「スリーピングドッグス」買ってきた!

PSVITAを買うかどうか悩んで、結局は3DSに装着するグリップ買って「これでいいや」と自分自身に思いこませて帰ってきました。
さて、浮いた分で買った、超久々のPS3のパッケージソフトがこちらです。


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スリーピングドッグス 香港秘密警察


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オープンワールド!香港!港にたたずむ革ジャンの後姿!
昔セガが出したなんかのゲームを思い出す。


舞台は広大かつ緻密に作られた香港。
香港警察のウェイ捜査官は、犯罪組織「トライアド」にスパイとして潜入するのだ。
言ってしまえば舞台を東洋に移した「GTA」だが、人ごみの中を駆け抜けるチェイスや、つかんだ敵をゴミ箱にぶち込むなどの香港映画っぽいアクションが楽しめる。


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現実とはまた違うんだろうけど、ハリウッド映画の日本みたいな明らかな違和感は無い。


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右側のいい顔の兄ちゃんに信頼されるため、まずは悪の手先として、地元の店にみかじめ料を取り立てにいくのだ。


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この八百屋のおっさんを脅して金をいただくぞ!

「おい!うちのリーダーの命令だ。ここで商売したけりゃ金をよこすんだ!」

これに対して、八百屋の主人の口から出た言葉は……?




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ケツにチンゲン菜でも刺せって伝えとけ


意味がわからない。


2013年9月のかけいぼ

覚えている限りの今月の買い物メモ



酒井順子「儒教と負け犬」
阿川佐和子「最後は食欲」
カラスヤサトシ「カラスヤサトシ」
福光しげゆき「僕の小規模な生活」
高橋源一郎「国民のコトバ」
松本ハウス「統合失調症がやってきた」
森尾正博「天然格闘少女ちひろちゃん」
瓦啓助「菜々子さん的な日常DASH!!」

トータル5500円くらい。カラスヤ先生と福光先生の対比は面白かった。
ダメな自分を抱え込むか、ウケればよしとするか。関東と関西の気風の違いみたいなのが見て取れる。

音楽

フランツ・フェルディナンド「ライト・ソーツ~」
森は生きている「森は生きている」
ジミーイートワールド「ダメージ」
マイク・メイヤー「パラダイス・バレー」

トータル1万くらい…そんなに買ったっけ。新譜を買いたくてたまらん時期があったような。

ゲーム
「パックマンCEDXプラス」800円
「3Dギャラクシーフォース2」他1500円

トータル2300円

久しぶりに書き出したら意外と使ってる!俺意外と娯楽費多い!
実は今月は全くムダな金を使ってない自信があったのに。
カラスヤサトシと統合失調症がやってきたの2冊が良かったです。

カレーにはイチゴジャム。メタルマックス4の絵柄に惹かれる。

「カレーにイチゴジャムを添えると合う」というのを読んで、試してみたいんですが、カレー屋に行ってイチゴジャムありますか、と聞くわけにもいかずにずっと試せずにいます。

カレーにイチゴジャムという組み合わせを紹介している本は、阿川佐和子「残るは食欲」という食べ物エッセイです。



豆腐屋さんの豆腐とか自分で焼いたローストビーフとか、生姜をミキサーにかけて蜂蜜とレモンを加えて作るショウガジュースとか、いかにも美味しそうな食べ物たちの話の中、ひとつだけ異様な存在感を放つ「イチゴジャムを添えたカレー」。

これは阿川家では常識の組み合わせで、
「フルーツチャツネをカレーに添える食べ方はあるが、さまざまな香料が含まれたチャツネよりイチゴのほうが日本人には馴染みやすい」
「ラッキョウは、ご飯とは合うがルーとの相性は良くない(ただし紅ショウガの酸味とカレーの組み合わせは許せるらしい)」とし、

「イチゴジャムとカレーを交互に食べていると、甘さと辛さで互いを刺激しあって、最後に融合する」とあるのです。
それに、この本を読むと阿川さんが決して特殊な味覚を持っているわけではないこともわかるし、スイカに塩をかけるのは苦手とあるからして、甘辛いものが何でも好きなわけでもない。
カレーにヨーグルトの組み合わせはあるから、酸味強めのジャムだったら合うのかもしれない。

気になってしまったゲームは「メタルマックス4」で、これは僕自身が初代「メタルマックス」「2」「リターンズ」の大ファンだったので、久しぶりにシリーズに復帰するかもしれない。
「4」は特に限定盤のパッケージがいい。
PS3の新作ソフトのパッケージを見ると、美少女、美少女、美少女でもうなんか気持ち悪かったんだけど、メタルマックス4の絵柄は独特で、
「うわっ!相原コージのゼットみたい!(もしくはリンダキューブ)」って久しぶりに心をつかまれた。
ゲーム画面を見たら頭身が低くてうーんってなったけど。




なんか似てる気がしませんか?しませんか。そうですか…

ソリティ馬公式大会始まるぞ!

