、ちびロボがいろんなポーズをして、そこにテキストの面白さでなんとか価値を付けていた。
スーパーちびロボになると移動速度アップするんだけど、ワイヤーアクションで移動が速くなってへんな癖がついても逆に困る。
元に戻ったときのもどかしさもあるし、
なんか…不思議な仕様だ(笑)

もしこのゲームが、3DSにもっと勢いがあった時期に、アミーボでない実物大フィギュア付きで出ていたら、ちょっとした佳作として人気が出たと思う。
なのにノイズが多くてちゃんと面白い部分が伝わらないまま特売コーナーに消えていきそうな、いろんな意味で残念な未来が見えた気がした。
俺にとっては良かったよ!



「アルメロ」トロフィー80パーセントを獲得


PS4のアルメロというボードゲームというにはやや複雑なシミュレーション的なものをずっと遊んでいます。
同月に配信されたゾンビバイキングを買うように薦めていた奴が以前どこかにいた気がしますが、そんな奴はもう死にました。
アルメロを起動して、勝敗にそれほどこだわるわけでもなく神の視点で成り行きを見るのが面白い。


トロフィーの翻訳が丁寧じゃなくて、まず獲得条件の解読から始まるのは不思議な気持ちだ。
ウサギを使用して財宝と従者カードをそれぞれ3つ揃えろという条件も、できたはずなのにトロフィーが取れない。
ティロン♪が鳴らない。

落ち着いて観察すると、たまにダンジョンで、いかにもレアそうなピカーッと光るカードが手に入ることがあるではないか。王家の旗とかたいそうな名前のやつ。

名前としては「からすのくちばしダガー」「稲妻ストライク」がお気に入りなんだけど、もっとレアなカードを集めると。そのための行動を考えろと。
そこに気づいてからは、このトロフィーは意外と簡単に取れました。

無題


「腐敗」という状態もおもしろい。
魔物に負けまくって「穢れ」がたまると普通はマイナスなんだけど、
穢れが5以上たまると「腐敗」になってまた違う奴になる。
腐敗したゾンビ野郎は、魔物相手だと有利に戦えるんだけど、代わりに回復ポイントに入ると即死する。
アンデッドに回復魔法をかけるとダメージみたいなやつです。

このルールのせいで、うっかりワープしたらたまたま着地地点が回復ポイントで死んだりするハプニングにも遭遇した。あと自分が腐っていることに気づかずうっかり回復しようとして自殺(自生?)してしまったこともあった。

つまり腐敗は、それまでとルールを逆転した裏ルールみたいな状態。狙ってないと腐敗できない割には、腐敗した後でもまたいろんなルールがあってまた一見さんを遠ざける原因になっている。

スポーツでもゲームでも、複雑なルールの遊びって、複雑な部分を知った者にしかわからない駆け引きが生ずる。野球と麻雀はその最たるものだと思う。そこまでわかるともう戻れなくなる。
いろんな世界に足をつっこんで、どんどん戻れなくなってえらい目にあってみたいものだ。

貧すれば鈍するというけれど


ちゃんと金と体力を使って、遊んだり興奮したり後悔したりしないと、人は体内に悪いものが溜まっていく。やがて喜怒哀楽の感情が顔から抜け落ち、泣ける映画を見ても可愛い女性を見てもボーッとしているような気持ちの悪い人間になってしまうのだ!

ソースは俺です。

どうも心身の状態が悪くて、今日はゆっくり寝て過ごすぞ!と思ったらその日が地元のお祭りの日で、家の周りをずっとおみこしがワッショイワッショイと練り歩いていて、それが悪いわけじゃないんだけどずーっと騒ぎ声とみこしの鈴の音が聞こえてくるのには参った。

適当にDVDでも観ながら、ヘッドホンで自分にフタをしてしまえばいいと思ったんだけど、祭りで酒の入ったおじさんがたやここぞとばかりに金髪にした子供らが今にもドアを叩いて
「ちいーーッス!!」
って挨拶に来そうでずっと落ち着かない。
去年は外出してたけど、そういう風習があったような気がするし。

今月は20日にもなって、本も全く読んでない。ゲーム買ってない。やりがいを感じるほど仕事をしたわけでもない。部屋の掃除すらしてない。
おまけに太った。子供のころは痩せすぎばかり心配されていた自分が明らかに太っていってる。
堕落している!

