「あれよ星屑」を読んだ。

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今日読んだマンガは「あれよ星屑」です。コミックビーム連載。山田参助の長編デビュー作。生き残った元軍人の大男と、「班長殿」なる男が、焼け野原と化した東京で再会するところから始まり、笑いあり涙ありの日々を送りながらだんだんと二人の過去がわかってくる。


髭もじゃの男のアゴの丸みや腹の出かたのリアルさと、枯れた中年男のペアの何ともいえない雰囲気で「あれ・・・?」と思っていたら、作者さんはゲイ向け同人誌を書いていたと後に知った。なんでわかるんだろう(笑)
二人に特殊な関係はなくて、売春宿の用心棒をやっていたら誘われたり、どちらかというと好色なキャラクターなのになあ。

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いかにもビームで連載されてます!という感じのいい味出してる絵と、冒頭の二人が出会うシーンからもう好きになった。
ちょっとした笑いだったり、大きな悲しみだったり。
生きのびた軍人は今を生き、班長殿は過去に捕らわれて酒に溺れる。女の子が米兵に暴行を受けるシーンとか、ショッキングなページもあるんだけど、その中でもほんとにちょっとしたおかしさを拾って物語は進んでいく。

ただ、エピソードになんとなく既視感がある。
具のあるスープを売っている店を見つけて美味しくいただいていたら中からゴミが出てきて、実は進駐軍直送と言っていたスープは進駐軍の残飯をぶちこんだだけだった、という話があるんだけど、これと全く同じ話をどこかで見たか読んだかした記憶があるんだよなあ…。どこなんだろう。

たまたま、前に買ったゴールデンカムイと「生き残った軍人が主人公」という共通点でつながってしまった。
過去を舞台にした、新しい絵柄と泥臭い絵柄のマンガがある。
その場合どっちかというと、泥臭い絵柄のほうが「ホンモノっぽい」と思われそうだけど、読み返すとゴールデンカムイもやっぱりすげえ。
人間も作品も、見た目がきれいだと中身がなくて、汚く見えるほうがホンモノと言われがちだけど、きれいなものに中身がないとは限らないんだなあ。

「リンカーンVSエイリアン」が気になる人のために。誤解されがちな内容を正しく紹介した開発者実況プレイ

スプラトゥーンへの対抗馬はすでに出走していたのだ。



「コードネームスチーム:リンカーンVSエイリアン」の開発者パウロさんによる解説をしながらの対戦プレイ動画が配信されました。
対戦相手は、ミーバースでは英語で「ムジュラの仮面」の情報を案内したりしていたマリチャン。
こうして声を聞くと「実在する人だったのか」という気がしますね。Miiもちゃんと本人から作ってるんだろうなあ。

開発者によるプレイ動画はいくつか観たけど、これが一番良かった。
リンカーンVSエイリアンが、こういう遊び方のゲームだったのか!ということがまとめて説明できる。発売前に流せばもっと「正しく」このゲームが、新しい物を探している人に届いたのではないか、という気がする。

作ったところがファイアーエムブレムの会社だったことが災いして視点の変わったシミュレーションゲームなんて誤解されがちだけど、どう見ても半分はTPS(サードパーソンシューティング。主人公の背後の視点から敵を撃つゲーム。バイオハザードとかアンチャーテッドとか)ですよね。


時間の止まったTPS。
(1人用では時間制限もなく、ヘッドショット的な要素もあります)

TPSにじっくり考える時間を与えて、
アクションが苦手な人でも「立ち回り」と「狙い撃ち」の快感を体験できるようにした新しいスタイルのゲームが「リンカーンVSエイリアン」です。

それが発売前に伝わらず、ファイアーエムブレムの会社なのにキャラがごついとか、シミュレーションなのにマップがないとか、そもそも見た目が独特とか、いろんな要素がありすぎて、体験版を配信してもうまく伝わってなかった。

それがプレイ動画で誤解がとけて、新しい物を求めている人にちゃんと、新しいことにチャレンジしている作品が届けば嬉しい。

現在、僕の進行状況はまさにラスボスと対峙したところです。

「リンカーンVSエイリアン」プレイ日記(一部ネタバレ有)


エイリアン達の襲撃を受け、武器も装甲もボロボロになったリンカーン一行の元に、銀色の靴を履いた少女が現れた。

彼女は、蒸気とは全く違う科学で成りたっていて、リンカーンたちの味方になってくれる国を知っているという。



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来たー!!