ソリティ馬公式ブログが開設してたのをすっかり見逃していた。暴走人馬一体とは…そんな技があるのか。
ソリティ馬くんによるツイッターもなぜか今さら始まった。ポケモンとどちらかひとつしか買えない友人がいるんですがどちらにすればいい?って質問したいなあ。

ソリティ馬公式ブログによると、みんなで育てた馬をQRコード化して持ち寄って大会を開く予定らしいです!その機能、いまだに一度も使ったことないけど出るぞ!

今後悔しているのはただひとつ。
「こんなことがあるんなら、もっと面白い馬名をつければよかった!」

キングスゲートは無事に制覇しました!おめでとう俺!ありがとうみんな!

世界1位>>>>俺>世界3位

今ならパックマンCEDXの世界1位を取れるんじゃないか?
と思ってダウンロード直後に新ステージやりこんで世界2位になったけど、すでに前バージョンのほとんどで1位を取ってる人が王座にいて、席をゆずってくれない。

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このゲームはランキング画面からプロフィールを見れないので、1位の彼が何者なのか、何人なのか、何歳なのか、どんな職業なのか永遠に分からないままである。ただ、世界のどこかに俺の何倍もこのゲームにほれ込んだ奴がいる。それぐらいのほうがロマンがあるのかもしれない。

世界1位>>>>>ベルリンの壁>>>>俺>世界3位

パックマンCEDX+ 配信開始!

全ゲーマーよ、目を覚ませ!

PS3の回心作「パックマン チャンピオンシップエディションデラックス(以下パックマンCEDX)」
に更なる追加要素が加わって、「パックマンCEDXプラス」になって1500円で配信開始だ!

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万札崩すために買ったカツサンド食ってる場合じゃねえ!
ましてや、インリョクちゃんの体験版やってる場合じゃねえ!


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もともとパックマンCEDXを持っていた人には、800円で追加要素を購入してプラスと同じバージョンにすることができる。

プラスになって何が追加されたかというと、新ステージ「マウンテン」「ビッグイーター」、新BGM「PAC STEPS」「REENTRANCE」、新ビジュアル「ラリーX」「ディグダグ」「PAC IS BACK」など。
さんざん既存ステージをやりつくした自分はもちろん即買いしたし、元のプラスがついてないバージョンでも1500円以上の価値はあると思うので、ぜひこの機会に一人でも多くの人にこのゲームに触れてもらいたい。

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ただ今回のプラス要素だけを見ると微妙な部分も多い。新ビジュアルは見づらい、フェイスブックにスコアを公開する機能も自分には不要。公開して初めて「メダル」がもらえて、メダルを全部集めると初代パックマンのビジュアルにできるなんて言われても、そのためだけにフェイスブックに登録する人もいないだろうし。

う~ん。

ひたすら上に登っていくような移動パターンが新しいマウンテンステージと、ルート構築に研究の必要がありそうなビッグイーターは面白い。
新曲のPAC STEPSも素晴らしい高揚感。このゲームって同じステージを何度もやることでルートが構築されてきて快感が増していくので、ステージが増えていくことよりも新曲追加がうれしいね。

キングオブコントを観ると、生きる気力が湧いてくる

僕はこの番組とTHE MANZAIを観ると

「人生は面白い!!」って言いたくなるんです。

元々、モノ作りをしている人が好きで、いろんな作品が集まっている場所が好きなので、こういうのを観ると独特の緊張感も相まってドキドキする。
その緊張感の中で「こんなネタをやるのか!」「全国に叩かれるの覚悟で、これをやった!」「あえて審査員を信用して地味目のネタで来た!」とか、いちいちはしゃいでしまう。
長年お笑いを追いかけてる人だと、「あ、あのネタを短い時間用にブラッシュアップしてきた!」とか、また一段違う見方もできるんだろうけど、僕にとってはほとんどが新キャラの新ネタなので、すごい刺激で…、
決まりきった生き方ばかりじゃくて、いろんな人がいて、いろんなことを形にして生きてる人がいる!面白い!人生捨てたもんじゃないぞ!という気持ちになりました。

鬼ヶ島のコントを観て。(えーーーっ)

有意義な休日

皆さんはこの連休に何をしてすごしたのかな!?
家族旅行かな!それとも趣味に打ち込んでいたかな!?