このへんで眠っていたエンジンに点火して、将来のことなど忘れるくらい楽しい経験とレビューを書いていきたいと思いつつ…今日はあえて寝る!

「動物翻訳家」は動物好きならだれでも共感できるしっかりした一冊。

片野ゆか「動物翻訳家」を読みました。

動物園の飼育員と動物たちの交流を記録した一冊。
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珍しい動物や感動的なエピソードを押し出さない、地に足のついた一冊でした。
愛犬家で、「ゼロ!」やコミック化した「犬部!」など、犬の処分に向き合う人たちをずっと追ってきた作者の、珍しく犬が出てこない本です。

用心深いペンギンや独自の社会を形成するチンパンジーも面白かったけど、アフリカハゲコウという巨大な鳥を檻なしで飼育して、飛ぶ姿を見せる話が面白かった。
その章で出てくる
「動物を擬人化させたものではない、動物本来の動きのショーを見せたい」
という考えにも深く納得してしまった。

動物が玉乗りをしたり、おもしろいポーズをしたりといった、人間がやりそうなことをやらせるんじゃなくて、
ゾウだったらその大きさや鳴き声。
犬や馬なら走る速さと美しさ。
猿なら木を伝う上手さ。

そういう動物本来の姿をそのまま見せるのが一番魅力的で、動物にもストレスにならないんじゃないか。
言われてみれば当たり前で、なんで今までそんなことに気づかなかったんだろうと思います。
その中で最も難しい「鳥が飛ぶ姿を見せたい」という飼育員の奮闘が描かれます。

また、キリンの飼育員は、キリンの妊娠がわかったとき、あえてみんなに公表したいと申し出ます。
たいてい、子供が生まれてから「おめでたいニュース」として発表されることの多い動物の赤ちゃん。それも日本の動物園では絶滅の危機にあるキリン。
その赤ちゃんが生まれるかもしれない。

それをあえて妊娠段階で公表して、もし悲しい結果になったらみんなで悲しみ、元気な子が生まれたらみんなで祝福しよう。
こんなことを言い出せるのも、飼育員と動物との言葉にできない繋がりがあるからだけど、キリンの神経質さと
体型を見るとこっちまでハラハラする。

日本の動物園に常につきまとう、狭さと資金問題。
中には、ストレスから柵をなめたり噛んだり、本来の野生動物ではしないような行動をとる動物も多い。
そんな動物園のネガティブな一面も認めながら、それでも飼育員は、できる中で少しでも動物たちと心を通わせようと日夜頑張っている。

写真はモノクロだけど、キリンってこんなにきれいでユーモラスだったっけ。
ペンギンはこんなに堂々としてたっけ。
間違いなく動物園にもう一度行ってみたくなる一冊です。最後に行ったのはいつだったか…




「ワイヤーを溜め撃ち」という発想で過去のワイヤーアクションの欠点を一掃!「ぐるぐる!ちびロボ!」レビュー


ファミコンのロックマンの時代から、2Dアクションやシューティングで「溜め撃ち」というのがあった。

攻撃ボタンを押しっぱなしにすると主人公の体が光って、そこでボタンを離すと強力な一撃になる。コントローラのボタンの少なかった時代だからそういう発想が生まれたのだろう。


