ネトフリ版「あいのり: Asian Journey」2話。思ったよりふつうに楽しめるシリーズだ!

スタートレックより新エピソード更新が楽しみになっているあいのり。
テレビでも本でも、恋愛がテーマの作品はほとんど楽しめないんだけど、これ意外と見やすいかも…?

若い視聴者から見れば、恋の結末を見守ったり共感したりする番組。
中年視聴者から観れば、恋愛したくてたまらん男女をみんなで観察する、ちょっと悪趣味な旅番組。


男ならなんとも思わないシーンでも、スタジオの女性から
「あの子の態度はズルイ」
とかブーブー言われたり、あそこは私ならこう言われたいとか、男女でギャップがあるのを楽しめる。
男子校育ちのオードリーと、修羅場をくぐってきたベッキーでは全く違うコメントが出そう。


今回はスマホに頼ってきた公務員くんと、男受けよさそうなゆめちんのデート。
スマホ知識をひけらかしてる間にストロベリームーンが消えちゃったり、
アイスの味で同じやつ選んだことだけで微妙な反応されたり、
ベトナムの露店で「米粒ペンダント」をプレゼントして、恋愛ゲームだったら選択肢全外しである。
気の毒、かつ面白かった。

米粒ペンダントとは!
その名の通り米粒にメッセージを書いて封印したペンダント。

実は僕は、これ悪くないじゃんと思った。
ダイヤモンドもルビーも石ころ。プレゼントは「心がこもってるかどうか」で価値が決まると思いたいし、
日本で売ってないから、旅のあとも見るたびに買ったときのことを思い出す。
おみやげとしてバッチリやん、と思ったんだけど。

スタジオ女性陣からは「米粒」って笑われてた。

その後も体調崩して気の毒なスマホ頼りの公務員くん、ペラペラ喋ってるけど、自分で体験したことや考えたことじゃなくて、本当にネットで調べたことをちょい上から目線で再生する感じで、
「年配の人がイメージする、ゆとり世代の若造」だ。

一見高身長、博識、安定した収入がある人に見えるが、常にいっしょだとキツイぞ! 

ていうかちょっと食べ歩いただけで、もうメッキがはがれそうな上に、女の子もはっきり言わないタイプだから傷口がどんどん広がりそうだ。
こうして客観的に見ればわかるけど、本人にしてみれば海外で美女とデートなのに「正しい」答えを選べないよなあ。いててて。


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炎でハートを描いて告白するネトフリ版あいのりに笑う。ほとんど山火事。

NETFLIX版「あいのり」新作が配信された。

男女がピンクの「ラブワゴン」に乗って世界を旅するバラエティ。シリーズ通して全くの初見。司会の人選がオードリーとベッキーなのが気になって密かに楽しみにしていた。

男性者は、スマホが手放せない公務員、格闘家兼どら焼き屋、ウェディングプランナーら。
女性陣は、元ミス松坂やフィリピン人とのハーフ。みんな子供のころに「あいのり」に憧れた世代。

「なんでわざわざ普通の恋愛じゃなくてラブワゴンなのか」
若林と初見視聴者の疑問に、答えがちょっと出た1話。


最初に訪れた国はベトナム。
ここでメンバーらは地元民に「ラブバス」のパクリじゃない?と笑われる。
「あいのり」のフォーマットを使った番組は各国にあって、
逆にベトナム版あいのり「ラブバス」のパクリじゃないかと思われていた。

そして、「ラブバス」参加者の告白シーンVTRを見る。

これが日本人男子にはちょっとマネできない面白さだった。
地面の草に火をつけてハートを描いて、火の中で告白するというもの。告白する男女を煙がつつんで、パチパチ草木のはぜる音がする。VTRの微妙な古さも相まって
「山火事直前の防犯カメラ映像」みたいになっている。

もうひとつは、99本のバラをプレゼントして
「君に100本目のバラになってほしい」
これは日本人には言えない。


VTRのあとで、参加者の男子を並べて女性側がマジ説教を始める。
恋愛をしにラブワゴンに応募したのに、お前らは何しに来たんですかと。
さっきから男同士でずっと話して積極的にアプローチしないのはどういうことだと。