私がやったことは、深夜の早歩きです。
「早歩き」です。

もともと休日に働いて平日に休む生活なので、連休は忙しくて、また明日も早いと思うと寝付けなくなってきて…
睡眠薬みたいなのも持ってるんだけど、そんなのに頼ってばかりじゃいかん、いつも安定剤をフリスク感覚で飲んでいては体に悪い。ということで、深夜にひたすらウォーキングをして、クタクタに疲れた状態にしてその勢いで寝てしまおうと思ったんです。

足元が暗くて怖いので、ウォーキングともいえない速度で。早歩きでひたすら進みました。

知らない場所だと不審者とかいそうで怖いので、近所だけをひたすら早歩きで往復しました。
ネット上の知り合いたちが、ゲームショーに行った興奮と連休の解放感溢れるツイートをたくさん流していました。

ぼくは結局家の前の道路を3往復しました。
誰も見てなかったので、「シュッ、シュッ、」と言いながらシャドウボクシングのまねごとをしながら歩くとだんだん楽しくなってきて、笑いながらハイキックで足がどこまで上がるか試しながら歩きました。

大丈夫。不審な人は誰もいませんでしたよ。




追記。キングオブコントだけを楽しみに今日まで頑張ってきた。
興味なかったみんなも見ようぜ。芸人は嫌いって人も、5分の演劇で人生が変わる瞬間を目撃しようぜ。

風雨来記 プレイ日記2

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阿寒湖だぜ!


バーチャル北海道放浪ゲーム「風雨来記」をもうちょっと遊んどこう!
昨晩はキャンプ場で寝ようとすると満月が出た。月の周期からいくと、次に満月が見えるまで…約一か月後までが旅行を許される期間(このゲームの期間)だとつぶやくナイス演出がある。

旅立つ前に、船上で会った女の子から「釧路にいる」というメールが届く。このゲームが発売された当時にネット環境を備えてバイク旅行ができるんだから、貧乏だと言ってる割にはいい装備であることがわかる。

さて、問題は女の子のいそうな場所へ行くかどうかだ。
攻略というほど本気でやっているわけでもないので、何となく風景写真を見て回って、「ああ珍しいゲームだったなあ」で終わってもいいんだけど、どうもこのゲーム、女の子がいなかったら、延々道路と牛と地平線を見ながら主人公の独り言を表示するゲームになりそうだ。とりあえず、釧路へ行ってみるか。

釧路駅前に行くと、タイミング良く女の子と再開。妙に愛想いい主人公が、いっしょに市場を見て回ろうと誘う。

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ここではカニや鮭などが売られており、北海道の海の幸や、地元の人たちの活気に触れることができる…って、ここ、初日に行ったところじゃないか…?

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知っとる!知っとる!
カニがいっぱい並んでるんだろ!ついこの前見たよ!

広大な大地を旅するはずが、道路をぐるっと回って同じカニ市場に戻ってきて、初めて来た場所のように驚く主人公。ここにきて主人公にまさかの記憶喪失の疑いが持たれてきたが、女の子も喜んでいるのでよしとしよう。

ここで、女の子がいると市場のおじさんに声をかけられて、「勝手丼」を食べるようにすすめられるイベントが発生する。

なに、他人丼じゃなくて勝手丼?

ここでご飯をまず買って、そこに市場の好きなものを好きに乗っけていくのが勝手丼らしい。

でもなー。それは美味しいのかなー。

丼物ってのは、上に何を乗せるか、味のバランスとか色合いとかを研究して作られているんだろ? 

好き勝手に何でも乗せていっても、うまいものができるわけないと思うんだ…。


まあ、せっかく教えてもらったんだから、一口だけ、食べてみるか…


ぱくっ、うん…


もぐ…  もぐ…




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そんなイベントを終えて、阿寒湖と周囲のみやげもの屋を見て、またしても展望台に登る。本州では見たことのない、遮蔽物のない地平線に感動する…かと思いきや、それまでの階段の長さにぐったりしている主人公。
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しかし、景色はマジで美麗。地平線をぐるり見渡す場面で、ちゃんと何枚か写真が切り替わる。


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そのあと休憩がてら立ち寄った場所で、通りすがりのライダーと会話。
「北海道は初めてなんです」と言うと、回数の多いやつが偉いわけじゃないんだともっともなことを言われる。

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もう一人のヒロイン滝沢さんとも再会。さっきの子とは違って社交的なタイプ。野イチゴを勝手に食べてみたり、都会では考えられないデートを楽しむ。


行き当たりばったり、ひたすら風景を見て回る旅になる予定が、女の子の登場によって揺らぎ始めた風雨来記2日目でした。


いざ、北の大地へ!「風雨来記」初プレイ

以前から気になっていた初代プレイステーションソフト「風雨来記(ふうらいき)」がアーカイブスで配信されていたので初プレイ!