もう一つ、ワイヤーアクションというものがある。
映画では、カンフー映画で吹っ飛ばされて壁に叩き付けられるシーンで使われる技術のこと。
ゲームでは主人公がロープ型の伸びる武器を打ち出して、天井や壁にひっかけて進んでいくジャンルのこと。
慣れるまで難しいけど、だんだん華麗な動きができてくるとたまらなく楽しい。
もっとも、最近では海原川背ぐらいしか見たことがないけど。
ゼルダの伝説のフックショットや、TRINEの女泥棒など、部分的に「それっぽいもの」は出てくる。


しかしここで、すごい発明をしたゲームが出てきた。3DSの「ぐるぐる!ちびロボ!」は

「ワイヤーを溜め撃ちする」

という新発想で、今までのワイヤーアクションが抱えていた欠点
(慣れるまで難しい、敵を倒す爽快感が弱い)
を一気に解決した。

主人公は身長10センチのちびロボ。
こいつはお尻から出たコードを投げて敵を倒したり、壁にひっかけて移動することができる。
好きな人ならファミコンの「ヒットラーの復活」を連想するだろうけど、あれと同じで前か斜め上にワイヤーを投げて、慣れれば連続でワイヤーを打ち出して、天井だって振り子のように移動できる。

そこに、Yボタンを押しっぱなしで放すことで
「パワースロー」
という、クイックスロー(通常ショット)より力の入った投げ方が加わる。

素早いが射程の短いクイックスローと違って、パワースローは好きな角度に発射でき、距離が長くて、敵やブロックを貫通し、壁に当たると跳ね返る。

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右上に撃って宝箱を回収してます

この「ワイヤー溜め撃ち」という新発想で、
普通ならワイヤーとジャンプを細かく繰り返して行かないといけない遠くの足場でも、
「もしかしたらこの位置からパワースローを使えば直接届く!?」
というふうに、工夫である程度攻略できるようになった。

一直線に敵を倒したり遠くのアイテムを回収したり、気持ちいい場面も増えた。
ちまちました場面の続くワイヤーアクションに、ひと工夫でここまでの革命を行ったことは凄いことなんだが、残念ながら
「ちびロボ、売り上げが苦しいためジャンルを変えて迷走」
というイメージの方が先行している。

せめてゲーム専門雑誌ではそうではないと書いてほしかったが、残念ながらせっかくの発明であるパワースローは
「打つときに溜めないといけないのでテンポが悪くなる」
とのことだった。

ショットボタンを空中で長押しすることでヘリコプターみたいに少しだけホバリングできるというのも面白い。
実際に谷底に落ちそうになったらこれで復帰する…ことはできずに、寿命が2秒ほど伸びるだけなんだけど、これが天井を振り子みたいに渡っていくときに役に立つ。

天井にぶら下がって、ジャンプして空中でまた斜め上にワイヤーを打って、またジャンプして…と、
「ショット」「ジャンプ」をタイミング良く交互に押して天井を振り子のように移動するのは、ワイヤーアクションではお約束みたいなもんだけど、これが初心者には難しい。

ところが、ちびロボは高性能なので、
一つのボタンで攻撃、ぶら下がってる間はジャンプ、空中ではホバリングができる。

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説明が難しいんだけど、要は
「空中にワイヤーをひっかけてぶら下がり、ジャンプして少し浮遊しながらまた斜め上にワイヤーをひっかけて足、場のない場所を進んでいく」
といったテクニカルな動きがボタンひとつでできる!

しっかり自分に酔えるような動きができて、簡単なんだけどしっかり噛みごたえのあるアクションになっていて、どうしてもクリアできない場合はアイテムなどで救済されるようになっている。

ちびロボ小粒でぴりりと辛い。

アミーボの使い方など多少「?」な部分はあるけど、昔からのゲーム好きほどあなどってはいけない、ダークホース的な一作だ。




体験版の不安はどこへ。過去を切り捨てて気持ちよく生まれ変わった「ぐるぐる!ちびロボ!」

3DSのパッケージ買うのは何か月ぶりかなあ。
ぐるぐる!ちびロボ!は横スクロールアクション。

昔は「ヒットラーの復活」「海腹川背」最近では「チャリオット」なんかもあったワイヤーアクションの系譜だ。
主人公自体は弱いんだけど、手からワイヤーを出して天井にひっかけてぶら下がって進んだり、慣れるほど華麗な動きができるのがこの手のゲームのキモの部分。