これで、アミーボで追加されるメンバー以外は、おそらく仲間枠が全部埋まった。
ライオンとカカシが出てくる時点でほとんどわかってたけど、最後になって「これでみんな揃った!」って感じになりましたよ。

いつ敵の奇襲を受けるかわからないんで、4人パーティがお互いに向い合せになって、お互いの背後を監視しながらジリジリ進んでいくのが何か楽しくて、決して完璧じゃないし美男美女ってわけでもないメンバーがだんだんかっこよく見えてくる。

3人パーティの「レジェンドオブレガシー」をやった後のせいか、4人選べるのが楽しい。誰をチョイスするか悩めて楽しい。ドラクエ3も4人だし、スプラトゥーンも4人だ。
4人いると、1人ぐらいは奇抜な装備のやつや、マスコット的な存在がいてもいい気がする。
攻撃力はないけど、空き缶を発射して音のした方に敵の注意をそらして背後をとる「カンカラ缶砲」とか、3人パーティだったらそんなの持ってる奴は入れられないけど、4人に1人なら、そいつがすごく役に立つケースがまれに出てくる。

子供キャラは機動力で戦場をかき回す楽しさがある。
回復ポイントやゴールになんとかたどり着けるか?!って場面で、子供の一歩が決定打になったりするんだけど、きっちり保護者がガードしてないととにかく出会い頭の一発に弱い。
日本製のゲームでは(というか、ゲーム以外のジャンルでも)なぜか大男よりも痩せてる男や女子が強いという現象があるけど、このゲームだとしっかり屈強な男がそばにいてガードしてこそ、女子や子供が特技を発揮できる。

「こいつらは相性がいいな」
「今の連携はうまかったな」
というのが、イベントシーンの会話で表現されるんじゃなくて、戦い方で見えてくるのがいい。



現在のプレイ時間は18時間。体感時間は半分ぐらいで、「えっ、もうそんなにやった!?」って感じなんだけど。
1日1面くらい遊ぶのがちょうどいいように作られているので、順調にいけばあと1週間以内に終わってしまう感じか。くーっ、寂しい!



これ自体がゲーム好き勇者さんたちの足にからみつく雑草のような「シバ・カーリーの伝説」。

ツイッターでフォローしてるWiiUユーザーの皆さんが口を揃えて「良作多くて消化しきれねえ!」って騒いでるけど、3DSしか持ってない僕もそんな感じです。
複数のソフトを同時に進めるのは気が散るので、シズクメモリーはクリア!
シバ・カーリーの伝説はスパッとやめ!
無料ソフトの数々は、バッジとれ~るセンターを残して削除!


シズクメモリーは前作のシズクもだけど、300円でよくできた上品なパズルゲーム。

前作は、壁にぶつかるまで止まれない「しずく」を動かして全部のアイテムを集めたらクリアというルールひとつでストイックだったけど、
今回は「上下左右に光を放つしずくで全部のライトを光らせる位置にいけばクリア」とか、毎回いろんなルールに変化して、どちらも面白いんだけどひとつごとのステージ数は少くなっていたり、複数のルールがいっしょに出てきてごちゃごちゃした印象を持ったり。
難しめのクロスワードパズル専門誌が、薄めのパズル総合誌になった感じで、どちらも印象は違えど充分いいデキ。


さて。
シバ・カーリーの伝説。
これは変にハードル上げすぎてしまったと思うんだ…。


勇者さまが戦っている脇でずっと足場を整えている伝説の庭師がいたという設定で、有名ゲームのパロディも入れたとぼけた味わいのゲームなんだけど、途中で
「ピンチ50連発!!のスタッフも関わっているらしい」
という情報が入った。

それで勝手に
「あの、ふざけたようで実は歯ごたえのある、ピンチ50連発のスタッフが関わってるんなら、実はこれもふざけたふりをして奥深いゲームに違いない!」
とハードルをどんどん上げちゃって。

その結果、やってみたら紹介映像以上でも以下でもなかった。
いや、「以下」だったかな…。

アナログパッドで移動して、Bボタンの通常刈りでパワーをためてAの「回転刈り」で広範囲の草を刈っていくんだけど、動かしても刈っても今一つ気持ちよくない。
人生で初めて「十字キーからアナログスティックにした日」みたいに、主人公はまっすぐ歩けずぴたっと止まれない。もたもた歩いていたらすごい勢いでモンスターがぶつかってきてふっとぶ。砂地に立っているだけで、毒の沼地にでもいるのかと思うくらいガンガン体力が減っていく。