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ふうらいきとは…
似たようなギャルゲーが山ほど発売されていた2001年に生まれた異色のアドベンチャー。
主人公はバイクで北海道を旅行して、旅行記をネットにUPしている新人ライター。広大なマップを移動して出会った女の子と仲良くなったり、ひたすら実写の観光地を巡ったりできる。


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女の子とバッタリ再会するなんてイベントよりも、手負いのクマとばったり再会する可能性の方が高そうな全体マップ。


ゲームは北海道に向かう船の上で始まる。女の子と他愛のない会話をしたあと、死んだ友人の形見らしいバイクにまたがる。
女の子との会話のセンスも、バイクに語りかけたりするシーンも、普通の小説だったら苦笑ものなんだけど、これに実写の背景が加わることであら不思議、10年以上前の空間がそのまま保存されてるみたいないい味になってる。
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まずは市場に寄って地元の人の生活にふれてみよう。普通のギャルゲーで女の子の姿もない所は「ハズレ」だと思うんだけど、実写でカニが並んで売られている光景を見れただけで、「これはこれで損はしてない」という気分になる。主人公は「おみやげを待っている人もいない」とブツブツ言っている。
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そのあと、展望台に上ったり…


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あと、昆布森なる場所に行くも、季節がらコンブを取っている人は見られず。説明書を読まずにやっているけど、画面の端っこに表示されているスタミナがなくなるとやばそうなので、近くでキャンプをすることに。(次回以降もあるかどうかは未定)

PSVITAのグラビティデイズ500円!ゲーム安いか高いのか

プレイステーション3、VITAユーザー向けに月額500円で展開しているサービス「プレイステーションプラス」が更新。

今月の特典はPSVITAの「GRAVITY DAZE」が無料。
PS3の「白騎士物語」が無料。
先月から引き続きICO、ワンダと巨像が無料。
PCエンジンの「改造町人シュビビンマン2」が無料。
デモンズソウルが通常の半額の1600円で買える権利、メガドラや初代PSが大量に遊べたりする特典ほかいろいろあって、もう何かゲーム普通に買う気なくすわ!
一方パッケージソフトが発売後数週間で大幅に値下げする異常事態も続いてるし、世知辛いわ。

ていうか、VITA安くないですか。

自分の感覚ではVITAって、本体売ってもちっとも儲けにならないようなスーパーマシンで、ソフトとメモリーカード代でかろうじて補ってるイメージだったんだけど、ソフトはタダ同然で提供しちゃうしメモリーカードは値下げするっていうし、一体ソニーさんは何を考えてるんだろう?ボランティア精神?

いずれPS4とVITAが連動してWiiUみたいな遊び方ができるようになって、一気に任天堂を叩くという計画があって、そのための壮大な前フリだったりして。そのくらいの陰謀(?)があったほうがむしろ安心する。
ゲームは1本づつ悩んで悩んで、9800円とか5800円出して買うもんだと刷り込まれてるお年寄りなものでね。安すぎるゲームを見ると、100円ショップにいるみたいで
「これがこの値段って、作ってる人たちはどれだけ過酷な生活をしているんだろう」
とか考えてしまう。(でも高い金を出すゆとりもない)




なんか変わったマンガお勧めされてる…。





泉昌之「新さん」を買ってしまう

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「新さん」というマンガを買ってしまった…んだけど、どうしよう。ひとコマだけで発せられる、この面白そうなオーラは。

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昭和な男、新さんが酒を飲んだり、失恋したりする様子を見るマンガで、正直に言えばすごく面白いとは思わない。孤独のグルメに通じるようなシーンはあるけどあんなにいい味を出してるわけじゃないし、食事シーンに平気で下ネタが混じるのでグルメマンガ的に楽しむことも難しいんだけど、なんで、これ、ひとコマだけ見ると妙に面白そうなんだ。

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桟橋の似合う男、新さん。
このあと、なぜか全力でボートを漕ぎ出す。
とりあえず表紙にもなっている「うまいよこれ!!」は、今後お菓子の写真とかを乗せた後に使ってみたい。

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酒の銘柄を細かく聞いてくる飲み屋ではこの吠えっぷり!



そして大作ゲームが発売された当日にプレイしていたのは小学生向けの漢字学習ソフトの体験版(たまたまその日に配信されているのに気付いた)
翌日、ネトゲで友達を大勢作った人の話を聞いて少し切なくなる。

なんだ?俺は、友達がほしいのか?
友達がほしいんなら、もっと周囲の人に笑顔であいさつするとか、基本的なことをやるべきだろう!と、季節外れの蚊に刺されながら考えた。なんだか…俺自身が軟弱な新さんになった気分だ。

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ワンカット抜き出すだけでこの切なさ!