ちびロボの場合はそこまで複雑なことはできなくて、お尻から出てるコードを投げてアイテムを一気に回収したり、遠くの壁にひっかけてシュッと一直線に移動したり、壁を貫通して一気に壊して、コードが戻るときに壁から出てきたコインもまとめて回収したり。

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BGMも効果音も良くて気持ちいい瞬間の連続。
ステージによってはいろんな乗り物に乗って、ちょっと癖のある操作で走り抜けるラン&ジャンプ系みたいなシーンもある。

もともと、ちびロボシリーズは最初ほとんど動けないけどちょっとづつ動ける範囲が広がっていく、面倒くささが味のシリーズ。
だから正直言って、こんなに一新してストレートに楽しいゲームだと思わなかった!


それを言っちゃおしまいよって話だけど、
これが「リンクのぐるぐる!フックショット」だったら結構な人気作になったと思う。宝箱とかバクダンとか、共通したアイテムも多いし、動く台座にプラグをひっかけて飛び移るのが、まんまゼルダの伝説にあったシーンだ。
・・・いや、ここはあえて、よくぞちびロボに本作の主役をゆずってくれた!と言いたい。

難易度はふつう。クリアだけなら簡単だけど、ステージに隠されたいろんなアイテムを全部集めながらだと大変なのはイマドキの仕様。

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アミーボとの連動には、大人の事情を感じてしまう。
アミーボを使うとガチャマシーンが出てきて、フィギュア集めて配置して写真を撮ってミーバースに上げれるという、誰がやるのかわからないオマケ要素が盛りだくさん。

ちびロボアミーボはほぼ実物大で、
「このサイズで頑張ってるんだなあ」
と想像できるのはいい感じなんだけど、ゲームでの使い方はあんまり上手くないと思う。持ってない子供は損した気がして、持っていたら面倒くさい要素が増える。

せめて、取って付けたようなものでいいからアミーボを置く理由がほしかった。
アミーボの台座の形のくぼみがあって、ここにぴったりのものを置くと仕掛けが作動するんだけど、ちびロボの力では動かせないから人間の手でアミーボを置いてほしいとか。


細かい疑問点はあるけど、明るい世界観のアクションと、複雑な操作を必要としないワイヤーアクションのいいとこどりの内容はとにかく楽しい。

ステージにちらばるアイテムは、実在するお菓子全100種類と、シ
リーズおなじみのリサイクルできるゴミ、
あとはコインや、ノーミスクリアなどでもらえるメダル。

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普段はこういうのを100パーセント集めながら進む神経質な遊び方はしないんだけど、このお菓子は別!みつけるたびになんか嬉しいんだ!もちろん箱の裏面までちゃんと再現されているぞ。

鑑賞モードでは箱と中身と、ちびロボと並べた状態で見ることができる。(身長10センチで縮尺がわり?)
キャラメルとボンタンアメはちゃんと中身が違うし、キャラメルコーンの中身なんか本物よりおいしそうなほどの美しいグラフィック。

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海外の知らないお菓子が出た時もうれしい!世界一まずいと言われる伝説のサルニアッキも見つけてしまった。
どうせならお菓子だから、人が食べてリアクションしてほしかったなあ。というか、宇宙人と戦っているんだから開発者も同行してくれよ。

ジャンルを一新したちびロボはどこまで奮闘できるか。僕のハートにはプラグがしっかり刺さった。
無理してアミーボは買わなくても十分楽しめるゲームにはなっている。
久しぶりにチクチク隠しルート探すのは楽しい!お菓子食べたい!



ストリートファイター5のザンギエフの筋肉が固そう!!

