FC2ブログ

Q-GAMESは今回も大丈夫だった! PSVR「DEAD HUNGRY デッドハングリー」クリアレビュー

俺は今、ハンバーガー屋のキッチンにいる。
匂いに誘われて女子高生ゾンビや相撲取りゾンビが迫ってくる。
肉を鉄板に乗せて、チーズと野菜を挟んで、バーガー作って投げつける。
奴らは、投げたバーガー、落ちてるポテト、なんでも食う。満腹にすれば、人としての喜びとか、多分そういったものが満たされて人間に戻るぞ!

商品紹介ページ



モーションコントローラ両手持ちのPSVRゲーム「デッドハングリー」クリアレビューです。
任天堂で数々の名作に関わったプロデューサーが率いる「Q-GAMES」制作。
この会社が作るゲームは外れがないな、と思っていた。毎回全然違うゲームを作るのに、暴力やエロに頼らずしっかり印象を残す。
今回も間違いないと確信していたし、実際間違ってなかった。

デッドハングリーのチュートリアルでは、肉を焼いてパンに挟んで出すところしか説明されない。
でも、いくらバーガーを作って投げ作って投げしても、ゾンビ様御一行がご来店して、一発喰らって即終わる。

「無理やんこれ!」

と思ってしまうけど、何気なく足元を見るとオーブンがある。
取っ手がつかめる。
引いた。
開いた。
頭に「ゼルダ」の謎が解けたときの音が鳴る。
ピザっぽいものが食材置き場にチラチラ見えてたけど、ここか!ここで焼けってか!

肉以外のトング、ちょうちん、コショウやケチャップの容器も、
「あ、取れる!」
パンに挟みさえすれば、ベーコン・レタス・ちょうちんバ-ガーとかにして出せる。

前から迫るゾンビに気を取られず、振り向けばまな板、見上げれば電球。
何でも使える。
何でも使えることは、あえて説明されない。観察力と、ちょっとしたコツで乗り越えられる。

遊び要素のひとつで、店の奥にあるカセットデッキをゾンビに食わせると、BGMがなくなる。
そこまでは分かりやすいけど、テープを入れ替えて音楽を変えられるのは気付きにくい。
そこでトロフィーに「テープチェンジする」とさりげなくヒントを出している。

BGMを何曲も用意したからって、その方法まで事細かく説明しない。
不親切なんじゃなくて、「あ、こうなってるんだ!」ってプレイヤーが発見する喜びを残している。

Dk0EFoYU0AES9vl.jpg
過保護にしない粋な師匠。結局誰だったんだろう?

見た目だけで、どうせこれバカゲーでしょ。まじめに調整してないから超ムズいんでしょ。と思わせておいて、落ち着いて見回せば、解法はまさに「手の届くところ」に用意してある。
バカゲーではあるけど、ルールの中でバカをやっている。

クリアしてからあらためてやり直すと、こんなに余裕もってクリアできるかと驚いた。片手間にちょいとリアルバーガー齧りながら遊べそうだ。
ジャンクにも、しっかり作り手の味は染み込んでいる。



心身ともに不調でぼやいている

いかん。なんだか気分が落ちてきている。
やたら暑いのにくしゃみ連発したり、体も混乱している。

休日まるごとベッドの上で病人みたいにすごして、夜中にそのこと後悔しながら虫みたいにお菓子をガサガサほおばる。
こういうときの、楽しめないけど時間だけ使うゲームは良くない。
「外に出て遊びなさい!」って言ってくれる人も友達もいないし。


そんな中、NETFLIXで観た「ナイスガイズ!」は面白かった。問題のある探偵コンビが行方不明の少女を探すうちに、大きな陰謀に巻き込まれていく話。
不謹慎ギャグと、映画のお約束をふまえた笑いが次々出てくる。

主人公コンビが敵に銃を突きつけられた場面で、不意にコーヒーをぶっかけて
「あ!熱湯で驚いた敵の銃を奪って、危機を脱する展開だ」
と思ったら、コーヒーはもう冷めていたとか。何度も見る側の裏をかいてきて飽きない。
70年代が舞台で車や音楽もイカス。携帯電話のない時代に大切な人とすれ違ってしまう感じも新鮮だ。