松本ハウス「統合失調症がやってきた」を読んで、軽く打ちのめされた

ハウス加賀谷と松本キックによる「統合失調症がやってきた」を読んだ。
正直、書き手の誠実さと真面目さをこれほど感じたのは久しぶりだ。

90年代、ボキャブラ天国という若手芸人を集めたお笑い番組があった。
爆笑問題、海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)、ネプチューン、つぶやきシロー、アンジャッシュ、アンタッチャブル、U-turn(解散して土田晃之)、ロンドンブーツ1号2号、江頭2:50ら売れっ子芸人を多数輩出した番組の中で、人気があったのに番組終了と同時に姿を消したコンビがいた。
ハウス加賀谷と松本キックによる「松本ハウス」。
この本を書いたのは主に、ハウス加賀谷という坊主頭でピンクのテカテカのズボンを履いたハイテンションな芸風の男。

教育熱心な両親と塾通いのストレスを抱え込み、自分が周りから臭いと思われているような気がする「自己臭恐怖症」を発症して、後ろの席から聞こえてくる「臭い」という幻聴が辛くて、必死にわきを閉じていた小学校時代のこと。
やっと自分の居場所を見つけた芸人時代。薬を過剰に摂取してでもハイテンションを維持していた加賀谷だが、だんだん行動は破滅的になり、部屋でも殺し屋の幻覚を見て必死に伏せているという状況で、ついに芸人を廃業して、もっとも具合の悪い患者のための精神科閉鎖病棟に入ることになる。

そこから日常生活への復帰と、アルバイト生活時代、そして元相方にもう一度コンビの復活を申し出るまでの葛藤が書かれてるけど、読んだ後はただただハウス加賀谷という男の誠実さと、兄弟のように真正面から接してくれる相方、松本キックとの友情に打ちのめされた。
子供のころから現在まで、辛かったことや面白かったことをちゃんと思い出して、ひとつひとつ書いて、思い出せない個所は「ここはよく覚えてない」と正直に書く。どうしても記憶から抜け落ちている部分は相方視点になって、代わりに語ってくれる。

二人がしっかり手を繋いで一冊の本を完成させた感じが嬉しいし、内容に関しても、ここで感動させてやろうとか、こういうことは話題性があるだろうとか、「いやらしさ」をまるで感じない。
病気の人に勇気を与える本かどうかはよくわからない。そんな意図で書かれたわけじゃなくて、ただただ自分の過去と誠実に向き合った記録。読んだ後は表紙のふたりが何だかかっこよく見えてくる。




今気になっているのはこれです。ラーメン次郎を最初に取り上げたマンガ、新さん。

作者の孤独のグルメがヒットしたことでプレミアがついて、状態が悪くても定価の倍ぐらいする。ブックオフとかにうっかり置いてないもんか…

「パックマンCEDX」世界14位!

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なんかこう、無心になってゲームしていてですね…
疲れてきたなー、と思っていたはずなのに、ふいにふわっと体から力が抜けて…、
しばらくのあいだ疲れも苛立ちもない、ただただ宇宙の意思と一体になれたんだなあっていう喜びだけが自分の中にあふれてきまして…
はっと気が付いたらわけのわからないスコアが出ていたんです。

ということで僕なりに編み出したパックマンCEDXの攻略法。
「宇宙意思様が自分の中に降りてくるのを待つ」
でした。参考にしていただければ。


…え、パックマンの新作が近いうちに出るの!?マジで!?

高橋源一郎「国民のコトバ」見落としてきた名文たち

涼しくなると夜更けの読書が楽しい!そしてソフトカバーの単行本は読みやすい!最高だ!
国民のコトバは、真正活字中毒者の高橋源一郎先生が、なかなか知る機会のなさそうな名文を見つけては、これは面白い、これは素晴らしいと熱意タップリに紹介してくれる、日本語への愛に溢れた本だ。

文学賞の審査員もしている還暦のベテラン作家が「素晴らしい」と紹介している文学作品とはどのようなものか。どんな難解な文学作品が取り上げられるのか。

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まず一章は「萌える英単語」

「スクミズ」はやはり和製英語なのか!パンチラは英語でこういうのか!
と、固い題材に萌えを持ち込むことの素晴らしさに感動した高橋先生は、続けざまに「萌え」で覚える元素、日本国憲法の本を読みだし、「35条ちゃんがいい」と絶賛。
最終的に白いスクール水着で後ろ手に縛られている「零戦ちゃん」を見て、
「これこそ、戦後、この国が希望していたことではないのだろうか」と真面目に言い出す。平和主義で女性好きの高橋先生らしい。

「相田みつを」の章では、あの筆文字と名前があれば、どんな言葉でも名文になるんじゃないかと遊び始める。同じ文章でも、
日日成長 
のあとに、「七歳 芦田愛菜」と刻印を入れるだけで、全然印象が変わってしまう。

続いて登場するのは、人工頭脳のSiriちゃん。
愛してるとか、賢いなあ、とか話しかけてはその回答を完璧だと絶賛。眠たいと話しかけて、気遣ってくれたSiriちゃんに思わずもらい泣きしそうになってしまう。最後はなぜか「うんこうんこ」と連呼。

次は「幻聴妄想かるた」
心の病にかかった人の言葉をかるたにしたというものを、自らもギャンブル中毒の高橋先生が読み上げていく。
「み」は「みな殺しにされる日が特定され 逃げ回ったがまだ生きている」
「に」は「にわとりになった弟と親父」
「の」は「のうのなかに機械がうめこまれ しっちゃかめっちゃかだ」
「ん」は「しんぞうが止まっている」