草食系日本人には考えられない、炎とバラのこっぱずかしい告白をみたとき、スタジオは笑いが起きていた。
参加した彼女らの心中はどうだろう。
笑いつつも、一生忘れようにない告白に、かすかに羨ましく感じるところもあったんじゃないか。

彼女らの若さとビジュアルなら、合コン行ってLINEで無難に誘われるぐらいは簡単にできる。
でも、それじゃ足りない。
一生忘れられないような旅と告白のためにこの企画に応募したんじゃないか。


出演者の男女にそれなり共感できたし、若林とベッキーの「感じ」もすごく良かった。
わざとらしく恋愛体験を聞かれて、
「知ってんだろ!(笑)」
と返すベッキーは憑き物が落ちたよう。一時期の報道がさすがに不気味だった自分としてはほっとした。

春日はほとんど喋らず、いつものピンクベストで堂々としていた。
ラブワゴンが擬人化したみたいだ。


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スタートレック新参が、初めてリアルタイムで観る「ディスカバリー」

NETFLIX「スタートレック」新シリーズ「ディスカバリー」配信開始!!

この日に備えて事前にちょっとづつ過去シリーズを観て、なんとなく予想はしてたけどシリーズをひとつも完走することなく配信日が来た。それだけ膨大な数と質。
なんかもう予習だけで満足してしまって、もう新シリーズ見なくてもいいかな?と思ったくらいだった。
だけどどの娯楽でも、リアルタイムってのは違うね。
いざスタートすると、始まった途端にテンション爆上げ。

イントロ映像。超超良くないですか。

しょっぱなから専門用語で会話する登場人物がいても、
「過去作をよく知らないし、SFの基礎知識がないからわからない!」
とは思わない。
「今見ている話の外にも世界があるんだな」と解放感すらある。

スターウォーズのエピソード4をリアルタイムで観た人が
「いきなり途中から始まるところも、この映画の外に世界が広がっているような感じがした」
といったことをコメントしていた。その感じに近い。


DSC00124.jpg
アンモナイトのような頭をしたクルー。今作のアンドロイド枠?他のシリーズに似たタイプがいるのか?


美しいオープニングでぞわっと感動してから、「クリンゴン星人」たちが集まっているシーン。
(ちなみに、今回のシリーズは字幕表示で、日本語・英語だけでなく、クリンゴン語字幕も選べる。)
クリンゴン星人のデザインが他のシリーズと違うことに違和感を覚えるトレッカーの方もいたようだが、それはあれだ。日本人でもたった数十年でスタイルが良くなってきたそうだし…。


単身宇宙空間に飛び出して調査に向かうシーンでは、スーツのいろんな箇所から、バーニアっていうのか「ボフゥ…」と炎みたいなのを細かく噴射して方向転換する。視界いっぱいにデブリの舞う宇宙空間をじわり、じわり、進んでいく。
登場するガジェット全てに、部屋のオブジェひとつにしっかりした存在感がある。
だから、何気ない部屋のワンカットでも、リッチな映像を観ているなあ、と満足感がある。

そして対面する、クリンゴン人と地球人。
攻撃的な種族とされるクリンゴンの「ある行為」に、あれは何を意味するのか、宣戦布告なのか、先制攻撃すべきじゃないかと議論が始まる。これこれ!異文化との接触と探り合い。その間、クリンゴン側は一切映らないので視聴者も相手の動向が読めない。
地球にたとえれば、違う風習の人が、当てる気はなさそうだけどミサイルを撃ったような感じだ。


初めの週だけは2話。
「ここで終わりかい!!」って所で終わる。
そうかー!来週から週に1話づつか!TVドラマのサイズとしては当たり前だけど。また週に一度の楽しみが増えた。

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ゲームの異星人との闘い「Xモーフ:ディフェンス」敵硬くて進めず。

スクエニのJRPG「ロストスフィア」体験版。クロノトリガーやドラクエ5あたりを「ゲームが一番輝いてた時代」と疑わない方は楽しめそう。


NETFLIX「ハノーバー高校落書き事件簿」ネタバレ感想

語りたいんだから語らないとしょうがないな!