アンガールズのコントDVD「俺…ギリギリ正常人間」も面白かった。
いろんな種類のヘンタイが出てくる。

あくまでも生活のために、女性が捨てようとした家電を譲ってもらおうとするんだけど、どこか様子がおかしい男。

わざと物を盗まれる隙を作って、犯罪の瞬間と人の醜さを見ることに命をかける大金持ち。この男は泥棒に「説教」をやらせるのがキモイ。偉い人は、つまらない説教をして満たされたいのだ。

脚本も演技もこなす天才でありながら、ビジュアルが天才部分を凌駕しているアンガールズ田中の、本気の部分が観れた。あ、こういう才能があって、こういうことをやってる人なんだ。怖い。

2018年に見おろし型レースゲームをやることは、ファミコン時代とは意味が違う。 「マンティス・バーン・レーシング」レビュー!

レースゲームは斜め後ろからの視点が当たり前で、真上からの見下ろし型は珍しく見えるが、
そもそもレースゲームは「見下ろし型」だった。

ファミコン世代話をする。
ティーンエイジャーには実感しづらいと思う。
むか~しむかし、あるところの、おじいさんは山で「ルート16ターボ」を、お婆さんは川で「ラリーX」を遊んでいました。
両方とも「車を上から見た絵」じゃった。
ハード性能的に、ドライバーの視点で作れなかったからだ。めでたしめでたし。

その後はハード性能が上がって「マリオカート」「グランツーリスモ」とか、斜め後ろやドライバー視点が当たり前になった。
新ハードが出るたびに「リッジレーサー」最新作が出て、そのたびに
「新ハードはこれが基準になるのか!」って興奮していた。

なのに今、据え置きゲーム機でそこそこ製作費もありそうなのに、あえて見おろし型で作られたレースゲームがある。
「マンティス・バーン・レーシング」!
基本はR2でアクセル踏み込んで、スティックで左右旋回して、ひたすら相手を追い越していく。




上空視点なので相手がジリジリ迫り、追い越していくのが一発でわかる。
コーナーをどういうコース取りで切り抜けたか、ぶつかったかが。

「まるで実写みたい」でも
「スピード感がある」ゲームでも驚けなくなったけど、緻密な箱庭を走る画は新鮮。

雪景色からトンネルに入ると、まぶしい白と、暗闇のコントラストがバシッ!と決まる。
坂道を上ったあとのジャンプと、着地時の減速で、車の重みが伝わる。
スピード感や迫力以外で魅せてくる。

ゲーム終盤がつらい、武器攻撃ができるモード面白くないなど、添加物が多くなると素材の良さが薄れるが、大ボリュームなので苦痛に感じればやらなくてもいい。

その昔ジジイゲーマーがやっていたレースでも、実際のレースでも、F1でもマラソンでも競馬でも。
コンマ1秒でも速いほうが「1着」
あとは「それ以下」に分けられるヒリヒリした面白さは不変だ。
レースゲームは上空から始まり、上空へ戻った。





水曜日のダウンタウンの、ペットとドミノする企画良かったなあ

「ドミノで感動させようとする企画」への皮肉みたいな企画。
「水曜日のダウンタウン」の、ペットと同じ部屋でやるドミノが超面白かった。

具志堅洋行とボクサー犬のグフマン、
デヴィ夫人と、服着せられた小っちゃい犬10匹、
猿回しの猿、
ちょっと前のバラエティ「ココリコ黄金伝説」のオマージュで、かつて同居したココリコ田中とニワトリ。

この4組がドミノを完成させるというんだけど、作り手が期待してる映像は、
「うちの子はカシコイですから、ホホホ」
って言ったはずのデヴィ家の犬たちがドミノにじゃれて、苦労が水の泡になって「キイイーーー!!」ってなるところじゃないか?

エゴの押しつけとされ、最近見なくなった「犬に服を着せる」を平然とやってる、金持ちババアのヘコんだ顔を見ようぜ!
あとは、具志堅・グフマンの珍騒動見てほっこりして、昔のバラエティへのオマージュも捧げようぜ!
俺たちの観たい絵いっぱい撮ろうぜ!ってことだと思う。


始まってみると、ニワトリ・田中ペアのニワトリが羽ばたいて、風圧でドミノが倒れていくのに吹く。
ドミノって直接攻撃で倒すものだけど、遠距離攻撃もあるんだな!

