わからないという魅力。「ロードノットテイクン」

PSプラスで無料配信中のロードノットテイクンというゲームで遊んだ。最後の面で行き詰ってます…

ローグ形式(不思議のダンジョンで有名になった、自動生成マップと、ターン性のシステム)ということ以外、全く情報なしで突然配信されてきたこのゲーム。生ものなので早いうちに遊んだほうがいい。

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主人公はローブで体を覆った人(性別もわからない)になり、雪深い小さな町にたどりついたところから始まる。
できることは、マス目を1歩づつ進んで、×ボタンで
「上下左右の隣接した物をいっせいに浮かせる」
「もう一度押すと全部投げる」
だけ。物を浮かせた状態で移動すると、体力が1づつ減っていく。

この町では毎年、ベリーを収穫しにいった子供が何人か行方不明になる。
主人公はマップのどこかにいる子供と母親を投げて、隣り合わせにして再会させてあげるのが目的になる。
子供を全員助けるか、半数以上を助けてマップの入り口にいる市長にギブアップを宣言すると、面をクリアしたことになる。

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マップ上にあるものの特徴は、全部自分でふれて覚えていかないといけない。
無害な動物、そうでない動物、無害だけどついてきて行動のジャマになる動物。
また、物同士を投げてぶつけると、組み合わせによって違うものに変化する。
重要なのだと、焚き木を2本組み合わせると「たき火」になって、その周囲では体力が減らなくなる。動物を投げ込んで料理にもできる。

敵やオブジェは200個(?)あって、触れるごとに情報がたまっていく。
厄介なものもあるけど、家の地下で「追放」を選ぶと、そのものは出て来なくなる。

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見ての通り、キャラクターは可愛らしくて、食料を村人に渡したときの反応や、親密になると結婚できるなど、あったかい雰囲気が魅力なんだけど、ゲームが進むごとにだんだん違和感が出てくる。
はじめにひっかかるのが市長で、子供を見殺しにしてギブアップするしかない状況になっても妙に淡白な反応しか返ってこない。
村にいる仮面の医師は、話しかけるとこちらの寿命をピタリと当ててくる。

どうやら主人公は1年に1回このクエストに出発して、15回子供を助けてこれればいいらしいけど、主人公は何者なのとか、
毎年子供だけを雪山に行かせて何名かは帰ってこれなくなる仕事ってそもそも何とか、シチュエーション全体がかなりおかしい。

毎回マップが変わるだけでなく、システムもジャンルも何となくしかわからないという得体のしれない怖さの中で、なんとか役に立つ物を探しながら子供を助けに行く。
救えなければ、自分の知識の少なさや行動のまずさが原因になるので、村人に会わせる顔がない…と思いきや、市長は別にどうとも思ってないようだ。というか、子供を救えなければいわゆるゲームオーバーっぽい画面は出るんだけど、それがゲームオーバーなのかどうかもよくわからない。村人は死んだままなので、時間が巻き戻ったわけでもなさそうだし。

不思議のダンジョンシリーズでいえば斜め移動も知らないような、真っ白の状態で、「わからない」だらけの世界に放りこまれるというのが面白いところで、そのわからなさがまた絶妙。
たとえば途中で村人が2人に増えるという、おそらくバグっぽい現象が起こったんだけど、
「このゲームのことだから、何かの演出かもしれない」
と思ってしまう、得体の知れなさがある。

これまで、PS4ダウンロードゲームは説明が全くないものが多くて不満だったけど、ロードノットテイクンだけは、わからないことが魅力になっているレアなケースだ。
今後情報が出てきたら、ゲームの中の神秘性みたいなものが失われて、バグが起こっても「これは何かの演出じゃないか」と思うことはできなくなる。
このゲームの怖さが楽しめるのは早いうち。

また装丁とタイトルだけで本を買ってしまった!

買った本は山内マリコの「ここは退屈迎えに来て」です。
プレステで使うポイントを購入するだけのはずだったんだけど…なぜか恋愛小説を買ってしまった。

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カバーの女の子は、店頭で見たときはきれいな古い外国映画のポスターに見えた。
今あらためて見てみると、どう見ても人形だしあんまり可愛くもねえ! 服を買うときはかっこよかったのに、タンスに入れたとたんに魔力が消えてしまう現象炸裂。
デビュー作なのでどんな感じかまだわからないけど、寂れた地方都市の若い女性を主人公にした話で「ここは退屈迎えに来て」というタイトルの時点で、もう駄作なわけがないだろう!という気がした。自分の嗅覚を信じたい。
収録作品は
「君がどこにも行けないのは車持ってないから」
「十六歳はセックスの齢」など。



もうひとつエッセイのコーナーに、前から気になっている本があります。


東海林さだお「猫大好き」

あまりにも直球すぎて逆に変化球に見えるこのタイトルと絵。
これ一冊を見るより、本棚のごちゃごちゃしたタイトルの中に一冊ドンと置いてある時の存在感がすごい。すげえよ。猫大好きって(笑)
タイトルを「豹大好き」に書き換えたら「あ、これはヒョウの絵なんだな」と思ってしまうぐらいに、珍しい色と柄の猫。文庫本だったらたいして印象に残らないかもしれないけど、これが視界に入るたびにちょっと手が止まる。
何となく手に取ったら猫だけじゃなくてタコとイカの扱いについて書いていた。なぜだ。
東海林さだおの本は、何となくパラパラ読む程度で、あまり期待値を上げて買いに行ったりはしないんだけど、丸かじりシリーズとかは安定して面白いです。


猫といえば、木曜日のフルットの4巻も予約が始まっているぞ!

