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マーベルズスパイダーマン追加DLC「黒猫の獲物」であのパズルがなぜか復活!

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おーい。でかい画面で遊ぶ快感が戻ってきたよ。おーい。

スパイダーマン待望の追加コンテンツその1「黒猫の獲物」が配信された。
新キャラ、新ミッション、新スーツ。
この世界に戻ってきた!
全身が喜びで満ちる。と同時に、そういえばこれ超難しいゲームだった、という重圧で潰される。


美術館に現れる怪盗ブラックキャット。
かけつけるスパイダーマンだったが、巧みな作戦でキャットは防弾ガラスで守られていた一枚の絵画をまんまと手に取り、
その額縁にしかけてあったシュレッダーで半分バリバリバリーとはしないで、とある行動に!彼女の狙いは何なのか!

ハイテク装備の美人怪盗に振り回される。
使い古された感じもする設定だけど、それを堂々とやってくれるのが嬉しい。

嬉しいんだけど、本編でも戦闘との落差が激しすぎて脱力したパズルがまた出てきて、
「あのパズル好評だったの?」って驚く。

そして「スクリューボール・チャレンジ」
再生数稼ぎのためなら人をも殺すサイコ女のスクリューボールちゃんが刑務所から脱獄して、また無理難題を押し付けてくる。

正直「おまえかー!!」と。またその茶番かと。
スクリューボールちゃんがね・・・・・・・。
純粋にイラッとさせるためのキャラクターで。ブラックキャットさんに振り回されるなら許せるんだけど、この人、他の悪役に比べて、好きになれる要素がないんだよ。

というかスパイダーマン世界の刑務所はどんだけ簡単に脱獄できるようになってんだ。
オレンジの囚人服に着がえたらそのままドライブスルーみたいに社会に戻れるようになってんのか。

もちろん、マーベルズスパイダーマンが今年最高レベルで楽しくて凄いゲームなのは当然だけど、
その最高レベルのゲームの!待望の!追加コンテンツにしては!まあまあこんなものかと。
本編で並のゲームの10倍は面白く、期待の10倍ぐらいの高さでハードルを越えてきたゲームが、追加コンテンツは期待の3倍ぐらいの面白さだった。


「スパイダーマン」プレイ日記 クリア後

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倒すべき敵をなくして、スパイダーマンはすっかり変わってしまった。
時に人間大砲に挑戦したり、

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新聞社の看板に乗って特ダネを提供したりといった奇行を繰り返している。

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祈りをささげるような謎のポーズも。彼の視線の先にあるのは…太陽?神?それとも他のヒーロー?


スパイダーマン、クリア後に条件を満たしてもらえる衣装が「パンツ」で、しかも近づくと妙に作り込みがリアルだ。
日本製ゲームの女性キャラのセクシー表現(というか露骨なエロ描写)に、よく苦情や修正要望が来るが、これもなかなか。
下っ腹のふくらみとか、苦情が来てもおかしくないギリギリの所まで攻めている。
変態仮面だとか言われているが、本当に動きと、筋肉の感じまで含めてそう見えるから困る。

本編クリア後は、自由行動。

やっていることは正義の執行でも、悪役っぽいコスでは非道に見える。
パンツ一丁だと、もともと備えていた変態的ムーブに磨きがかかる。
スパイダーマンは、ヒーローにとって衣装がどれだけ大切なものかを教えてくれた。
いまだに街を荒らす敵はオレンジ服のギャング中心になり、ヘイトラジオも、新聞の内容も更新されなくなった。
あれだけ面倒だった奴らも、いなくなるとそれなり淋しい。追加DLCの配信が待ち遠しい・・・。

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ラボと、FEASTにはクリア後でも入れた!
集まっているホームレス達。

彼らをしっかり描いたことは、ファンタジーではない「ニューヨーク」を感じるし、ヒーローにも全ての問題を解決できるわけじゃない、それでも自分のできることをやるんだ、というメッセージに思える。

彼らとはこれまでのやりとりを踏まえた会話があって、何人かは新しい生活に移ろうとしていた。
そうか!いや、それはそれでまたいい!
ヒーローが「知られざるところで戦う」パターンもあるけど、戦いと犠牲をみんなが知って、気持ちが受け継がれるのも、それはそれで!

PS4「Marvel's Spider-Man」レビュー

ニューヨークでアジア系移民が関わるテロが起き、犯罪者があふれ、恋人にも距離を置かれる。
よく考えたら暗くて救いのないストーリーなのに、アクションが、キャラクターが、ニューヨークが、ずっと陽性。ずっと明るいエンディングが待っている気配がした。

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PS4「マーベルズスパイダーマン」レビュー。まず一言、最高。

話はゲームオリジナル。映画がリブートされるたび繰り返す、クモに刺されて覚醒するくだりはカット。警察にも街にも認知されてるところから始まる。
事前知識はいらない。「ニューヨークを守ってるクモ男がいる」ぐらいの、ふわっとした知識でも遊べる。
ルパン3世のメンバーが知り合ったきっかけを勉強してなくても「カリオストロの城」が楽しめるのと一緒だ。

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広大なニューヨークをかなり細部まで再現してあって、高速で飛び回るだけで圧倒される。
「オープンワールド」には、以前から疑問があった。広い範囲を動けても、移動が面倒でロードが長くなって、むしろ不自由さが目立つゲームが多かったから。
面白いからじゃなくて、メーカーの技術力を自慢したくて作ってる気がしていた。

だが今回のNYを見よ。跳んで見よ。裏路地にちょいと入って見よ。
本物っぽいグラフィティ、
縦に「ZZZ」を並べた形の階段!