一方、夫人の犬たちはきちんと固まって見守ってる。
猿回しのサルも人間と協力して並べている。
ドミノの並べ方や、トラブルの対処の仕方に人間性が現れるし、ペットの態度にプライベートでの飼い主との関係が見える。
夫人がえらい目にあうのを密かに期待してたけど、芯が強くないとあの役回りはできない。ペットのしつけも本当にきっちりしていたのか、小さい犬がまとまって隅でドミノを見守っている。


具志堅・グフマンは遊びたすぎて動き回ったり、伸びをしてドミノ倒してたり、かなり危険だが、
何度も何度も崩されては並べて、最終的には2時間もかけて、ほぼ並べ終わる。

ドミノが角ばったS字で並べられている。階段を上って倒れていくギミックまでちゃんとある。
あと少しで完成。
そこで、グフマンが「これから動きそう」になる。
犬猫が何かに飛びつく直前の、目標を定めて足がかすかに浮いた、あの感じ。
これはバッシャーン!ジャラーン!と行っちゃうやつだ!苦労が全て終わるやつだ!!

期待していたはずなのに、実際に4人の疲れた顔を見ると、うわ…!とまれっ!と息をのむ。グフマン、待て!

ところが次の瞬間、グフマンは並べられたドミノの間を華麗なステップで避けて、具志堅にすり寄るのだ。
「憎めない、ちょっぴりバカ犬」と思ったけど、この2時間で
「これを倒したらご主人は落ち込んでしまう」と学習したのだ。
ドミノが蛇行しているのに、ちゃんと4本の足全部が、空いてる地点を飼い主譲りのステップで辿っている。

「ドミノで感動」とか「犬で感動」は安易でくだらない企画だと思う(ぐらいには僕は性根が腐っている)し、作り手もさせる気ないだろうに、
グフマンステップと、決定的瞬間を逃すまいと追い続けるカメラマン、やり終えたみんなの顔に「本当」が見えた。

悪意でもハプニングでも、
作られたバラエティの中に「本当」が見えた瞬間は、やっぱり、引き込まれちゃう。
たかがテレビのお笑いと、なめちゃいけない。

次はクレイジージャーニースペシャルのために生きるぞ。絶頂時代を知ってる人では少数派かもしれないが、
サポートに撤して的確に攻めたコントをする今のダウンタウンの方が好き。


PSVR「デッドハングリー」買う!

「スーパーホットVR」恐るべし。
障害物に隠れて撃ちあうシチュエーションは、何十作ものゲームで、何本もの映画で、ドラマで見てきた。

そのはずなのに、実際にしゃがみこんでショットガンを持った相手と撃ちあう怖さといったら!
汗だくになって何度も撃たれると、

ゲームが終わってVRゴーグルを外したあとなのに、
視界の端っこにちらっと何かがよぎると「銃弾!?」
と思ってしまう。
こうなると、正直ちょっと怖い。知らないうちに心身とも負担がかかってるようだけど大丈夫か。


ちょっと疲れたので、気楽に遊べそうなものでモーションコントローラ2本持ち対応ということで「デッドハングリー」を購入。
移動式バーガー屋台で、迫ってくるゾンビ相手に、ハンバーガーを投げつけて撃退するゲームだ。
勝手に「キッチンパニック系」と呼んでいる、古くはプレステの「俺の料理」とか、あわただしく料理を作って、客の群れをしのぎ切るゲーム。




肉とレタスとフライとか食べられる物が基本だけど、焼けてない素材とか、BGMを鳴らしているラジカセとか、飾っているちょうちんや扇子などを、本気で怒ったときの平野レミのようにパンに挟んで投げる。

見上げれば電球を取れたり、足元にオーブンがあったり、常に回転式のイスに座ってプレイしていると、終わったあと顔は汗だくだし、上半身をひねる動作が多いのでウエストの引き締めに効果があると思う。
いかがでしょう。「ゾンビが太るほど自分が痩せるダイエット」。

「SUPERHOT VR」始まる

モーションコントローラ2本持ちになり、ついにPSVRのパワーがフル解禁されたところで、
セール中だった「SUPERHOT VR」を購入! からの、ファーストインプレ!