戦略といえば、迷路みたいになっているマップを効率良く回っていくのと、体力を回復する薬草を刈るタイミングぐらい。

ステージクリアしていくと、
「戦場でも雑草がなくて足をとられないから力が出せた!無事に帰ってこれた!」
と喜ぶ勇者や村人の声が聞けるんだけど、
「ゼノブレイドをはじめ良作がどんどん発売されて、遊ぶ時間が足りないよ!」
と嬉しい悲鳴を上げている積みゲー勇者やゲーム好き村人にとっては、この「シバ・カーリーの伝説」というゲーム自体が、戦場でうっかり足を踏み入れたら転んでしまう面倒くさい雑草そのものなのでは…。

という、楽しんでいる人や製作者には大変申し訳ないことを考えてしまった。

幼いころを思い出せ。通学路では雑草だって立派な娯楽だったじゃないか。知らない虫が隠れていたり、いろんな色の汁を集めてみたり、花の蜜を吸ってみたり…。
ほら、無心になればいろんな楽しみ方が見えてきただろう? 
このゲームやるぐらいなら今の季節、本当に草むしりやった方が有意義なんじゃないかとか思った奴は誰だ! すいません俺です!

「リンカーンVSエイリアン」高難易度のルナティック、そして恐怖のエクスペンドチャレンジ解説!

自分は「ファイアーエムブレム」を遊んだことがないので、そのモードは同じ会社が作ったファイエムにもありますけど?と言われると恥ずいけど。
リンカーンVSでは、クリア済のステージをもう一度遊べます。
そのとき、ルールを変更したモードが選べるんだけど、

ステータス表示のない「ブラインド」
後戻り不能「エクスペンド」
超高難易度「ルナティック」
の3つがあります。
特にエキスパンドという追加ルールが緊張感ある!
違う!エクスペンド!?エキスパンダ!?なんか覚えられない!
とにかく、単に敵を強くしただけじゃなくて、このゲームならではのアレンジがなされていていいんです。

マス目の上のキャラを操作するシミュレーションゲームって、
「どこに移動しますか?」
と表示されたら、カーソルを動かしながら、ここでもない、ここかな?と行き先を決めてから攻撃するじゃないですか。
その「確定しないで、カーソルをためしに動かしただけで」自軍のターンが終わってしまうようなルール。それがエキスパンドです。
あと、ボディビルダーが大胸筋を鍛えるためにガッチャガッチャ引っ張るバネのついた器具がエクスペンドです。

通常なら「10」移動できるキャラがいたら、
「5歩」前に出て、敵がいたのでやっぱり「5歩」後戻りすれば、さっきの行動はなかったことになって、やっぱり違う方向に行ったり、敵襲に備えたりできます。(敵の方向を向いてないと待ち伏せ攻撃不能)

それが、「5歩進んで、敵がいたのでやっぱり5歩戻ったら、それで行動終了」になって敵のターンに交代してしまうという恐るべきルール!
エクスペンド!!
途中で体力回復できるセーブポイントもなくなっている!絶望!

ファイアーエムブレムとリンカーンVSエイリアンの違いは、
戦場を「神の視点で操作するか、キャラクターに近い視点で操作するか」
なんですよ。
キャラクター4人の背後のカメラからしか状況を把握できないので、壁の向こうにどんな敵が待っているかわからない緊張感がある。
特にエキスパンドでは、一人が高いところにいて広範囲を見る役割にするのが重要になる。

敵の弱点を狙うとこなんかヤバイ。マジヤベエ。
シミュレーションのくせに微妙にシューティング要素があるので、ユラユラとその場で揺れてる敵の弱点にタイミングよく弾丸を撃ちこむシーンがある。敵味方お互いにダメージ大きいのでミスは命取りだ。

ただ、ファイアーエムブレムと違うのは「レベル」「キャラロスト」という二大・大変な要素がこっちにはない。
レベル上げしなくていいし、後半に支給される武器も、敵の気をひくだけで攻撃力がないとか、使いこなせないと逆に不利になるようなのもあるし、やられたキャラもクリアすれば復活する希望がある。
(大統領直属の軍が、バナナの皮を放出して地雷替わりにする武器ってなんだよ!)
どれだけボロボロでも、一人でも駆け抜けて、ジャンプで敵を跳び越えてゴールに到達すれば完全勝利と見なされる。
ロストありじゃなくてよかった。あーよかった。

ストーリーは、エイリアンの目的が魔書ネクロノミコンではないかという話になったり、資料係のミルトンが女性キャラを解説するときにいちいち妻子がいることに思い悩んだり、鼻からスープを飲む特技を習得したり、突っ込みどころを言えばきりがない感じです。
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オカルトめいた話もでてきた、いろいろ詰め込んできやがった。