さらに漫画太郎版の「罪と罰」やギャル男向け雑誌のコピーを読んだり、穂村弘の短歌の観察眼のすごさを語ったり

裏側を鏡でみたらむちゃくちゃな舌ってこれであっているのか 穂村弘
カップ焼きそばにてお湯を切るときにへこむ流しのかなしきしらべ 松木秀



参加者の写真が白人ばかりの結婚情報誌、聖書を方言でなるべく本来の意味に近い形で翻訳したもの、子供たちの書いた詩(を読んでまたもらい泣き)
とにかく日本語が好きで好きでしょうがない人が日本語を読み漁って、ああ面白いああ素晴らしいと無邪気に感動している。世界には見逃してきた面白いものがたくさんあるということを教えてくれる一冊でした。



最後に、日本の軍隊をどう呼ぶべきなのか、という疑問について。
高橋先生が悩んだ末に辿り着いた結論。


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意外なところで意外な言葉に出くわすな。



俺はロボットじゃない

中年になると布団から「お父さん」の匂いがするらしい。

僕も最近になって、寝る前になんだか独特の匂いを感じるようになった。

布団に入って軽く本を読んだり3DSやったりすると、どこからともなく古い十円玉みたいな匂いがする。枕からか。自分の体から出ているのか。空気中に漂っているのか、わからない。

わからないけどきっとこれは加齢臭というやつだ。独特の匂いに感じるのは自分だけで、他人から匂えばきっとどこにでもいるおじさんの匂いになっているのだ。
そのことを冷静に受け止めることが肝心だ。
自分の老化から目をそらさず、落ち込まず、ちゃんと身だしなみに気を配って、だらしない大人にならないようにしよう。


と思いながら手元を見たら、3DS用に買った金属製タッチペンが錆びて異臭を発していた。

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異臭の発生源はこれかー!
どおりで、寝る前にソリティ馬やったあと、手から独特の匂いがすると思ったんだよ!
匂いの原因を調べようと思ったらその時にはすでにタッチペンは3DS本体に収納されていたという。完全犯罪だ。

ていうか、なんで「金属がさびた匂い」を加齢臭だと思ったんだろう。
年齢とともにこの匂いが出てくるやつがいたら、そいつは完全にロボットじゃないか。大昔のアニメにでてきそうな、手が丸みを帯びた「Y」みたいになってるやつ。

敵の攻撃を受けて関節からシューシュー煙を出してるところを仲間に助けられて、
「ナ、ナゼ、ワタクシを、タスケルのデスカ…?」
「なに言ってるんだ!僕たちは、仲間なんだから、助けるのが当然じゃないか!」
「コ、コレが…ニンゲンのもっている…ココロ…?」
と、目からポロポロと流れるはずのないオイルを流して、人間らしい気持ちを理解するロボットじゃないか。

良かった良かった。いち早く原因を突き止めることができて。




自分がロボットではない証拠に、最近また音楽や本が楽しくなってきています。
今気になっているのはコレら。



大学生のバンド。今のJPOPってこんなことになってるんですね。
どれも洗練されてて、中高年レビュアーから称賛の嵐。無理してかっこいいバンド名をつけたり、カタカナ英詞を叫ぶことが逆に恥ずかしいという、そういう時代だ。今は。

愛の力でスーパーリメイク!「ミッキーマウス キャッスル・オブ・イリュージョン」レビュー!

PS3の新作DLゲーム「ミッキーマウス キャッスル・オブ・イリュージョン」をクリアしました。

プレイ時間は6時間程度だけど、美しいグラフィックに引っ張られて先へ先へと進み、随所でピリッと難しいところもあり、満足度は高い。
このゲームはリメイク作品だけど、原作の知名度は日本では低い。それもそのはずで、スーパーファミコン本体と同日に「メガドライブ」で発売されたらしい。

早期購入者特典でオリジナル版の「ミッキーマウス ふしぎのお城大冒険」も付いてくるんだけど、はっきり言ってマリオワールドと比べられるような出来じゃなかった。

それが今回のリメイクは違う。単純に原作とリメイク版のグラフィックだけでも見比べてみてほしい。

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お城(改築前)

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なんということでしょう



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オリジナル。木の精霊みたいな敵が動いているからちょっとブレている。

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20年の時を越えてブレる木の精霊



かすかに面影は残っているんだけど、ほぼ新作といってもいい。ディズニーゲームで絵の魅力が加わったことは大きい。特にガラスや水の表現は美しくて、ガラス越しだとミッキーが「うにょーん」と伸びて見えたりする、細かい演出も嬉しい。