同じ作者の「それ町」はいつなのかどこなのかわからない表紙なんだけど、フルットは毎回季節感を意識している。秋ですね。え、もう秋かー。

ハクスラを越えるのはハックスラだ! ハックツ&スラッシュゲーム「カセキホリダー ムゲンギア」レビュー!

ダンジョンに潜っては敵を狩ってアイテムを集める「ハック&スラッシュ」のゲームが人気らしい。
しかしぼくに言わせればそんなものはもう古い。
これからは「ハックツ&スラッシュ」の時代である!ダジャレである。


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3DSソフト「カセキホリダームゲンギア」はスパイクチュンソフト開発のRPG。
主人公はライドキーパーズという部隊の新人隊員。
車に乗って山を走り、化石を発掘して、取り出した化石から恐竜を実体化させることができる。

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化石は頭、足、手、体のどれかで、どれかひとつでも発掘できれば味方の恐竜として使うことができる。
また、体のパーツが揃うほど使えるワザが増え、きれいに発掘するほど技を使うためのポイントが少なくてすむ。
言ってみれば「恐竜版のかわいくないポケモン」
あるいは「遊びの少ない妖怪ウォッチ」
なんだけど、もちろんこのふたつにない魅力もある。


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まず、移動が車。
車を選んで、重量制限の中で、走り重視の装備にしたり、発掘のときに岩を壊しやすいように強力なハンマーを積んだり、戦闘で有利になるように能力を上げるサポートガンを積んで、出発!
アクセルだけじゃなくて、Rで簡単にドリフト、ABを押しながら左右でその場で転回できるなど、移動だけならシビアじゃないけど、レアな化石をゲットするには他の恐竜と追いかけっこになって、これだけで安いレースゲーム並みのクオリティがある。

化石が埋まっている場所に近付くとレーダーが反応するので、さっそくタッチペンを取り出して発掘!
X線で化石の場所が表示されるので、ハンマーでガンガン叩いて、細かい部分はドリルで削る。土がパラパラはがれる音やリアルなグラフィックなど、こだわりを感じるし、このゲームで一番面白いところだ。(もしかしたら戦闘よりも面白いかもしれないのが問題なんだけど)
スライドパッドだけでなく、ボタンでも画面移動ができるので左利きにも対応。前作で好評だった「息で砂を吹き飛ばす」をあえてカットしたのも個人的には歓迎。

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ゲームがある程度進むと、チゼルという針のようなアイテムが買える。
これを地中に撃ちこんで、ハンマーでコンコンと叩いていくと、ボロッと大きく岩がはがれる。このリアルな気持ちよさには驚かされた。ちょっとでも位置を間違えば化石に大きな傷をつけてしまう。

「化石だけは傷つけないダイナマイト」みたいなテキトーなアイテムを出すんじゃなくて、あえてリスクのあるチゼルというのがいい。
発掘した化石が、「こんな生き物でした!」と実体化して図鑑がうまっていくのは楽しくて、これは
海中から地中に場所を変えた釣りゲームと言えるかもしれない。


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携帯機ゲームといえば共闘。
もちろんこのゲームでも、ソフトを持った友達で集まって共同発掘作業ができる。
ただでさえ妖怪の影に隠れて、存在自体が化石並みに珍しいカセキホリダー派のお友達が集まって、それも対戦じゃなくて
「みんなでティラノの足を発掘しようぜ!」
の一言を合図に、席を寄せ合って無言で硬い岩をコツコツ…ドリルでウィーン…という、そんな美しい光景があるのだろうか。見てみたい。

みんなで発掘した化石は傷がついてるかもしれないけど、そこから掘り出した友情に傷がつくことはないのです(適当)


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さて、問題点は戦闘画面だ。
敵にぶつかると、手持ちのリバイバーと呼ばれる恐竜から一匹選んで戦闘が始まる。
1ターンごとに攻撃するためのポイントが貯まるので、ポイントを消費して攻撃する。

ツメ攻撃だと30ポイントだけど大技だと200ポイント消費とか決まってるんだけど、技の種類は手や頭といった化石を発掘することで増えて、どれだけ丁寧に発掘していたかどうかでポイントの消費量が決まる。
丁寧に多くの化石を発掘することで素質が決まって、強くするには戦闘で成長させないといけないイメージかな。

ダメージ量は、よくある風火水土の属性のほかに、攻撃をしたり、くらったりするごとに体勢が変わって後ろ向きだと効果が大きくなるとか、攻撃をしてブーストゲージが貯まると必殺技が出るとか、独自のシステム盛りだくさんで、とにかくわかりにくい。
奥が深いのは間違いなさそうだけど、大ダメージを与えても、何が良かったのかわかりにくくて爽快感を減らしていると思う。
攻撃が当たるまでの一瞬の間にサポートガンで支援や回復をするシステムは面白い。
超高レベルの対戦になると、モーションの小さい攻撃で相手にサポートする隙を与えないなどの作戦もあるのかな。

けど、何度も相手に回復されてストレスになる場面のほうが多かった。
そして戦略を練って、体勢をくずした敵に大技を叩き込もうと思っても、主人公以外の仲間はオートで行動するので勝手にポイントを消費する技を使われて(ポイントは仲間全員で共有)こっちはサポートガンで支援するしかなかったりする。