オズの魔法使いからライオンとカカシが仲間になったんだけど、もう一人ブリキのロボットか何かがいた気がするんだけど公式HPにも出てない。できれば主人公プラス、ライオンカカシロボットの4人パーティにしたいんだけどなあ。
肝心の「オズの魔法使い」のストーリーってみんな覚えてますか? 今度図書館で読んでみようかな。ネットであらすじを知ることもできるけど、ボロボロの文庫本を調べる感じが面白そう。



最近はPS4をあんまり活用してないので・・・


面白いとは、こういうことさ。「リンカーンVSエイリアン」ファーストインプレション

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「リンカーンVSエイリアン」買ってきた!

まずひとこと言わせてくれ。

「最高」
「売れてくれ」(二言だった)

プロデューサーのインタビューはこちら。
4GAMER

海外市場でシミュレーションゲームを受け入れてほしくてシューティングゲームみたいな見た目にした。
自分の趣味と、日本人にアメリカンサブカルチャーを紹介したくてアメコミっぽい絵柄にした。(実際は日本製っぽい手触りでアメコミっぽい絵柄だということも意識しなくなる。アメコミに興味持つきっかけにはならない。)

それでいて本質はファイアーエムブレムのスタッフによるしっかりした内容。

特に、買ってすぐ難易度を選べと言われてもわからないはずだから、ゲーム中にプレイヤーがルールを決めることで難易度を変えていく方式にしたというのは、計算された設計で面白い。

インタビュー中に「海外での評価は賛否両論」とあったけど、
僕の見た限りでは
「面白いけど、敵の行動が長いのが唯一の欠点」
というレビューが目立って、ほとんど「賛」だった。
その欠点も、日本版では発売と同時に敵の行動を早送りするアップデートがあったので解消している。

任天堂公式HPの、スチームパンクというジャンルについての話も興味深く読ませていただきました。サイバーパンクとスチームパンクの話、面白かった!
意識してないだけで、今まで何度も遊んだジャンルだった。スチームパンクで外敵と戦うというのも、和製スチームのサクラ大戦が先にやってたし、そのサクラ大戦のスタッフによる「戦場のヴァルキュリア」にこのゲームは見た目がちょっと似ている。
実際にやってみると、野球とクリケットぐらい別物。

スチームパンクでキャラクターが生き生きしてる感じが「グランディア」をちょっとだけ思い出したけど、「リンカーンVS」は他に似ているものがあまり浮かばない。

狭くてギュッと詰め込んだ感のあるマップとか、名作文学のキャラをモチーフにしたメンバー。特に可愛いと評判のライオンや、生意気ショタキャラ(?)のトムソーヤは人気出そう。ちょっとしたセリフ回しで魅力がグンと出てくるんだよなー。原作は知らなくても問題ない。
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アミーボを買うとファイアーエムブレムのキャラがゲストで出演するけど、単なる話題作りであって、よほどのファンでない限りは、これ以上追加しなくても充分!ていうか現メンバーから4人しか出撃できないって時点で超迷う!

敵の習性を観察したり、足音をたてずに移動したり、タイミングよく弱点を狙うアクションゲームみたいな場面もある。これだけ、遊ぶ側を退屈させてなるものか、と次々いろんなものが出てくるゲームってあまり見ない。
買った当日に気が付いたら4時間ぶっ通しで遊んでたんだけど、今のところ3DS史上ベスト5には入る面白さ!(Cスティックか拡張スライドパッドがないと操作性がつらいけど)

見た目やタイトルは色物っぽいけど、真っ直ぐに、面白いゲームとはこういうことだ!と勝負しているグレイトでユニークでクレイジーでマスターピースなソフトウェアなので、時間があれば、せめて体験版だけでもさわってほしい。製品版では大統領がお茶を淹れて待っているぞ!

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資料係のミルトンによる「エイリアン川柳」もあるぞ!