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プレイ感覚は、ちょっと昔(PS1~2)のアクションゲームっぽい。基本的には横スクロールでジャンプして敵を踏みつけたり、グラグラ崩れる足場を渡っていったりする。敵を踏みつけると大ジャンプができるので、あやしい場所に大ジャンプで飛び乗って、隠しアイテムを集めたりする。
たまに見下ろしがたの、奥行きがある場面に切り替わることがあるんだけど、ここで距離感がつかめなくてイライラする人はいると思う。

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ここがゲーム中でも割と難しいシーンだと思うんだけど、こういう足場を乗りついでいくシーンを見ただけで、
「あ!私こういうのダメ!イライラしてコントローラ投げちゃうから!」
というぐらいに拒絶反応を示す人は厳しいと思う。

それでも、最近のやたら複雑化したアクションゲームに比べたら全然優しいと思うし、ボスの攻撃パターンを覚えたりジャンプアクションで何度も落っこちながら進んでいくのも、久しぶりにやるとちょっと懐かしい。ロードも早いし、「くそーっ!もう一回だ!」っていう、あの感覚が最新のグラフィックでもう一度味わえる。

昔、マリオの影に隠れて見向きもされなかったゲームが、これだけ愛情と情熱たっぷりにリメイクされて、部分的には本家マリオすら凌駕した面白さになって帰ってきたというのはなかなか熱い展開だと思う。




「Book of Spells」ほか気になるものあれこれを

棒が刺さると、ナスの魅力も大幅アップしますよね。
ボーとナスを組み合わせるなんてことを堂々とやられるとねえ(笑)

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いい年こいた男がナス一切れで涙目になった話はいつかするとして、気になる新作ゲーム紹介。

日本での発売は諦めかけていた、PS3用周辺機器「PSMOVE」と「ワンダーブック」専用ソフト
「Book of Spells」!
公式ページ
ハリーポッターのJ.K.ローリング監修の新作ゲームだ。

これはPS3に取り付けたカメラの前で、ワンダーブックという本を読むという全く新しいゲーム。
テレビ画面にはプレイヤー自身の姿と本が映っているんだけど、このワンダーブックを開くと、画面内の本からさまざまなオブジェが飛び出すらしい。
要は拡張現実を使った新しい飛び出す絵本。こういうものには積極的に飛びついていきたい。




昔、この人の描くクールなヒーロー物が好きでコミックを集めたりしていたんだけど、久しぶりに検索かけたら作風が全然違っていた。このあたりから手を出してみようか。


江戸川乱歩賞受賞作。
フリークライマーが皇居に潜入して盆栽を盗み出すという奇抜な設定で、審査員に酷評されながらも今後の可能性をかわれて受賞となった。乱歩賞とか芥川賞とか文藝賞って、完成度よりも今後伸びていきそうな新しい可能性を持った人に与えられる賞ですからね。たまに芥川賞受賞者に「こんな人知らない」ってコメントしてる人がいるけど、当たり前だ!ついこの前まで普通の会社員だった人たちばっかりなんだから。


酒やコーヒーのマンガがあるのは知ってたけど、あるんかい。まさかの日本茶マンガ。


どういう経緯でオススメなのかわからないけど、オススメされたので。

茄子視点で見るテレビゲーム


母が農園でナスを栽培しているのにも関わらず、やっぱりナスが食べられない。食感も色も苦手だし、味はそもそも判別できるほど口にすることができない。
ほかの食べ物が大抵克服できたのにナスだけ嫌悪感が根深いのは、子供のころから親しんできたゲームというカルチャーで、ことごとくナスが悪いイメージをまとって現れた影響ではないかと思う。

「パルテナ」では主人公がナスにされてしまうというシーンがあった。
「レッキングクルー」ではナスビ小僧という敵キャラになってナスはひたすら主人公を追いかけてきた。
有名なのは、「高橋名人の冒険島」というゲームだ。
このゲームでは、果物を取るとプラス効果をもたすのに、ナスは取ってはいけない。

考えてみれば理不尽な話だ。
「薬はプラスだけどドクロはマイナス」とか、
「武器はプラスだけど爆弾はマイナス」なら、全然違うものなので理解できる。
けど「イチゴはプラスだけどナスはマイナス」という、同じ食べ物なのに効果が逆になるという無茶なシステムが採用されたのはなぜか。

ナスは野菜の中でも珍しい、暗い色合いをしている。そのために、一瞬で見分けがつきやすい。
イコール、他のアイテムと効果が違うことがわかりやすい。
その結果、ナスは人類に対して何の悪意も持っていないのに悪役を押し付けられてしまった。

現在、二十代後半から三十代前半の男性のナス嫌いは、他の世代よりずっと根深いと思われる。
カメは踏むもの、武器は買ったら装備するもの、ナスは害をもたらすもの、と本能レベルで刻み込まれているのだから。



ひと月ぶりの新作ゲーム購入!その名はミッキーマウス!