このような、ややこしいシステムをゲーム序盤でまとめて説明される。

車の移動も発掘も人によっては慣れるまで面倒だろうし、ストーリーも最初のほうはありがちな感じなので、正直、ふつうの子供だったら第一印象で
「めんどくさい」と思われるだろう。
これを選ぶ子供って、昔だったらFFよりも俺屍を選んでたような変わった子だと思う。

でも慣れてくると、でかい車で駆けて化石をガンガン掘り出すのは楽しいし、ストーリーも、子供たちはまともなのに大人たちは忍者とかカンフー使いとか、自由すぎる連中がどんどん出てきて、いいストーリーかどうかは置いといて面白くなってくる。
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覆面ホリダーと対決するくだりのくだらなさは最高だった。


今のゲームは、可愛いキャラクターとバトルの面白さを中心にたくさんの遊びを詰め込みまくるのが主流だけど、カセキホリダーは移動と発掘がメインで、それ以外はオマケ。
これは褒め言葉なんだけど「ちょっとヘン」なゲームだ。
そしてぼくは王道から離れた「ちょっとヘン」なやつこそ応援したくなる。



発売直後のレビューにある「発掘途中で割りこまれる」なんてほとんどなかったけど、修正データで変更されたのかな?

PS4の新作配信!ロードノットテイクンがローグゲーに慣れたあなたの頭をリセットする!

PS4と3DSのダウンロードソフト配信日だぞい、皆の者!

この日の前に「バリアントハート」をクリアしました。
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5人の主人公が併走するゲームでこのタイトル画面は何を暗示しているんだろうと思いながら。コミカルな場面も含めつつ、ゲームで真っ当に反戦を訴えることに挑戦したスタッフさん、あんたらはすごい!

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と思いつつも…重い内容だったので次はもっとやわらかいゲームがくればいいなあとかいろいろ考えつつ今日を待っていたのです。


さあて、今月のPSプラス会員向けフリープレイゲームは…?

「ロードノットテイクン」
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これはまさに、今求めているほのぼのパズルゲームかな?
PS3には「パペッティア」というゴージャスでブリリアントでスペシャルでエクセレントでマドモワゼルな作品を提供しながら、PS4にはずいぶんお手軽そうなのが来たな…


違いました。
ちょっとこれは…見た目より手ごわいのが来た。
ジャンルは、テレキネシスが使える主人公を1マスづつ動かして、迷子になった子供を親のところにぽいっと運んでやるパズルです。
それに、ローグ要素を足してある。不思議のダンジョンシリーズで有名な、プレイするごとに構造が変わるダンジョンでパズルという、ありそうで多分なかったやつです。

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障害物や敵の性質はぶつかってプレイヤー自身が学習していくほかない。
違う物同士をぶつけると違うものに変身したり、敵のようにみえて攻撃してこない動物がいたり。
空腹ゲージはないけど、物を運びながら移動すると確実に体力が減っていくので、これ以上無理だと判断したら、子供を見殺しにして自分からギブアップを宣言して家に帰らないといけない。これはつらい。

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しかし猫はかわいい。
見えにくいけど、ふれようとしたら勝手に放り投げてしまってフニャー!って鳴かれた。

あと、家族のつながりもテーマらしくて、スタッフロールにみんなが家族写真をのせている。これも珍しい。
前に配信されたドントスターブより翻訳もずっと良くなってるし、(マニュアルなし、バツボタンで決定なのはもう慣れるしかないけど)しばらく挑戦してみるか。

ケンダマクロス 玉・おぼえていますか

昨日は「ポケモン」「妖怪ウォッチ」がぼくらの世代でいうコロコロ派で、ヒーローバンクやカセキホリダーはコミックボンボンの連載マンガみたいな位置づけなのかな、と勝手に想像して書きましたが、ちょっと調べて見たら全部コロコロで連載中でした。

コミックボンボンで連載していたのは、3DSで発売直前の「メダロット」のほうでした。
こういうのを改めて振り返ると面白い。
僕の周りではボンボン派がいなかったのでコロコロに大きく差を付けられていたような気がしていたけど、ウィキペディアによるとSDガンダム全盛期はコロコロを上回る勢いだったらしい。ほほー。

ボンボンは残念ながら雑誌ごとなくなったけど、ゲームのメダロットシリーズは続いていて、もう8作目!?マジか!
どういう人が買ってるんだろう。子供のころにファンになった人がずっと買ってるのかな。
それとも、ドラクエをいきなり10からやる子供がいるみたいに、8からでもいきなり買う子がいるのかな。

ていうか、今度はコロコロでけんだま流行らせようとしてて笑った。いろんなものにカスタマイズ要素を加えて、新たなヒット作を出そうと頑張ってるんだなあ。




ベーゴマをアレンジしたベイブレードは、興味ない大人でも名前は知ってるぐらい売れたけど、そのず~~~っと昔にも、たしかコロコロは一度けんだま流行らせようとして、それはあまりうまくいかなかったはず。
あまり覚えてないけど、タイアップで連載したマンガが、けんだまの玉を相手にぶつけて戦う格闘マンガになっていたのが失敗の原因かもしれない。