今日のマンガ「ゴールデンカムイ」

休日にゴロゴロしているだけで罪悪感がある。
ゴロゴロする権利がある日だから何にもしなくていいのに。

こんな日にはマンガでも読みましょう。読みましょう。
何冊か、有名になることがほぼ確定なやつは買って、本屋で検索してもなかったやつはアマゾンで注文しました。

一冊目は「ゴールデンカムイ」

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北海道でアイヌ民族が残した埋蔵金を巡る、日露戦争の生き残りの兵隊の話です。
金の隠し場所は暗号化されて、バラバラにはぐれた囚人たちの入れ墨になっている。
脱獄した囚人たちを探してたくさんの人が巻き込まれていく。


舞台設定は北海道だけど、どこか海外ドラマを連想するテンポの良さ。
海外ドラマの暴力シーンは激しいけどドライで後を引かない。
ゴールデンカムイは登場人物が「死」に慣れているのでやはり暴力に対してドライだ。

主人公と行動を共にするアイヌの少女も動物を解体して食うのが当たり前なので、血みどろのシーンはあるんだけどサッパリと過ぎていく。
動物と戦って勝てば食うし、人間同士の戦いが始まると真っ先に目を狙う。
食うか食われるか。こんなに目つぶしが多発するマンガは始めて読んだ。

入れ墨に意味が隠されているというのはたまに聞く設定だ。「コブラ」にもあったし、全然役割は違うけどプリズンブレイクもそうだった。
これも、大勢の人間の入れ墨をあわせると意味が出てくるというのは無理があるけど、その周囲のキャラクターや動物描写に説得力があるのでのみこめた。

作者の野田サトルはまだ連載2作目なのにとんでもない画力。動物とか銃とか難しいものばかり描くし。
アイヌうんちくは若干くどく感じなくもないくらい。
真っ直ぐな作者なのかな。今後ブレイク必至なので要チェックです。



他にもゆるめなのを数冊買いました。

このゲームを3点と評価したファミ通は凄い!3DS「パズルボトル」!


今日遊んだゲームは3DSダウンロードソフト「パズルボトル」です…。
低価格高品質作品だらけハズレなし粒ぞろいみんな笑顔の3DSDLパズルゲーム界で、今になってこんな異様なゲームが出てきたのは本当にすげえ。




色付きのパネルをタッチすると、下に落ちて絵が完成していくというゲームで、ニンテンドーDS時代にちょっと流行った「持ち方を変えて遊ぶ」スタイルになっている。

プレイヤーは3DSを上下逆に持つ。
本来は下画面をタッチして上画面が立体的に見えるんだけど、本作では上画面をタッチして水槽を模した3Dの下画面にぽちゃんと落とす。たぶん…
「色を落として水槽の中に絵が完成していく」
という素敵なイメージが最初にあって、それを実現させるために、「下画面をタッチして打ち上げる」のではダメと判断したのだろう。
奇をてらったわけではない。イメージしたものを作るためにあえて3DS逆持ちを強要させたクリエイティブ・マインドを受け取ってほしい。

ゲームとしては土台の部分から崩壊寸前。

下画面と同じ色を上から見つけてタッチするルールなのに、上下の画面で色が違って表示されている。
赤と茶色がほとんど同じ色に見える。
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テトリスに例えるとこんな感じ。

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「同じ色のパネルを揃えるゲームで、同じはずの色が違って見える」
どう考えてもそれはちょっと…、と思うんだけど、パズルボトルの特徴としてもうひとつ、BGMが良いというのがあって、最初のプレイではなんだかおしゃれでいいゲームに見えてしまう。
下画面だけが横にスクロールしていくんだけど、「スキップ」を押して早送りするとBGMも早送りになって可愛い。
ゲームとしてはっきり気持ちよくないのに、低評価をつけられるゲームから高確率で放たれている「買う前から何となく漂ってくるいやな感じ」がしないのは珍しい。

作品に点をつけて評価することに無理があると思うので読んではいないけど、このゲームはファミ通のレビューでずいぶん低得点をつけられたらしい。
外側はきれいだけど中からダメになっているオレンジを、堂々とかじって「こんなものは認めない」とみんなに見せたのなら、さすがプロのライターだ。

今すぐゲーム屋の窓をぶち破って買いたい!「コードネームスチーム リンカーンVSエイリアン」体験版感想

3DS「コードネーム:スチーム」体験版プレイ。
http://www.nintendo.co.jp/3ds/ay6a/index.html
見た目イロモノっぽいゲームで配信直後はあまり興味もなかったが、凄まじく気に入ってストーリーの1章のみのはずが2章序盤と1章目の再プレイまでやりこむハマリよう。すごく好き。最近新作に飢えていたこともあるけど、すごく好き。

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ヘンなキャラクターや設定、オモチャっぽいインターフェースをいじる「楽しさ」に触れているうちに、手持ちのユニットをあれこれ動かして敵を倒したりマップを探索する「おもしろさ」が浸みだしてきて気が付けば戻れない水位までズブズブにハマリこんだ俺。
気が付けばゲームのやりすぎでいい年して仕事に遅刻しかけた俺だ!