前回に引き続いてだけど、NETFLIX独占配信の「ハノーバー高校 落書き事件簿」今回はネタバレ有り感想。
前は「アメリカを荒らす者たち」と紹介したけど直前でタイトルが変更になっていたようです。

自分は事前情報なし、ハードル思いっきり下がってた状態なので最高の環境だったけど、まだ観てない人は観てから読むとか、
目を覆うとか画面を割るとかしてください。



2016年アメリカ。ハノーバー高校の教職員27台の車にスプレーでペニスが落書きされた。

作品のトレーラー(英語)

普段からイタズラ動画をネットにあげていた「ウェイバック・ボーイズ」のリーダー、ディランが容疑者として退学になるが、本人は容疑を否定。

ディランが普段投稿しているイタズラ動画は、ベビーカーに乗った赤ちゃんにオナラをして母親の反応を撮影するとか、そんなもの。
周囲の反応もとことん悪く、口を揃えて犯人はディランだ、あいつはバカだからやりかねないと証言される。
そんな中、同級生のピーターは真実を確かめるため、カメラ片手に聞き込みをしてドキュメンタリーの撮影を始める。

不良ユーチューバー「ディラン」と、映画監督気取りの優等生「ピーター」、
スクールカーストを越えた動画制作者同士の友情だ。


ピーターが聞き込みを続けると、目撃者の生徒は、過去にもクラス1の美女に誘われたとウソをついていた。
また、授業を妨害されたことでディランを嫌っていたスペイン語教師がいることもわかる。

この二人が口裏を合わせて、ディランを落書き事件の犯人に仕立て上げていたのでは、と疑惑が生まれたことから、
撮影途中のドキュメンタリーはネットで大きな騒ぎになる。

ディランの素行が悪いのは別にして、本人は落書きを見たことすらないと言っているのに有罪になるなんて、あってはならない。

事件と直接関係ない家まで「特定」され、迷惑電話が止まらない。
ディラン家には励ましのペニスが描かれた手紙がドサドサ届いた。
ディランのサービス精神というかバカさ加減も凄くて、人生を左右する時なのに手紙に描かれたモノを1個づつ批評し始めるのだ。


実際にNETFLIXで配信された「ハノーバー高校落書き事件簿」は、ピーターの作成した映像そのままではなく、

・事件を報道したニュースの映像
・ウェイバック・ボーイズらが動画サイトにあげたイタズラ動画
・生徒たちが提供したプライベート画像やメッセージ
・監視カメラ映像
・作品のために新たに作られた再現CG


これらの映像を組み合わせて見やすく整理されている。
特に魅力的でぞっとするのは、アメリカ高校生たちのプライベート動画の生々しさ。
イタズラの品の無さ、女生徒のアプローチの大胆さ。パーティー会場で一気飲みを強要されてつぶれる生徒。
おとなしくインタビューに答えていた生徒のウソが暴かれていく様子が、生々しく記録される。








そして、どうやら、この作品はモキュメンタリー。
つまりドキュメンタリーに見せかけて全部フェイクだったと。

…あの、これはアレだ、俺はまんまとやられたっぽいぞ、オイ!

モチーフになった事実はあるかもしれないけど、
架空のイタズラ集団、架空のニュース映像、架空の生徒と教師によるインタビューを組み合わせたドラマだったと。

冒頭のニュース映像、放送局によっては落書きにボカシが入っているところから演出だった。
日系のマエダ先生が授業中に生徒の電子機器を取り上げたって話、いかにも昔の日本の教え方を引きずってるっぽいじゃん!あの人の存在で事実だと確信したんだけど、創作!!


この作品のテーマは、ウソや偏見でなく自分の目でジャッジする大切さ。
なのに俺は「この発言ないわー、アメリカ人のイタズラこんなんばっかりやなー」とか安全圏でわかった気になっていたのです。

その結果が前回の記事ですよ!あえて消さないよ!まんまとドキュメンタリーと信じてレビュー書いてるんですよこの大マヌケは!
あれだけ作品内でヒントを発してたのに!


