「リンカーンVSエイリアン」が気になる人のために。誤解されがちな内容を正しく紹介した開発者実況プレイ

スプラトゥーンへの対抗馬はすでに出走していたのだ。



「コードネームスチーム:リンカーンVSエイリアン」の開発者パウロさんによる解説をしながらの対戦プレイ動画が配信されました。
対戦相手は、ミーバースでは英語で「ムジュラの仮面」の情報を案内したりしていたマリチャン。
こうして声を聞くと「実在する人だったのか」という気がしますね。Miiもちゃんと本人から作ってるんだろうなあ。

開発者によるプレイ動画はいくつか観たけど、これが一番良かった。
リンカーンVSエイリアンが、こういう遊び方のゲームだったのか!ということがまとめて説明できる。発売前に流せばもっと「正しく」このゲームが、新しい物を探している人に届いたのではないか、という気がする。

作ったところがファイアーエムブレムの会社だったことが災いして視点の変わったシミュレーションゲームなんて誤解されがちだけど、どう見ても半分はTPS(サードパーソンシューティング。主人公の背後の視点から敵を撃つゲーム。バイオハザードとかアンチャーテッドとか)ですよね。


時間の止まったTPS。
(1人用では時間制限もなく、ヘッドショット的な要素もあります)

TPSにじっくり考える時間を与えて、
アクションが苦手な人でも「立ち回り」と「狙い撃ち」の快感を体験できるようにした新しいスタイルのゲームが「リンカーンVSエイリアン」です。

それが発売前に伝わらず、ファイアーエムブレムの会社なのにキャラがごついとか、シミュレーションなのにマップがないとか、そもそも見た目が独特とか、いろんな要素がありすぎて、体験版を配信してもうまく伝わってなかった。

それがプレイ動画で誤解がとけて、新しい物を求めている人にちゃんと、新しいことにチャレンジしている作品が届けば嬉しい。

現在、僕の進行状況はまさにラスボスと対峙したところです。

「リンカーンVSエイリアン」プレイ日記(一部ネタバレ有)


エイリアン達の襲撃を受け、武器も装甲もボロボロになったリンカーン一行の元に、銀色の靴を履いた少女が現れた。

彼女は、蒸気とは全く違う科学で成りたっていて、リンカーンたちの味方になってくれる国を知っているという。



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来たー!!


これで、アミーボで追加されるメンバー以外は、おそらく仲間枠が全部埋まった。
ライオンとカカシが出てくる時点でほとんどわかってたけど、最後になって「これでみんな揃った!」って感じになりましたよ。

いつ敵の奇襲を受けるかわからないんで、4人パーティがお互いに向い合せになって、お互いの背後を監視しながらジリジリ進んでいくのが何か楽しくて、決して完璧じゃないし美男美女ってわけでもないメンバーがだんだんかっこよく見えてくる。

3人パーティの「レジェンドオブレガシー」をやった後のせいか、4人選べるのが楽しい。誰をチョイスするか悩めて楽しい。ドラクエ3も4人だし、スプラトゥーンも4人だ。
4人いると、1人ぐらいは奇抜な装備のやつや、マスコット的な存在がいてもいい気がする。
攻撃力はないけど、空き缶を発射して音のした方に敵の注意をそらして背後をとる「カンカラ缶砲」とか、3人パーティだったらそんなの持ってる奴は入れられないけど、4人に1人なら、そいつがすごく役に立つケースがまれに出てくる。

子供キャラは機動力で戦場をかき回す楽しさがある。
回復ポイントやゴールになんとかたどり着けるか?!って場面で、子供の一歩が決定打になったりするんだけど、きっちり保護者がガードしてないととにかく出会い頭の一発に弱い。
日本製のゲームでは(というか、ゲーム以外のジャンルでも)なぜか大男よりも痩せてる男や女子が強いという現象があるけど、このゲームだとしっかり屈強な男がそばにいてガードしてこそ、女子や子供が特技を発揮できる。

「こいつらは相性がいいな」
「今の連携はうまかったな」
というのが、イベントシーンの会話で表現されるんじゃなくて、戦い方で見えてくるのがいい。



現在のプレイ時間は18時間。体感時間は半分ぐらいで、「えっ、もうそんなにやった!?」って感じなんだけど。
1日1面くらい遊ぶのがちょうどいいように作られているので、順調にいけばあと1週間以内に終わってしまう感じか。くーっ、寂しい!



「リンカーンVSエイリアン」高難易度のルナティック、そして恐怖のエクスペンドチャレンジ解説!