カセキホリダー進行中

カセキホリダー記事が好評だったので「大人だけどキッズ向けRPGを遊ぼう」単独カテゴリになりました。

「同級生は妖怪ウォッチを子供にねだられて買ってるのに、俺だけ自分用に買おうとしてるって、どうなんだろう」
…などという迷いにも負けない、強い心を持つぼくが、
子供目線で、たまに大人目線で、キッズ向けRPGを遊ぶコーナーです。
当分はカセキホリダームゲンギアで遊ぶよ。

しかし年齢はおっさんなので、小学校でこれがどのくらいの人気なのかがわからない。

自分が子供のころだと、ミニ四駆とかゲームとか、スポーツとかの流行は全部コロコロコミックが発信してた。
コミックボンボンというライバル的な雑誌もあっていろいろがんばってるんだけど、ほとんど話題になってなかった。

もしかして今は、コロコロコミック的に妖怪ウォッチがどーんとあって、
カセキホリダーとかガイストクラッシャーとかヒーローバンクとかは、ボンボンみたいなもので、クラスでもほとんど話題になってないんじゃ…

まさか、持ってるだけで
「え、なんでそれ買ったの?」
って言われるような少数派のゲームなんじゃ…

だとしたら、少数派の子にはぜひ少数派を貫いてもらいたい。
妖怪ウォッチの話をしているやつの前を
「おれだけガイストクラッシャーという面白いゲームが遊べて幸せだなあ」
と堂々と言いながら歩いてほしい。

キッズ向けRPGで大人も遊ぼう!「カセキホリダームゲンギア」

子供のころは勉強ばっかりしてたのに、今になって子供向けのRPGをやってみたらすごく面白い。細かいところもよく出来てるし、キャラクターだってヘタな大人のオタ向けゲームより共感しやすかったりする。
妖怪ウォッチも良かったけど、今遊んでるのは3DSソフト「カセキホリダー ムゲンギア」です。

昔のRPGと今のRPGをくらべて、変わったなあと思うのは、
「大事な宝をぬすんだやつが○○どうくつに逃げこんだらしい」
って会話があれば、その後に

「○○どうくつに行こう!」


という感じで、
次の目的をまとめたメッセージが表示されて、マップにも目印が出て、つねに迷わないようになっているところ。

昔だったらこういうのは「おつかい臭が強い」とかいわれてダメなゲームとされていた。西に敵がいるらしいという情報があっても、本当に西に行くかどうかは自分が決めて、自分が道を切り開いているように感じるのが良いRPGとされていた(ような気がする)。
おかげで、うっかり会話を聞き逃したり、地名を忘れただけで詰んだり、何度も敵とランダムエンカウント(敵がフィールドで見えない、今では嫌われがちなシステム)して、苦労して行った先で何にもなかったりして、クリアしないうちにデータが消えていやになることがよくあった。

そんな不便さを現代のキッズ向けRPGは徹底的につぶしているんですよ。
大人が少しづつプレイするにも、行き先忘れても平気だから便利でしょう?



やっと本題。
今回遊んだのはカセキホリダームゲンギア。
前作までは全く知りませんでした。発売は任天堂だけど、開発にスパイク・チュンソフトの名前があってちょいビックリ。

最初にゲームシステムを一気に教えられる、移動がレースゲームふう、戦闘画面が見づらいなど、ちょっととっつきにくい部分もあるんだけど、慣れるとあらまあ面白い。
アマゾンで調べてみたら不満を書いているのは前作のファンで、前作から変わった部分を書いている人が多い。今回から遊んでる人は楽しんでいるんです。
移動が車なのも、これから入った自分にはワイルドなポケモンって感じですごくいいと思ったんだけど、前作からのファンや小さい子供には確かに、レースがちょっと難しかったり、マップが複雑と感じるかもなあ。

じゃあ、いい所を紹介しよう。

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恐竜好きにとって嬉しいのは、まず一番大事な発掘シーンへのこだわり。ハンマーと細かいドリルを使って、化石を傷つけないように削っていく。土がはがれる音がリアルでこだわりを感じる!
中盤からは、特殊な注射針みたいなアイテムが出てくる。針をうちこんで、上からコンコンとハンマーで叩くと、ボロッと硬い岩が一気に崩れる。そのはがれる感じがすごくリアルで気持ちいいんで驚いた。
掘れた化石は実体化して仲間になる。腕、足、とパーツがそろうごとに使える技がふえたりレベルが上がったり、ダブリは即、金に換えられる。

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恐竜好きには「ずかん」モードも嬉しい。
リアルな化石のグラフィックと、「本当はこんな色で、こんな戦い方なんじゃないか」という想像の部分でできてるのが面白い。

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ここはスタッフの想像です


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恐竜を使ったバトルは、オーソドックスで悪くはないけど、無駄に表示がややこしい。
属性と体勢と…ポイントを使う技と必殺技的なやつと…攻撃するまでの一瞬の間にサポートと…もっとシンプルでもいいと思うんだけど、こだわる人になるとすごいこだわるみたいだから、こ難しいシステムもいれないと納得しない人がいるのかも。

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主人公以外は好きな仲間を選んでオートで戦ってくれるので、オートまかせでもいいける。恐竜と美少女キャラの融合!