実は、観ながら、引っかかる部分はたくさんあった。
「これに顔出しした生徒や先生は大丈夫なの?許可取ったの?」とか。
でもかすかな違和感を、
「文化も違うし、高校生とは顔出しの抵抗感も違うし、ネット配信の作品は型破りなのが多いから、特別に許可取ったのかな…」
と、いつのまにか自分で自分を納得させていたんです。

振り込め詐欺の被害者になるときは、こんな感じなのか。

架空のイタズラ集団「ウェイバック・ボーイズ」の存在だって、ちょうど日本で、もっとひどいユーチューバー騒動があったから全く疑いもしなかった。


うっかり信じちゃって、友達に教えたり、拡散したあとで、恥をかいたことに気付いて「うぎゃー」と頭を抱えるところまで含めて「ハノーバー高校落書き事件簿」は完璧な形で決着した。

逆に、映画に詳しくて、
「このパターンか」と感づいてしまう人は、ここまで見事に騙されないし驚きも味わえない。

「俺は完璧に事実だと思って騙されたんだぜ!」
って自分のマヌケさを自慢したいような、不思議な気持ち。
忘れられない一作になった。

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悪質ユーチューバーのドキュメンタリー「アメリカを荒らす者たち」鳥肌モノの出来!

NETFLIX独占放送のドキュメンタリードラマ「アメリカを荒らす者たち(American Vandal)」に鳥肌。

2016年、ハノーバー高校の教職員の車27台にペニスが落書きされた。
犯人として退学処分を受けたのは、生徒のひとりでイタズラ集団「ウェイバック・ボーイズ」のディラン。
簡易トイレを倒したり、家族連れの父親のズボンを突然下ろす動画をあげて、再生数はさっぱりだがヒーロー気取りの悪ガキだ。

あまりにも強烈なトレーラー映像(英語)

ディラン本人は否定するが、学校のみんなが犯人はディランで間違いない、バカだから自業自得だ、という空気一色。
その中、同級生のピーターは真実を知るために聞き込みを始めて、ドキュメンタリーの撮影を始める。

問題児のディランと、優等生のピーター。
共通点は動画製作で自分を表現すること。
ピーターの動画は話題になり、励ましや罵倒、真犯人の推理コメントなどが押し寄せ、大きな騒ぎになっていく。


ディラン率いる「ウェイバック・ボーイズ」は、ペニス落書き事件には関わってないと証言。
「なぜならその時刻に他のイタズラをしていたから」と、あきれたアリバイを主張した。
証言通り、近所の老人にイタズラ電話をする動画が残っていたが、途中でディランは抜けており、その間に落書きは可能だった。

ピーターは聞き込みをして、SNSの動画から容疑者を絞り込んでいく。
日本の高校はここまでオープンじゃないだろうけど、パーティ動画や、クラスメイトを誘惑するインスタ画像がガンガン出てくる。

え?え?アメリカの高校、いまどきの若者ってこんな!?
一気飲み、バイト中の盗み食い、ガンガン出てくる。会話もゲスくて、あの女を狙ってるとか誘惑されたとか、そんなことばかり続く。

ピーターの何が偉いって、ひょろいメガネの優等生なのに、いじめっ子タイプのディランや大人たちに一歩も引かない。
「どんなに酷いやつでも、やってない罪を着せられることは間違いだ」
と取材を続ける。こいつカッコイイ。

そして、事件前に大勢がパーティーで騒いでいる動画をチェックしていると、そこに重要なアイテムが映っているのを見てしまう。


「悪人ディランと善良な生徒たち」のはずが、インタビューをすると、生徒も教師もふだんは口にしない悪意をぽろっと口に出す。
その瞬間、震える。
自分も善人側にいるつもりでも、人を憎んだことがないはずはない。子供のころに憎かった奴のこと、傷つけてしまったかもしれない人のことを思い出しそうになる。

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