自分は「ファイアーエムブレム」を遊んだことがないので、そのモードは同じ会社が作ったファイエムにもありますけど?と言われると恥ずいけど。
リンカーンVSでは、クリア済のステージをもう一度遊べます。
そのとき、ルールを変更したモードが選べるんだけど、

ステータス表示のない「ブラインド」
後戻り不能「エクスペンド」
超高難易度「ルナティック」
の3つがあります。
特にエキスパンドという追加ルールが緊張感ある!
違う!エクスペンド!?エキスパンダ!?なんか覚えられない!
とにかく、単に敵を強くしただけじゃなくて、このゲームならではのアレンジがなされていていいんです。

マス目の上のキャラを操作するシミュレーションゲームって、
「どこに移動しますか?」
と表示されたら、カーソルを動かしながら、ここでもない、ここかな?と行き先を決めてから攻撃するじゃないですか。
その「確定しないで、カーソルをためしに動かしただけで」自軍のターンが終わってしまうようなルール。それがエキスパンドです。
あと、ボディビルダーが大胸筋を鍛えるためにガッチャガッチャ引っ張るバネのついた器具がエクスペンドです。

通常なら「10」移動できるキャラがいたら、
「5歩」前に出て、敵がいたのでやっぱり「5歩」後戻りすれば、さっきの行動はなかったことになって、やっぱり違う方向に行ったり、敵襲に備えたりできます。(敵の方向を向いてないと待ち伏せ攻撃不能)

それが、「5歩進んで、敵がいたのでやっぱり5歩戻ったら、それで行動終了」になって敵のターンに交代してしまうという恐るべきルール!
エクスペンド!!
途中で体力回復できるセーブポイントもなくなっている!絶望!

ファイアーエムブレムとリンカーンVSエイリアンの違いは、
戦場を「神の視点で操作するか、キャラクターに近い視点で操作するか」
なんですよ。
キャラクター4人の背後のカメラからしか状況を把握できないので、壁の向こうにどんな敵が待っているかわからない緊張感がある。
特にエキスパンドでは、一人が高いところにいて広範囲を見る役割にするのが重要になる。

敵の弱点を狙うとこなんかヤバイ。マジヤベエ。
シミュレーションのくせに微妙にシューティング要素があるので、ユラユラとその場で揺れてる敵の弱点にタイミングよく弾丸を撃ちこむシーンがある。敵味方お互いにダメージ大きいのでミスは命取りだ。

ただ、ファイアーエムブレムと違うのは「レベル」「キャラロスト」という二大・大変な要素がこっちにはない。
レベル上げしなくていいし、後半に支給される武器も、敵の気をひくだけで攻撃力がないとか、使いこなせないと逆に不利になるようなのもあるし、やられたキャラもクリアすれば復活する希望がある。
(大統領直属の軍が、バナナの皮を放出して地雷替わりにする武器ってなんだよ!)
どれだけボロボロでも、一人でも駆け抜けて、ジャンプで敵を跳び越えてゴールに到達すれば完全勝利と見なされる。
ロストありじゃなくてよかった。あーよかった。

ストーリーは、エイリアンの目的が魔書ネクロノミコンではないかという話になったり、資料係のミルトンが女性キャラを解説するときにいちいち妻子がいることに思い悩んだり、鼻からスープを飲む特技を習得したり、突っ込みどころを言えばきりがない感じです。
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オカルトめいた話もでてきた、いろいろ詰め込んできやがった。


オズの魔法使いからライオンとカカシが仲間になったんだけど、もう一人ブリキのロボットか何かがいた気がするんだけど公式HPにも出てない。できれば主人公プラス、ライオンカカシロボットの4人パーティにしたいんだけどなあ。
肝心の「オズの魔法使い」のストーリーってみんな覚えてますか? 今度図書館で読んでみようかな。ネットであらすじを知ることもできるけど、ボロボロの文庫本を調べる感じが面白そう。



最近はPS4をあんまり活用してないので・・・


面白いとは、こういうことさ。「リンカーンVSエイリアン」ファーストインプレション

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「リンカーンVSエイリアン」買ってきた!

まずひとこと言わせてくれ。

「最高」
「売れてくれ」(二言だった)

プロデューサーのインタビューはこちら。
4GAMER

海外市場でシミュレーションゲームを受け入れてほしくてシューティングゲームみたいな見た目にした。
自分の趣味と、日本人にアメリカンサブカルチャーを紹介したくてアメコミっぽい絵柄にした。(実際は日本製っぽい手触りでアメコミっぽい絵柄だということも意識しなくなる。アメコミに興味持つきっかけにはならない。)

それでいて本質はファイアーエムブレムのスタッフによるしっかりした内容。

特に、買ってすぐ難易度を選べと言われてもわからないはずだから、ゲーム中にプレイヤーがルールを決めることで難易度を変えていく方式にしたというのは、計算された設計で面白い。

インタビュー中に「海外での評価は賛否両論」とあったけど、
僕の見た限りでは
「面白いけど、敵の行動が長いのが唯一の欠点」
というレビューが目立って、ほとんど「賛」だった。
その欠点も、日本版では発売と同時に敵の行動を早送りするアップデートがあったので解消している。

任天堂公式HPの、スチームパンクというジャンルについての話も興味深く読ませていただきました。サイバーパンクとスチームパンクの話、面白かった!
意識してないだけで、今まで何度も遊んだジャンルだった。スチームパンクで外敵と戦うというのも、和製スチームのサクラ大戦が先にやってたし、そのサクラ大戦のスタッフによる「戦場のヴァルキュリア」にこのゲームは見た目がちょっと似ている。
実際にやってみると、野球とクリケットぐらい別物。

スチームパンクでキャラクターが生き生きしてる感じが「グランディア」をちょっとだけ思い出したけど、「リンカーンVS」は他に似ているものがあまり浮かばない。

狭くてギュッと詰め込んだ感のあるマップとか、名作文学のキャラをモチーフにしたメンバー。特に可愛いと評判のライオンや、生意気ショタキャラ(?)のトムソーヤは人気出そう。ちょっとしたセリフ回しで魅力がグンと出てくるんだよなー。原作は知らなくても問題ない。
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アミーボを買うとファイアーエムブレムのキャラがゲストで出演するけど、単なる話題作りであって、よほどのファンでない限りは、これ以上追加しなくても充分!ていうか現メンバーから4人しか出撃できないって時点で超迷う!