観ましたか!ザンギのデビュートレーラー!



とにかく硬そう!筋肉に触れてもぷにってならなそう!ある意味初代バーチャとかもカクカクしててレゴみたいで固そうな人たちばかりだったけど、もっと硬そう!

時代は筋肉ですよ。

「特殊な能力を持っているから」とかなんとか言ってやたら強い美少年美少女出すのがもはや飽きられているのです。次に来るのは「マッチョな上に特殊能力持ち」です。

デッドオアアライブの女性の体がとにかく柔らかそうにすることで技術力の凄さを見せてきたのに対して、スト5の面々はガッチリと鍛えた、
「こいつら絶対強い!」
という説得力のある筋肉表現で、しかも、移動はのしのしと遅いけど、攻撃はもっさりしてない。

世界観は、ドラゴンボール的な、明るさと暴力が両方ある感じ。
新キャラが出るたびに「このキャラで気持ちよく敵をぶん殴ってみてえ!」という本能が刺激される。
過去作でいまいち人気が出なかったキャラに再びスポットライトが当てられているのもいい。

ストゼロで、かつて「ファイナルファイト」で主人公だったコーディーが、がらっと雰囲気を変えて悪役で登場したときはカプコンのセンスに痺れたよ。

今作でも何かもう一発、もっとでかいサプライズ参戦がないかな。
あとベータテストは結局キャラセレクト画面までで止まるという、すごい焦らしプレイをくらったので、次回こそはどうにかしてくれるかな。

ちびロボさんはどうなるのだろう

ノンフィクション好きといいつつ刑務所関連の本ばかり読み、ゲーム好きといいつつ何も買ってない今日このごろですが、そんな日々ももう終わりです。

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楽しみにしていた本が届いて…

しかも明日はPSプラスの更新日。テラウェイとか立体ピクロスとか、買おうかどうしようかかなり迷ったんだけど、結局買わなかった。まだアルメロを遊びつくした感じがしない。

ちびロボも体験版だけやって「もう別にいいかなあ」と思ったんだけど、

「これがダメならちびロボシリーズは終了」

という未確認情報が届いて、さらに迷ってます。
話の出どころは確かじゃないけど、よく考えれば、どんなゲームでも映画でもマンガでも

「次がこけてもシリーズ継続は約束されている」

作品なんてほとんどないんじゃないか。

F-ZEROだって終了宣言してないだけで、もう昔みたいな規模では出ないかもしれないし、ファイアーエムブレムも本来終了のはずだった。
スーファミ時代の盛り上がりを知っている自分からすれば「あのシリーズが終わり?」って感じなんだけど、どっこい現実です。

じゃあ、プレステでMOONとかUFOとかチュウリップとか、一部で熱い支持のあったいわゆる「ラブデリック系」の最後の系譜であるちびロボが今まさに崖っぷちにつかまって、助けを求めてる状態なの?



や、やめろ!そんな、助けてほしそうな捨て猫のような目で俺を見るな!
こっちにはこっちでPS4という住人もいるんだよ!

「友達を作ってからゲーム」の時代から「ゲームを買ってから友達作り」の時代へ

PS4アップデートで「言語別、ソフト別にコミュニティー作成」機能が追加されました。

友達を作ってゲームに誘う時代から、
ゲームを買って友達を作る時代に。

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今はまっている「アルメロ」だとこんな感じ。

ボードゲームは、一人プレイでもけっこう遊べるんだけど、同じ言語の仲間と繋がれば一層面白くなる。

だけど~僕には友達がいない~。
君に~、聞かせる腕もない~。
なのでオンライン対戦を推しているゲームなどは本来の楽しさを100パーセント味わえない損した気分になるよー、買うのに踏ん切りがつかなくてフリープレイ待ちをしちゃうよ…と、そんなみんなに朗報!
これからはゲーム起動アイコンから下ボタンを押せば手軽にコミュニティーを作って、目的や言語別に仲間を作れるぞ。

ガチで上達を楽しむ人たちと、無線でラグも発生するけど気にせず気楽にとか、ある程度同世代でやるとか、プラチナ目指して真剣にとか。

これからは、ゲーム内のチャットで
「あ、あの、はじめまして」
とかやる必要がない!
英語の集団に一人入ってなんか気まずいような、歓迎されてるような…と戸惑うこともない!