画面写真の印象と、自分の体験との違いに、
「とにかくすげえから!とりあえずやって!」
と言うしかないなこりゃ。

どんなゲームかというと。
電脳空間で赤い人相手に撃ったり殴ったりするゲームだ。

DjYJO_lUUAA-965.jpg

目の前に、自分と同じくらいの、赤い人が立っている。

こちらが動かないかぎり相手も動けないのがルール。
敵の反応より一手先に殴る。ガッシャアアン!
敵が持っていた銃がゆっくりとこぼれる。空中でキャッチしてそのまま、横から襲い掛かろうとしているもう一人の、少し手前に撃つ。
上空、背後も確認。その間、音でさっき放った銃弾が当たったことがわかった。

じっくり考える時間のある超スロー空間で、飛んできた銃弾をよけたり、目の前に手裏剣があるけど、投げるのが超難しくて全く当たらねえ!とか言ってみたり。

誰もが連想するのは映画「マトリックス」だろう。

単に銃弾をくぐって華麗な動きができるからだけじゃなくて、完璧で万人向けとも思えない感じ。
ただ、欠点を忘れるほどの新しい体験が来てるんだよ!冷静になってる場合じゃないぞ!
「いやしかしコスパが…」とか言ってんじゃねえ!と言いたくなる。(たとえば過去の自分に)
存在そのものが「マトリックス」だ。



明石家さんまの自伝でもあった「JIMMY アホみたいなホンマの話」を観たよ

まず、「ジミー大西」の存在がそもそも微妙になってない?とは思っていた。
「ドキュメンタル」「笑ってはいけない」に出て、連発されるスターウォーズのように有難みが薄れ、お笑い界ではずっと偉人扱いだけど、視聴者側は「そろそろええわ…」ってなってる感じ。

だけど、実際にNETFLIXで観た「JIMMY」は、
ジミー大西の半生という体だけど、それはさんま流の照れ隠しで、
自分の目が黒いうちに、ホンマのこと、世話になった人のことを記録しておこうという「自伝」に見えた。



今でこそアイドルが自分で「天然」と言っちゃうけど、
初めて「天然」と吐き捨てられた人類、ジミー大西。
人気絶頂期に突然引退して、スペインで画家になってしまったので、若くして死んだ歌手や作家のように伝説化している。


冒頭で、野球だけはできたので高校に進学したが、サインが理解できなかった話から始まる。

打席に立つときに監督がパッパッと体を動かしてサインを出すんだけど、野球を知らない視聴者もそこで、
「えっ? 野球って、そんな複雑なことやってんの?」
と、瞬時にジミーと同じ立場に置かれてしまう。

その後も不良に会うたびからまれ、学校に爆弾しかけたと電話させられたり、散々な生活をするジミーだが、
明石家さんまだけが「アホ」の一言で片づけて、いじめられた日々を告白しても、エピソードトーク扱いで爆笑してくれる。

つらい話も、視点を変えて、話術を磨けば「オモロイ話」にできる。
いいことなんかなかった人生は、実は全部丸儲けやったと肯定してくれる、強靭な「オモロイ方がええやないか」の精神。
(実際にさんまの笑えるエピソードって、無茶な先輩、離婚、借金絡みが多いのに、それが辛い経験だということすら意識させない。)

こんな人物を育てた、おそらく楽しいばかりじゃなかったさんまの幼少期が気になるが、
そこは話してもオモロない=語る価値ないのか、全く語られない。


ジミーは言葉を理解するのも遅くて、うなったりどもったり、周囲から見れば不審な言動をしてしまうけど、
さんまという先生に導かれて人生が変わっていく。
言い方は悪いけど「障害もの」に近い。

中盤からは、吉本ですら扱えないとクビ宣告されたジミーを、
体を張って守ってくれたさんまを慕って、こっそり部屋の掃除をしてあげる。緩めのおっさんずラブみたいだった。
大竹しのぶの「イワシじゃないの?」も、不思議ちゃんで可愛い。
間寛平役が息子さん(のはず・・)だったり、作品の外にもドラマを感じる。

先輩からいじられ、人気者になったジミーだったが、島田紳助の番組で絵を描く仕事が回ってくる。
上手い人のあとでジミーの子供みたいな絵が出てくる「オチ」要因のはずが、思わぬ評価を受け、お笑い以外の道が開けてしまう。
選択肢がなければ迷うこともないのに、新たな可能性が開けてしまう。