発掘システムにこだわったカセキホリダー。
戦闘システムにこだわった妖怪ウォッチ。
全て高レベルにまとまっているポケモン。
どこへ行くのかヒーローバンク。

どれを選んでも失望はしないぞ!子供向けと見くびるんじゃない。
こんな面白いものを大人がやらない手はないのだ。


長嶋有の小説に出ていた麻雀ゲームが判明/ホホクム

僕の好きな長嶋有という小説家の作品にしょっちゅう実在のマンガやゲームが出てくるんだけど、その中で唯一正体がわからなくて引っかかっていた麻雀ゲームの正体がご本人のツイッターから明らかになりました。
ずいぶん前の作品で、どういうシーンで出てきたのかすら忘れたんだけど、主人公の父が古い麻雀ゲームをやっている哀愁漂うシーン。
麻雀ゲームの内容は「麻雀をしながら世界を回る」もので、ロシア代表の名前がハクポンスキーでなんでもポンするということだけ書かれている。

他の作品に、「わかるひとだけわかる」ぐらいの描き方でモンハンを登場させたので、麻雀ゲームも実在作品だと思っていたんだけど、検索してもよくわからなくて引っかかっていたんだ。
(しかし、こういうのって、小説だと大丈夫なのはなんでだろう。絵にすると訴えられるのかな。)

昨日、作者の別名義であるブルボン小林氏のツイッターで
「任天堂のリリースした全ゲームの中で最も好きな『新4人打ち麻雀役満天国』一家でもう十年近くやり込んでるがついに今夏、レベル3のラスベガスに到達、マリリンホンローに再会し、アタルカモネと相まみえた。このことは今夜、特記しておこうと思った。最終決戦。」
というメッセージが。
登場したゲームのモデルはこれらしい。家族で10年やってやっとラストに辿り着いたというのも驚きだけど、こんなところから気になっていたことがわかるなんて、ツイッターもやっておくもんだ。



PS4に配信された「ホホクム」「P.T.」の2作をやってみたけどなかなか困惑した!
P.T.は一人称のホラーゲームで、正直15分ほどで疲れてやめてしまった。
後から知ったんだけど、配信でヒントを出しながら遊べるように意図的に難易度を上げており、クリアすれば小島秀夫さんとパシフィックリムの監督のタッグでサイレントヒルの新作が出るよーというお知らせが出たらしい。
新しい形のプロモーション活動だ!というか、逆にこの内容だとみんな警戒するんじゃないか!?

「ホホクム」はニョロニョロしたやつを動かして、何かにふれたら音が出たり、人がどんどん乗ってきたりするというゲームだ。ただただ、それだけだ。

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心をからっぽにして「わーきれい」と色とりどりの世界を飛び続ける。

新しいゲーム機が出るたびにこういった、ゲームではない「触れるアート」的なものが出るけど、やっぱりゲーム的な要素も期待してしまうな。
世界観は好きなので、ほんの味付け程度でいいからストーリーを足して、ゲームとして発売してほしかった。

その後、なんだかモヤモヤして、またカセキホリダー少し進めて寝てしまった。

次に購入するのは、VITAで好評だったテラウェイがPS4用に出るようなので、それでいこうかな。背面タッチパッドで、画面内に指が突き出してたけど、今度はタッチパッドで世界の上から指が出たりするのかな。
あの「神様」の顔をPSカメラで捉えたりするのかな。

「バリアントハート」プレイ日記 戦争をゲームにするということ

PS3/4用ダウンロードソフト「バリアントハート」プレイ2日目にして面白くなってきた。

正直に言うと、初日は「ちょっと重いかな」と思ってた。

パズルを解いたり、敵が後ろを向いてる間にこっそり通ったりするのはありがちだけど面白い。
けど、たとえば序盤で、敵が配置した毒ガス装置の地帯を抜けて、さて次に行こうかと思ったら、コレクションアイテム
「小便の浸みたマスク」
が手に入る。
このゲームでは、クリアには関わりのないコレクション目的のアイテムが落ちていて、取るごとに当時の状況を少しだけ知ることができるのだ。
そこで、当時のガスマスクを持たない兵士は毒ガスに対して無力で、小便の浸みたマスクをつけるので精一杯だった(毒と尿が化学反応を起こして効き目が弱くなるらしい)と教えられる。

単に楽しいゲームを作るんだったら、毒ガス地帯を抜けてヤッター!で終わらせてもいいところを、
「事実はこんな楽しいもんじゃないんだよ」
と、チクリとやられた気分だった。
悪いゲームじゃなさそうだけど、遊んで気持ちのいいものじゃないな、毎日やらなくていいから、気が向いたときにだけやろうかな、とそのときは思ったんだけど、2日目はしっかり面白かった。しっかり悲しかった。

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絶妙にデフォルメされた戦場をこっそり進む主人公たち。
ラッパの音と共に走ってくる敵兵とか、コミカルなところはあるのに、爆撃を受けた街はちゃんと悲しい。
パズル的要素も、複雑すぎなくていい感じ。敵に警戒されずに、アイテムを一個だけくわえて運ぶ犬をどう使うかがカギになる。

ちゃんと面白くて、ちゃんと「戦争はゲームの中だけで充分だ」という気持ちになる絶妙なバランス感覚。チャイルドオブライトの次がこれというのは凄いことだ。

カセキホリダーとバリアントハート買ってきた!恐竜の色はカラフルに限る!