どんなゲームかというと、スチームパンクと呼ばれるSFジャンルをベースに、名作文学から抜け出したキャラクター達が昔のアメコミタッチで登場し、ヘビーメタルっぽいBGMをバックに、リンカーン大統領の下でイギリスに現れたエイリアンと戦うという内容だ。

体験版で操作できたのは、主人公のヘンリー・フレミングと相棒のサイボーグ兵であるジョン・ヘンリーと、
「ピーターパン」のタイガーリリー、「オズの魔法使い」のライオンの計4名。

ライオンを誤射したとき
「ライオンは エイリアンじゃないよ ライオンだよ」
攻撃を受けたときは
「ライオンばかり狙われている!?」
と、爆撃で吹っ飛びながら言っていたので萌え要素担当キャラだと思われる。

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4人のメンバーは下画面をタッチして何度でも切り替えられて、蒸気エネルギーのある限り好きに移動や攻撃ができる。蒸気を残して待機すれば待ち伏せができて、敵のターンに交代して敵が射程距離に入ったときに攻撃できる。
下画面中央の輪っか状のをタッチすると視点がくるくる動き、ツマミを動かすと武器の射程距離が変わる。

主人公が「便利な時代になったもんだ」と言いながら新しい機械をさわっているのと、
これがCスティックってやつか、と言いながらNEW3DSをいじる自分がシンクロする。

ただしNEW3DSじゃないと視点変更にかなり難儀する。ゲーム進行そのものに支障をきたすほど。多くのこの手のシュミレーションゲームと違って視点変更がキモになってるから。

要は将棋みたいにマップ全体を見渡して戦略を練ってコマを一つづつ動かして敵を倒していくんだけど、このゲームでは地図がなくて障害物が多いから、ステージ全体が把握しづらい。

敵も待ち伏せを使ってくるので、不用意に奥へ進むと危ない。
そこで、仲間を切り替えたり視点変更を使って観察しながら進んでいく。
すると、敵が隠れている場所や、攻撃に使えそうな物が見つかる。体験版だけでも、ゲーム内容とは直接関係のない看板や、撃てば周囲の敵味方無関係にダメージを与える爆発物やシャンデリアがあった。

戦略シミュレーションゲームは全体図を把握しやすくして、データを見ながら進めていくのが常識だったけど、このゲームはあえて状況をわかりづらくして、そこを逆手に取った面白さを生んでいる。

日本製ゲームなのに絵のタッチが珍しいことに注目されがちだけど、それだけじゃなかった。

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スプラトゥーンの前評判が好評なのに比べて発売前からかるく滑りかけているような気がするけど、14日発売。


気になるものいろいろ。


レジェレガのラスボスのつらさ。コードネームスチーム体験版の良さ。

レジェレガに飽きてしまった。
3DSでは久々の大作オリジナルRPGで、幻想的な雰囲気の遺跡を探索する楽しみがあって、何よりキャラクター同士で延々と設定をしゃべったりしないで、なるべく詰め込まれた言葉だけで進行していくのがお気に入りだった。
昔のRPGを遊ぶとなんとなく恥ずかしいセリフが多いもんだけど、このゲームだけは全体的に洗練された印象があった!
今感想を書くと、30時間良かったことよりも最後の最後でつまらなかったことを強調してしまいそうで書けない。


コードネーム:スチームの体験版をようやく遊んだんだけど、良かったのにあんまり売れなさそうなので応援したい。

スチームパンクで外敵と戦うって、最近遊んだPS4の「ジ・オーダー」と似た設定だけど、がちゃがちゃした歯車メカが出てくる楽しさと、初めてNEW3DSのCスティックをいじる楽しさが合わさって、本当に新しいメカを手にした感覚がある。
もちろん骨格となるゲームシステムはしっかりしてるし。

登場キャラがいろんな物語から出演しているというのも面白い。仲間にトム・ソーヤが出てくるんだけど、僕はファミコン時代からなぜかトム・ソーヤと出会うことが多い。
後にFFの音楽を作る植松さんが関わった「スクウェアのトム・ソーヤ」も遊んだことがあるし、もう一つのファミコンの、トム・ソーヤが授業中に居眠りして夢の中で冒険するアクションゲームも見たことがある。
英米文学に興味ないのにトム・ソーヤとの遭遇率高すぎ!

開発者インタビューから静かな熱を感じる

今の私は下手に連休もらった人より調子が良い!