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これ。

ぶつ切りじゃないNYを飛び回り、犯行現場にかけつけ、街灯の上からギャングに忍び寄り、ステルスで、あるいは正面から戦う。市民に賞賛され、ビルの屋上に消え、こっそりエゴサーチまでできる。
一連の流れが全部つながっている。戦いでそこら中クモ糸だらけになるけど、NY市民はあれは喜んで掃除するんだ、きっと。
オープンワールドの採用で、スパイダーマンのアクションだけでなく、日常そのものを再現できた。

NYを飛んでいると、下界の「検問」なんかが視界に入る。
街中で戦ってた影響で、市民も、とばっちりを受けている。
「現実にヒーローがいたら楽しいばかりじゃないよな」
って思う感じが、リアル寄りな今のアメコミ映画に近い。

難易度も高いと言われるけど、たとえば僕は、FPSで何もできず瞬殺されても状況がわからない。バイオやメタルギアも、タイトルによってはクリア諦めます。
だけど、スパイダーマンは
「あっ、要するにこういう戦い方で行けるんだ!」
と、つかめば急に動けるようになる。どんな攻撃も〇で回避。△で武器を奪って無力化。


室内のシーンでは、オープンからぐっとクローズ。
狭い移動範囲で、背景の小物1つまで凝りまくり。

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ピーター(スパイダーマン)は、ホームレスや失業者を支援する施設の手伝いをしている。
序盤から、体育館みたいなところにホームレスが集まっている。
これからニューヨークの悪党を叩きのめして救うつもりなのに、いきなり現実を突きつけられる。彼らはNYの負の一面で、ヒーローがいくら戦おうと彼ら全てを救えない!って存在。
地球の存亡をかけて戦おうと知ったこっちゃねえ、
仕事や家がないっていう、俺たちの目の前の問題はどうしようもないんだ!って存在。日本の被災地も連想してしまう。

だけど、彼らに食事をふるまうメイおばさん、けが人を救うため研究をしているオットー博士、私財を投げうって施設を作ったリーさんが出てくる。

本作を楽しむために見ておくべきは、原作じゃなくて「キャラクター」の項目。
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本作のあらすじと人間関係は、ここに書いてます!
スパイダーマンは自分をヒーローと名乗らない。
尊敬するヒーローは、スーツを着て巨大な敵と戦う人じゃない。同じマーベルのアイアンマンやキャプテンアメリカより、博士、メイおばさん、リーさんがヒーロー。
共通点は「困っている人を助けたい」と思える人。

災害ボランティアに行く人なんかは言わずもがな、毎日働いて子供やお客さん相手に頑張っている主婦、教師、警察官、人を楽しませる役者、芸能人、あなたたちはみんな誰かのヒーロー。
スーツ着て飛んでヘリを止めたりしている側がそう思ってる。

市民の中のヒーローを見て育ったから、自分も特殊能力を悪いことに使わない。
SNSやラジオで煽られても善意を信じ、自分にしかできないことをやる。
「スパイダーマンってそういう奴」とわかると、中盤からのストーリーに入りやすくなる。

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PVでも散々出ていたけど、リーさんはなんだか目が光って、「ミスター・ネガティブ」なる存在になる。
対決のやりとりも熱い。悪人になったからお前を倒す!とか言わない。
あなたはそんな人じゃない!乗り越えられるはず!ってジョークも忘れて、バカ正直に説得しようとするのだ。

サポート役のワタナベさんも日系人。こんなにアジア系が出てくるスパイダーマンって、東映版以来じゃないか?
遊びを入れながら、人種や性別に配慮してるのも今っぽい。

そう、今っぽいんだ。CG技術も内容も。

テロにおびえる社会で、それでも善意を信じるお人よし主人公。
ビルの屋上からキックで強盗を突き落せるんだけど、その後をよく見ると、落ちずに壁にくっついてる。

ゲームのお約束で、倒した敵は透明になって消えても罪悪感はわかないのに、
「スパイダーマンは不殺」にするため、わざわざ、やられた敵が壁にくっいて、もがく動きを作っている。
スタッフの技術力とマジメさを結集させて、テレビゲームに、スパイダーマンっぽい奴が活躍するキャラゲーじゃない、本物のスパイダーマンを呼ぶことができた。



今回も極力ネタバレ無しで「スパイダーマン」プレイ日記4



身体が不自由な博士が、人工スーツ開発にのめりこんでいく様子。研究の高度化と反比例する食事の雑さが悲しい。新しい腕を制御できるのか、ありあまる力を持ってしまう博士の今後に嫌な予感がする。

プレイ日記その4.
この、ゲーム版スパイダーマンが、オリジナルストーリーなのを今さら知った。
まだ見てない映画最新作「スパイダーマン・ホームカミング」と関連してるもかのと勘違いしてた。プレイ後に見たら、ゲームで語られてないことがわかるんだろーなーとか思ってた。

それぐらい、このゲーム、ストーリーは語られないのです。クモに噛まれて覚醒する瞬間とか、初めて糸が出て驚く瞬間もない。いきなり警察にも認知されてる。

だから、
「購入を迷ってるけど、スパイダーマンとかアメコミ全く知らなくても楽しめますか?」
って聞いた人よ!