人生の分岐点で、やっぱりさんまに頼ると、これまでにない厳しい表情で教えられるのだ。
ジミーの笑いはどういうもので、絵はどういうものか。

お笑いに限った狭い話じゃない。
生きてても何もいいことがない、自分は何もできないと思っている人でも未来は予想できないし、チャンスは誰にでも回ってくる。
それを見るのは、単純に元気が出る。

最後は打ち上げ的にみんなで集まって、明石家さんま、村上ショージ、Mrオクレ、本物と役のジミー2人。「アホ」たちが集まる。
頭は白いのが目立ち、シワの増えた笑顔で、30年以上もウケないギャグをまだ続けている。
道がわかれても最後には合流したみんなで、気持ちよく終わる。

はずが、さんま役だけ不在なのが、まあ残念。
いないことで逆に意識してしまう。
本物と「似てるなあ!」って言いあったり、互いにギャグをやるとかもできないし、

よりによって劇中にハニートラップで週刊誌に売られるシーンがあるから、どうしてもいろいろ頭をよぎってしまう。
おそらく、数年後にスキャンダルのことも全部忘れてDVD化したら改めて評価される。
もしくは何十年も経って、お笑い芸人が言語学者みたいになってたら、吉本はかつて「アホ」の居場所でもあったことの貴重な資料になる。

恐竜くんが檻に入る日 7月26日の雑記

僕がアイコンに使わせてもらっている「恐竜くん」をデザインした、トミムラコタさんのアカウントをずっとフォローしています。




恐竜くんはフリー素材なんだけど、年内には漫画になってメジャーデビューの予定があるようなので、いずれ出版社という檻に入れられるかもしれません。
そうなったらアイコンを変えた方がいいかもしれない。

「あえて使うことで宣伝になるんだよ、むしろ恐竜くんの自由のためにはいいんだよ!」
と言いだすような奴が、ジュラシックパークで頭食われて死ぬんです。

山本さほさん、
トミムラコタさん、
永田カビさんのツイートをずっとフォローしています。
海外の評判を調べたりもします。

知ってる人なら一発なんですが、3人の共通点は、女性エッセイ漫画家ということ、
ネットによってブレイクしたこと。

今のタレント、アイドル、芸人、みんなそうですが、
作品だけで買わない。
ツイッターやインタビューの発言から人柄を想像して、「人」のファンになる。
「人」を応援するために創作物を買う。

物だけ手に入れるなら中古でもいい。
ネットを駆使して盗み読みもできるかもしれない。

けど、「人」を知っていることで
「せっかくだから新品買ってちょっとでも貢献しようか」
という行動につながる。


話がそれた。
トミムラコタさんの絵、かわいいし、いいですよ、ってことだけ言いたかった。

「実録!父さん伝説」は、突然ゲイビデオ出演をカミングアウトした父さんのエピソードマンガで、最後は家族に感謝して終わるかと思いきや、「すっ」と終わる。

次の「ぼくたちLGBT」でも終わり方があっさりしていて、

この強さが、可愛さを支えているのか、と気付く。
苦労がないはずないんだけど、
「マンガは愚痴を語る場所にしないです、ウェットにしません」
とキッチリ決めてるのに気づく。


~読書中~


本屋大賞で名前だけ知ってたけど、こんなに読みやすいか。これはたしかに売れる。
ゴッホと浮世絵を結ぶ絵画商たちの話で、印象派とは何ぞや、からしっかり説明してくれる。
簡単すぎず難しすぎず新しい世界に触れられる、全方位にバランス感覚が絶妙。

エンターザガンジョンの深淵、ふたたび

全てが銃で構成されたダンジョンで「過去を殺す銃」を探しに行く、見おろし型ローグライク弾幕シューティング「エンター・ザ・ガンジョン」が大幅アップデート。

全クリしてから1年以上は経ってるけど、
またガンジョンに潜る日が来たか…!