ゴールデンウィークというのは仕事を頑張る期間だ!
と意識を切り替えれば、意外と頑張れるもんですね。特に卑屈な気分にもならず、むしろ体調がいいです。
持ってるゲームや本はほぼ遊びつくしたので、ゲーム絶ちして、家族が通販で買ってすぐ飽きた健康器具を使って体を鍛えてます。
5月7日になったら平日になって渋滞もなくなるし、PSプラスの配信日だから、毎月恒例のよくわからない洋ゲーがろくに翻訳もされずに配信されたりするだろうし最高ですよ。

あと乳酸菌のお薬を呑みはじめたら、「起きてすぐ食事するとすごい腹痛に襲われる」悩みも一発で治った。乳酸菌というのをあなどっていた…長年の悩みは何だったんだ!

・マンガ「天下無双」が面白い
以前、男塾の新作が厳しいという話を書いたんだけど、これとは別に男塾塾長の少年時代を描いた天下無双というマンガを読んだら超面白かった。ただムチャクチャ強い子供が大暴れするだけなんだけど、今っぽい要素や新しいものを取り入れようとかする気が1ミリもなくて新鮮。

天下無双は展開が早い。
どれぐらい早いかというと、勉強のできない小学生が猛勉強して東大にトップで合格するまでが1話でおわる。
悪党に騙されて逃げられても2ページぐらいで追いつくし、仲間と二人で投獄されて、どうやって脱出するか!?という場面でも力づくで鉄格子を曲げて出た。もう一人の仲間はどうするのか!と思ったらそいつもちょっと遅れてから力づくで出た。
正義側のキャラが怒ったら全て破壊してスカッと物事が進む。あ、こういういい意味でどうでもいいマンガの読み方を久しく忘れていたなあ、という気がする。

・トクホコーラが噴き出す
毎日コーラを飲んでるんだけど、キリンのトクホコーラだけがキャップ開けると噴き出す。
人生で初めて、一回フタを開けて飲んでからキャップをしめてもう一度開けたら噴き出すという珍事に見舞われて、手をベトベトにしながら「なんで?」ってコーラに突っ込みを入れた。

・ブログ名を変えたいと思ってはや数か月
「丸かじりシリーズ」の東海林さだお先生が「エッセイのタイトルは明るい方向性がいい」といったことを昔どこかに書いていたような。
「○○の愚痴日記」とか、そういう雰囲気のタイトルにすると、中身も題に引っ張られる。

・3DS「コードネームスチーム」
一週間ぐらいレジェンドオブレガシーのラスボスで詰まってるので、終われば今度こそ買うかも。前に買うと言ってたロデアは買う前にみんなのいまいちな反応を見てしまった上に売り切れていて、いつの間にか他のもの買ってた。



「アサシンクリード クロニクルチャイナ」クリア! 行き先を示すペイント機能してないんじゃないか。

PS4ダウンロードソフト「アサシンクリードクロニクル チャイナ」1500円をクリア!

人気シリーズアサシンクリードの外伝「クロニクルシリーズ」第一弾の中国編。
横スクロールのアクションゲームになっていて、これから各国のアサシンが活躍するシリーズを順次配信していくらしい。

実は面白いと言い切れるまでにだいぶ時間がかかって、
1、最初は操作に慣れずに投げ出しそうになり、
2、行き先がわからずに投げ出しそうになり、
3、敵が多すぎて投げ出しそうになり、


普段はやらない2周目をやってみて「あっ!これおもしれえ!」と言っている状態です。
初プレイで一通りエンディングまで観て面白さがよくわからないゲームは面白いといっていいんでしょうか。

まず見てほしいのがこの美しいアートワーク!
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音声は中国語プラス字幕。細部まで見ればおかしい所はあるでしょうが、いきなり日本的オブジェがあったりする極端な違和感はないです。昔のアジアをここまでかっこいい世界観に仕上げたのはなかなかないのでは。
「トゥームレイダー」のカオスな邪馬台国のあとだと、より特別に見える。

主人公は女アサシンで、敵の視線をかわしながら幹部を一人づつ暗殺していくんだけど、ほぼ力押し不能のいさぎよい構成。
死角に隠れて前を通る敵を殺して、死体が発見されないように隠す。敵が目をそらした隙に死角から死角へ駆け抜ける。
警備の厳しい地点は、アイテムの爆竹や口笛で敵を誘導することはできる。
投げナイフで遠くから風鈴をならして気をそらしたりもできる。投げナイフが武器じゃない横スクロールアクションって、ゲーム人生で初めてだ。