思ったのは、ゲームって読書するように無言で画面と向き合うものだったけど、今後は多少の対人コミュニケーション能力があったほうがずっと楽しめるゲームが増えてくるんだろうなあ。
慣れれば絶対楽しいし、ボイスチャットで共闘して大きな目的を達成する楽しさも味わってみたいけど、まず
「手を動かしながら口を動かす」
ことができない(笑)
長年、ゲームは無言でやるもの!ごはんは黙って食うもの!と習慣づけられてきたんだから。

実況プレイを見てよく思うけど、手と口が同時に動いてそれぞれ達者な人はすごい。


子供のころに、金持ちの家に遊びに行ってマルチタップ使ってボンバーマンで多人数対戦やったことあったけど、みんな
「よっしゃー」「おらー」「くそー」
の3つぐらいしかしゃべってなかったな。
原始人の子か。

今のゲームで、相手側から明らかに大人の低い声で
「よっしゃー」「おらー」「くそー」
しか言わない人がいたら、怖いだろうな。
原始人の親か。

9月の出費とSW


9月のかんたんなまとめ。
忙しくて遊ぶ間がなくて、とてもストレスのたまる1か月でした。
僕は疲れたら仮想空間に逃げ込んで現実を忘れないとストレスにつぶされる。

ゲームはボートトゥプレイの「グロウホーム」「アルメロ」「ゾンビバイキング」
この試み自体も面白かったので第2回目もあれば全部買ってレビューします。一番繰り返し遊んでるのはアルメロ。

PS4のアップデートで10秒以内の動画ならツイッターに直接アップできるようになりました。
これを使ってちょっとは隠れた名作をピックアップしていきたい。

3DSはいよいよパッケージどころかダウンロードソフトもほとんどやらなくなってしまった。
バイトくんに毎朝会いに行くだけかな。
今月は、ちびロボ買うかもしれません。



実写のコンセプトをなんらかの形で受け継いだゲーム、出ないかな。

3DSを使ったリアル脱出ゲームも面白かったけど、あれって、
「だれでも楽しめる」と
「脱出成功率数パーセント」
の両立のために、最初はかんたんにして最終問題だけぐっと難易度を上げたり、答え合わせできないようにしてるのかな。


マンガは「クローヴィスのクロニクル」を買いました。


僕はよく知らないのですが短編の名手「サキ」のコミカライズ。
すごく意地悪な「一休さん」的な人物が周りの大人たちを引っかき回す。ストーリーの面白さより、当時の言い回しや雰囲気を楽しむもの。
いつも鍵がかかっている倉庫に忍び込んで、中にある絵に描かれた人物について空想をめぐらせるエピソードがあって、それだけ特別にお気に入り。

あとはシルバーウィークにスターウォーズ旧三部作を観ました。意外と日本では観たことない人いるよね?
名作だと言われつくした映画をしずかに観ると、たいてい予想より退屈なんだけど、面白かった。
名前だけしか知らなかった登場人物が次々出てくる。

何より、三作もあって、ジェダイとかフォースってものが何なのか思ったより説明がなかったことに驚きです。
音楽やデザインの奇跡的な組み合わせだったり、それはもう過去に何万回と語られたんだろうけど。

映画に関しては子供同然だから、CGを使わないころの、特にSF映画が新鮮で面白くてしょうがない。


なくなりかけたものを、残すのです。

10月はたっぷり現実逃避して、たくさん遊んで、ストレスのない月にすることと、腹筋運動を忘れないことが目標です。
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