俺も聞きたい。
「気付いたら夜が明けてるぐらい楽しんでるんだけど、詳しい人はもっと楽しんでるの?」と。
もっと楽しかったら日常生活が危ういんで、今のままでいいです。

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スーツを着替えるときのかっこ悪いシーンがわざわざあるのが好き。
知ってる範囲のアメコミヒーローだと「フラッシュ」も、自分たちでロゴマークをデザインして、ヒーロースーツを作ってた。中身は学生!って感じ。

ヒーロースーツは格好だけなのかというとそうでもなく、自撮りモードではスーツを着てるかどうかでハンドサインが変わる。
スーツのときは小指、人差し指、親指を立てる。ちょっとイキってる。
元カノのMJでも自撮りできるけど、彼女は普通のピースサイン。


ハトを探したり、無視しても影響なさそうな仕事をやっているので、ゲームの進行状況は変わらず。
重要な案件をクリアしちゃったら、すぐ終わりが近づきそうでつらい。
だって、これコンパクトに終わるやつでしょ。

「これだけのオープンワールド作ったぞ!見て!収集物を死ぬほど隠したから!」
的な、ダルい引き延ばししてないでしょ。
超大作にふさわしくない、みんなのクリア報告の速さとプラチナトロフィー率の高さでわかるんだから。

終わったら他に何するのか困る。このゲーム、面白いから。
オープンワールドやヒーローの出るゲーム作ってる人は今後これと比べられるときつくない?
って心配してしまうぐらい。

今の所不満なのは「チュートリアルの最初のビルが一番難しい」とこだけ。
そこから解放されて、自由に飛行できるニューヨークの広さは、
「時のオカリナ」で最初の村を出たときのフィールドの広さ。

「インファマス」と似てる印象もあるけど、直線で高速移動と、スパイダーマンの振り子みたいな移動とは違う。
誰でも華麗な動きができるけど、慣れればもっと速く、魅せる動きになる。

PS4「スパイダーマン」プレイ日記2



スパイダーマンひとりを操作するわけじゃない。

ビルの間を飛び回るアクションから、
場面が変わって狭い場所で、別の登場人物にカメラが寄るように、ヒーローから市民へ。

小っちゃいけど重要なアクションと、大惨事を防ぐヘリのアクションまで、メリハリが効いてる。

それにしても。止めたねー。ヘリ。
発売前のトレーラーに出ていた強烈なシーン。

「俺、いずれヘリ止めるんだろうな」

とは思ってたんだけど、止めたね。ヘリ。実際のゲームではああいう流れだったのかー。
ステルスアクションから、一転してダイナミックなアクションに。
映像だけ見ると自動的にやっているのを観てるだけかと思ったけど、実は
「割と自分で動かしていた」!

初めて見たときも思ったけど、あのクモ糸、サランラップみたいな質感。
敵を壁にぴたっと密着して、薄いんだけどなかなか簡単に破れない。
水漏れの応急処置をするときは(あるんだよ、マジで!そういうイベント!)瞬間接着剤みたい。

ちなみに、QTE(ボタンをタイミング良く押してイベントを進めるやつ)は好き嫌いがあるようですが、オプションでカット可能!

といっても急に「このボタンを押せ!」って表示されて、失敗してやり直しになる、勢いを止めるような演出はない。
見てるだけだとダレるから、部分的にプレイヤーが手伝ってあげる感じ。
連打する操作だけをカットできるのは始めて。



ラッパーで映画評論家の宇多丸は、ヒーロー映画がどんどん深刻になる中で、
「人命救助やれ!」
「それをみんなが見て、賞賛され、鼓舞されるシーンを入れてくれ」
って言うんです。

強さには責任が…戦う意味がわからない…本当の正義とは何か…と、
いろいろ悩むのはいいけど、それと関係なく目の前の命を救うのはいいことだろう、と。

スパイダーマンはその点、オープンワールドで事件が起こり、人命救助したことに市民が反応する。
「あっ、あいつだ」
と、ちょっと珍しいお巡りさん感覚で、ゲーム内のSNSやラジオで反応がある。
単純に、悪者をやっつけて、人を助けるシーンを再現するだけじゃなくて、面倒な時は見逃せたり、
市民から反応があるところまでセットになっている。

ゴミ箱をぶん回して暴れることもできるけど、有名人だから意識した方がいいかな。
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