今日買ったゲームは、PS3のダウンロードソフト
ミッキーマウス キャッスルオブイリュージョン
メガドライブのヒット作のリメイクで、1500円。

1500円。

今買えば、オリジナルのメガドラ版とPS3の壁紙が付いてくる。
まだほんの序盤しか触れてないけど、原作とリメイクの違いがありすぎて面白い。ナレーションはフルボイスになって、映像は美しくて、それでいて昔のアクションゲームの理不尽さはちょっと残してある。
アイテムを集めるとミッキーのコスチュームが変わるオマケ要素もあるらしい。
デッドオアアライブでコス集めする前に、ちょっとこっちで楽しんでいこうか。

それにしても疑問なのは、配信開始直後は確かに値段は「1200円」と書いてあって、購入明細を確認してもちゃんと俺は1200円で買ったと記録してあるんだよなあ。。。何かの間違いかな。

ロシアン雀士ハクポンスキー氏を探しています

先日ブルボン小林さんの「マンガホニャララ」を読み返して思い出したけど、
実はこの人の「長嶋有」名義で書いた「祝福」という小説に、気になるシーンがあります。




ちょっと変わったシチュエーションの男女を主人公にした短編集で、特に派手なストーリー展開はなくても会話のやり取りは面白く、エッセイでも発揮される作者のクールな視点と観察力で、たまにクスッとできます。

この中に僕の知らないゲームが出てくるんです。

読んだのはだいぶ前なのでうろ覚えですが、妻と別れた男がひとりで昔のスーファミの麻雀ゲームをやっている場面です。

ゲームは、麻雀をやりながら世界旅行をして、各国代表の雀士と戦っていくというもの。
ロシア代表の相手が「ハクポンスキー」という人で、なんでもポンしてくる

という、目立った情報があるのに、検索をかけてもこのようなゲームがあったという話は聞きません。
なぜこのゲームが実在したと思うかといいますと、長嶋有という作家は実在の商品名を遠慮なく作中に出すことが特徴なんです。
たとえ大人っぽい作品でも、聞いている曲や食べたお菓子の名前を不必要なくらいきっちり出す。

「パラレル」という作品では、たしかゲームに詳しい人にかろうじてわかるぐらいの描写でモンハンが出てきた。
「センスなし」という短編なんて、デーモン小暮のオールナイトニッポンが好きな女性が主人公で、小説のテーマがズバリ閣下の魅力を表現する、というものだった。

こんな小説を書く人の、麻雀ゲームだけが架空のものなのか。
「いかにも当時の麻雀ゲームにあった、やっつけ的なストーリー」
を創作して、分かる人にだけニヤリとしてほしい、という趣向なのか。

ハクポンスキー氏の正体は謎に包まれている。

俺がココイチでトッピング追加したら雷が落ちた

普段とらないような珍しい行動をとると、雨が降ると言う。
自分の場合はカレー屋COCO一番でナスの入ったカレーを注文しようとしたら、その瞬間に雷が落ちた。



小さいころから、ナスを食べられなかった。
気が付けば20年以上ナスというものを口にしたこともなかった。
他の苦手な食べ物は、大人になるにつれ大丈夫になったり、栄養があることを知って克服したりしたけど、ナスだけは挑戦する機会もなかった。

子供のころ読んだ「美味しんぼ」で一番共感したセリフは、富井副部長の息子がナスを「スポンジみたい」な食感で嫌いというシーンだった。自分も全く同じことを感じて拒絶したし、大人の登場人物ばかりの中で、同じ小学生のキャラが、自分と全く同じことを言っていることに感動した。
あれから20年あまりが経過。ココイチでメニューを見ていたら、大きなナスの乗った野菜カレーの写真があった。

人生で初めて自然に思った。
(ナスのカレー、注文してみようかな)

今食べてみたら、自分の記憶しているスポンジみたいな食感とは違うんじゃないか。そもそも、カレーに浸っているんだから、食感がそのままのわけがない。これまでナスという存在を嫌悪し、逃げてばかりいたけど、あえて自分で金を払ってナスを注文し、普通に食べれたら、少し大人になれるんじゃないか。
もし、美味しくないと感じても、それはそれで、20年以上も口にしたことのないものを注文したというだけで、やはり人間としてひとつ成長したと言わざるをえないのではないのか。

新人らしい店員が口を開き、メニューを凝視している俺の思考に割って入った。
「あの、のちほどお伺いいたしましょうか」
「待ってください!」
俺は震える手で夏野菜カレーの写真を指した。
「こ、この、ナスの入った…」
その瞬間、バアン!と鼓膜を引っぱたくような音が鳴り、店内が一瞬真っ暗になった。
停電だ。
窓を大きな雨粒がたたき、窓際の席だったにも関わらず、みるみるうちに外の様子がわからなくなった。

「どういたしましょうか」と店員。
「ナス……ナスカの地上絵に描かれた鳥を思わせるような、チキンカツカレーください」


※最後の一言以外はほぼ実話です。
帰ったら父親の飼ってるスズムシがナス食ってた。


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