お金の力というのは恐ろしいもんで、
「パッケージソフト買うぞ!それもあの守銭奴オヤジが出てくるポケット農園2を!」
と意気込んで出かけたのに、値札見たとたんに正気に戻っちゃって(笑)
6000円出すなら快適な据え置き用ゲームがやっぱりいいなあ。

結局安くて気になっていたカセキホリダームゲンギアを買ってしまった。ゲオで買ったけど、セールだったのか中古PS4本体とインファマス2が超安くなってた。

このゲームのパッケージの恐竜の色いいなあ!

子供のころは化石に興味あって、ティラノサウルスの化石のプラモデルみたいなの持ってたし、一度もマグカップとして使ったことがないこんなものも持ってる。

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もう20年ぐらい前かな買ったのは。
恐竜好きには説明不要だけど、図鑑にのってる恐竜の色はトカゲなどに似せて適当に色付けしただけで、本物は鳥みたいにカラフルだったり羽や毛で覆われてたという説が主流。このパッケージみたいに自由に想像して描かれるのが当たり前だし、そっちのほうが楽しい。


もうひとつはPS4のダウンロードゲーム「バリアントハート」
世界大戦に巻き込まれた複数の主人公と犬のつながりを描いたアクションパズル。

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同じ戦争が題材でも、思いっきりギャグにしたものもあれば、一見コミカルに見えてもこんなにシリアスなものもある。
実際の写真を使った資料が見れたり、戦争ゲームの主人公が銃を持ってなかったり、ほかの多くの戦争ゲームとは違うぞ、というのが序盤から伝わってくる。

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パズル要素として、犬に指示を出してアイテムを持ってきてもらったりするんだけど、犬の鳴き声とか、なでると腹を出してひっくり返るところとかがリアル。犬が戦場で危ない目に合うというだけで、犬好きには明るく楽しむのは難しいかもしれない。

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来週はもう一作品、PS3と4とVITA向けゲーム「ホホクム」を買います。


こういうゲームが来るとソニーのゲーム機だ!って感じがする。
ロコロコとも塊魂とも無関係。

高野秀行「イスラム飲酒紀行」のパワーに脱帽




イスラム飲酒紀行 (講談社文庫)


久しぶりにこんなパワーのあるノンフィクションを読んだ。
酒を飲まないと一日が終わった気がしないというアル中寸前のような作家が、ネガティブなイメージと共に報道されがちなカタール、イラン、バングラディシュなどで、ご禁制の酒を求める旅。
苦しい生活を送っている人も出てくるのに、なぜか読んだあとには「世界は広くて面白い」というポジティブな感想が出てくる。
同行するのはフライデーに雇われていたこともある隠し撮り名人のカメラマン。美しい風景だろうがドラッグをやっている若者だろうが撮りまくり!

酒を持っているのを見つかれば即懲役になる街で、自分と同類の酒飲みの匂いを嗅ぎ当てる。
酒飲みの嗅覚というのはたいしたもので、最初は
「酒?そんなものはゆるされない!」
と言っていた人が、別れ際になると
「さっきの話だけどさ…」
という具合に、厳しい戒律の元でこっそり呑める場所があることを教えてくれる。

夜のオアシスで行われている酒宴に参加して、オアシスの水で割った酒を飲む。
出会ったばかりの酒好きたちと意気投合する夢のような一夜をすごすが、朝になったらオアシスの神秘性はなくなり、単に馬が足を洗う池になっていた…。
なんて、昔話でタヌキに騙された人みたいなエピソードを命がけでやっている。

内戦状態の街で「ここなら酒がある」と案内された場所は秘密の売春クラブだった。
女には興味はないが、危険な街でも料理と酒のためなら飛び込む。

決して外の世界に出ることのない、幻の地酒や酒の肴を探してどんどん地元の人と打ち解けていく。

一歩間違えれば国際問題になるんじゃないかという危険な旅を、好奇心と酒好きパワーで突っ走る。そしてイスラムの人たちの人間的な部分を知って、読む前より確実に彼らに対する好感度は上がる。
(逆に作者たちへの好感度は下がりっぱなしだ。後半はほとんど「迷惑なガイジン」以外の何物でもない)

ノンフィクションであって型破りなエンターテイメント。これですよ。これ。無理を承知で言うけど、こういう本がもっと売れて翻訳されて海外の本屋に並ばないものか。

「@SIMPLE DLシリーズ VOL.32 THEバトルロボ共闘スクランブル」プレイ中。

というかラスボスが硬くて硬くてこのまま挫折しそうです!
3DSDLソフトの新作。シンプルシリーズでは久々の脱出ゲーム以外の新作。
これが何ともふしぎな感覚のゲームで、面白くはないんだけど、何で面白くないのか説明しづらいんです。

公式ページ

ロボットを動かして敵を倒していくゲームで、タッチパネルで行う武器チェンジに一癖もたせているのが特徴。
ソード、グレネード、ライフルなどの装備が右手、左手にそれぞれあって、LRボタンで発動する。

たとえば右手にシールドを持って右半身への攻撃を防ぎながら左手でボムを置く、
両手にソードを持って突っ込む、などいろんなパターンで攻めることができる。
凝ってる!
ボスが激しい攻撃をしかけてきても、両手にシールドを持つと前方からの攻撃を完全に防ぐことができる。そのあと武器チェンジして攻撃に転じるという展開になる。
燃える!
面白そう!
少なくとも、これまで、これに似たゲームで面白かったゲームをやった記憶はある!