本家アサシンクリードと外伝であるクロニクルシリーズの違いは横から見た視点になっているところだけど、これも個人的には好き。
3Dのステルスアクションは、敵に見つかるかもしれないプレッシャーのほうが大きくて、マップの構造が把握できない自分には楽しめないことが多かったんだけどこちらは一目瞭然。

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「タカの眼」で敵の巡回ルートがわかる

敵がルートを巡回する合間に窓から下を見まわしたり、ちらっと後ろを振り返るくせのある見張りがいたり、たくさんの敵の視界の合間を駆け抜けて安全圏に隠れる!
そこから一人づつ敵を始末する快感!
・・・に到達するまでに実は操作になれなくて苦労したんだけど、慣れれば面白い。ダッシュしながら障害物をスライディングでくぐって、すれ違いざまに敵を始末することもできるようになった。

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ただ、見た目ではわからないような奥行きがあるのが時に面倒くさいことに。
最近の背景が凝ったゲームは、歩ける場所にさりげなく目印があったり、同じ色でペイントしてあるのがお約束だけど、このゲームも目的地や見にくいハシゴには筆でさっと赤く塗ったような目印がついている。
これが風景の良さを損なわない程度のさりげない赤で、どこに行けばいいのかわからず迷ったことが何度かあった。
飛び移れると思った場所に手が届かずに、何事もないように海に落ちたり。
横からの視点だと完全にプレイヤーから見えない場所を通らないといけなかったり。

だから、操作とルートを把握した2周目を改めてやってみると、
「あれ?もっと理不尽なゲームな気がしてたけど面白いぞ!?」ってぐらい印象が違う。

てことは、次のクロニクルシリーズでは1周目から100パーセント楽しめるのかな。
ぜひ他の国のバージョンも見てみたい! 全部出た後でまとめ売りセールとかパッケージ化とかしそうな気はするけど、発売されたタイミング次第では全部買っちゃうかも。

その昔、PS3でさわりだけやって、最初の操作の違和感だけでやめちゃったアサシンクリードシリーズへの、苦手意識を消してくれたゲームとして忘れがたい存在になりました。

2015年4月のお買いもの記録

「ゴールデンウィーク忙しいアピール」をする気はないが忙しい!
俺の場合はみんなが連休を楽しんだあとにちょっと休みがあるので、なんとか頑張れています。


4月に買った本やゲーム
シンプルDLシリーズTHE巨人走 600円

ふしぎ盆栽ホンノンボ 300円

新ひゅ~ストン 500円

スカート「ひみつ」1300円

(セブンスターという曲が好きで、思い出したように買っちゃいました。最近の日本のインディーズは本当にレベル高いし個性豊かで面白い)

アサクリクロニクルチャイナ 1500円

アル中ワンダーランド 1100円


正確な記録は付けてないけど、4月の生活は荒れ果てていました。
食うものといえば、丸亀製麺のうどんとはなまるうどんのうどんを交互に行き来し、
(金や時間がないわけではない。うどんが好きだから通っているのだ)
夜はコーラ中毒になって合法コーク牛飲。活字を追うとすぐ夢の世界に取り込まれてしまうので、ろくに本も読めない。
ちゃんと春の服や、娯楽にしても上質の映画やゲームで楽しもうと思っていたのも消えました。記録を見たら3DSのダウンロードゲームをいくつか買っただけ。
バカな子供に1万円を与えたような4月の消費活動でした。

次に読む本はおそらくこいつです。

誰もが感じていたが、そういうものだとスルーするようになった疑問。
「ギネスっておかしくない?真面目な記録とどうでもいい記録混在しすぎじゃね?」
答えてくれるのか。

3DSの「シズクメモリー」は「高品質なのに微妙」というふしぎなゲームだ。
前作は画面内のシズクを回収するだけというシンプルなルールで解法の美しさを感じる上質パズルゲームだった。
今回はシズクを取る、ライトを光らせる、スイッチがある、などなど複数のシンプルなルールを詰め込んで、やけに面倒くさい印象になった。しかし雰囲気の良さはアップ!そして個々のステージはよくできている。もう終盤です。

バッジとれ~るセンターは相変わらず毎日通ってるし、2日に一度ぐらい小当たりが出てるんだけど、今は創作意欲がわきません。

今は水曜日のダウンタウンが、クイズやグルメばかりになったバラエティー番組の中で批判をもろともせず暴れているのと、5月末の「それでも町は回っている」というマンガが楽しみなので、それで生きていけてます。
今年のブラトップのCMも吹石一恵さんだったのも嬉しい。俺はニワカじゃねーぞ!彼女は実写版ときメモに出てた15年前から…まあいいや。
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