とにかく謎の多い、というか無駄に説明をしないゲームで、やった数だけ新しい敵やアイテムが出てくるのに、更に新しい構造の部屋、敵、意味ありげな空き部屋が追加。





新キャラのひとりにサイコロの形をした「ダイスケ」が登場。
話しかけると「運だめし」をしてみようと誘われて、セリフの中に
「何が出るかな~ 何が出るかな~」
ってフレーズが。
もちろん、サイコロを振るトーク番組の小堺さんから来てる。

この手の小ネタが何百と、あきれるぐらい詰め込まれていて、あまりにも大量にあるため、わからなくても内輪ネタで盛り上がられている気がしない。
「ジョジョ」や「カイジ」のフレーズを得意げに出してすべってるんじゃない。
ネタの範囲、深さが尋常じゃない。

新しく「かじられたカギ」なるバカ高いアイテムが出てきたので、
これを買えばまた次のわからないエリアが広がる…と。

はい、これは他のゲームの進行、読まなきゃいけないはずの本、全て止まった。

イルカとUBI社員の踊り食い!PS4「ハングリーシャークワールド」レビュー

サメになって食うゲーム。
設定だけで勝っている「ハングリーシャークワールド」。
PS4版を1300円で購入してクリア。

やり込み要素は果てしないが、一通り終わるまでなら一週間もかからない。
移動、ダッシュ、シャークアタック(噛みつき)のみのシンプル操作で、食いまくる魚群、人の群れ。

「サメは止まると死ぬ説」の通りに、勝手に体力が減るので、ひたすら捕食して栄養補給していると仲間や装備がアンロックされていく。

携帯機にちょうどいい内容だが、配信で見たところ、現状ではスイッチ版のロード時間がPS4の20秒より10秒ほど長くて、エラー落ちの報告も多いので何か無理があったのかもしれない。(7,23日時点。今後アプデなどがあるかも)

最初の強敵は「イルカ」!
イルカがサメの仲間を監禁して、脅迫状を送ってくる。
善玉イメージのあるイルカをわざわざ悪役にしたところに、ロンドンの制作会社らしい黒いユーモアを感じる。

キューキュー鳴くイルカに噛みついていると、
ホラー映画や暴力ゲームを否定する「良識派」の方々に、まさに噛みついている気分だ。

Diunr6NVQAAaT4O.jpg

頭がふたつある魚? と思ったら、交尾の最中っぽい群れもいる。
たしかに交尾はサメの大きな特徴だ。特徴だけども。

DiiyWOXVMAAuM4T.jpg

そして終盤に出てくる制作会社。
悪趣味なゲームを作っていた人たちが、最終的に自分のキャラに食われちゃう。
B級映画っぽい、いいセンスだ。


序盤は、捕食者の存在におびえながら探索するアクションだが、
どんどん敵も味方もエクストリームに進化していって、きっといつか自由に鮫も飛べるはず。
終盤は、安全圏でくつろぐ人間を一気食いする無双ゲーに変貌するぞ。

サメホラーは(詳しくないが)人々が危機に気付いてなくて、突然襲われるのが恐いけど、
サメ視点だと立場が逆転するので、安全圏の人間に突然襲い掛かるのがたまらん。

特に、ボートの船底から突き壊す瞬間! 海面に上がって海鳥を食べてスローモーションになる演出!
ドキュメンタリー映像みたいで凄くいい。
「ここにいる人間は海を汚してパーティーしている、ホラー映画なら死亡フラグ立ってる連中です。ある種、自業自得です」
って設定があれば更に良かった!悪には悪の言い分がほしい。

ゲームとしては、ダッシュとアタックの違いが少なくてメリハリがない、など不満もあるけど、
「サメになって食いまくる」
意外となかった、この設定だけで許せてしまう。

これが架空の海獣だったらアウトでしょう。サメのアイドル性がゲームを成立させている。
大傑作!とかでは全然ないけど、勢い重視のネタゲーとして充分に楽しませてもらった。



参考文献


サメは「ジョーズ」で悪役イメージを背負わされて、食べないのにスポーツとしてハンティングされたり、ヒレだけ獲って殺されりした被害者でもある。
そのサメを今さらゲームにして悪者にするか?と思ったが、ジェットパック背負ってカモメの編隊を一気食いして
「やっぱこれカモメ」
と言っているのを見たころには、何も考えなくなっていた。

おそらく製作者は本当のサメも勉強している。
ゲームオーバーになると
「ザメェねえや」
「死んでフカヒレ!」
とか、しょうもない一言が入るんだけど、

「死んでフカヒレ」はあるのに「許してチョウザメ」とか「カンベンしてちょうざめ」は無い。
つまり、フカヒレはサメヒレのことだけど、チョウザメはサメではないことまで知っている…?
サメは歯が次々新品に生え変わるので、ゲーム内で「歯の化石」が見つかりやすいのも本当だ。



「サーメン二郎」は不覚にも笑った。
↑