なのに終始イライラしっぱなしのもどかしいゲームなのはなんでだ!
やりにくい武器チェンジと、ほとんど自爆専用武器になっているセンサーボムとグレネード。
敵はかしこくて、こっちがあたふたしてると何もさせずに間をつめてきてハンマーでぺしゃんこにされる。

面白いと思ったのは敵のライフルの軌道を予想して、うまいことシールドで防ぎながら攻撃していたときかな。たま~にグレネードが壁に当たって死角にいる敵に攻撃できたときとか。

でも、攻撃方法をいろいろ考えるより必殺技一発のほうが強力。3種類から選択できる自機も装備が同じで違いがわかりにくく、結局工夫をこらすよりも一番単純な
「両手にマシンガンで危ないときは壁の後ろにかくれる」
戦法を選んだ人が多いのでは。
わざとロボットらしい重い動きにしているので、売りの装備チェンジでシールドに切り替えてかまえるより、装備をそのままにしてかくれた方が早い。

作った人にはこだわりがあって、もっと面白いゲームを描いていたように見える。けど、細かい不満で何度もつまづいて…。いろいろこだわった部分がうまく楽しさに結び付いてなくて、
とにかく「つまらない」よりも「もどかしい」が似合うゲームです。

人生で初めて「本の装丁」を意識する (きっかけになった2冊)

今まで、本は文庫がいいとか単行本がいいとか、電子よりそのもののほうが読みやすいとか、そのくらいのことは意識したことがあるんだけど、本の装丁がどうというのは意識したことはなかった。
それがさっきまで読んでたいとうせいこうさんの小説で、本読み人生で初めて装丁というものを意識し始めた。この本が何となく、持ってて気持ちいい。

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表紙の絵は買うときから気に入ってたけど、それよりも持ってるときの本全体の縦横の比率とか、本の厚さとかすべすべ感の絶妙さが、なんかいいな…と思い始めて、改めて意識してみると、表紙は白系でカバーを外した部分はシルバーで、しおりの紐は紺色で、寒色で統一されている。更にはそれが、内容の知的でちょいクールな感じを引き立てている。
すごくいい。

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誰も見ないかもしれない、カバーを外した表紙のデザインまでいろいろアイデアを出して、話し合いをしたりして決めて、一冊ごとに作っているんだと思うと…
これ、すごく贅沢なことだよね!? 今まで装丁を意識していた人からしてみれば当たり前だけど。

じつは少し前にも、本の装丁でいいと思ったことはあった。
宮田珠己「いい感じの石ころを拾いに」という本で、ひたすら石を拾いにいった写真と文章が載っているという、はっきり言ってなんだこりゃ感が漂うテーマなんだけど、表紙をめくったところに、ヌードグラビアの脇に添えられているポエムみたいなのが書いてあって、最初は笑ったんだけど石に対して恋しているみたいで良かった。

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ただそれだけが気持ちいい(自由研究に悩んでいる人も必読)

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本の内容はともかく装丁を気にしている人なんか面倒くさいとしか思えなかったんだけど、一度意識してしまうと、これから読む本の評価項目に、「内容」以外に「装丁」という新たな項目が付け加えられることになる。
いいことなのか悪い事なのか。

僕は毎年そこそこの物を買ったり売ったりするけど、最後に「手元に残しとこう」とギリギリ踏みとどまらせるのは、こういう細かいところ演出の差だったりする。
ゲームに説明書が付いてるか付いてないとか。

これからは文庫本派から単行本派に転向しようかな…しかしどうしても気軽さではかなわないんだよなー。

ポケット農園2の公式ページがアナーキーすぎる

3DS「オーノーオデッセイ」全ステージクリアしてしまった。いいゲームだったなあ。
8月01日、やおい純一の日にUFOに関するゲームをクリアできたというのも素敵だ。
時間は人によって全然違うだろうけど7時間半くらい。ほどよいボリュームだけどもっと遊びたかった!
開発メーカーは「ジェットコースターをつくろう」というゲームも作っていて、どうやら物理演算を駆使して何かを走らせたり落としたりするのが得意なようだ。


日本未発売のヘリのゲームもあった。正面から見たヘリの姿を映した直後、まさかの横スクロール。これもいつか移殖してくれませんかアークさん。全力で購入ボタンをクリックさせていただきますぜ!


さて、そろそろパッケージに入ったゲームをがっつり遊びたいと前々からぶーぶー言うてるんですが、なかなか「これだ!」と思う物もなくて…
3DSのファーミングシミュレーター2ポケット農園という、リアルに農園を営むだけのゲームの公式ページがかなりアナーキーでいかしてて、

ポケット農園2

銭じゃ銭じゃ、とカイジに出てくる敵みたいになってるオヤジの顔を見ているうちにうっかり予約してしまいそうになったんだけど、冷静に見ると前作とあまり変わってないように見える。
前作と同じような画面に、しきりに
「家畜が追加!」
と繰り返しているのを見ると、さては家畜以外にあんまり変わってないんじゃないか…タイトルも「ポケット農園2」の上には原題らしい「ファーミングシュミレーター14」とあるので、実は続編というより今年の農機具のデータが加わっただけなのでは…と余計なことを考えてしまう。

しかもリアルさを追求した結果、このゲームには音楽がないというウワサなんですよ。いや~、僕が大富豪だったらひとつ欲しいんだけどなあ。明日晴れたら中古ショップにでも行きますか。

リトライの果てに浮かぶ解法! ダークホース的3DSDLソフト「オーノーオデッセイ 地球からの脱出」レビュー!