敵の習性を観察したり、足音をたてずに移動したり、タイミングよく弱点を狙うアクションゲームみたいな場面もある。これだけ、遊ぶ側を退屈させてなるものか、と次々いろんなものが出てくるゲームってあまり見ない。
買った当日に気が付いたら4時間ぶっ通しで遊んでたんだけど、今のところ3DS史上ベスト5には入る面白さ!(Cスティックか拡張スライドパッドがないと操作性がつらいけど)

見た目やタイトルは色物っぽいけど、真っ直ぐに、面白いゲームとはこういうことだ!と勝負しているグレイトでユニークでクレイジーでマスターピースなソフトウェアなので、時間があれば、せめて体験版だけでもさわってほしい。製品版では大統領がお茶を淹れて待っているぞ!

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資料係のミルトンによる「エイリアン川柳」もあるぞ!

今すぐゲーム屋の窓をぶち破って買いたい!「コードネームスチーム リンカーンVSエイリアン」体験版感想

3DS「コードネーム:スチーム」体験版プレイ。
http://www.nintendo.co.jp/3ds/ay6a/index.html
見た目イロモノっぽいゲームで配信直後はあまり興味もなかったが、凄まじく気に入ってストーリーの1章のみのはずが2章序盤と1章目の再プレイまでやりこむハマリよう。すごく好き。最近新作に飢えていたこともあるけど、すごく好き。

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ヘンなキャラクターや設定、オモチャっぽいインターフェースをいじる「楽しさ」に触れているうちに、手持ちのユニットをあれこれ動かして敵を倒したりマップを探索する「おもしろさ」が浸みだしてきて気が付けば戻れない水位までズブズブにハマリこんだ俺。
気が付けばゲームのやりすぎでいい年して仕事に遅刻しかけた俺だ!

どんなゲームかというと、スチームパンクと呼ばれるSFジャンルをベースに、名作文学から抜け出したキャラクター達が昔のアメコミタッチで登場し、ヘビーメタルっぽいBGMをバックに、リンカーン大統領の下でイギリスに現れたエイリアンと戦うという内容だ。

体験版で操作できたのは、主人公のヘンリー・フレミングと相棒のサイボーグ兵であるジョン・ヘンリーと、
「ピーターパン」のタイガーリリー、「オズの魔法使い」のライオンの計4名。

ライオンを誤射したとき
「ライオンは エイリアンじゃないよ ライオンだよ」
攻撃を受けたときは
「ライオンばかり狙われている!?」
と、爆撃で吹っ飛びながら言っていたので萌え要素担当キャラだと思われる。

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4人のメンバーは下画面をタッチして何度でも切り替えられて、蒸気エネルギーのある限り好きに移動や攻撃ができる。蒸気を残して待機すれば待ち伏せができて、敵のターンに交代して敵が射程距離に入ったときに攻撃できる。
下画面中央の輪っか状のをタッチすると視点がくるくる動き、ツマミを動かすと武器の射程距離が変わる。

主人公が「便利な時代になったもんだ」と言いながら新しい機械をさわっているのと、
これがCスティックってやつか、と言いながらNEW3DSをいじる自分がシンクロする。

ただしNEW3DSじゃないと視点変更にかなり難儀する。ゲーム進行そのものに支障をきたすほど。多くのこの手のシュミレーションゲームと違って視点変更がキモになってるから。

要は将棋みたいにマップ全体を見渡して戦略を練ってコマを一つづつ動かして敵を倒していくんだけど、このゲームでは地図がなくて障害物が多いから、ステージ全体が把握しづらい。

敵も待ち伏せを使ってくるので、不用意に奥へ進むと危ない。
そこで、仲間を切り替えたり視点変更を使って観察しながら進んでいく。
すると、敵が隠れている場所や、攻撃に使えそうな物が見つかる。体験版だけでも、ゲーム内容とは直接関係のない看板や、撃てば周囲の敵味方無関係にダメージを与える爆発物やシャンデリアがあった。

戦略シミュレーションゲームは全体図を把握しやすくして、データを見ながら進めていくのが常識だったけど、このゲームはあえて状況をわかりづらくして、そこを逆手に取った面白さを生んでいる。

日本製ゲームなのに絵のタッチが珍しいことに注目されがちだけど、それだけじゃなかった。

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スプラトゥーンの前評判が好評なのに比べて発売前からかるく滑りかけているような気がするけど、14日発売。


気になるものいろいろ。


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