3DSダウンロードソフトがたくさん配信された7月末。
僕が購入したのは一番地味で情報もなにもなかった「オーノーオデッセイ 地球からの脱出」。配信はアークシステムワークスで500円。やりこみ要素までは手を出してないけど、とりあえずクリアしたところ。

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いくら検索しても公式ページと自分のツイートしか出てこないけど、こんなにムキになって遊んだのは自分だけじゃないと信じたい。
ソリティ馬を発売日に買って1人で盛り上がってから丁度一周年。
その間3DSDLゲームでも、Shizukuとか、実写でちびロボとか、マイティスイッチフォースとか、いろいろお気に入りは出たけど、またひとつ新たなお気に入りがここに加わった!

なんせ、どれくらい必死で遊んでたかというと、PS4のバリアント・ハートというパズル要素のあるゲームを半月前からずっと楽しみにしてたんだけど、購入するのをちょっと遅らせてるぐらい。
こっちもパズル要素があるらしいので、今またパズル系のゲームはきついぞ…と。
UBIソフトの最新作をアークがしりぞけたのは初めてのことだ。

「オーノーオデッセイ」はこんなゲーム。


レトロSF風の世界観で、地球に散らばった「オーノー星人」というやつを助けるのが目的。オーノー星人はレールにそって自動的に転がっていくので、最後にこいつが救出用のUFOのところまで行けばクリアになる。
もちろん重力にまかせているだけでは止まるか落下するかのどちらかなので、プレイヤーはあらかじめオーノー星人の行く先々に、いろいろなアイテムを置いてやる。

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加速する「トウガラシ」
勢いがついていれば壊せるが、壁にもなる「木箱」
よく転がり火につっこむと炎上してブロックを破壊する「オイル」
オイルの効果を消す「土くれ」
ドンキーコングを思わせる「大砲」
他にもいろいろ、面ごとに使えるアイテムの種類と数が決まっているので、あらかじめ設置しておいて、あとはオーノー星人が転がっていくのを見守る。
たまにジャンプや、ちょっとだけ左右の操作ができるところもあるのでサポートしてやらないといけない。


一言でいえば「宇宙的☆ピタゴラスイッチ!」


クリアルートは一通りではなく、どこを通るかを確認しながら何度もオーノー星人を転がして、アイテムの位置を何度も微調整しながら進めていく。
(使わなかったアイテムの数がハイスコアとして記録される)

序盤は、レールがとぎれてたらジャンプ台を置こう、くらいで簡単にクリアできるんだけど、後のほうだともう見た目から想像するのの何倍もシビアで、たっぷり慣性をきかせて落ちていくオーノー星人を見ながら頭をかきむしりそうになる。

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これは割と細かいステージ。大体はもっとスイスイ進んでいく

特に難しいのがファン(扇風機)やアイテムを取った直後の「ジャンプ」「左右移動」でわずかに操作できる場面。
ファンを取ると、左右どちらかに5秒ほど風が吹いてオーノー星人に勢いがつくんだけど、これを使って穴を乗り越えようとしたら、そのまま風に乗って、勢い余って落下してしまったりする。
だからファンの位置をもっと前に調整して、穴を越えた直後にちょうど風が止まるようにすればいい、と試行錯誤が始まる。

最初は「これ本当に行けるのか?」と思うんだけど、何度もトライ&エラーを繰り返していくうちに、白紙だったステージにぼんやりと解放が浮かんできて、最後に全部の仕掛けと操作がカチッとかみ合ってクリアまで行けたときの
「うわっ!行けちゃった!」
この嬉しさを一度味わってしまうと、もうやめられない。オーノー星人は地球から脱出しているのに、地球人である僕がオーノーオデッセイに捕らわれてしまって脱出できなくなる。

その結果が、3DSの画面の前で「キイーーッ!」と奇声をあげそうになるぐらいドはまりして、かろうじてクリアすれば「フオオオウウウーーッ!」と雄叫びをあげ、その直後に「あ…あれ?俺この面だけで30分近くもリトライしてたの!?」と気づくという、まあそんな感じの先日のぼくの夜の過ごし方だったわけですよ。

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でも、自分が2日でクリアできるということは、実はこのゲームの難易度はそれほど高いわけじゃないと思う。
けど、途中の面で何度か「ここクリアできたの自分ぐらいだろ!」って思った。
これって、いいゲーム特有の感覚だと思う。本当はそれほど高い難易度じゃないのに、自分だけが突破したような気になれる。

開発スタッフの技術力も高いのではないか?と勝手に推測している。
オープニングムービーもセンスはともかく立体視は自然だし、ロード時間もほとんど感じなかった。思考中のBGMも、騒がしいとイライラするし、まったりしてると逆にイライラするもんだけど、ほどよく作業のじゃまにならない程度にしてある。

やる前は全く期待してなかったんだけど、3DSDLソフト有数のお気に入りソフトになりそうなので、しばらく画面にかじりついて完全クリアを目指そうと思う。
ダークホースは突然やってくる。夏休みの大作ソフトラッシュにまぎれたオーノー星人を救出しに行こう。1面20分ぐらいかかるので、まとまった時間を用意しておいてからが吉。いいゲームです。
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